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VS王国+勇者
ベルセ襲撃⑥
しおりを挟むルセリア帝国
ベルセの街 西門
「………お前で………ラストだっ!!」
冒険者ギルド・ベルセ支部長ステルクが大上段からX字に最後のオーガを斬りつける。
ステルクは一息つくでもなく、そのまま壁を超えオークの群れの方に駆けた。
一方オーク上位種を相手取る冒険者達。
「魔法来るぞっ!」
「任せろっ………『氷壁《アイスウォール》』」
オークメイジの魔法を防ぎ…
「タンク頼むっ!」
「………っしゃあぁっ!!」
『ドゴォッ!!』
「止めたぞっ!殺れっ!!」
「おうっ………っらあぁっ!」
オークファイターも落ち着いて捌く。
しかし…
辺りに突如として…
強烈なプレッシャーが拡がり…
優勢に戦闘を進める冒険者達を襲う…
「………っ!?」
「うぐっ!?」
「なんだ!?」
明らかにわかるプレッシャーの出所。
冒険者達が視線を向けたソコには…
オークジェネラルを引き連れた…
『オークカイザー』と『オークエンペラー』が姿を見せていた…。
~~~~~~~~~~~~~~~~
ルセリア帝国
ベルセの街 冒険者ギルド
「………あ、ギルマス」
「避難はこれで終わりか?」
「はい、確認はこれからですから完全とは言い難いですが…」
「うん、じゃあ引き続きよろしく」
「はいっ!」
あとをベルセ支部のギルド職員に任せ、ギルド地下訓練場から外に出る。
俺は直ぐに感知を起動し、それぞれの門を確認。
「………………」
西門はステルク支部長が出たか…。がコレは『オークカイザー』と『オークエンペラー』か?
東門は一番多かったのに一匹を残してもう終わっている。
トーイチさん、ホント何者なんだ…。
しかし残りが『リッチ』………。
「………………」
ま、大丈夫だろ…。
南門はさすがリュウジってところか。
王国兵は既に倒しているな…。
問題は俺の感知でよく分からない二人?二匹?だ。
俺の感知で分からないって事は、『何か』がこの世界の理から外れている存在、という事だ。
例えば、この世界の召喚魔法で喚ばれた『勇者』なら分かるだろう…。
しかし、その『勇者』が別世界で覚えた召喚魔法を使って喚んだ者は理を別とする。
ソレは使用した魔法の理が違うから。
まあ、だからといって不便な事は特に無いんだけれど…。
…でリュウジはそのうちの一つとは交戦中みたいだが…。
もう一つは動いてないな…。
「………………」
ふむ、良くなさそうなのは西門かな…。
リュウジは多分なんとかなるだろうし、するだろう。
トーイチさんは………まあいいか。
いざとなれば『転移』するだろうし…。
よし、西門だな。
俺は西門へ駆け出した。
~~~~~~~~~~~~~~~~
ルセリア帝国
ベルセの街 東門
「………はっ、その程度でキレる癖に『矮小』だあ?お前の方が小っさいんだよ『骨』っ!」
キレた『リッチ』をさらに煽り…
『………おのれ………オノレ………っ』
「カルシウム摂って出直して来いっ!」バーカバーカ
煽り倒した。
そして…
『ブワァ………ゴオォッ』
黒炎を全身から強く吹き出しプレッシャーを強める。
『この………ニン…ゲン………がぁっ!!』
吹き出した黒炎が複数の球体となり、俺を狙って一斉に飛んでくる。
………が
『ドンッドンッドンッ!!』
『スクエアビット』からの魔法で全弾撃ち落とす。
『………ぬ』
「『カシュッ…ボッ』………すぅ………ふぅ~…」プカァ~
俺はスパァーっと一服して煙を浮かべた…。
『………キサマ………我を馬鹿に……スルのヲ…』プルプル
うむ、もう一押しでさらにキレそうだ………どうやって倒そう…。
と、平気な顔をして「プカァ」と煙でドーナツを作る…。
『………ガアァアァァッ!!!』
うむ、さらに『リッチ』がキレた。
先程よりも激しく黒炎を吹き出し、その背後に巨大な魔方陣が出現する。
「………………」
ちょっと煽り過ぎたかなぁ…?
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
オークカイザーとエンペラー=感想欄のマジンガー◯の話が残っていたので。もちろん魔神よりは全然弱い。
世界の理=なんかそんな感じ
ギルマス=トーイチを除外
トーイチ=転移してギルマスに押し付けようかな?とか思い始めてる
お父さん=今回は出番無し
『世界の理』とか書き始めたら、かなり長くなりそうだった(考えるのが面倒になった)ので、諦めました。
次回もよろしくお願いします。
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