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5.ワームの鱗
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ゼーレは次いつやってくるのだろうと戦々恐々としていたが、あれから二週間経過したのにも関わらず何の音沙汰もないと、今度は早く来てくれと祈るようになっていた。
使うのも怖くて厳重に管理している金塊が、どうしても頭をよぎる。こういう時は不死鳥の図太さというか、人間と異なる価値観のままでいたかったと切に願ってやまない。なまじ朝緋の記憶があるせいで、わたしは人間らしい悩みを抱えている。
このまま取引がなくなるということは考えにくかった。春は何かと貴族間で催しも多く忙しいのだと、時折顔を覗かせるドルガーや王術院の見習いたちからは聞いている。ということは当然ゼーレも忙しいから、それが落ち着くまでは様子見といったところだろう。
あれだけ出来ることなら自分の正体が不死鳥だとバレないように、そしてうっかりぽろりと余計なことを口走らないようにと気負っていたのに、いざこないとなるとそれはそれで困る。あの金塊分の素材はさっさと販売して、契約も満了させてしまいたい。あれは契約のための金塊じゃない。わたしにとっては呪いだ。ものすごく人間的で庶民的な呪いである。
「……早くゼーレ様来てくれないかな……」
「そういう言い方すると、まるでゼーレ様に恋してるみたいですよ」
カウンターに突っ伏すわたしに苦笑しながら声をかけてきたのは、アーノルドという少年だった。先日サラマンダーの尻尾を購入した二人組の方割れで、柔らかい印象を与える少年である。真っ黒な髪はサラサラで、ちょっとうらやましい。ちなみにもう一人の方はディールというらしい。
「恋、ねぇ……確かに胸はきゅっとするし、動悸もするけど、これを恋というならわたしはマンティコアにだって恋できるわ」
いや、わたしの場合マンティコア相手に変な緊張だったり恐怖を感じることはないから、この例えもおかしいのだけど。ただ言いたいことは伝わったようで、アーノルドは「ですよねー」と軽く受け流していた。
アーノルドはすっかりイチノセ素材店の常連となっていた。魔術師見習いに支払われる給金は多くないので、ゼーレのような買い方をしない、いたって普通の客だ。十五歳の彼は今年から三年間王術院で勉学に励み、十八歳の成人とともに王術院を卒業する予定である。
トリューシカでは個々の誕生日はもちろん存在するが、公的には昔の日本と同じく数え歳で年齢は決められている。なので春先は貴族間の行事はもちろん、年齢の節目としても重要な季節で一年で一番忙しいらしい。
そんな時期だからゼーレが来ないのは分かるが、ならばせめて前回の訪問を公務が落ち着いた後にしてほしかった。わたしの気持ちが休まらない。
「にしても、もっとアサヒさんはしっかりした人かと思っていましたよ、ぼく」
「……ごめんなさいね、特に最近はゼーレ様がいついらっしゃるか不安で不安で、少し不安定なの」
「それは失礼いたしました。……はぁ、ワームの鱗が欲しいけどちょっとぼくには手が出ないです……」
「わたしが仕入れといてなんだけど、ワームの鱗なんて何に使うの?」
「一時的に筋力をあげる薬を調合する時に加えると、効能が上がるんですよ。魔術師にはあまり意味ないけど騎士にはありがたがられるので、上位の魔術師ですらそれを売って小遣い稼ぎしてるって王術院で教わりました」
「随分俗っぽいことも王術院では教えるのね」
「魔術師は何かとお金がかかりますからね。給金とは別に稼げる手段を持ってないと、やりたい研究もままならないって先生がぼやいてました」
なるほど、言われてみれば確かに納得もできる。少しでも品質が良ければその分高値で売れるというのは当たり前のことだ。……だとしたら、金塊一つぽんと出せるゼーレは、どれだけ稼いでいるのだろうか。
「それにしても、ワームの鱗なんてどこで手に入れたんです? ラッセル周辺にはワームなんていないですよね?」
「そうね、王都であるラッセルの周辺でワームを見たという話は聞かないかな。西の方ではたまに見かけると聞いたことはあるけれど」
「西……というと、山岳地帯ですね。ダマスクとの境界線の」
ダマスクというのはトリューシカの西にある、ここよりも空気の乾いた国だ。不死鳥とは違う聖獣を国の象徴として掲げており、トリューシカとの国境は険しい山脈に沿って分けられている。トリューシカからダマスクに入ってすぐはまだ緑があるが、国の中心部へ行けば行くほど砂漠地帯が広がっているという。トリューシカが魔術に頼って発展した国ならば、ダマスクはオアシスとともに発展した、トリューシカ以上に自然主義の国だ。
