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不思議なカラオケボックスの使い方
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マイケルさんはとりあえず私をその辺の待合い用のいすに座らせ、手続きをした。ちゃんとカードを出しているところを見ると、ここ(あるいは系列店)の常連らしい。確かに、声は高めだけど、悪くはない。だったら歌うのは……洋楽なのだろうか。だとしたら、私はやっぱり退屈で寝てしまいそうだ。
それで案内されたのは、入り口手前から三つ目のごく普通の部屋。
「VIPルームじゃないんですね」
と言う私に、
「VIPルームが良かった? 二人ならここだって充分広いし、あっちのソファーは柔らかいから、足、きついかもしれないよ」
と言うマイケルさん。さりげなく足を気遣ってくれるのは嬉しかったけど、VIPルーム利用したこと、やっぱりあるんかいっ! と、関西のお笑い芸人さんみたいなツッコミを心の中で入れる。
マイケルさんは、私からさっきの携帯ゲームもどきを受け取ると、
「更紗ちゃん、何でも良いから歌ってて。あ、おなかが空いてるんだったら、好きなもの注文してくれて良いよ。僕用にカフェオレも注文してくれると嬉しいな」
と言って、携帯ゲームもどきのケースを開く。中身は、キーボードが折りたたみになっている極小サイズの、パソコンだ。マイケルさんは起動するとすぐ、
「これ、フラァさんの回だ」
と満面の笑みで訳の解らないことをつぶやいて一心不乱にパソコンのキーをたたき始める。私はリモコンでとりあえずマイケルさんのカフェオレと、自分の分のミルクティーを注文するが、そこで動きが止まる、何を歌っていいのかわからない。それを見て、
「あれ、更紗ちゃん歌わないの? カラオケしない人だったのかな」
だったら、ネッカフェとあまり変わらなかったかなと、マイケルさんが申し訳なさそうに言う。
「い、いえ。そんなことないですよ」
むしろ、学生時代の女友達とは今でもよく行くほうだ。ただ、今はもう大抵子持ちになって、子連れでくる彼女らとは……いやそうじゃなくても、昔から歌うのはコアなアニソン。とてもマイケルさんが知ってるとは思えない。私がもじもじしていると、マイケルさんは、
「いつも歌ってる曲でいいんだよ。普段はさ、一人でそのまま流してBGM代わりにして書くんだけどさ、折角歌える人がいてくれるんだもの。僕、更紗ちゃんの歌、聞いてみたいな♪」
小首を傾げてさらっととんでもないお願いをする。仕事の書類だか何だか知らないですけど、マイケルさん、会員証まで作ってそんな寂しい使い方してるんですか? それに頼むから、その破壊力満点の笑顔は止めなさい、破壊的な笑顔は……って、一体マイケルさんに何を破壊されるんだ? 私は、
「あ、いえ、その……」
と、意味のない言葉を繰り返すしかなかった。すると、マイケルさんは(自分がそのハードルを上げてるとはついぞ気づかず)軽くため息をはくと、
「ま、いっか。じゃぁ僕が好きな曲をBGMで何曲か入れとくから、その間に決めといて」
と言って、選曲用のタッチパネルをとって、IDとパスワードを入れた。BGMでしか使ってなくて、歌っていないとか言うけど、相当使い慣れているぞ、こいつ。
そして、私は彼が入力を終えて表示された曲名を見てまたびっくり。
「えっ、『月夜の伝説』……」
思わず曲名を口に出してしまったほどだ。そ、それって、もしかして、いや、もしかしなくてもあの大ヒットアニメ、「ビューティー戦士ムーンライトレディ」の。しかも、第二作目の劇場版エンディングテーマじゃないの! どこからこんなマニアックな選曲が。……いや、私も大好きで絶対に一回は歌う曲だったりするんだけどね。よもや、天使顔のハーフ男性から出てくるラインナップとは思わないじゃない。
