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2. 番と同じ境遇の青年
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ザヤの一声で家の中に入ってきたのは、一人の青年だった。
ほのかに青みが差した薄緑色の髪は丸い額が露になる程短く、大きな丸い瞳は鮮やかなレモン色。少し緊張しているのか、目がきょろきょろと動いている。肌は冬の朝に積もった雪を思わせる白さだが、ふっくらした唇は赤く、頬や鼻の頭もほんのりと色づいている。
白いシャツにサスペンダー、膝を覆うズボンといういでたちで大きな手提げカバン。
「きょ、今日からお世話になる、ユテと言います!精一杯がんばるので、どうぞよろしくお願いします!」
ザヤに促されて自己紹介をした青年の声が上擦る。深く下げられた頭が上がると、顔は真っ赤に染まっていた。
「おい、待て。ザヤ、どういうことだ。説明しろ」
「ユテくん、十八歳。第二性はベータだよ。掃除炊事洗濯、なんでもできるそうだから」
「俺が聞きてえのはそういうことじゃねえって!」
混乱のあまり頭が回らないのと、戦友ののんきな笑顔に苛ついて思わず声を荒げてしまう。視界の端で、ユテが肩を震わせて身を縮こまらせるのが見えて、我に返る。
「……相談もなしに勝手に決めて申し訳ないとは思ってる。でも、事後報告でないと絶対に受け入れてくれないだろう?シグルド、君は認めないだろうけど、君が再起を図るには助けが必要だ。酒に溺れないよう監視する目もね」
ザヤの口調は柔らかだが、有無を言わせぬ響きがあった。まるで俺が耳当たりの良い言葉で誤魔化そうとしたのを見透かしているようにすら思えた。
「さっきも言ったけど、ユテくんはベータだ。シグルドは発情期のオメガのフェロモンを浴びても勃起しないけど、それでもオメガよりはいいと思ってね」
「え……シグルドさんはアルファ、ですよね…?なのに発情期のオメガに勃起しないんですか?」
肩を竦めて震えていたはずのユテが、驚いた様子で目を丸くしている。
無理もない。アルファは通常、オメガのヒートにあてられてほぼ確実にラットに入る。
「そう、シグルドは心に傷を負ってから、勃起不全に陥っててね。だからオメガでもいいかなと思ったんだけど、万が一の事態が起こってシグルドがまた傷つくといけないからベータ限定で募集を出したんだよ」
「おい、人の個人情報をベラベラ喋るな」
「おっと、ごめんごめん」
よく舌の回るザヤを睨みつけると、奴はしまったと言わんばかりに目を見開き、口を手で覆った。わざとらしい反応に眉間に力が入る。
「これ以上失言を重ねてシグルドの機嫌を損ねてしまう前に、私は退散しよう。あ、言っておくけどユテくんの雇用主は私だから、シグルドの一存で解雇はできないよ。じゃ、ユテくん週一の報告よろしくね。また来るよ、シグルド」
ザヤはこちらに口を挟む余地を一切与えることなく、自分の言いたいことだけ一方的に言って去って行った。爽やかな笑顔で手まで振って友好的な態度ではあるが、嵐のような訪問だった。
扉が閉まり静寂が訪れると同時に、疲労感がどっと襲ってくる。ソファの背もたれに体をあずけて、両手で顔を覆うと自然と深い溜め息が出た。
「…帰っていいぜ。使用人なんざ必要ねえ」
「そんな…困ります…っ!」
悲痛な声が聞こえる。体を起こしてユテを見れば、眉尻を下げて困惑の表情を浮かべていた。
…確かに、ユテからすれば困るのも当然か。仕事をしなければ賃金が支払われない。報告義務が設けられているならなおさらだ。
「きちんと口裏は合わせるから心配しなくていい。俺は自分で面倒を見る、お前は働かずして契約通りの賃金を得られる。双方にとって好都合だろ、な?お前には迷惑がかからないよう約束する。だから自分の家に帰りな」
「あの…違くて…」
せっかくの好条件を出したと言うのに、ユテの表情は変わらない。いたたまれない様子で立ち尽くし、もごもごと口を動かす青年に僅かな苛立ちを感じる。
曲がったことはできない、イイ子ちゃんか?……面倒くせえな。