ワームの目撃証言の大半が、ダマスクとの国境沿いの山脈付近である。森林や砂地に住むというワームは、端的に言ってしまえば凶暴な蛇の姿をした幻想生物で、凶暴ではあるものの鳥類が天敵で、大半が鳥の餌になってしまう。運良く生き延びたワームだけがすくすくと育ち、手がつけられなくなると人間を襲うこともあるが、人間に脅威をもたらす可能性があるということで定期的に討伐隊が組まれるし、民間の討伐隊でも相手にできないほど育った場合は地方騎士団が、地方騎士団でもむりならドルガーが団長を務める中央騎士団が派遣されて討伐されるので、昔と違って今は大きな被害になることはない。
……数千年前はワームは未知の存在で、討伐もしきれず村一つ破壊するほどの脅威だったということは、歴史上明らかな事実ではある。
ともかく、今の時代はワームはさほど脅威ではない。ただ問題はワームに関する素材で、鳥の餌になれば何も残らないし、民間の討伐隊で片付く程度の個体は剥ぎ取った所で成熟しているわけでもなく、素材として利用するには脆すぎた。素材として有効活用できる程度の強度が必要となると、せめて地方騎士団の出動が必要なくらいの大きさの個体でなければならない。
わたしの場合は簡単だ。直接鱗をくださいとお願いしている。人間には凶暴と言われる幻想生物も、幻想生物同士は案外緩くつながっているものである。もちろん天敵だったり、敵対していたりする種族もあるが、うちはうち、よそはよそ。鱗を貰ったからといって人間や鳥たちからワームを助けることはない。ただ、あくまでわたしは手を出さないと約束するだけ。幻想生物はそういったところの割り切りというか、あくまで行動が本能や衝動によるところが多いため、さほど気にしないのである。
今回も素材収集日に西の森へ行って、そこで出会ったワームに鱗を数枚くださいなとお願いしたのと、ワームが行動する上で自然と剥がれ落ちた鱗が魔力の森の深いところに何枚か落ちていたのでそれを拾っただけである。平和的だ。
それをそのまま正直に伝えることはできないので、多少不自然でも素材を手に入れることが出来た理由をつけて売るのが、アサヒの役割だ。
「仕入れ先によるとね、砂漠のあるダマスク方面から、ワームはやってくるらしいの。ほら、あっちって砂地が多いでしょ? で、トリューシカに流れ込んできたワームのうち、大半は鳥の餌になったり、成長するまえに駆除されたりするんだけど。ワームも学習するみたいで、森の深いところにいくと、素材として使えるくらいの強度を持った抜け殻であっったり、道を通った時に自然と剥がれた鱗が落ちているらしいのよ。幻想生物の素材を取り扱う商人なんて命知らずだけど実力者が多いから、ちょっと危ない森の奥でそういうのを見つけられるみたい」
ちなみに全部が嘘というわけではない。実際、そういった商人がいるから世の中に幻想生物の素材が流通している。人によっては護衛を雇ったり、何日も森に篭もることもあるので、価格は高騰していく。幻想生物の素材を相場より安く販売できるということは、仕入れる商人の実力を証明することにもなるというのだから、素材屋というのはなかなか奥深い仕事なのだ。安すぎてもダメ、高すぎてもダメ。競合他社から一歩抜きんでた場所をキープしつつ、決して独占はしない。その水面下の調整は非常に楽しいものだった。……失敗してもどうにでもなると分かっているからこそできるという、これ以上ないハンデを貰っているのが個々まで伸び伸びとお店経営シミュレーションを楽しめる理由なのは黙っておこう。
「戦闘といえば騎士団や魔術師団だと思ってましたけど、商人にも必要な技能なんですね……」
「大半の商人は複数人で商隊を組んで、護衛を雇っているでしょうけどね。一人で護衛雇って旅するより、五人で商隊を組んで二人の護衛を雇った方が、高くつく護衛の人件費は抑えられるもの。当然、人数が多くなればなるほど、商隊にとって必要な純利益も増えるけど……一人で赤字を出すよりは、誰かが赤字を出しても誰かの黒字で補えた方が安定するもの。もちろん、赤字しか出せない人間は首を切られるだろうけど」
「え!? 赤字を出したら斬首されるんですか!?」
「あ、ちが、そういう意味じゃなくて! ええと、商隊を無理矢理止めさせられるよねっていう、そういう例えなの!」
ついつい話しすぎて出てきた日本の慣用句は、トリューシカでは使われないものだったので慌てて訂正をした。世界が違うのだから慣用句も違う。共通して使える表現もあるから、その辺は臨機応変に対応するしかない。
結局アーノルドは悩むだけ悩んで、何も購入することなく帰宅した。売上が出なかったのは残念だが、頻繁に来てくれてお喋りに付き合ってくれるし、わたしの質問に分かる範囲で答えてくれるので助かる。
