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魔王国アディス~アライズ連合国
準備期間二日目
しおりを挟む魔王国アディス
首都サタニア
準備期間二日目。
一応準備するか…と魔王城を出て首都サタニアの街を練り歩き、必要そうな物を買っていく。
とは言っても装備は揃っているしポーション類も使っていないのでメインは食料になるのだが…。
「………………」ジト
「………………ん?フフフ、何?ジッと見て。惚れちゃった?」
「いえ、そういうのはないですごめんなさい」
「何かフラレたっ!?」
何故かリディアが同行。
お目付け役のつもりなんだろうか?
「良いんだよ?惚れても。美人で大公でハイエルフなんて良物件、他にいないからね」
「いえ、そういうのいらないんでごめんなさい」
「またフラレたっ!?」
そして絡み方がウザい。
こんなにグイグイ来る感じだったけか?
「もうっ!ツレないなぁ」
「いや、アンタ無理矢理一本釣りするだろうが…」
「えへへ…」
ペロリと舌を出して笑う姿は確かに美人で可愛いのだが、俺には取り繕っているようにしか見えなかった。
悪意があろうが無かろうが、リディアの正体はハイエ□フ。
あの笑顔の裏には肉食系のアレが潜んでいるのを俺は知っているからな…。
騙されんっ!騙されんはせんぞぉっ!
俺の心の中の某中将が吠えつつも、サタニアのメインストリートに出ている屋台やテイクアウト可能な食べ物を買っていく。
「あらっ?」
「ん?………あっ」
店先で食べ物を受け取り、さて次は…と振り返るとそこには…
「ウフフ…この間はありがとうね。また来てね」
「あっ、はい。また行きますね」
リベンジを誓ったNo.1真祖さんがいた。
軽く挨拶だけして直ぐに別れたのだが…
「………むうっ。………アレは敵ね」
「おい、やめろ」
リディアがちょっとご機嫌斜めになっていた。
ムスッとしているリディアを連れて歩くのもアレなので、途中にあった良さげなカフェに入って一服。
スイーツを奢ったら機嫌も直った。チョロい。
良さげなカフェを出て買い出し再開。
瞬間…
「あっ、この間の…」
「あっ、こんにちわ」
首都初戦で敗北を喫したランカーの吸血鬼さんと鉢合う。
「………むうっ」
………………またか。
~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王城 客間(ベルウッド)
その頃…
ベルウッド夫妻は…
『←………→………「キンッ」バシィッ』
「ナイスショット………やるなヴィーネ」
『↑………↓………「キンッ」ビシィッ』
「超バックスピン?そんなのもあるのね…」
『………………「コン」………………………「カラン」』
「あのロングパットを決めるか…ヴィーネ凄ぇな」
某ゴルフゲームで対戦していた…。
~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王城 執務室
ベルウッド夫妻がゴルフゲームで遊んでいる頃…
「アイツはどうだ?」
「魔王様、辺境伯はダメです。領地の執務が滞ります」
「………そうか」
「コイツはどうだ?」
「顔は売れていませんが調査には向かないでしょう」
「………そうか」
魔王ルシファスと大臣、宰相の三人で調査部隊の人選をするも、なかなか適任者が見つからなかった。
「近衛のNo.3くらいならイケるんじゃないか?」
「近衛を魔王様から離してどうするんですかバカですか」
「大臣、今バカって言っ」「言ってません」「………そうか」
「諜報部の奴なら適任じゃないか?」
「確かに適任ですが、ただでさえ諜報活動が苦手な魔王軍の中から選ばれた諜報部の人員を割けないのは分かっているでしょう?アホですか」
「宰相、今アホって言っ」「言ってません」「………そうか」
人選はなかなか進まなかった…。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
No.1真祖さん=何がとは言わないがNo.1
ランカーの吸血鬼さん=何がとは言わないがランカー
某ゴルフゲーム=作者は最高21アンダー
魔王様=心が折れそう
デート?回。
そろそろダンジョンやざまぁが欲しくなってきた。
次回もよろしくお願いします。
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