「更紗ちゃん、知ってるのこの曲! じゃぁ、歌って歌って! やった、この曲歌っているの聞くのは、CD以外では初めてだよ!!」
なお悪いことには、マイケルさんの耳は私が曲名に反応したことをしっかり捉えていて、喜々として私に歌うことを強請る。その様はまるで幼稚園児が先生に絵本を読めと言ってるかのよう。どうしようかな……
ええい、歌っちゃえ! もう、足挫いた時点で、一番格好悪いとこ見せちゃってるんだもん。それに、この曲なら歌詞のテロップを見なくても歌えるし。私はマイクをひっつかんで、早速流れてきたスローバラードを歌った。
歌い終わった後、マイケルさんはすごい勢いで拍手をした。
「更紗ちゃん、上手いよ。CDみたいだった。僕、もっと聞きたいな」
と真っ赤な顔でまくし立てた言葉も、歯の浮くような台詞なのに、マイケルさんが子犬のような瞳で言うので悪い気はしない。何を歌おうかと思っていると、
「ねぇねぇ、じゃぁ、この曲は知ってる?」
と、マイケルさんがまた履歴から一曲入れた。それは『GOLD』と言う曲で、某公共放送の魔法少女アニメの、3番目のオープニングテーマだ。私は返事の代わりに、マイクを握った。
それから2曲ほどはマイケルさんが入れたけど、後は私がタッチパネルを取り上げて自分で入れて歌いまくった。マイケルさんは、
「うわっ、『雲へ……』! それ、「マリオの白い雲」の主題歌だよね。更紗ちゃんもマニアックだね。「子供名作劇場」で、唯一原作を読んだことがなかったし、設定何気に暗かったじゃん」
など、その一曲一曲すべてに反応した。けど、どっちがマニアックなのよ、その言葉そのまま返すよ。(作者注:五十歩百歩だと思いますけどね)
マイケルさんは、私の歌にそうやってコメントを差し挟みながら、滑らかにキーボードを操っていく。
そして……
「終わったぁ~、更紗ちゃんありがとう。助かった。おかげでものすごくさくさくっと書けたよ」
と言いながらマイケルさんが大きく伸びをしたのは、三杯目の飲み物のウーロン茶も飲み終わって、そろそろ本格的に声が枯れるかもという2時間半後のことだった。
マイケルさんは軽く欠伸をして、プチサイズのパソコンの電源スイッチに手をかける。私は何となく覗き込んだディスプレーに現れた終了画面に目を瞠った。
「じ、自動戦士バンタム!?」
それは、私でも知っている往年のアニメ、「自動戦士バンタム」の一コマだった。その後、設定資料めいたモノが一瞬映って電源が切れる。徐にマイケルさんがパソコンのふたを閉めると、そこには「バンタム」のロゴがしっかりと入っていた。ひえーっ、「バンタム」仕様のパソコンなんて始めて見た。
「バンタム知ってるの? オンエアされた頃はまだ生まれてなかったんじゃない」
すると、マイケルさんが驚いてそう聞く。
「リアルでは見てないですけど、何度も再放送してますから」
そうよ、こんな国民的なアニメ、知らない方がおかしい。(作者注:それは更紗ちゃんもアニオタだからだと思いますけど)
「僕、ロボットアニメとか基本的にあまり好きじゃないんだけど、これは別。ものすごく人間がちゃんとかかれてたから」
マイケルさんは照れながらそう言った。そして、少し間を空けて、
「……大好きなんだ」
と言った。私の胸はそれだけで跳ね上がった。絶対にそれは、私じゃなくて「バンタム」のことなんだけれど。
今日のお見合い……マイケルさんだったら良かったのにな。そしたら、私もあんな風に逃げ出したりしなかったのに。
「ま、ここにいるのも何だし、食事に行こうか。更紗ちゃん飲み物ばっかで何も食べてないから」
と言うマイケルさんに従って、と言うか依然歩かせてもらえない私にはそこに選択肢はなく、マイケルさんは私にまた「バンタム」パソコンを渡すと、私をお姫様だっこしてカラオケルームを出た。
だけど、その足がエントランスにたどり着く直前で止まる。
「あーあ、見つかっちゃった……」
と小声で囁くように言うマイケルさんの目線の先には、彼のことを睨む、年は25? 30? 判らないけど、彼よりまだ背の高いイケメン男性がいた。 私はそのイケメン男性の、
