進撃!犬耳機動部隊

kaonohito

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第5話 Iron bottom Sound

Chapter-46

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『警報、警報、敵味方不明の編隊が接近中、敵の可能性が高い』
 11月10日(枢軸軍基準)、午前────
 パプアニューギニアの先端、ミルン湾の一帯に展開する連合軍軍事施設に、警報が鳴り響く。
 そのひとつ、ガーニー飛行場フィールドに展開している米陸軍飛行隊、第8追撃機群にも、同居するオーストラリア空軍のカーチス『キティホーク』戦闘機の飛行隊とともに、要撃命令が下った。
「敵の情報が不明瞭だな……レーダー隊は何をしているんだ?」
 ロッキードP-38F『ライトニング』の座席に収まりかけながら、リチャード・ボング・アイラ中尉は、ぼやくように言った。
「確認を要求しますか?」
 乗り込むボングに付き添っていた整備員が訊ねる。
「いい。離陸を優先する。──離れてくれ」
「了解、Good luck」
 そう言って、整備員が離れていく。ボングはキャノピーを閉めた。
 車止めチョークが払われ、手旗でボングに進行の合図をする。ボングはパーキングブレーキを解除し、P-38を前進させ始めた。滑走路に出たところで、スロットルを離床出力に押し込み、P-38を離陸させる。
 彼の僚機も、続いて離陸してくる────
『司令部より各局、不明編隊は磁気方位75°方向から接近中。味方に該当編隊なし、これを敵編隊と指定する、編隊の規模は……────』
「なんだ、あれは」
 ボングは、見た。
 空に黒い網を広げたような、航空機の大編隊。
「これは……これが、敵なのか……」
 お互い地続きか、ドーバーを挟んでさほど離れていない陸地同士の対独戦線と異なり、太平洋戦線では、今まではせいぜい数十機程度の応酬だった。
 だが、この日、ミルン湾への攻撃の第一波として放たれたのは……────、エリアIe9 Mk.III3『セイレーン』艦上戦闘機132機、セレスSe12艦上爆撃機『ホーネット』(Mk.1・Mk.III混在)144機、エリアIe7 Mk.III艦上攻撃機96機、セレスSe9 Mk.II2艦上複座戦闘機8機、総計380機という、この時点においては常軌を逸した大編隊だった。
「戦闘機隊、警戒を怠らないで! 敵要撃機はもう接近してきているよ!」
 編隊の先頭、やや高い高度を飛んでいるSe9の操縦席で、チハ・アサギリ・サンミル飛行中尉が、無線で後続機にそう伝える。
『CF4、先行して仕掛けろ』
 アサギリ機から────後部座席のアイリ・リード・ウェブスター二等飛行曹長からはすぐ近くを飛んでいるようにも見える、Se12に搭乗するハンセリア・ルーデリア・ルーピェン少佐が、攻撃隊指揮官として支持を出す。
 ミッドウェイ沖海戦で誤攻撃を受けた際、アサギリ達とハンセリアは同じ空母『トヨカムネア』に所属していた。その後、アサギリは空母『ホワイトアロー』に、ハンセリアは同じく『アフルヘイムラー』に移動した。
 更にその後は、アサギリは一度、日本の第2回視察団を案内するために現場を離れた。一方、ハンセリアは、第二次珊瑚海々戦で部下とともに巡洋艦1隻、駆逐艦1隻の戦果を上げたが、アフルヘイムラーは被弾損傷し、修理のために本国に帰還していった。
 そのアフルヘイムラーの離脱に際して、横須賀で戦力としての整備を待っていたトヨカムネアが代替として投入されることになった。
 トヨカムネアは、最初にエボールグから地球に転移した時は、訓練艦隊として運用についていた。このため、フネとしてのスタッフは教育係も兼ねて半数以上がベテランだったので、いつでも動けたが、肝心の航空隊は対米戦に投入するには技量に疑問があった。
 そこで、損傷したアフルヘイムラーの航空隊を再編して、トヨカムネア乗組とした。
 同時に、アサギリも復帰するにあたって、トヨカムネアに出戻りする形になった。
 ────ハンセリアの指示を受けて、CF4レムリアス戦闘機隊のIe9が、緩降下を伴いながら、ハンセリアのSe12の編隊と、アサギリ機を追い越していく。
「何あれ」
 フローリア・セシル・バレッタ上級飛行曹長が、その機体を見て、訝しげに眉を潜める。
 正月に子供が飛ばす、オモチャ凧の一種のような姿をしている。
『日本陸軍が言ってた、双胴の新型機ってこれね……』
 フローリアのペアである、リネッタ・アンジェリーク・ベルトラン少尉が無線で言う。
 リネッタは、似たような双胴機として、陸海軍共同の多目的偵察・哨戒機の試作要求に対する、セレス設計案XSS-204-Seの存在を知っていた。
 だが、今はそんなものは僅かに頭をよぎっただけだ。
「運動性はお世辞にもよくないが、速度は馬鹿にできない。そのことを忘れるな、フロリー、アシストよろしく! 小隊かかれっ!」
 リネッタのIe9の小隊は、木材に錫を塗った落下増槽を投棄しながら、スロットルをいっぱいに引いてLV12エンジンに戦闘出力を発揮させ、先頭の────ボングのP-38の小隊に襲いかかる。
「くっ、くそっ!」
 ボングは思わず毒ついていた。真正面から、Ie9Ronが反航戦を挑んでくる。
 双発双胴のP-38は、双発機としては身軽な方だが、単発機に勝るほどではない。アリソンV-1710エンジン双発の出力はかなりのものだが、そもそもレシプロガソリンエンジンは航空機を飛ばすにはパワーウェイトレシオが悪く全体的にもアンダーパワーで、後のジェット時代のようにエンジンの出力で機動性を確保するには無理があった。
 P-38が単発戦闘機と戦う際は、決して格闘戦に乗らず、ダイブ&ズームを繰り返すことで劣位から逃れ優位を取る。
 だが、今ロンから逃れるためにパワーダイブをかけてしまえば、敵の攻撃機を逃がすことになる。
 ──だが、このままではやられてしまう!