なかなかやって来ない客のことを考えるくらいなら、そろそろ花祭りについて考え始めるべきかもしれない。
暦はもうすぐ、春の二月目を迎えようとしていた。
使うのも怖くて厳重に管理している金塊が、どうしても頭をよぎる。こういう時は不死鳥の図太さというか、人間と異なる価値観のままでいたかったと切に願ってやまない。なまじ朝緋の記憶があるせいで、わたしは人間らしい悩みを抱えている。
このまま取引がなくなるということは考えにくかった。春は何かと貴族間で催しも多く忙しいのだと、時折顔を覗かせるドルガーや王術院の見習いたちからは聞いている。ということは当然ゼーレも忙しいから、それが落ち着くまでは様子見といったところだろう。
あれだけ出来ることなら自分の正体が不死鳥だとバレないように、そしてうっかりぽろりと余計なことを口走らないようにと気負っていたのに、いざこないとなるとそれはそれで困る。あの金塊分の素材はさっさと販売して、契約も満了させてしまいたい。あれは契約のための金塊じゃない。わたしにとっては呪いだ。ものすごく人間的で庶民的な呪いである。
「……早くゼーレ様来てくれないかな……」
「そういう言い方すると、まるでゼーレ様に恋してるみたいですよ」
カウンターに突っ伏すわたしに苦笑しながら声をかけてきたのは、アーノルドという少年だった。先日サラマンダーの尻尾を購入した二人組の方割れで、柔らかい印象を与える少年である。真っ黒な髪はサラサラで、ちょっとうらやましい。ちなみにもう一人の方はディールというらしい。
「恋、ねぇ……確かに胸はきゅっとするし、動悸もするけど、これを恋というならわたしはマンティコアにだって恋できるわ」
いや、わたしの場合マンティコア相手に変な緊張だったり恐怖を感じることはないから、この例えもおかしいのだけど。ただ言いたいことは伝わったようで、アーノルドは「ですよねー」と軽く受け流していた。
アーノルドはすっかりイチノセ素材店の常連となっていた。魔術師見習いに支払われる給金は多くないので、ゼーレのような買い方をしない、いたって普通の客だ。十五歳の彼は今年から三年間王術院で勉学に励み、十八歳の成人とともに王術院を卒業する予定である。
トリューシカでは個々の誕生日はもちろん存在するが、公的には昔の日本と同じく数え歳で年齢は決められている。なので春先は貴族間の行事はもちろん、年齢の節目としても重要な季節で一年で一番忙しいらしい。
そんな時期だからゼーレが来ないのは分かるが、ならばせめて前回の訪問を公務が落ち着いた後にしてほしかった。わたしの気持ちが休まらない。
「にしても、もっとアサヒさんはしっかりした人かと思っていましたよ、ぼく」
「……ごめんなさいね、特に最近はゼーレ様がいついらっしゃるか不安で不安で、少し不安定なの」
「それは失礼いたしました。……はぁ、ワームの鱗が欲しいけどちょっとぼくには手が出ないです……」
「わたしが仕入れといてなんだけど、ワームの鱗なんて何に使うの?」
「一時的に筋力をあげる薬を調合する時に加えると、効能が上がるんですよ。魔術師にはあまり意味ないけど騎士にはありがたがられるので、上位の魔術師ですらそれを売って小遣い稼ぎしてるって王術院で教わりました」
「随分俗っぽいことも王術院では教えるのね」
「魔術師は何かとお金がかかりますからね。給金とは別に稼げる手段を持ってないと、やりたい研究もままならないって先生がぼやいてました」
なるほど、言われてみれば確かに納得もできる。少しでも品質が良ければその分高値で売れるというのは当たり前のことだ。……だとしたら、金塊一つぽんと出せるゼーレは、どれだけ稼いでいるのだろうか。
「それにしても、ワームの鱗なんてどこで手に入れたんです? ラッセル周辺にはワームなんていないですよね?」
「そうね、王都であるラッセルの周辺でワームを見たという話は聞かないかな。西の方ではたまに見かけると聞いたことはあるけれど」
「西……というと、山岳地帯ですね。ダマスクとの境界線の」
ダマスクというのはトリューシカの西にある、ここよりも空気の乾いた国だ。不死鳥とは違う聖獣を国の象徴として掲げており、トリューシカとの国境は険しい山脈に沿って分けられている。トリューシカからダマスクに入ってすぐはまだ緑があるが、国の中心部へ行けば行くほど砂漠地帯が広がっているという。トリューシカが魔術に頼って発展した国ならば、ダマスクはオアシスとともに発展した、トリューシカ以上に自然主義の国だ。
