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4章 求められる英雄、欲しない英雄
57話 とある冒険者の恋の結末は川に流れ、海へと男は思う
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ワイバーン襲撃事件が少し落ち着いた頃、ルイーダはモヒンに呼び出された。
ムクとメグの事から遠く離れるは心配だったルイーダであったが、昨日からシーナが言い出しから始まった子供達に簡単な読み書きと簡単な計算を教えるという青空教室が始まり、それに出席してる時間を利用してモヒンに呼び出された場所へと向かった。
待ち合わせ場所であった噴水広場に行くとモヒンは既に到着していた。
いつものこう言ってはなんだが、真っ当な人とは思えない格好ではなく、小奇麗な格好でビシッと決めているがモヒカンと明らかにマッチしてなかった。
ルイーダはいつもの服装で確かにそれしかないという事情はあったが、せめて髪型ぐらい気を使えば良かっただろうかと少しだけモヒンに申し訳ない気持ちになり、謝罪したくなる。
ありのままで会おうと決めたのは自分であるし、そろそろ誘われそうというのは感じてた頃から決めていた、いや、多少の迷いはあったが先日の1件で自分の気持ちがはっきりと実感し、そして、昨日、はっきりとした答えを自覚したらしい。
モヒンに近づくと隠し持っていた花束を片膝を付いて手渡される。
(素直に嬉しい……でも……)
有難う、と告げて花束を受け取るとモヒンのエスコートで歩き始めた。
メインストリートを歩くとまだまだワイバーンの傷痕が残る瓦礫などもあるが、プリットの住人は逞しいと感じさせられたようだ。
短期間で建て直されていく店などや、潰れた店先で商売に励む姿、それらを吟味する人。
みんな生きている。
昨日より、今日、明日を見ていた。
完全復興も間もなくだろうとモヒンとルイーダは生きる力に溢れたプリットの街中を見て歩いた。
待ち合わせが丁度、お昼前だった事もあり、モヒンに連れられて食堂に入った。
どうやら、事前にここで食事をするつもりだったようで個室に案内されて座るとメニューも聞かれずに料理が出てきた。
コース料理だったようで、ルイーダが異国出身だったせいもあったかもしれないが、見た事もない料理ばかりで美味しかったようだ。
亡くなったルイーダの主人とも、こんな体験はした事はなかったが、ルイーダが思うよりも食が進まなかったようでモヒンに心配をかけてしまった。
モヒンも食事の合間に何やら言いたげだったが、少し暗くなってるルイーダに何も言えずに気付けば食事を終えて食堂を出ていた。
食事中の会話は多少はあったが常にモヒンが喋る内容にルイーダが相槌を終始打つといった感じであった。
(きっと高級なお食事だったでしょうに……)
更に落ち込み始めるルイーダを盛り上げるようにモヒンは必死に笑みを浮かべながら街外にある河原へと誘った。
しばらく、2人して川の流れを眺めて、河原で吹く風を受ける栗色のウェーブの髪を押さえるルイーダを凝視したモヒンが意を決して話を切り出す。
「前にも言いやしたが……ルイーダさん、惚れてます、俺とお付き合いしてください!」
ガバッと頭を下げて手を差し出すモヒンを悲しげに見つめるルイーダ。
一瞬の躊躇を見せるがゆっくりと両手を前で合わせて頭を下げる。
「……ごめんなさい」
そう告げた瞬間、モヒンが短く息を飲み、ゆっくりと吐き出すのが頭を下げたままのルイーダの耳に届く。
(ごめんなさい、貴方が嫌いだった訳じゃないの……)
申し訳なさから頭を上げないルイーダに「頭を上げてくださいな」と告げるモヒンは苦笑を受けベていた。
空元気と分かる様子のモヒンが頭を掻きながら、ルイーダに聞いてくる。
「良かったらですが、どうして俺では駄目だったか教えて貰えませんか?」
「……」
ルイーダは下唇を噛み締めて辛い気持ちを噛み締める。
(真正面から好意をぶつけてくださったモヒンさんに誠意を見せなきゃ駄目)
モヒンの瞳を見つめてルイーダは胸の内を吐露した。
「出会った日からいつも気を使って貰い、助けてもらい、隠さない好意をぶつけて貰って素直に女として嬉しかったです」
一瞬、何かを言いたげにモヒンがしたが口を閉ざして続きを待つ姿は、裁判の判決を待つ被告のようで痛々しかった。
それを見て、思わず言うのを止めそうになったが踏み止まる。
(真摯な態度で接してくれたモヒンさんへの最低限の礼儀は通さなきゃ……)
「ですが、私は女である前に母です。ムクとメグの母親なんです。私の子に未来を示してくれる人……モヒンさんも良く構ってくれましたが、そういう事ではないんです。あの人は、母親としての私の心も惹きつけるのに、女である私も日に日に強く惹かれていく……もう今ではどちらの自分が強く惹かれてるのか分からなくなってます……」
泣くまいと思っていたのに気付けば涙をポロポロと零しているルイーダは必死に泣くのを止めようとするが失敗する。
(駄目っ! 泣いて誤魔化すような事をしちゃ駄目だと分かってるのに!)