 敵が目の前の小隊だけならまだしも、それは考えられない。運動エネルギーを失いきったところで他のロンに取り囲まれれば、生還の望みはないに等しい。
「ブレイクだ! ブレイクしろ!!」
 ボングは即座に、無線に怒鳴りつつ操縦桿を押し込んで、急降下でIe9の進路上から逃れた。
 判断が遅れた小隊の僚機2機が、Ie9の射撃を浴びて、煙を吹きつつ分解しながら落下していく。
「ブレイク! 他の編隊をやる!」
 深追いするな、と、リネッタが無線越しに怒鳴る。リネッタの小隊は、ゆるく旋回しながら、一度敵戦闘域との交戦域を離脱しつつ高度を取り直す。
「あ、ああ……クソッタレがSon of a bitch!!」
 P-38のキャノピーから見上げながら、ボングは毒ついた。
 P-38はまだ、敵戦闘機をよく引きつけている。だが、カーチスP-40やベルP-39『エアラコブラ』の部隊はそれを活かせていなかった。P-40がロンに次々に火だるまにされる中、敵の双発艦爆はゆうゆうと空戦域を突っ切っていく。
「敵機、1機追ってきます!」
 ハンセリア機の、後部座席のイングリッド・アストリア・レーフェンス飛行上級曹長が、8mm連装機銃を撃ちかけながら、怒鳴るような声を上げる。
 P-39が1機、緩降下を伴いながらハンセリア機に追いすがってきている。
「構わん! このまま突っ込む!」
 ハンセリアはそう言い、そのまま、目標へ向かって操縦桿を倒し、急降下に入る。
 その視界の先には、ボングが離陸してきたガーニー飛行場よりも、よりミルン湾の沿岸に近いターンブル飛行場フィールドが捉えられている。
「できれば、もう少し小さい的を狙いたいところだったが!」
 ハンセリアは言いつつ、光像照準器の十字の中心に、駐機されているB-17を捉えると、ダイブブレーキを展開しながら、更に急降下角度を増した。
 第二次珊瑚海々戦において、空母への進入路から直掩の巡洋艦を狙って急降下角度を増す突入法をやったところ、敵の対空射撃を惑わす効果があると見られていた。
「行けっ!」
 投下ボタンを押す。操縦桿を通じて感じる機体の重さが減ったと感じると、身体が自然に操縦桿を引いて引き起こしにかかる。
「あ」
 イングリッドが、どこか間の抜けた声を出した。
 ハンセリア機の急降下にまで追いすがってきたP-39が、そのままB-17の傍らの路面に激突した。
 一瞬遅れて、ハンセリア機から投下された4発の250kg爆弾が着弾する。2発は、B-17の胴体を貫通し、4発とも次々に炸裂した。更に次の瞬間、B-17はすでに給油されていたのか、大量の火炎を伴って再爆発した。
「…………奥の滑走路、ブリーフィングになかったよね?」
 アサギリ機。
 アサギリは、味方の攻撃で炎と航空機の残骸に埋め尽くされていくターンブル飛行場を見ながら、その先にあるガーニー飛行場を見て、そう言った。
「はい。多分そうなります」
 アイリは一度、後部機銃から手を離し、作戦指示用の地図を手にとって、確認しながらそう言った。
「旗艦に連絡。主目標の飛行場に対し、目測で西側10km程度の地点に、別の飛行場あり」
「了解です」
 アサギリが指示すると、アイリは中距離無線用のマイクを手に取った。
 実際には、日本軍が存在すると認識していたのがガーニー飛行場だったが、実際に湾口側から侵入した攻撃隊はターンブル飛行場をそれだと認識して攻撃にかかった。
「揺れるよ!」
 アイリに言葉で言うと同時に、アサギリはフットバーを蹴飛ばしながら操縦桿を左へ倒す。
 一瞬前までのアサギリ機の想定進路上に、太い火線が降り注いだ。
「しばらく静かにしてろっての!」
 教科書のような、しかし鋭い、地球で言うところのインメルマン・ターンを描いて、アサギリのSe9は、自機を撃ってきたP-39の背後に回り込む。
「遅いっ!」
 P-39がアサギリ機の射線から逃れようとするが、アサギリは充分に近い距離を保ったまま、機銃の発射ボタンを押し込む。
 ダダダッ、ダダダッ
 P-39の主翼に20mm機銃弾が何発か命中し、片翼が分解したP-39は横転するようにしながら落下していった。
「おらよっと、こんな年中暑いところでゴクローサン。これでも受け取りな」
 海軍基地に隣接するギリギリ地区の荷役桟橋に、Ie7の編隊のうちのCT2トヨカムネア隊CT4レムリアス隊、24機が飛来する。
 特に海軍では珍しい、ヴォルクスにしては痩せぎす中背の男性であるエリック・ハーパー・フジタ少佐が調子良く言いながら、投下ボタンを押す。
 フジタもミッドウェイ時のトヨカムネア乗組の面子だったが、今はアサギリやハンセリアとは別に、レムリアスを母艦としている。
 Ie7の1機あたり、胴体下に2発の250kg爆弾、主翼下左右3発ずつの60kg爆弾が投下される。
 荷役桟橋のあちこちで爆発が起き、ボートが爆弾の直撃を受けて大穴があき、沈んでいく。
 隣接する司令部地区は、Se12の急降下爆撃によって陣地を破壊されており、そのためか、対空射撃も散発的にしか起こっておらず、複葉のIe7がゆうゆうと水平爆撃を敢行できた。
「おっと」
 フジタは、眼下に、そのギリギリの桟橋から離岸して離れていこうとする船を発見し、それを確認すると、少し慌てて無線のスイッチを押した。
「後続、今出港していったやつには当てるな」
 その船、貨物船『安順』は、その甲板に大きなユニオンジャックを広げて置いてあった。
 元々は中国の沿岸海上輸送用の船だったが、現在はイギリス軍に徴用されて、イギリス陸軍省の管轄下にあった。米軍の支配している基地内にいるので、沈めてしまっても千英避戦協定の対象外となるが、当てずにすむならそれに越したことはない。
「おら! 降りろ! 降りろってんだ! お前ら乗せてると、攻撃対象になっちまうんだよ!」
 その安順の甲板では、登ってこようとする米兵、豪兵を、イギリス人乗組員が蹴落としているところだった。
 だが、米兵も豪兵も助かりたい一心で、しがみつこうとする。
「仕方がないな」
 英兵が、ついに小銃を手に取った────