ワームの目撃証言の大半が、ダマスクとの国境沿いの山脈付近である。森林や砂地に住むというワームは、端的に言ってしまえば凶暴な蛇の姿をした幻想生物で、凶暴ではあるものの鳥類が天敵で、大半が鳥の餌になってしまう。運良く生き延びたワームだけがすくすくと育ち、手がつけられなくなると人間を襲うこともあるが、人間に脅威をもたらす可能性があるということで定期的に討伐隊が組まれるし、民間の討伐隊でも相手にできないほど育った場合は地方騎士団が、地方騎士団でもむりならドルガーが団長を務める中央騎士団が派遣されて討伐されるので、昔と違って今は大きな被害になることはない。
……数千年前はワームは未知の存在で、討伐もしきれず村一つ破壊するほどの脅威だったということは、歴史上明らかな事実ではある。
ともかく、今の時代はワームはさほど脅威ではない。ただ問題はワームに関する素材で、鳥の餌になれば何も残らないし、民間の討伐隊で片付く程度の個体は剥ぎ取った所で成熟しているわけでもなく、素材として利用するには脆すぎた。素材として有効活用できる程度の強度が必要となると、せめて地方騎士団の出動が必要なくらいの大きさの個体でなければならない。
わたしの場合は簡単だ。直接鱗をくださいとお願いしている。人間には凶暴と言われる幻想生物も、幻想生物同士は案外緩くつながっているものである。もちろん天敵だったり、敵対していたりする種族もあるが、うちはうち、よそはよそ。鱗を貰ったからといって人間や鳥たちからワームを助けることはない。ただ、あくまでわたしは手を出さないと約束するだけ。幻想生物はそういったところの割り切りというか、あくまで行動が本能や衝動によるところが多いため、さほど気にしないのである。
今回も素材収集日に西の森へ行って、そこで出会ったワームに鱗を数枚くださいなとお願いしたのと、ワームが行動する上で自然と剥がれ落ちた鱗が魔力の森の深いところに何枚か落ちていたのでそれを拾っただけである。平和的だ。
それをそのまま正直に伝えることはできないので、多少不自然でも素材を手に入れることが出来た理由をつけて売るのが、アサヒの役割だ。
「仕入れ先によるとね、砂漠のあるダマスク方面から、ワームはやってくるらしいの。ほら、あっちって砂地が多いでしょ? で、トリューシカに流れ込んできたワームのうち、大半は鳥の餌になったり、成長するまえに駆除されたりするんだけど。ワームも学習するみたいで、森の深いところにいくと、素材として使えるくらいの強度を持った抜け殻であっったり、道を通った時に自然と剥がれた鱗が落ちているらしいのよ。幻想生物の素材を取り扱う商人なんて命知らずだけど実力者が多いから、ちょっと危ない森の奥でそういうのを見つけられるみたい」
ちなみに全部が嘘というわけではない。実際、そういった商人がいるから世の中に幻想生物の素材が流通している。人によっては護衛を雇ったり、何日も森に篭もることもあるので、価格は高騰していく。幻想生物の素材を相場より安く販売できるということは、仕入れる商人の実力を証明することにもなるというのだから、素材屋というのはなかなか奥深い仕事なのだ。安すぎてもダメ、高すぎてもダメ。競合他社から一歩抜きんでた場所をキープしつつ、決して独占はしない。その水面下の調整は非常に楽しいものだった。……失敗してもどうにでもなると分かっているからこそできるという、これ以上ないハンデを貰っているのが個々まで伸び伸びとお店経営シミュレーションを楽しめる理由なのは黙っておこう。
「戦闘といえば騎士団や魔術師団だと思ってましたけど、商人にも必要な技能なんですね……」
「大半の商人は複数人で商隊を組んで、護衛を雇っているでしょうけどね。一人で護衛雇って旅するより、五人で商隊を組んで二人の護衛を雇った方が、高くつく護衛の人件費は抑えられるもの。当然、人数が多くなればなるほど、商隊にとって必要な純利益も増えるけど……一人で赤字を出すよりは、誰かが赤字を出しても誰かの黒字で補えた方が安定するもの。もちろん、赤字しか出せない人間は首を切られるだろうけど」
「え!? 赤字を出したら斬首されるんですか!?」
「あ、ちが、そういう意味じゃなくて! ええと、商隊を無理矢理止めさせられるよねっていう、そういう例えなの!」
ついつい話しすぎて出てきた日本の慣用句は、トリューシカでは使われないものだったので慌てて訂正をした。世界が違うのだから慣用句も違う。共通して使える表現もあるから、その辺は臨機応変に対応するしかない。
結局アーノルドは悩むだけ悩んで、何も購入することなく帰宅した。売上が出なかったのは残念だが、頻繁に来てくれてお喋りに付き合ってくれるし、わたしの質問に分かる範囲で答えてくれるので助かる。
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