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十三話 苦く醒める
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空のマグカップにホットココアが注ぐ。白い湯気がと共に甘い香りが立ち込める。
マグカップを手に取り口に近付ける。熱くて飲めないココアにふーふーを息をかけるがまだ飲めそうにない。
「瑚桃まだ起きてるー?」
マグカップをテーブルに置き、目の前で突っ伏している少女に声を掛けた。
少女は制服のワイシャツの上にピンクのパーカーを羽織っている。月花のクラスメイトの織部湖桃だ。
「良い子はもう寝る時間でーす」
織部瑚桃が伏せたまま気の抜けた声で喋る。
「いやまだ九時じゃん。徹夜で勉強するとか言ってなかった?」
「睡眠学習でーす」
月花は鞄から水筒を取り出して中身を湖桃の空になっていたカップに注いだ。
緑色の液体が溢れる限界まで注がれる。水音に反応て湖桃はゾンビのようなゆったりとした動作で起き上がった。
「ほらほら月花ちゃん特製ジュースだよ~美味しいよ~」
「メロンクリームソーダーがいい」
「贅沢な娘め」
文句を垂れながら湖桃がカップを手に取ると躊躇いなく口をつけた。ニヤニヤと悪戯っぽい笑みを月花は浮かべてた。
寝坊助な友人の目を覚まさせてあげよう。
湖桃はごくごくと喉を潤すように月花の特性ジュースを一気に飲み干した。
「どう?」
「おいしー」
笑顔でそう返す湖桃に月花はあんぐりと口を開けた。
「湖桃はお店継いじゃだめだよ」
「なんで?!」
二人の机の上にはそれぞれ教材が並んでいる。近々行われるテストの為の勉強。月花は補修常連者の湖桃の頼みで勉強に付き合っていた。
喫茶店「初春」。閉店時間を過ぎた店内で二人が励んでいる訳は単にこの店が湖桃の家族で経営しているというだけだ。
「にしても珍しいよね。月花ちゃんが勉強会来てくれるなんて」
「まぁ今日は起きておきたかったからね」
「何かあるの?」
「まぁね」
地点Aのアルファケンタウリが李徴と共に等速運動した時、袁傪の気持ちを述べよ。
「うーわかんない」
湖桃は数学と理科と国語を交互に睨みつける。ノートには出鱈目な猫の落書きがなされている。
「一変にやろうとするからでしょ」
「全部わからないもん」
再び机に失せた湖桃だが何かの気配を感じて猫の様に跳ねた。
「あらら、まだ二人ともやってるの。珍しいね」
店の二階から一人の女性が降りて来る。艶のある黒髪。部屋着のショートパンツからは健康的に日焼けした肌が覗いている。
湖桃と良く似たおっとしとした印象を受けるがより大人びた雰囲気を纏わせている。
湖桃の姉、織部乃杏だった。
「いつもはもうて寝てるかゲームしてるのにね」
「えへへ、頑張ってるよー」
「頑張ってないよー」
小声で囁く月花を湖桃がキッと睨んだ。
「お布団あるから眠たくなったらあがっておいでよ」
「お構いなく。今日は泊まる予定ないので」
「え、そうなの?もう遅いのに帰れるの?」
「大丈夫ですよ」
「えー、るかちゃん帰っちゃうの」
「ダメ?」
「だめー。月花いないと勉強出来ないよ」
「居てもやらないじゃん」
乃杏は二人のやり取りを微笑ましそうに眺めると、冷蔵庫から飲み物を持って二階へと戻っていった。
丁度その時、ヴゥーヴゥーとスマートフォンがバイブする。月花のものだ。
月花はスマートフォンを手に取る。表示された着信画面には中虫壁の名前が表示されている。月花はその名前を確認すると着信には出ず、ポケットに仕舞い込んだ。
「ごめんちょっと行くね」
「こんな時間にどこ行くの?危ないよ」
「大丈夫だって」
「迷子になるよ」
「ならないよ」
「むー」
心配そうに見送る湖桃に手を振って月花は店を後にした。