 チハーキュ帝国海軍地球派遣艦隊、南太平洋方面支隊は、「サリミオン」作戦開始に伴い、本国からの増派分を配置して再編された。
 第71任務部隊は戦艦6隻を中核とする大部隊となり、その指揮はカティナ直率となり、彼女は旗艦、戦艦『ユリン』に将旗を掲げた。
 その、ユリンの戦闘艦橋。
「司令、第72任務部隊、クロウフォード中将からです」
 通信オペレーターが、受話器を手にしつつ、反対側の手を挙げながら、カティナに声をかけた。
「こっちに繋いで」
「了解!」
 カティナは、艦長席の隣に立ってその受話器を手に取ると、オペレーターは、58Mc/sメガサイクル毎秒帯・HHB(地球で言うFM)通信機の回線を接続した。
「はいカティナ。アリーネ?」
『攻撃隊から一報、目標の滑走路の奥、目算で10km西方に別の滑走路あり』
 通信越しに、空母部隊、第72任務部隊の指揮官、アリーネ・サリア・クロウフォード中将の声が聞こえてきた。
『どうする?』
「こっちで片付ける。第72任務部隊は予定通り次の目標へ」
『了解』
「通信終わり」
 カティナがそう言って、通話は終わった。
「いかが致しましたかな?」
 艦橋にいた、チハーキュのものではない、カーキ色の軍服を着た日本陸軍の将校が、カティナに訊ねた。
「別の飛行場が見つかったそうです。まぁ、想定の範囲内なので、潰します」
「なるほど。お手並み拝見させていただきますよ」
 そう言ってニヤニヤとする。いや、流石に不謹慎だとは自身でも思っていたのだが、何故か変な笑いが、妙な汗とともに湧き出てくるのを、辻政信大佐は抑えきれなかった。