「そうっすか、言ってくださって有難うでした」
力の抜けた笑みを浮かべるモヒンを見て、ルイーダもはっきりと深く傷ついているのが良く分かったが何も言えない。
そんなモヒンが少し目を逸らして頬を掻きながら聞いてくる。
「あのワイバーン襲撃時にムクとメグがいねぇって話になった時の事を覚えてますか?」
「……はい」
(どうして今、その話を?)
ルイーダはモヒンの意図が分からずに混乱した。
「俺が『俺がいきやす。ルイーダさんはここに残ってくださいな』と言いやしたがルイーダさんは振り切っていきやした……あれをコーハイが言ったらどうしやしたか?」
「――ッ!」
(もし、あの人に言われてたら、私は、私は……)
絶句して何も言えないルイーダを見て、モヒンは納得した男の顔で頷く。
「あははっ、完敗っすわ。ルイーダさん、さっき貴方はどう見てるか分からねぇと言ってました。本当は気付いてるんじゃねぇーっすか? ルイーダさんはコーハイを男、惚れた相手じゃなく、『旦那』として見てるんですよ」
「そ、それはち、違う……」
「違わないっすよ。その否定する気持ちは亡くなった旦那さんに対する罪悪感っすよ。旦那さんをなかった事にしろって事じゃなく、旦那さんが居て今があり、そしてコーハイに惹かれた気持ちを認めないと子供も、何よりもルイーダさんが幸せになれなっすよ」
顔色を蒼白にして涙を流すルイーダはイヤイヤする子供のように被り振る。
違うと小さな声で言うルイーダの両手を優しく包むモヒンは柔らかい笑みを浮かべた。
「亡くなった旦那さんもルイーダさんを縛って不幸になって欲しいと思ってないっすよ。俺のコーハイはそんな旦那さんの想いも一緒に纏めて受け止める器量ある男だと俺が保障します、万が一、うろたえやがったら俺がぶちのめしてやりますよ!」
歯を見せる大きな笑みを浮かべるモヒンを見て、一度止まった涙が再び溢れだす。
(お断りをした相手なのに、最後の最後まで背を押してくれる……ごめんなさい、ごめんなさい)
両手で顔を覆い、泣くのを止められないルイーダの横を通り抜ける途中で肩にポンと叩く。
「ルイーダさん、お幸せに」
慌てて振り返り、去るモヒンの横顔を見ると目元が太陽光が当たり、キラリと光る。
それを見たルイーダは抑える事も出来ぬ嗚咽を洩らしながら去るモヒンの背に向かって深く頭を垂れた。
(こんな私を好きになってくれて有難うございました)
こうして、モヒンの失恋の1ページが綴られ、終わった。
ムクとメグの事から遠く離れるは心配だったルイーダであったが、昨日からシーナが言い出しから始まった子供達に簡単な読み書きと簡単な計算を教えるという青空教室が始まり、それに出席してる時間を利用してモヒンに呼び出された場所へと向かった。
待ち合わせ場所であった噴水広場に行くとモヒンは既に到着していた。
いつものこう言ってはなんだが、真っ当な人とは思えない格好ではなく、小奇麗な格好でビシッと決めているがモヒカンと明らかにマッチしてなかった。
ルイーダはいつもの服装で確かにそれしかないという事情はあったが、せめて髪型ぐらい気を使えば良かっただろうかと少しだけモヒンに申し訳ない気持ちになり、謝罪したくなる。
ありのままで会おうと決めたのは自分であるし、そろそろ誘われそうというのは感じてた頃から決めていた、いや、多少の迷いはあったが先日の1件で自分の気持ちがはっきりと実感し、そして、昨日、はっきりとした答えを自覚したらしい。
モヒンに近づくと隠し持っていた花束を片膝を付いて手渡される。
(素直に嬉しい……でも……)
有難う、と告げて花束を受け取るとモヒンのエスコートで歩き始めた。
メインストリートを歩くとまだまだワイバーンの傷痕が残る瓦礫などもあるが、プリットの住人は逞しいと感じさせられたようだ。
短期間で建て直されていく店などや、潰れた店先で商売に励む姿、それらを吟味する人。
みんな生きている。
昨日より、今日、明日を見ていた。
完全復興も間もなくだろうとモヒンとルイーダは生きる力に溢れたプリットの街中を見て歩いた。
待ち合わせが丁度、お昼前だった事もあり、モヒンに連れられて食堂に入った。
どうやら、事前にここで食事をするつもりだったようで個室に案内されて座るとメニューも聞かれずに料理が出てきた。
コース料理だったようで、ルイーダが異国出身だったせいもあったかもしれないが、見た事もない料理ばかりで美味しかったようだ。
亡くなったルイーダの主人とも、こんな体験はした事はなかったが、ルイーダが思うよりも食が進まなかったようでモヒンに心配をかけてしまった。
モヒンも食事の合間に何やら言いたげだったが、少し暗くなってるルイーダに何も言えずに気付けば食事を終えて食堂を出ていた。
食事中の会話は多少はあったが常にモヒンが喋る内容にルイーダが相槌を終始打つといった感じであった。
