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22 銀の指輪
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──これまでに起こったすべてのことは、テイラーの仕組んだことかもしれない──
ノエルの話を聞いたラリーは、信じられないと首を横に振った。
「なぜ、テイラーが? 確かに最近のテイラーは人が変わったようになってしまったが、そんなことを考える人ではないはずだ」
ラリーからテイラーを庇うような言葉を聞いた私の胸は、なぜかザワザワとなった。
テイラーと関係はないと言っていたけれど、ラリーの口調は彼女に心酔しているように感じたからだろうか。
体の関係はなくとも、心は深く繋がっているのかもしれない。そう思うと、胸がチクリと痛んだ。
ラリーとテイラーは、メイドのリディアが亡くなってからも一緒の時を過ごしている。
彼が、テイラーに深い信頼と親愛の気持ちを持っていてもおかしくはない。
ないけれど……。
ノエルは真っ直ぐにラリーを見つめ「いいえ」と首を横にした。
「彼女には不審な点が多い。それにテイラーは、はじめて公爵家へ来た時からローレンス様をお慕いしておりましたから、私怨を持っていたのでは?」
思いもよらなかった言葉だったのか、ラリーは目を丸くした。
「テイラーが、私を?」
──私も知らなかった。
テイラーがそんなに前から、ラリーに懸想していたなんて。
それならば、私がラリーと出会う前から好きだったということになるけれど……。
ノエルは私とラリーの顔を見遣ると、小さなため息をついた。
「お二人とも、気づいていなかったのですね」
改めて思い出してみれば、ラリーの部屋へ掃除に行く時の彼女は嬉しそうだった。
いつもより身だしなみに気をつけていたようにも思える。けれど、それだけだ。
当時の若いメイドたちは皆、ローレンス公爵令息の姿を見て同じように喜んでいたから。
「そんなはずはない」
ラリーが声を上げた。
まるでノエルが悪口を吐いたかのように目を鋭くしている。彼の緑色の瞳は、光なく澱んで見えた。
「テイラーは、私とリディアの交際を見守り応援してくれていた。私を好きだと言うのなら、そんなことはしないはずだ」
ノエルは首を横に振った。
「ローレンス様が、リディアさんを好きになったからこそ、そうしたのだと私は思います」
「どういうことだ?」
「テイラーにとって、ローレンス様がリディアに恋をしたのは想定外のことだった。だから彼女は、邪魔な相手を完全に目の前から消すことを考えたのでは?」
「そんなこと……テイラーはリディアを妹のように大事にしていた。ありえない……」
それまで静かに聞いていたセバスチャンが、口を挟んだ。
「私も、そのように感じております」
「セバスチャンまで」
「申し上げますと、私はずっと十七歳だったお二人が『ワイン』を飲み心中を図られたことを疑問に思っておりました」
見張のいた部屋からどうやって抜け出したのか、ワインをどうやって用意し毒はどのようにして手に入れたのか、わからないことだらけだったと。
公爵夫妻が詳しく尋ねなかったことや、あの場にメイドのテイラーがいたことのすべてが不思議だったと、セバスチャンは話した。
「すべてテイラーが手伝ってくれた……が」
セバスチャンの話に、ラリーは困惑していた。
これまで信頼していたテイラーに疑心が募ったのだ。
セバスチャンはラリーの目をジッと見つめ、声を低くした。
「毒を飲み心中を図るのならば、ワインを選ぶ必要はないのです。ワインだったからこそ、ローレンス様はあの場で政略結婚を了承するしかなかったのです」
「だが……いくら何でもそんなことまで……」
ラリーは頭を抱えてしまった。
信じていた人が、すべての元凶かもしれない。
自分を手に入れるためだけに周りの人々を巻き込み、愛する人を毒牙にかけた可能性まで浮上したのだ。
セバスチャンは、あの時の公爵閣下とテイラーの会話を覚えているかとラリーに尋ねた。
ラリーは頭を抱えたまま、ポツリポツリと答えた。
「確か、テイラーが侯爵令嬢との結婚に声を上げて、父上は、階級の高い令嬢との結婚が望ましいと……わかってくれと……?」
それはまるで、身分の高い公爵閣下が階級の低いメイドのテイラーに頼んでいるような言葉だった。
ラリーがゆっくりと顔を上げると、セバスチャンは彼と目を合わせながら話を続けた。
「もしかすると、この時、結婚相手はテイラーと約束されていたのかもしれません。しかし、公爵夫妻が直前でそれを覆しアニス様を選ばれた為、そのような会話がなされたのかと。しかしながら、これはあくまで私見にすぎません。公爵夫妻がお亡くなりになられた今となっては、真実を知るのはテイラーだけです」
「テイラーが……」
ラリーは封書に目を落とした。
それは、お母さまが残した真実。
しばらく見ていたラリーは、思い出したように話し出した。
「先日、テイラーからリディアを彼女の生まれ変わりと思っているのかと聞かれた。その時、彼女は自分は生まれ変わりを信じていないと言ったんだ」
悲しみとも怒りともいえない表情を浮かべながら、ラリーは小さく震えた。
ぎゅっと目を瞑り、拳を握る。
その姿を見たノエルは頷き、淡々と話しはじめた。
「そうですか。彼女は昔から勘が鋭かったから心配ですね。リディアお嬢様がリディアさんの生まれ変わりだと気づいていなければいいのですが」
「どうして?」
言葉は同時に発した私とラリーは、はっと目を合わせ、そのまま見つめ合った。
私を見るラリーの目が優しく細められた時、ノエルが話し出した。
「私の憶測通り、彼女がリディアさんのことに関わっているならば、お嬢様がリディアさんの生まれ変わりだと知った途端、リディアお嬢様を狙ってくるでしょう」
私を、テイラーが狙う……?