「親父、そう毎回毎回逃げてんじゃねぇ。こっちは折角のたまの休みなんだぞ」
という台詞に固まった。
あ……こんなに大きなお子さんがいるんだ。
そりゃそうだよね。こんなに素敵な人なんだから……
それで案内されたのは、入り口手前から三つ目のごく普通の部屋。
「VIPルームじゃないんですね」
と言う私に、
「VIPルームが良かった? 二人ならここだって充分広いし、あっちのソファーは柔らかいから、足、きついかもしれないよ」
と言うマイケルさん。さりげなく足を気遣ってくれるのは嬉しかったけど、VIPルーム利用したこと、やっぱりあるんかいっ! と、関西のお笑い芸人さんみたいなツッコミを心の中で入れる。
マイケルさんは、私からさっきの携帯ゲームもどきを受け取ると、
「更紗ちゃん、何でも良いから歌ってて。あ、おなかが空いてるんだったら、好きなもの注文してくれて良いよ。僕用にカフェオレも注文してくれると嬉しいな」
と言って、携帯ゲームもどきのケースを開く。中身は、キーボードが折りたたみになっている極小サイズの、パソコンだ。マイケルさんは起動するとすぐ、
「これ、フラァさんの回だ」
と満面の笑みで訳の解らないことをつぶやいて一心不乱にパソコンのキーをたたき始める。私はリモコンでとりあえずマイケルさんのカフェオレと、自分の分のミルクティーを注文するが、そこで動きが止まる、何を歌っていいのかわからない。それを見て、
「あれ、更紗ちゃん歌わないの? カラオケしない人だったのかな」
だったら、ネッカフェとあまり変わらなかったかなと、マイケルさんが申し訳なさそうに言う。
「い、いえ。そんなことないですよ」
むしろ、学生時代の女友達とは今でもよく行くほうだ。ただ、今はもう大抵子持ちになって、子連れでくる彼女らとは……いやそうじゃなくても、昔から歌うのはコアなアニソン。とてもマイケルさんが知ってるとは思えない。私がもじもじしていると、マイケルさんは、
「いつも歌ってる曲でいいんだよ。普段はさ、一人でそのまま流してBGM代わりにして書くんだけどさ、折角歌える人がいてくれるんだもの。僕、更紗ちゃんの歌、聞いてみたいな♪」
小首を傾げてさらっととんでもないお願いをする。仕事の書類だか何だか知らないですけど、マイケルさん、会員証まで作ってそんな寂しい使い方してるんですか? それに頼むから、その破壊力満点の笑顔は止めなさい、破壊的な笑顔は……って、一体マイケルさんに何を破壊されるんだ? 私は、
「あ、いえ、その……」
と、意味のない言葉を繰り返すしかなかった。すると、マイケルさんは(自分がそのハードルを上げてるとはついぞ気づかず)軽くため息をはくと、
「ま、いっか。じゃぁ僕が好きな曲をBGMで何曲か入れとくから、その間に決めといて」
と言って、選曲用のタッチパネルをとって、IDとパスワードを入れた。BGMでしか使ってなくて、歌っていないとか言うけど、相当使い慣れているぞ、こいつ。
そして、私は彼が入力を終えて表示された曲名を見てまたびっくり。
「えっ、『月夜の伝説』……」
思わず曲名を口に出してしまったほどだ。そ、それって、もしかして、いや、もしかしなくてもあの大ヒットアニメ、「ビューティー戦士ムーンライトレディ」の。しかも、第二作目の劇場版エンディングテーマじゃないの! どこからこんなマニアックな選曲が。……いや、私も大好きで絶対に一回は歌う曲だったりするんだけどね。よもや、天使顔のハーフ男性から出てくるラインナップとは思わないじゃない。
「更紗ちゃん、知ってるのこの曲! じゃぁ、歌って歌って! やった、この曲歌っているの聞くのは、CD以外では初めてだよ!!」
なお悪いことには、マイケルさんの耳は私が曲名に反応したことをしっかり捉えていて、喜々として私に歌うことを強請る。その様はまるで幼稚園児が先生に絵本を読めと言ってるかのよう。どうしようかな……