店を出た月花は外に止めておいた自転車に跨るとスマートフォンを操作し、留守番電話を再生する。
律儀な男だ。普段なら苦笑いの一つでも浮かべてやるところだが今の月花の心は凍りついていた。
力一杯にペダルを漕ぎ自転車を進ませた。暗がりの町に自転車のライトが一筋。町に街灯は少なく月は分厚い雲に覆われている。
一筋の光だけを頼りに自転車は町を駆ける。
『本当にすみません。水城さんが消えました。状況から一人で病院を抜け出したんだと思います。そんな事を考えることは無いと思っていたのですが……私の判断ミスです。とにかく今の彼女を一人にするのは危険です。今は信頼できる仲間と彼女を探しています。どこか彼女が行きそうな場所に心当たりはありませんか?』
留守番電話の声色は彼にしては非常に緊迫していた。焦りとそれ以上に深い後悔の感情は録音された音声からもありありと感じられた。
「ごめんね。悪いのは私なんだ」
小さく呟いた月花の呟きが風に乗って流れされた。
田んぼに囲まれた坂道をブレーキもかけず勢い良くかけ降りる。小さな凸凹や小石にタイヤを取られバランスが崩れそうになれば月花は負けじとハンドルを切った。
「全部、分かってた事だから」
全速力で駆ける自転車。迷う必要は無く、月花の行く先は決まっていた。
町の東側にある小さな公園。
小さく息を切らしながら公園にたどり着いた月花は自転車から捨てるように降りた。
公園に街灯は無い。真っ暗に閉ざした闇が広がっている。
「緑ちゃん」
月花は闇の中に居るであろう親友へ声をかけた。
丁度その時、月を覆っていた雲が晴れ月明かりが差し込んだ。
闇の中を木々が遊具が浮き出すように現れる。公園の真ん中に設けられたジャングルジム。
そこへ絡まるように一匹の蝉が止まっていた。
蝉は巨大だった。
それは正に、木に張り付く為にデザインされたかのようなシルエットだ。
ふっくらと大きな胴体は太った果実のように膨らんでいる。平べったい頭の両端に真っ黒な眼球がくっついている。胴体より遥かに大きな羽は外套のように蝉の身体を覆い隠している。
虫神。町で崇め祀られる神の一柱。
その名を目隠亜蔵と言う。
目隠亜蔵は足を絡ませてジャングルジムに張り付いていた。
その下に、少女の姿が見えた。
少女はだらしなく脱力しているように見える。寝巻きははだけて素肌が裸同然に露出していた。
砂利が食い込むのも気にせずに素足で地面に正座し尻を浮かし頭を目隠亜蔵の腰へ突き出している。
目隠亜蔵の腰からはヘッドフォンのような把握器が少女の頭を掴み込んで固定している。
少女を掴み込んだその把握器の中では……。
息が整い、心臓の鼓動が平常に近づくと聞き取れなかった音が聞こえて来る。
ぐっちゅ。ぐっちゅ。
肉を掻き混ぜるような不快な音。
「はーっ、はーっ」
甘く漏れる吐息。
目隠亜蔵は腰をゆっくりと時間をかけて動かしている。馴染ますように、染み込ませるように、刻み込むように。
抜いては刺して、刺しては抜く。
腰が動くたびに少女が溢すように喘ぐ。月花に聞かせた事も無い愛情を溶かしたような甘ったるい声で。
「…………」
例え暗がりの中だろうがその全身が見えなかろうが間違える事は無い。月花はその少女の事を知りすぎる程に知っていた。
「緑ちゃん……」
月花はもう一度その名を呼んだ。搾りかすのような力のない声で水城緑を呼んだ。
その声はあまりにも弱々しく、彼女との間にある暗闇を超えて彼女の耳に届くことは無いだろう。
それでも緑は月花の心に応えるかのように口を開いた。
「みんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみん!!!!」
絶叫、それは正に蝉時雨なり。
マグカップを手に取り口に近付ける。熱くて飲めないココアにふーふーを息をかけるがまだ飲めそうにない。