「……あっ」
狙われたとは言えないけれど、気になることがある。私は昨夜のことを三人に話した。
テイラーがなぜか遅くにお茶を持ってきたこと。
ミリーメイから言われ、扉にはカギをかけていたから入ってはこなかったけれど、執拗に感じたと。
「お茶を……?」
呼ばれてもいないのに、お茶を運ぶのはおかしいとノエルは言った。
「眠れないかもと気遣ってのことかもしれない。けれど、なんだか怖かったの。ただね、テイラーの入れるお茶は特別な茶葉なのかわからないけれど、とても美味しいのよ」
メイドのリディアの頃も、何度か飲ませてもらった。淹れ方にコツがあるのか、彼女のお茶は特別な味がした。
私がそう言うと、ラリーが頷いた。
「確か、アニスもそう言っていた。ミリーメイが彼女のメイドとなってからは飲むことはなかったが……。その頃、アニスの体調が少し回復して、両親も別邸へ行くことを許可したんだ……」
ラリーははっと目を見開いた。
その瞳には、さっきまでとは違う強い輝きが宿っていて──。
ラリーはセバスチャンに目を向け小さく首を縦にした。
セバスチャンは笑みを浮かべ頷く。
「すぐに茶葉の管理をしている者を調べておきます」
「頼む、セバスチャン。それからノエル、臆することなく話してくれてありがとう。どうやら私は長く近くにいたために、目がくもっていたようだ」
ラリーの顔は、力強く輝いていた。
「いえ、差し出がましいことを述べ、申し訳ございませんでした」
ノエルとセバスチャンは頭を下げた。
◇
ラリーとセバスチャンが今後の動向を話している間、私はお母さまからの贈り物である小さな箱を開けてみることにした。
「わぁ、かわいい」
箱の中には、銀の小さな指輪が入っていた。
「銀の指輪は、月の女神に守られるようにというお守りですね」
私も両親に成人の祝いにといただきました、とノエルは微笑んだ。
「せっかくですから付けられてみては?」
アニス様の代わりにと言って、ノエルは銀の指輪を嵌めてくれた。指輪は小指にピッタリのサイズだった。
セバスチャンとの話を終えたラリーは、封書を再び教会へ預けた。
その後、私たちは公爵邸へと帰ることになった。
公爵邸までの馬車の中、ラリーは迷わず私の横に座った。
ノエルの厳しい目が光る中、ラリーは私の耳に顔を寄せて。
「セバスチャンと話したんだが、私とリディアが親子ではなく義兄妹ということは、しばらく隠しておこうと思う」
「それは、証拠を掴むためなの?」
ラリーはコクリと頷いた。
「それから、私のことはこれまでのように『お父さま』と呼んで欲しい」
テイラーは、私が『ローレンス』の『養子』と思っているはずだからとラリーは言った。
『義兄妹』と知ったら、何をするかわからないと。
「はい、わかりました。お父さま」
そう言うと、ラリーはなぜか不服そうな顔をした。
「二人の時は、ラリーと」
「……はい。ラリー」
笑って返事をすると、ラリーは正面に顔を寄せてきて。
「リディア……」
ラリーは甘く囁きながら、瞳を絡ませる。
「んんっ! ローレンス様」
ノエルの低い声が車内に響き渡った。
ラリーは残念そうな顔をして「あとで」と囁くと、前を向き座り、私の手をそっと握った。
ノエルの話を聞いたラリーは、信じられないと首を横に振った。
「なぜ、テイラーが? 確かに最近のテイラーは人が変わったようになってしまったが、そんなことを考える人ではないはずだ」
ラリーからテイラーを庇うような言葉を聞いた私の胸は、なぜかザワザワとなった。
テイラーと関係はないと言っていたけれど、ラリーの口調は彼女に心酔しているように感じたからだろうか。
体の関係はなくとも、心は深く繋がっているのかもしれない。そう思うと、胸がチクリと痛んだ。
ラリーとテイラーは、メイドのリディアが亡くなってからも一緒の時を過ごしている。
彼が、テイラーに深い信頼と親愛の気持ちを持っていてもおかしくはない。
ないけれど……。
ノエルは真っ直ぐにラリーを見つめ「いいえ」と首を横にした。
「彼女には不審な点が多い。それにテイラーは、はじめて公爵家へ来た時からローレンス様をお慕いしておりましたから、私怨を持っていたのでは?」
思いもよらなかった言葉だったのか、ラリーは目を丸くした。
「テイラーが、私を?」
──私も知らなかった。
テイラーがそんなに前から、ラリーに懸想していたなんて。