ええい、歌っちゃえ! もう、足挫いた時点で、一番格好悪いとこ見せちゃってるんだもん。それに、この曲なら歌詞のテロップを見なくても歌えるし。私はマイクをひっつかんで、早速流れてきたスローバラードを歌った。
歌い終わった後、マイケルさんはすごい勢いで拍手をした。
「更紗ちゃん、上手いよ。CDみたいだった。僕、もっと聞きたいな」
と真っ赤な顔でまくし立てた言葉も、歯の浮くような台詞なのに、マイケルさんが子犬のような瞳で言うので悪い気はしない。何を歌おうかと思っていると、
「ねぇねぇ、じゃぁ、この曲は知ってる?」
と、マイケルさんがまた履歴から一曲入れた。それは『GOLD』と言う曲で、某公共放送の魔法少女アニメの、3番目のオープニングテーマだ。私は返事の代わりに、マイクを握った。
それから2曲ほどはマイケルさんが入れたけど、後は私がタッチパネルを取り上げて自分で入れて歌いまくった。マイケルさんは、
「うわっ、『雲へ……』! それ、「マリオの白い雲」の主題歌だよね。更紗ちゃんもマニアックだね。「子供名作劇場」で、唯一原作を読んだことがなかったし、設定何気に暗かったじゃん」
など、その一曲一曲すべてに反応した。けど、どっちがマニアックなのよ、その言葉そのまま返すよ。(作者注:五十歩百歩だと思いますけどね)
マイケルさんは、私の歌にそうやってコメントを差し挟みながら、滑らかにキーボードを操っていく。
そして……
「終わったぁ~、更紗ちゃんありがとう。助かった。おかげでものすごくさくさくっと書けたよ」
と言いながらマイケルさんが大きく伸びをしたのは、三杯目の飲み物のウーロン茶も飲み終わって、そろそろ本格的に声が枯れるかもという2時間半後のことだった。
マイケルさんは軽く欠伸をして、プチサイズのパソコンの電源スイッチに手をかける。私は何となく覗き込んだディスプレーに現れた終了画面に目を瞠った。
「じ、自動戦士バンタム!?」
それは、私でも知っている往年のアニメ、「自動戦士バンタム」の一コマだった。その後、設定資料めいたモノが一瞬映って電源が切れる。徐にマイケルさんがパソコンのふたを閉めると、そこには「バンタム」のロゴがしっかりと入っていた。ひえーっ、「バンタム」仕様のパソコンなんて始めて見た。
「バンタム知ってるの? オンエアされた頃はまだ生まれてなかったんじゃない」
すると、マイケルさんが驚いてそう聞く。
「リアルでは見てないですけど、何度も再放送してますから」
そうよ、こんな国民的なアニメ、知らない方がおかしい。(作者注:それは更紗ちゃんもアニオタだからだと思いますけど)
「僕、ロボットアニメとか基本的にあまり好きじゃないんだけど、これは別。ものすごく人間がちゃんとかかれてたから」
マイケルさんは照れながらそう言った。そして、少し間を空けて、
「……大好きなんだ」
と言った。私の胸はそれだけで跳ね上がった。絶対にそれは、私じゃなくて「バンタム」のことなんだけれど。
今日のお見合い……マイケルさんだったら良かったのにな。そしたら、私もあんな風に逃げ出したりしなかったのに。
「ま、ここにいるのも何だし、食事に行こうか。更紗ちゃん飲み物ばっかで何も食べてないから」
と言うマイケルさんに従って、と言うか依然歩かせてもらえない私にはそこに選択肢はなく、マイケルさんは私にまた「バンタム」パソコンを渡すと、私をお姫様だっこしてカラオケルームを出た。
だけど、その足がエントランスにたどり着く直前で止まる。
「あーあ、見つかっちゃった……」
と小声で囁くように言うマイケルさんの目線の先には、彼のことを睨む、年は25? 30? 判らないけど、彼よりまだ背の高いイケメン男性がいた。 私はそのイケメン男性の、
「親父、そう毎回毎回逃げてんじゃねぇ。こっちは折角のたまの休みなんだぞ」
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