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「王子って・・・どういう?」
私はエディに尋ねたつもりだったけれど、極度の緊張で小声だったようだ。エディは私の言葉に気づかなかった様子で、バイデルのところへ近寄る。
「ふっ。お使い? これが、お使いとすれば、僕はこれでようやく独り立ちできるかな?」
微笑みながら意味深な言い方をするエディ。それをバイデルも愛想笑いで応える。エディはピシッと書類を下に振り下ろして、
「僕はエリザベートを闇に葬ったお前を・・・・・・絶対に許さないっ」
エリザベートって・・・・・・誰?
私はエディとの思い出を振り返る。そう言えば、ロケットペンダントの中にいた女性あれは確か・・・・・・
「あっ、行方不明の記事が出ていた女性・・・」
私はいつだったかの新聞の記事でエリザベートという女性が失踪したという事件のことを思い出した。
「失踪じゃないんだ。こいつらが・・・彼女をっ」
「待ってくれっ、あれは貴方様の御父上の命令で・・・」
口答えするバイデルに腹を立てたエディは拳を振り上げた。すると、バイデルは両腕で自分の顔を守ろうとする。
「・・・・・・わかっている・・・・・・が、お前の罪が晴れたわけでない。このことは白日のもとに晒し、罪は罪として償ってもらおうぞ。バイデル」
エディは拳による解決を捨て、拳を降ろし、バイデルを睨む。バイデルは殴られなさそうというのを確認しながら、ゆっくりと防行体制の腕を下げつつも、ビクビクしながらいつでも防御態勢に移れるようにしながら、エディを
見つめる。
「そっ、そんなっ。もっ、もしかして、トカゲの尻尾きりですか? こうやって、私に罪を全部擦り付けてっ。ひどいっ!! 王権の乱用だっ!!」
私は話についていけないのだが、いつも紳士的だったエディが珍しく感情的になっていることと、バイデルが言うようにエディが王子でバイデルが一介の貴族だとすれば、確かに権力を乱暴に行使しているようにも見える。
「安心しろ、乱用があったのも父上の代までだ。ちゃんと、お前と父上を地獄に落とす」
エディのドスの効いた言葉に慌てふためくバイデル。口をガクガク震わせながら、エディがから目を逸らし、藁にでもすがるように周りを見渡し、私と目が合った。
「なぁ、マリーっ。俺たち、婚約者だろ? たっ、助けてくれっ!!」
一度は婚約をした身。
けれど、こいつは私に婚約中にも関わらず、妹と義兄妹の関係以上に親しくし、そして、私の手に持っている資料を見れば、こいつは悪逆非道な男だ。許すわけにいかない。
「私は・・・・・・」
私が言葉を発しようとしたとき、彼女が来た。
「何をしているんのかしら?」
内容を理解していない彼女、クリスティーヌは優雅にこの薄暗い地下へと舞い降りた。
役者は―――揃った。
私はエディに尋ねたつもりだったけれど、極度の緊張で小声だったようだ。エディは私の言葉に気づかなかった様子で、バイデルのところへ近寄る。
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「僕はエリザベートを闇に葬ったお前を・・・・・・絶対に許さないっ」
エリザベートって・・・・・・誰?
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「あっ、行方不明の記事が出ていた女性・・・」
私はいつだったかの新聞の記事でエリザベートという女性が失踪したという事件のことを思い出した。
「失踪じゃないんだ。こいつらが・・・彼女をっ」
「待ってくれっ、あれは貴方様の御父上の命令で・・・」
口答えするバイデルに腹を立てたエディは拳を振り上げた。すると、バイデルは両腕で自分の顔を守ろうとする。
「・・・・・・わかっている・・・・・・が、お前の罪が晴れたわけでない。このことは白日のもとに晒し、罪は罪として償ってもらおうぞ。バイデル」
エディは拳による解決を捨て、拳を降ろし、バイデルを睨む。バイデルは殴られなさそうというのを確認しながら、ゆっくりと防行体制の腕を下げつつも、ビクビクしながらいつでも防御態勢に移れるようにしながら、エディを
見つめる。
「そっ、そんなっ。もっ、もしかして、トカゲの尻尾きりですか? こうやって、私に罪を全部擦り付けてっ。ひどいっ!! 王権の乱用だっ!!」
私は話についていけないのだが、いつも紳士的だったエディが珍しく感情的になっていることと、バイデルが言うようにエディが王子でバイデルが一介の貴族だとすれば、確かに権力を乱暴に行使しているようにも見える。
「安心しろ、乱用があったのも父上の代までだ。ちゃんと、お前と父上を地獄に落とす」
エディのドスの効いた言葉に慌てふためくバイデル。口をガクガク震わせながら、エディがから目を逸らし、藁にでもすがるように周りを見渡し、私と目が合った。
「なぁ、マリーっ。俺たち、婚約者だろ? たっ、助けてくれっ!!」
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けれど、こいつは私に婚約中にも関わらず、妹と義兄妹の関係以上に親しくし、そして、私の手に持っている資料を見れば、こいつは悪逆非道な男だ。許すわけにいかない。
「私は・・・・・・」
私が言葉を発しようとしたとき、彼女が来た。
「何をしているんのかしら?」
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