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VS王国+勇者
ベルセ襲撃⑤
しおりを挟むルセリア帝国
ベルセの街 西門
「支部長っ、オーガの大軍が来るっ!!」
「こっちはオークの上位種だっ、どうするっ!?」
………チッ、厄介なのが来たな。
………なら…
「魔法部隊っ、オーガの前に地属性魔法で壁を出せっ!時間を稼ぐっ!」
「「「了解っ!!」」」
次は…
「残りは全力でオークを攻撃っ、殲滅しろっ!!」
「「「おうっ!!」」」
…で、この場は一旦コイツらに預けて…
「オーガには俺が行く…」ニヤリ
俺は愛用のロングソードを鞘から抜き放ち、壁の向こうのオーガに突撃する。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
冒険者ギルド・ベルセ支部長
『双剣のステルク』
片手用のロングソードではなく、両手用のロングソードを二本振るう、非常に珍しいタイプ。
元S級冒険者。脳筋。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
~~~~~~~~~~~~~~~~
ルセリア帝国
ベルセの街 南門
王国兵の集団、最後の一人を斬り伏せる。
「………………」
残りは二人。
同時に相手すると面倒くさそうだな…と思っていたが、どうやらタイマンがご希望の様だ。
大柄な方がコチラに近付いてくる。
「………………」
「………………」
いきなり襲いかかっては来ないみたいだが…。
「良い剣技だった」
「………ソイツはどーも」
「………………」
「………………」
寡黙かよっ!
何かコイツやりづらいっ!
「………フンッ!!!」
『ドンッ!!』
そう思っていると、突如『気』を入れる。
「我が名は『ゼーガン・D・ミカヅチ』っ!勇者シュウヤの従者にして『剣』っ!そして貴様を斬る者也っ!魂に我が名を刻み逝くがいいっ!!」
………おおうっ!?
いきなり口上かますとは思わんかった…。
っ~か引くわ。
………だが、まあ…
「俺は『龍司・ベルウッド・サタニア』………」
勇者の従者だってんなら…
「魔王『ルシファス・ヴィ・サタニア』の血縁者だ」ニヤリ
~~~~~~~~~~~~~~~~
ルセリア帝国
ベルセの街 東門
『攻撃は終わりか?矮小な人間よ…』
何か喋り出したけれど…
「いや、まだ終わりじゃないけど?」
と言いつつ、もっとヤレ『スクエアビット』とけしかける。
『ガンッガンッガンッ』
………ん~、やっぱ効いてないな…。
『………もう良いか?人間…』
ふむ、なら水属性を火属性に変えて『スクエアビット・ランチャー』
『ドンッドンッドンッ』
うむ、やっぱダメか…さて、どうするかな?
『………もう良いだろう。人間…』
「うるせえっ、ちょっと黙ってろっ!今考えてるからっ!」
『………………貴様。………私を馬鹿にしておるな?』
おや?
バレた?
「………ふっ」ニヤリ
『………こ…の………このノーライフキングっ!『リッチ』を馬鹿にっ!!』
どうやら『リッチ』がキレたらしい。
まあ煽ったのは俺だが…。
『リッチ』は纏っている黒い靄を黒炎に変え、無い眼を怪しく輝かせる。
そして俺は…
「………はっ、その程度でキレる癖に『矮小』だあ?お前の方が小っさいんだよ『骨』っ!」
当然、さらに煽った…。
~~~~~~~~~~~~~~~~
ルセリア帝国
ベルセの街
その頃、冒険者ギルド・ギルドマスターは…
「こっちの建物はまだ空いてます。ゆっくり移動して下さい」
「ギルマス、こちらはもういっぱいです」
「こちらもです」
「………他に空きの建物は?…無い?………ならギルドの地下訓練場を開放してくれ。そこなら、そこそこの人数が入れるはずだ」
「「了解しました」」
「………ギルドの地下を開けます!皆さんはそちらへお願いします!」
一般人の避難に巻き込まれ誘導していた。
「(こんな事なら街中を通るんじゃなかった…)」
~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王国アディス
魔王城 客間
「………んく…んく…ぷはぁ」
「…?ソウシさん、ソレは?」
「おっ、お前も呑むか?日本のビールだ」
「ビール?確かエールに似たお酒でしたっけ?」
「エールよりラガーだな。美味いぞ、ほれっ」ワタシ
「ありがとうございます。………どうやって?」
「こうだ」カシュッ
「………へぇ」カシュッ
「「乾杯」」コッ
「………んく…んく…ぷはぁ」
「………んく…ぷはぁ………美味い」
「………だろ?」
先輩と魔王、晩酌開始。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
支部長=名前を付けていたのを思い出す
お父さん=龍司(りゅうじ)遂に名前が…
トーイチ=『リッチ』をキレさせる
ギルマス=避難誘導中
先輩と魔王=息子で甥っ子が戦闘中です
遂にお父さんの名前が解禁。
引っ張り過ぎた癖に何も面白みの無い名前に…。
ホントはもう名前無しで良いか…と思っていたのですが支部長にも名前が付いていたので…。
次回もよろしくお願いします。
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