「僕、帰る家がないんです…。シグルドさんのご迷惑にならないように頑張るので、どうか働かせてくれませんか…?」
「家がないって…どういうことだ」
「僕、家族がいなくてずっと孤児院でお世話になってたんです。でも成年を迎えたら出て行かないといけなくて、ずっと住み込みでできる仕事を探してたところをザヤさんに雇ってもらって……」
予想外の返しに面食らって言葉が出ない。目の前の青年は変わらず視線を向けたままだ。髪が短いせいで、レモン色の瞳に張った涙が今にもこぼれ落ちそうなのがよく見える。泣くのを堪えているのか、噛んだ唇が歪んでいる。
「ユテ、歳は十八だって言ってたな?」
「?……はい」
突然年齢を聞かれた青年は首を傾げながらも頷く。
孤児院出身の十八歳。なぜだかリュキテのことが脳裏によぎった。見た目も第二性も違う。似ているのは背格好くらいだ。それと、完全には大人になりきれていない、あどけなさを感じさせる顔つき。
自分よりも一回り以上年下の若者を使用人とすることに抵抗を覚える。それに、誰かと同居する心の準備が出来てない。
だからと言って、目の前のユテを追い出す気にも毛頭なれなかった。リュキテと共通する境遇を持つ彼は特に拒絶できない。
「俺も鬼畜じゃねえ。そういう事情なら追い出したりしねえよ。好きにしてくれていい」
「あ、ありがとうございますっ!」
溜め息まじりにそう呟けば、間髪を入れずに感謝の言葉が返って来る。純真な喜びを前面に押し出すユテがあまりに眩しくて直視できなかった。純粋な優しさで承諾したわけではないのに、無垢な目を向けられて気が咎める。
「ユテには悪いが、俺は使用人なんざ望んじゃいなかった。はっきり言ってザヤの強引さに腹が立つし、ありがた迷惑だと思ってる。……住む家が見つかって、俺に嫌気が差したらいつでも出て行ってくれていいぜ。さっきも言ったが、口裏も合わせる。必要になったら言ってくれ」
「……わかり、ました…」
当惑した声色の承諾が返ってくるも、俺は顔を上げることができずに彼の靴をじっと見つめることしかできなかった。声音からして呆然としているのは間違いない。
我ながらきつい物言いだと思う。ユテはただ仕事を求めただけで、巻き込まれた被害者だ。
だがこれだけはっきりと言えば、否が応でも理解するだろう。俺は良き同居人にはなりえないと。あとは早々に家を探して出て行ってもらうだけだ。
「……荷物はこれだけか?お前の部屋に案内する」
「あっ、あの、自分で持てます…!」
「全然重くねえし、いい。ガキが遠慮なんかしてんなよ」
ユテの持つカバンの持ち手に手をかけると、慌てた様子で頭を左右に振る。それを無視して強引に奪うように荷物を持って家の奥へと進む。背後から小走りの足音が聞こえる。
とある一室の扉を開けた瞬間、むわりと埃が雪のように舞った。木目の床が白くなるくらいに埃が積もっていた。入居してから全くと言っていい程に使っていなかったせいで、ところどころ蜘蛛の巣も張っていて酷い有様だ。
隣のユテが咳き込むのを見て我に返る。
「……とても住める状態じゃねえな。違う部屋を──」
「僕、ここで大丈夫です」
自分が使っている寝室を案内しようとしたが、青年に引き留められた。部屋の惨状がまるで気にならないとばかりに満面の笑みを浮かべている。
「なわけねえだろ。こんな部屋で生活したら病気になるぞ」
「ちゃんと掃除すれば大丈夫です。広さも申し分ないし、ありがたいくらいです」
そこで初めてユテの顔を至近距離で見た。柔らかく細められた目に嘘は見られない。本気で、この埃まみれの部屋がいいと真っ直ぐな眼差しが訴えてくる。
……まただ。裏のない素直な目で見られると、なぜだか後ろめたい気持ちになる。直視していられず、自分から顔を逸らした。
荷物を床に置き、ユテに断りを入れて自室へと入る。ベッド脇のチェストの引き出しを開けて財布に手を伸ばす。リュキテの情報が書かれた紙に指が触れて、一瞬思考が停止する。
……きちんと鍵をかけねえとな。
財布から紙幣を何枚か抜き、引き出しに鍵をかける。
「預ける。必要な物があれば、金に糸目をつけず買ってくれていい」
「えっ」
俺が放り投げた財布を受け止めたユテは驚きに目を見開き、財布と俺とを交互に見た。元より大きな目が今にもこぼれ落ちそうになっている。
