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第十一話
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「アラン、お客さんだ」
「お客さん?」
「失礼するわ」
「ギルド長!!」
そこにいたのは歳はとっているがそれでも若く見られるほどの美貌を持つナイスバディな女性だった
「ふふ、いつも言ってるわよね私のことはクーエ姉さんと呼びなさい」
「なんでギルド長が…」
「クーエ姉さん!」
「クーエ姉さんがなんでこんなところに来てるんですか」
「それはね、アラン、貴方に用事があるからよ」
「僕に用事ですか」
「そう、あなたに出張に出てもらいたいの」
「出張?」
「獣人の国ガルドは知ってる?」
「それはもちろん、僕たちの国と友好関係を築いている隣国ですよね」
「そうよちゃんと勉強していて偉いわね」
「はあ…」
「獣人の国ガルドにある冒険者ギルドから依頼があってね、なんでも回復魔導士を派遣してもらいたいらしいの」
「何故ですか?」
「そんなの知らないわよ」
「えぇー」
「でも回復魔導士が必要になるほどの何かが起こるかもしれないわ」
「ゴクンッ」
「だからアラン、あなたに獣人の国ガルドに向かってもらうわ。そしてもしもの時は助けてあげて」
「…分かりました」
「ありがとう!じゃあすぐにギルドの近くに停めてある魔動車に乗って出発してね」
「もうですか!?僕まだ何も準備してないですけど」
「あっちに準備してあるから大丈夫よ」
「そんな…」
「さあ旅立ちなさい新しい冒険に!!」
こうして波乱が波乱呼ぶ獣人の国ガルド編開幕!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プルルルル
「もしもし、ええ大丈夫よ、ちゃんとそっちに向かわせたから」
「うん?なんて言ってガルドに向かわせたかって?近いうちにガルドが危ないかもしれないって言ったのよ」
「分かってるわよ何も起きない事くらい、そんな感じの事言わないと説得できないと思ったの」
「とにかくちゃんとそっちに向かったから楽しんでね―」
プツ
「お客さん?」
「失礼するわ」
「ギルド長!!」
そこにいたのは歳はとっているがそれでも若く見られるほどの美貌を持つナイスバディな女性だった
「ふふ、いつも言ってるわよね私のことはクーエ姉さんと呼びなさい」
「なんでギルド長が…」
「クーエ姉さん!」
「クーエ姉さんがなんでこんなところに来てるんですか」
「それはね、アラン、貴方に用事があるからよ」
「僕に用事ですか」
「そう、あなたに出張に出てもらいたいの」
「出張?」
「獣人の国ガルドは知ってる?」
「それはもちろん、僕たちの国と友好関係を築いている隣国ですよね」
「そうよちゃんと勉強していて偉いわね」
「はあ…」
「獣人の国ガルドにある冒険者ギルドから依頼があってね、なんでも回復魔導士を派遣してもらいたいらしいの」
「何故ですか?」
「そんなの知らないわよ」
「えぇー」
「でも回復魔導士が必要になるほどの何かが起こるかもしれないわ」
「ゴクンッ」
「だからアラン、あなたに獣人の国ガルドに向かってもらうわ。そしてもしもの時は助けてあげて」
「…分かりました」
「ありがとう!じゃあすぐにギルドの近くに停めてある魔動車に乗って出発してね」
「もうですか!?僕まだ何も準備してないですけど」
「あっちに準備してあるから大丈夫よ」
「そんな…」
「さあ旅立ちなさい新しい冒険に!!」
こうして波乱が波乱呼ぶ獣人の国ガルド編開幕!!
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プルルルル
「もしもし、ええ大丈夫よ、ちゃんとそっちに向かわせたから」
「うん?なんて言ってガルドに向かわせたかって?近いうちにガルドが危ないかもしれないって言ったのよ」
「分かってるわよ何も起きない事くらい、そんな感じの事言わないと説得できないと思ったの」
「とにかくちゃんとそっちに向かったから楽しんでね―」
プツ
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