 ボングは、────結論から言えば、なんとか無事にガーニー飛行場へ降り立った。
 あの後は散々だった。敵の要撃どころではなかった。無数に舞う敵の戦闘機に頭を抑えられ、P-38の優位性はすべて封じられた。
 ロンは日本機のように容易い相手とはみなせなかった。水平最大速度こそP-38の方が優位だったが、絶対ではない上に、パワーダイブで引き離そうとしても追ってきた。
 ターンブル飛行場が破壊されたため、そちらの機体もガーニー飛行場に着陸したが、想定されたような混乱は起きなかった。大半が撃墜されてしまったのだ。
 帰投してきたのは、多くがP-38だった。ロンと相性が悪いと言っても、逃げ出す足の速さがある分、P-40やP-39よりは生存率が高かったのだ。
 地上破壊分も含め、ミルン湾の連合軍基地の航空戦力は壊滅したと言ってよかった。枢軸軍は目標を達成したのだ、我々は失敗した。────彼らがそう思うのは、まだ早すぎた。
「警報! 警報!! 敵襲! 敵艦隊、湾内に侵入!!」
「なにっ!!」
 警報の音を聞き、待機所にいたボングは慌てて飛び出す。
「機体を退避させなければ!」
「無理です! 中尉! 避難してください! パピーの戦艦がもう、目の前にきてるんです! 間に合いませんよ!!」
 ドゴォォッズズゴォォォッ!!
 まだ日が暮れるには些かの時間があったが、その中でもはっきり見える紅蓮の閃光とともに、空爆後になんとか復旧しようとしていたラダヴァの司令部を、大爆轟が襲う。
 その砲撃は、すでに死に体のターンブル飛行場を更に丹念に掘り返し、やがて────
「走れ! 走れ! 走れ!! 死にたくなければ全力で逃げろ!!」
「くそっ、くそーっ!!」
 ボングが惨めに森林の中へ逃げ込むその背で、彼の愛機が置かれていたガーニー飛行場に、ユリンの46cm砲弾が次々に着弾した。