「出かける。好きなようにしてくれ」
強い視線を背中に感じながらも、俺は家を後にした。
ほのかに青みが差した薄緑色の髪は丸い額が露になる程短く、大きな丸い瞳は鮮やかなレモン色。少し緊張しているのか、目がきょろきょろと動いている。肌は冬の朝に積もった雪を思わせる白さだが、ふっくらした唇は赤く、頬や鼻の頭もほんのりと色づいている。
白いシャツにサスペンダー、膝を覆うズボンといういでたちで大きな手提げカバン。
「きょ、今日からお世話になる、ユテと言います!精一杯がんばるので、どうぞよろしくお願いします!」
ザヤに促されて自己紹介をした青年の声が上擦る。深く下げられた頭が上がると、顔は真っ赤に染まっていた。
「おい、待て。ザヤ、どういうことだ。説明しろ」
「ユテくん、十八歳。第二性はベータだよ。掃除炊事洗濯、なんでもできるそうだから」
「俺が聞きてえのはそういうことじゃねえって!」
混乱のあまり頭が回らないのと、戦友ののんきな笑顔に苛ついて思わず声を荒げてしまう。視界の端で、ユテが肩を震わせて身を縮こまらせるのが見えて、我に返る。
「……相談もなしに勝手に決めて申し訳ないとは思ってる。でも、事後報告でないと絶対に受け入れてくれないだろう?シグルド、君は認めないだろうけど、君が再起を図るには助けが必要だ。酒に溺れないよう監視する目もね」
ザヤの口調は柔らかだが、有無を言わせぬ響きがあった。まるで俺が耳当たりの良い言葉で誤魔化そうとしたのを見透かしているようにすら思えた。
「さっきも言ったけど、ユテくんはベータだ。シグルドは発情期のオメガのフェロモンを浴びても勃起しないけど、それでもオメガよりはいいと思ってね」
「え……シグルドさんはアルファ、ですよね…?なのに発情期のオメガに勃起しないんですか?」
肩を竦めて震えていたはずのユテが、驚いた様子で目を丸くしている。
無理もない。アルファは通常、オメガのヒートにあてられてほぼ確実にラットに入る。
「そう、シグルドは心に傷を負ってから、勃起不全に陥っててね。だからオメガでもいいかなと思ったんだけど、万が一の事態が起こってシグルドがまた傷つくといけないからベータ限定で募集を出したんだよ」
「おい、人の個人情報をベラベラ喋るな」
「おっと、ごめんごめん」
よく舌の回るザヤを睨みつけると、奴はしまったと言わんばかりに目を見開き、口を手で覆った。わざとらしい反応に眉間に力が入る。
「これ以上失言を重ねてシグルドの機嫌を損ねてしまう前に、私は退散しよう。あ、言っておくけどユテくんの雇用主は私だから、シグルドの一存で解雇はできないよ。じゃ、ユテくん週一の報告よろしくね。また来るよ、シグルド」
ザヤはこちらに口を挟む余地を一切与えることなく、自分の言いたいことだけ一方的に言って去って行った。爽やかな笑顔で手まで振って友好的な態度ではあるが、嵐のような訪問だった。
扉が閉まり静寂が訪れると同時に、疲労感がどっと襲ってくる。ソファの背もたれに体をあずけて、両手で顔を覆うと自然と深い溜め息が出た。
「…帰っていいぜ。使用人なんざ必要ねえ」
「そんな…困ります…っ!」
悲痛な声が聞こえる。体を起こしてユテを見れば、眉尻を下げて困惑の表情を浮かべていた。
…確かに、ユテからすれば困るのも当然か。仕事をしなければ賃金が支払われない。報告義務が設けられているならなおさらだ。
「きちんと口裏は合わせるから心配しなくていい。俺は自分で面倒を見る、お前は働かずして契約通りの賃金を得られる。双方にとって好都合だろ、な?お前には迷惑がかからないよう約束する。だから自分の家に帰りな」
「あの…違くて…」
せっかくの好条件を出したと言うのに、ユテの表情は変わらない。いたたまれない様子で立ち尽くし、もごもごと口を動かす青年に僅かな苛立ちを感じる。
曲がったことはできない、イイ子ちゃんか?……面倒くせえな。
「僕、帰る家がないんです…。シグルドさんのご迷惑にならないように頑張るので、どうか働かせてくれませんか…?」
「家がないって…どういうことだ」
