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いと
諸刃の剣
私たちは近くの喫茶店に場所を移して話し始めた。
「旦那様に忙しい思い、させちゃいますね。」
「いいのよ2人でやるほどのものでもないし、私は家のことをすることも多いわ。食べ盛りの子供が2人いると、結構追われるわよ」
香織がそう、労いの言葉を発すると、かりんはそう言って笑った。ただこどもたちの話をしているようにみえるが、言葉尻にちらっと私を見たから、暗にあの時こどもはできていなかったと言いたかったに違いない。
「ずっと気になってたんです。急にブログから消えちゃったから。
あの時…このバカがこともあろうにかりんさんにコクったって言うから、逃げ出したんじゃないかと思って…そういうの旦那様の前では聞けないでしょ?」
「たあけ!!」
香織の爆弾発言に、私は思わず方言で怒鳴ってしまった。わざわざここに来たことと言い香織は一体何をしようとしているんだと思った。
「亮ちゃん、この際だからちゃんと謝っとけば?」
香織の不可解な言動はまだ続いた。それにしても、どうして私が謝らなければならないのだ!
「香織、いい加減にしろ!大体…もういい!!」
大体、その亮ちゃんという言い方は一体なんなんだ!まるで私の母の口調を真似るように…
「でもね、それだから私たち一緒になれたんですよ。だから、一言お礼も言いたかったんです。」
「ううん、お礼だなんて…私は何の力にもなっていないわ。」
もう止めてくれ!これではかりんを傷つけるより先に君の方が傷ついてしまう。すべてを知った上で結婚したと暗に言うことが諸刃の刃となって自分にも突き刺さるだろうに。
確かに、かりんがいなければ今の私たちはなかったが、それでもお礼を言うような筋合いではないだろう?
「また、ブログに帰って来ませんか。私は今でもあのアドレスで子育てブログですけど、書いてるんです。」
香織がそう言うと、かりんは小首を傾げて、
「自分でブログを張るのはもう無理かしらね。でも、あのままならエルちゃんのブログを覗いてコメント入れさせてもらうわ。」
と言った。
香織はそうやってずっとかりんに言葉の爆弾を投げ続けた。
かりんと別れてから、家路に着くため車に乗り込んだ後…
「香織ちゃん」
私の呼びかけに、香織はぴくんと肩を震わせた。私が怒っているときほど最初は優しく呼びかける癖があることを彼女は知っている。
「もしかして…君はあの店は彼女の店だと知ってたんじゃない?」
私がそう言うと彼女頷いた。
「ええ、100%そうだっていう確証はなかったけど…」
「何故、あんなこと言ったの……」
私の質問に、香織はまっすぐに前を見つめてこう言った。
「復讐…かな。」
「旦那様に忙しい思い、させちゃいますね。」
「いいのよ2人でやるほどのものでもないし、私は家のことをすることも多いわ。食べ盛りの子供が2人いると、結構追われるわよ」
香織がそう、労いの言葉を発すると、かりんはそう言って笑った。ただこどもたちの話をしているようにみえるが、言葉尻にちらっと私を見たから、暗にあの時こどもはできていなかったと言いたかったに違いない。
「ずっと気になってたんです。急にブログから消えちゃったから。
あの時…このバカがこともあろうにかりんさんにコクったって言うから、逃げ出したんじゃないかと思って…そういうの旦那様の前では聞けないでしょ?」
「たあけ!!」
香織の爆弾発言に、私は思わず方言で怒鳴ってしまった。わざわざここに来たことと言い香織は一体何をしようとしているんだと思った。
「亮ちゃん、この際だからちゃんと謝っとけば?」
香織の不可解な言動はまだ続いた。それにしても、どうして私が謝らなければならないのだ!
「香織、いい加減にしろ!大体…もういい!!」
大体、その亮ちゃんという言い方は一体なんなんだ!まるで私の母の口調を真似るように…
「でもね、それだから私たち一緒になれたんですよ。だから、一言お礼も言いたかったんです。」
「ううん、お礼だなんて…私は何の力にもなっていないわ。」
もう止めてくれ!これではかりんを傷つけるより先に君の方が傷ついてしまう。すべてを知った上で結婚したと暗に言うことが諸刃の刃となって自分にも突き刺さるだろうに。
確かに、かりんがいなければ今の私たちはなかったが、それでもお礼を言うような筋合いではないだろう?
「また、ブログに帰って来ませんか。私は今でもあのアドレスで子育てブログですけど、書いてるんです。」
香織がそう言うと、かりんは小首を傾げて、
「自分でブログを張るのはもう無理かしらね。でも、あのままならエルちゃんのブログを覗いてコメント入れさせてもらうわ。」
と言った。
香織はそうやってずっとかりんに言葉の爆弾を投げ続けた。
かりんと別れてから、家路に着くため車に乗り込んだ後…
「香織ちゃん」
私の呼びかけに、香織はぴくんと肩を震わせた。私が怒っているときほど最初は優しく呼びかける癖があることを彼女は知っている。
「もしかして…君はあの店は彼女の店だと知ってたんじゃない?」
私がそう言うと彼女頷いた。
「ええ、100%そうだっていう確証はなかったけど…」
「何故、あんなこと言ったの……」
私の質問に、香織はまっすぐに前を見つめてこう言った。
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