それならば、私がラリーと出会う前から好きだったということになるけれど……。
ノエルは私とラリーの顔を見遣ると、小さなため息をついた。
「お二人とも、気づいていなかったのですね」
改めて思い出してみれば、ラリーの部屋へ掃除に行く時の彼女は嬉しそうだった。
いつもより身だしなみに気をつけていたようにも思える。けれど、それだけだ。
当時の若いメイドたちは皆、ローレンス公爵令息の姿を見て同じように喜んでいたから。
「そんなはずはない」
ラリーが声を上げた。
まるでノエルが悪口を吐いたかのように目を鋭くしている。彼の緑色の瞳は、光なく澱んで見えた。
「テイラーは、私とリディアの交際を見守り応援してくれていた。私を好きだと言うのなら、そんなことはしないはずだ」
ノエルは首を横に振った。
「ローレンス様が、リディアさんを好きになったからこそ、そうしたのだと私は思います」
「どういうことだ?」
「テイラーにとって、ローレンス様がリディアに恋をしたのは想定外のことだった。だから彼女は、邪魔な相手を完全に目の前から消すことを考えたのでは?」
「そんなこと……テイラーはリディアを妹のように大事にしていた。ありえない……」
それまで静かに聞いていたセバスチャンが、口を挟んだ。
「私も、そのように感じております」
「セバスチャンまで」
「申し上げますと、私はずっと十七歳だったお二人が『ワイン』を飲み心中を図られたことを疑問に思っておりました」
見張のいた部屋からどうやって抜け出したのか、ワインをどうやって用意し毒はどのようにして手に入れたのか、わからないことだらけだったと。
公爵夫妻が詳しく尋ねなかったことや、あの場にメイドのテイラーがいたことのすべてが不思議だったと、セバスチャンは話した。
「すべてテイラーが手伝ってくれた……が」
セバスチャンの話に、ラリーは困惑していた。
これまで信頼していたテイラーに疑心が募ったのだ。
セバスチャンはラリーの目をジッと見つめ、声を低くした。
「毒を飲み心中を図るのならば、ワインを選ぶ必要はないのです。ワインだったからこそ、ローレンス様はあの場で政略結婚を了承するしかなかったのです」
「だが……いくら何でもそんなことまで……」
ラリーは頭を抱えてしまった。
信じていた人が、すべての元凶かもしれない。
自分を手に入れるためだけに周りの人々を巻き込み、愛する人を毒牙にかけた可能性まで浮上したのだ。
セバスチャンは、あの時の公爵閣下とテイラーの会話を覚えているかとラリーに尋ねた。
ラリーは頭を抱えたまま、ポツリポツリと答えた。
「確か、テイラーが侯爵令嬢との結婚に声を上げて、父上は、階級の高い令嬢との結婚が望ましいと……わかってくれと……?」
それはまるで、身分の高い公爵閣下が階級の低いメイドのテイラーに頼んでいるような言葉だった。
ラリーがゆっくりと顔を上げると、セバスチャンは彼と目を合わせながら話を続けた。
「もしかすると、この時、結婚相手はテイラーと約束されていたのかもしれません。しかし、公爵夫妻が直前でそれを覆しアニス様を選ばれた為、そのような会話がなされたのかと。しかしながら、これはあくまで私見にすぎません。公爵夫妻がお亡くなりになられた今となっては、真実を知るのはテイラーだけです」
「テイラーが……」
ラリーは封書に目を落とした。
それは、お母さまが残した真実。
しばらく見ていたラリーは、思い出したように話し出した。
「先日、テイラーからリディアを彼女の生まれ変わりと思っているのかと聞かれた。その時、彼女は自分は生まれ変わりを信じていないと言ったんだ」
悲しみとも怒りともいえない表情を浮かべながら、ラリーは小さく震えた。
ぎゅっと目を瞑り、拳を握る。
その姿を見たノエルは頷き、淡々と話しはじめた。
「そうですか。彼女は昔から勘が鋭かったから心配ですね。リディアお嬢様がリディアさんの生まれ変わりだと気づいていなければいいのですが」
「どうして?」
言葉は同時に発した私とラリーは、はっと目を合わせ、そのまま見つめ合った。
私を見るラリーの目が優しく細められた時、ノエルが話し出した。
「私の憶測通り、彼女がリディアさんのことに関わっているならば、お嬢様がリディアさんの生まれ変わりだと知った途端、リディアお嬢様を狙ってくるでしょう」
私を、テイラーが狙う……?