「僕、家族がいなくてずっと孤児院でお世話になってたんです。でも成年を迎えたら出て行かないといけなくて、ずっと住み込みでできる仕事を探してたところをザヤさんに雇ってもらって……」
予想外の返しに面食らって言葉が出ない。目の前の青年は変わらず視線を向けたままだ。髪が短いせいで、レモン色の瞳に張った涙が今にもこぼれ落ちそうなのがよく見える。泣くのを堪えているのか、噛んだ唇が歪んでいる。
「ユテ、歳は十八だって言ってたな?」
「?……はい」
突然年齢を聞かれた青年は首を傾げながらも頷く。
孤児院出身の十八歳。なぜだかリュキテのことが脳裏によぎった。見た目も第二性も違う。似ているのは背格好くらいだ。それと、完全には大人になりきれていない、あどけなさを感じさせる顔つき。
自分よりも一回り以上年下の若者を使用人とすることに抵抗を覚える。それに、誰かと同居する心の準備が出来てない。
だからと言って、目の前のユテを追い出す気にも毛頭なれなかった。リュキテと共通する境遇を持つ彼は特に拒絶できない。
「俺も鬼畜じゃねえ。そういう事情なら追い出したりしねえよ。好きにしてくれていい」
「あ、ありがとうございますっ!」
溜め息まじりにそう呟けば、間髪を入れずに感謝の言葉が返って来る。純真な喜びを前面に押し出すユテがあまりに眩しくて直視できなかった。純粋な優しさで承諾したわけではないのに、無垢な目を向けられて気が咎める。
「ユテには悪いが、俺は使用人なんざ望んじゃいなかった。はっきり言ってザヤの強引さに腹が立つし、ありがた迷惑だと思ってる。……住む家が見つかって、俺に嫌気が差したらいつでも出て行ってくれていいぜ。さっきも言ったが、口裏も合わせる。必要になったら言ってくれ」
「……わかり、ました…」
当惑した声色の承諾が返ってくるも、俺は顔を上げることができずに彼の靴をじっと見つめることしかできなかった。声音からして呆然としているのは間違いない。
我ながらきつい物言いだと思う。ユテはただ仕事を求めただけで、巻き込まれた被害者だ。
だがこれだけはっきりと言えば、否が応でも理解するだろう。俺は良き同居人にはなりえないと。あとは早々に家を探して出て行ってもらうだけだ。
「……荷物はこれだけか?お前の部屋に案内する」
「あっ、あの、自分で持てます…!」
「全然重くねえし、いい。ガキが遠慮なんかしてんなよ」
ユテの持つカバンの持ち手に手をかけると、慌てた様子で頭を左右に振る。それを無視して強引に奪うように荷物を持って家の奥へと進む。背後から小走りの足音が聞こえる。
とある一室の扉を開けた瞬間、むわりと埃が雪のように舞った。木目の床が白くなるくらいに埃が積もっていた。入居してから全くと言っていい程に使っていなかったせいで、ところどころ蜘蛛の巣も張っていて酷い有様だ。
隣のユテが咳き込むのを見て我に返る。
「……とても住める状態じゃねえな。違う部屋を──」
「僕、ここで大丈夫です」
自分が使っている寝室を案内しようとしたが、青年に引き留められた。部屋の惨状がまるで気にならないとばかりに満面の笑みを浮かべている。
「なわけねえだろ。こんな部屋で生活したら病気になるぞ」
「ちゃんと掃除すれば大丈夫です。広さも申し分ないし、ありがたいくらいです」
そこで初めてユテの顔を至近距離で見た。柔らかく細められた目に嘘は見られない。本気で、この埃まみれの部屋がいいと真っ直ぐな眼差しが訴えてくる。
……まただ。裏のない素直な目で見られると、なぜだか後ろめたい気持ちになる。直視していられず、自分から顔を逸らした。
荷物を床に置き、ユテに断りを入れて自室へと入る。ベッド脇のチェストの引き出しを開けて財布に手を伸ばす。リュキテの情報が書かれた紙に指が触れて、一瞬思考が停止する。
……きちんと鍵をかけねえとな。
財布から紙幣を何枚か抜き、引き出しに鍵をかける。
「預ける。必要な物があれば、金に糸目をつけず買ってくれていい」
「えっ」
俺が放り投げた財布を受け止めたユテは驚きに目を見開き、財布と俺とを交互に見た。元より大きな目が今にもこぼれ落ちそうになっている。
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