(きっと高級なお食事だったでしょうに……)
更に落ち込み始めるルイーダを盛り上げるようにモヒンは必死に笑みを浮かべながら街外にある河原へと誘った。
しばらく、2人して川の流れを眺めて、河原で吹く風を受ける栗色のウェーブの髪を押さえるルイーダを凝視したモヒンが意を決して話を切り出す。
「前にも言いやしたが……ルイーダさん、惚れてます、俺とお付き合いしてください!」
ガバッと頭を下げて手を差し出すモヒンを悲しげに見つめるルイーダ。
一瞬の躊躇を見せるがゆっくりと両手を前で合わせて頭を下げる。
「……ごめんなさい」
そう告げた瞬間、モヒンが短く息を飲み、ゆっくりと吐き出すのが頭を下げたままのルイーダの耳に届く。
(ごめんなさい、貴方が嫌いだった訳じゃないの……)
申し訳なさから頭を上げないルイーダに「頭を上げてくださいな」と告げるモヒンは苦笑を受けベていた。
空元気と分かる様子のモヒンが頭を掻きながら、ルイーダに聞いてくる。
「良かったらですが、どうして俺では駄目だったか教えて貰えませんか?」
「……」
ルイーダは下唇を噛み締めて辛い気持ちを噛み締める。
(真正面から好意をぶつけてくださったモヒンさんに誠意を見せなきゃ駄目)
モヒンの瞳を見つめてルイーダは胸の内を吐露した。
「出会った日からいつも気を使って貰い、助けてもらい、隠さない好意をぶつけて貰って素直に女として嬉しかったです」
一瞬、何かを言いたげにモヒンがしたが口を閉ざして続きを待つ姿は、裁判の判決を待つ被告のようで痛々しかった。
それを見て、思わず言うのを止めそうになったが踏み止まる。
(真摯な態度で接してくれたモヒンさんへの最低限の礼儀は通さなきゃ……)
「ですが、私は女である前に母です。ムクとメグの母親なんです。私の子に未来を示してくれる人……モヒンさんも良く構ってくれましたが、そういう事ではないんです。あの人は、母親としての私の心も惹きつけるのに、女である私も日に日に強く惹かれていく……もう今ではどちらの自分が強く惹かれてるのか分からなくなってます……」
泣くまいと思っていたのに気付けば涙をポロポロと零しているルイーダは必死に泣くのを止めようとするが失敗する。
(駄目っ! 泣いて誤魔化すような事をしちゃ駄目だと分かってるのに!)
「そうっすか、言ってくださって有難うでした」
力の抜けた笑みを浮かべるモヒンを見て、ルイーダもはっきりと深く傷ついているのが良く分かったが何も言えない。
そんなモヒンが少し目を逸らして頬を掻きながら聞いてくる。
「あのワイバーン襲撃時にムクとメグがいねぇって話になった時の事を覚えてますか?」
「……はい」
(どうして今、その話を?)
ルイーダはモヒンの意図が分からずに混乱した。
「俺が『俺がいきやす。ルイーダさんはここに残ってくださいな』と言いやしたがルイーダさんは振り切っていきやした……あれをコーハイが言ったらどうしやしたか?」
「――ッ!」
(もし、あの人に言われてたら、私は、私は……)
絶句して何も言えないルイーダを見て、モヒンは納得した男の顔で頷く。
「あははっ、完敗っすわ。ルイーダさん、さっき貴方はどう見てるか分からねぇと言ってました。本当は気付いてるんじゃねぇーっすか? ルイーダさんはコーハイを男、惚れた相手じゃなく、『旦那』として見てるんですよ」
「そ、それはち、違う……」
「違わないっすよ。その否定する気持ちは亡くなった旦那さんに対する罪悪感っすよ。旦那さんをなかった事にしろって事じゃなく、旦那さんが居て今があり、そしてコーハイに惹かれた気持ちを認めないと子供も、何よりもルイーダさんが幸せになれなっすよ」
顔色を蒼白にして涙を流すルイーダはイヤイヤする子供のように被り振る。
違うと小さな声で言うルイーダの両手を優しく包むモヒンは柔らかい笑みを浮かべた。
「亡くなった旦那さんもルイーダさんを縛って不幸になって欲しいと思ってないっすよ。俺のコーハイはそんな旦那さんの想いも一緒に纏めて受け止める器量ある男だと俺が保障します、万が一、うろたえやがったら俺がぶちのめしてやりますよ!」
歯を見せる大きな笑みを浮かべるモヒンを見て、一度止まった涙が再び溢れだす。
(お断りをした相手なのに、最後の最後まで背を押してくれる……ごめんなさい、ごめんなさい)
両手で顔を覆い、泣くのを止められないルイーダの横を通り抜ける途中で肩にポンと叩く。
「ルイーダさん、お幸せに」
慌てて振り返り、去るモヒンの横顔を見ると目元が太陽光が当たり、キラリと光る。
それを見たルイーダは抑える事も出来ぬ嗚咽を洩らしながら去るモヒンの背に向かって深く頭を垂れた。
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