「……あっ」
狙われたとは言えないけれど、気になることがある。私は昨夜のことを三人に話した。
テイラーがなぜか遅くにお茶を持ってきたこと。
ミリーメイから言われ、扉にはカギをかけていたから入ってはこなかったけれど、執拗に感じたと。
「お茶を……?」
呼ばれてもいないのに、お茶を運ぶのはおかしいとノエルは言った。
「眠れないかもと気遣ってのことかもしれない。けれど、なんだか怖かったの。ただね、テイラーの入れるお茶は特別な茶葉なのかわからないけれど、とても美味しいのよ」
メイドのリディアの頃も、何度か飲ませてもらった。淹れ方にコツがあるのか、彼女のお茶は特別な味がした。
私がそう言うと、ラリーが頷いた。
「確か、アニスもそう言っていた。ミリーメイが彼女のメイドとなってからは飲むことはなかったが……。その頃、アニスの体調が少し回復して、両親も別邸へ行くことを許可したんだ……」
ラリーははっと目を見開いた。
その瞳には、さっきまでとは違う強い輝きが宿っていて──。
ラリーはセバスチャンに目を向け小さく首を縦にした。
セバスチャンは笑みを浮かべ頷く。
「すぐに茶葉の管理をしている者を調べておきます」
「頼む、セバスチャン。それからノエル、臆することなく話してくれてありがとう。どうやら私は長く近くにいたために、目がくもっていたようだ」
ラリーの顔は、力強く輝いていた。
「いえ、差し出がましいことを述べ、申し訳ございませんでした」
ノエルとセバスチャンは頭を下げた。
◇
ラリーとセバスチャンが今後の動向を話している間、私はお母さまからの贈り物である小さな箱を開けてみることにした。
「わぁ、かわいい」
箱の中には、銀の小さな指輪が入っていた。
「銀の指輪は、月の女神に守られるようにというお守りですね」
私も両親に成人の祝いにといただきました、とノエルは微笑んだ。
「せっかくですから付けられてみては?」
アニス様の代わりにと言って、ノエルは銀の指輪を嵌めてくれた。指輪は小指にピッタリのサイズだった。
セバスチャンとの話を終えたラリーは、封書を再び教会へ預けた。
その後、私たちは公爵邸へと帰ることになった。
公爵邸までの馬車の中、ラリーは迷わず私の横に座った。
ノエルの厳しい目が光る中、ラリーは私の耳に顔を寄せて。
「セバスチャンと話したんだが、私とリディアが親子ではなく義兄妹ということは、しばらく隠しておこうと思う」
「それは、証拠を掴むためなの?」
ラリーはコクリと頷いた。
「それから、私のことはこれまでのように『お父さま』と呼んで欲しい」
テイラーは、私が『ローレンス』の『養子』と思っているはずだからとラリーは言った。
『義兄妹』と知ったら、何をするかわからないと。
「はい、わかりました。お父さま」
そう言うと、ラリーはなぜか不服そうな顔をした。
「二人の時は、ラリーと」
「……はい。ラリー」
笑って返事をすると、ラリーは正面に顔を寄せてきて。
「リディア……」
ラリーは甘く囁きながら、瞳を絡ませる。
「んんっ! ローレンス様」
ノエルの低い声が車内に響き渡った。
ラリーは残念そうな顔をして「あとで」と囁くと、前を向き座り、私の手をそっと握った。
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