 ──凄まじい……凄まじい、徹底した破壊だッ! これがチハーキュ軍の本来のやり方……
 双眼鏡で、ユリンの艦砲射撃が撃ち込まれている先を見ながら、辻は、興奮、狂喜、僅かな恐怖、味方であって良かったという安堵、それらを一度に味わっていた。
 ミルン湾が軍事拠点化されている事に気づいていた日本軍は、9月頃に攻撃する予定を立てていた。しかし、チハーキュ軍との方針決定で米豪遮断を未完遂とする事が決定されると、これも中止された。もともとチハーキュ軍のレイアナーRe4重爆撃機の部隊も、こちらの方面を支援するために配備されてきたのだが、これもガダルカナル優先になった。
 占領を考えていた日本軍の作戦と異なり、あくまで航空攻撃と艦砲射撃とによる破壊でしかない。
 だが、目の前で起きている光景は、ここに再度近づく意欲さえ、丁寧に破壊しているように見えた。
 ────航空攻撃の後、戦艦6隻による艦砲射撃を受けたミルン湾の連合軍基地施設は、灰燼に帰した、と言って良い損害を受けた。

 ─※──※──※──※─

チハーキュ帝国海軍 地球派遣艦隊
南太平洋方面支隊 新学暦206年(西暦1942)11月9日時点

第71任務部隊:カティナ・チアカ・フロメラス中将
戦艦
 ユリン(旗艦) ミシェイル
 (ユリン級)
 シルヴァーナ エルダール
 ノンガル シルフィロス
 (シルヴァーナ級)
重巡洋艦
 ティルミナス オルシディア
 (ティルミナス級)
軽巡洋艦
 アズラエル フォスティア
 (アズラエル級)
6個駆逐隊
 フロンテン級駆逐艦12隻(新型に近い)
 ブルムステン級駆逐艦12隻(条約前直前)

第71-1任務部隊:マデリン・グレイス・ローレンス少将
航空母艦
 セリリオン フォレリン
 (シルフィオン級軽空母)
重巡洋艦
 ミネルヴィア ロクサンダル
 (ミネルヴィア級)
軽巡洋艦
 ベレリオン
 (カスティラナ級)
3個駆逐隊
 ルフランダー級駆逐艦11隻(条約第1世代)

第71-2任務部隊:アリシア・グレイス・ローレンス少将
重巡洋艦
 ラピス・デル・プエルト
 (ラピス・デル・プエルト級)
 キャルヴェロン(旗艦)
 ヴァルヘイム フォルグリム
 (ミネルヴィア級)
軽巡洋艦
 アリュシア
 (カスティラナ級)
3個駆逐隊
 モンスローバ級駆逐艦12隻

第71-3任務部隊:早川幹夫少将(大日本帝国海軍)
重巡洋艦(日第六戦隊)
 古鷹 加古 青葉 衣笠
軽巡洋艦
 カスティラナ
 (カスティラナ級)
3個駆逐隊 
 モンスローバ級駆逐艦11隻

第72任務部隊:アリーネ・サリア・クロウフォード中将
戦艦
 ロスローリエン フェアウッド
 (アスタリア級)
航空母艦
 レムリアス(旗艦) (レムリアス級)
 トヨカムネア (トヨカムネア級)
 イステラント フィルメリア
 ティルアモール オルグレナス
 (イステラント級)
 シルフィオン エルファリオン
 (シルフィオン級軽空母)
重巡洋艦
 バラノス ブロセリアン
 (ティルミナス級)
軽巡洋艦
 フォスティア ユフィリオン
 (アズラエル級)
3個駆逐隊 
 シィーロネス級駆逐艦12隻(条約第3世代、やや新しい)
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