「瑚桃まだ起きてるー?」
マグカップをテーブルに置き、目の前で突っ伏している少女に声を掛けた。
少女は制服のワイシャツの上にピンクのパーカーを羽織っている。月花のクラスメイトの織部湖桃だ。
「良い子はもう寝る時間でーす」
織部瑚桃が伏せたまま気の抜けた声で喋る。
「いやまだ九時じゃん。徹夜で勉強するとか言ってなかった?」
「睡眠学習でーす」
月花は鞄から水筒を取り出して中身を湖桃の空になっていたカップに注いだ。
緑色の液体が溢れる限界まで注がれる。水音に反応て湖桃はゾンビのようなゆったりとした動作で起き上がった。
「ほらほら月花ちゃん特製ジュースだよ~美味しいよ~」
「メロンクリームソーダーがいい」
「贅沢な娘め」
文句を垂れながら湖桃がカップを手に取ると躊躇いなく口をつけた。ニヤニヤと悪戯っぽい笑みを月花は浮かべてた。
寝坊助な友人の目を覚まさせてあげよう。
湖桃はごくごくと喉を潤すように月花の特性ジュースを一気に飲み干した。
「どう?」
「おいしー」
笑顔でそう返す湖桃に月花はあんぐりと口を開けた。
「湖桃はお店継いじゃだめだよ」
「なんで?!」
二人の机の上にはそれぞれ教材が並んでいる。近々行われるテストの為の勉強。月花は補修常連者の湖桃の頼みで勉強に付き合っていた。
喫茶店「初春」。閉店時間を過ぎた店内で二人が励んでいる訳は単にこの店が湖桃の家族で経営しているというだけだ。
「にしても珍しいよね。月花ちゃんが勉強会来てくれるなんて」
「まぁ今日は起きておきたかったからね」
「何かあるの?」
「まぁね」
地点Aのアルファケンタウリが李徴と共に等速運動した時、袁傪の気持ちを述べよ。
「うーわかんない」
湖桃は数学と理科と国語を交互に睨みつける。ノートには出鱈目な猫の落書きがなされている。
「一変にやろうとするからでしょ」
「全部わからないもん」
再び机に失せた湖桃だが何かの気配を感じて猫の様に跳ねた。
「あらら、まだ二人ともやってるの。珍しいね」
店の二階から一人の女性が降りて来る。艶のある黒髪。部屋着のショートパンツからは健康的に日焼けした肌が覗いている。
湖桃と良く似たおっとしとした印象を受けるがより大人びた雰囲気を纏わせている。
湖桃の姉、織部乃杏だった。
「いつもはもうて寝てるかゲームしてるのにね」
「えへへ、頑張ってるよー」
「頑張ってないよー」
小声で囁く月花を湖桃がキッと睨んだ。
「お布団あるから眠たくなったらあがっておいでよ」
「お構いなく。今日は泊まる予定ないので」
「え、そうなの?もう遅いのに帰れるの?」
「大丈夫ですよ」
「えー、るかちゃん帰っちゃうの」
「ダメ?」
「だめー。月花いないと勉強出来ないよ」
「居てもやらないじゃん」
乃杏は二人のやり取りを微笑ましそうに眺めると、冷蔵庫から飲み物を持って二階へと戻っていった。
丁度その時、ヴゥーヴゥーとスマートフォンがバイブする。月花のものだ。
月花はスマートフォンを手に取る。表示された着信画面には中虫壁の名前が表示されている。月花はその名前を確認すると着信には出ず、ポケットに仕舞い込んだ。
「ごめんちょっと行くね」
「こんな時間にどこ行くの?危ないよ」
「大丈夫だって」
「迷子になるよ」
「ならないよ」
「むー」
心配そうに見送る湖桃に手を振って月花は店を後にした。
店を出た月花は外に止めておいた自転車に跨るとスマートフォンを操作し、留守番電話を再生する。
律儀な男だ。普段なら苦笑いの一つでも浮かべてやるところだが今の月花の心は凍りついていた。
力一杯にペダルを漕ぎ自転車を進ませた。暗がりの町に自転車のライトが一筋。町に街灯は少なく月は分厚い雲に覆われている。
一筋の光だけを頼りに自転車は町を駆ける。
『本当にすみません。水城さんが消えました。状況から一人で病院を抜け出したんだと思います。そんな事を考えることは無いと思っていたのですが……私の判断ミスです。とにかく今の彼女を一人にするのは危険です。今は信頼できる仲間と彼女を探しています。どこか彼女が行きそうな場所に心当たりはありませんか?』
留守番電話の声色は彼にしては非常に緊迫していた。焦りとそれ以上に深い後悔の感情は録音された音声からもありありと感じられた。
「ごめんね。悪いのは私なんだ」
小さく呟いた月花の呟きが風に乗って流れされた。
田んぼに囲まれた坂道をブレーキもかけず勢い良くかけ降りる。小さな凸凹や小石にタイヤを取られバランスが崩れそうになれば月花は負けじとハンドルを切った。
「全部、分かってた事だから」
全速力で駆ける自転車。迷う必要は無く、月花の行く先は決まっていた。
町の東側にある小さな公園。
小さく息を切らしながら公園にたどり着いた月花は自転車から捨てるように降りた。
公園に街灯は無い。真っ暗に閉ざした闇が広がっている。
「緑ちゃん」
月花は闇の中に居るであろう親友へ声をかけた。
丁度その時、月を覆っていた雲が晴れ月明かりが差し込んだ。
闇の中を木々が遊具が浮き出すように現れる。公園の真ん中に設けられたジャングルジム。
そこへ絡まるように一匹の蝉が止まっていた。
蝉は巨大だった。
それは正に、木に張り付く為にデザインされたかのようなシルエットだ。
ふっくらと大きな胴体は太った果実のように膨らんでいる。平べったい頭の両端に真っ黒な眼球がくっついている。胴体より遥かに大きな羽は外套のように蝉の身体を覆い隠している。
虫神。町で崇め祀られる神の一柱。
その名を目隠亜蔵と言う。
目隠亜蔵は足を絡ませてジャングルジムに張り付いていた。
その下に、少女の姿が見えた。
少女はだらしなく脱力しているように見える。寝巻きははだけて素肌が裸同然に露出していた。
砂利が食い込むのも気にせずに素足で地面に正座し尻を浮かし頭を目隠亜蔵の腰へ突き出している。
目隠亜蔵の腰からはヘッドフォンのような把握器が少女の頭を掴み込んで固定している。
少女を掴み込んだその把握器の中では……。
息が整い、心臓の鼓動が平常に近づくと聞き取れなかった音が聞こえて来る。
ぐっちゅ。ぐっちゅ。
肉を掻き混ぜるような不快な音。
「はーっ、はーっ」
甘く漏れる吐息。
目隠亜蔵は腰をゆっくりと時間をかけて動かしている。馴染ますように、染み込ませるように、刻み込むように。
抜いては刺して、刺しては抜く。
腰が動くたびに少女が溢すように喘ぐ。月花に聞かせた事も無い愛情を溶かしたような甘ったるい声で。
「…………」
例え暗がりの中だろうがその全身が見えなかろうが間違える事は無い。月花はその少女の事を知りすぎる程に知っていた。
「緑ちゃん……」
月花はもう一度その名を呼んだ。搾りかすのような力のない声で水城緑を呼んだ。
その声はあまりにも弱々しく、彼女との間にある暗闇を超えて彼女の耳に届くことは無いだろう。
それでも緑は月花の心に応えるかのように口を開いた。
「みんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみんみん!!!!」
絶叫、それは正に蝉時雨なり。
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https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/734700789
作者ツイッター: twitter/minori_sui
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