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3章 希う大学生編
いつもと少し違う朝
しおりを挟む早朝、目が覚めてしまった啓吾が潜り込んできて、モゾモゾしているものだから薄らと目が覚める。寝る前にエナジードリンクなんて飲むから、バカみたいに短時間で目が覚めちゃうんだよ。
なんて小言を言う余裕などなかった。だって、乳首を抓って起こされたんだもの。絶叫しようにも、手で思い切り口を塞がれているし。まったく、寝起きからイイ顔で『しぃー』じゃないよ。
どうやら、朝勃ちを収めようと思って来たらしい。毎朝の事なのでもう驚かないけどね。
布団の中で、僕たちは音を立てないよう触り合う。
「今日は皆起こさないように、静かにヤろうな」
「ん····、だったら、あんまり激しくしないでよ?」
「わーってるって。ゆーっくり犯してやっから、声だけはマジで我慢しろよ」
「が、頑張る」
「んはは、頑張れよ」
ささやかな応援とおはようのキスを置いて、容赦のない寝起きセックスが始まる。えっちだなんて生易しいものじゃない。静かにする気なんてないんだ。
まぁ、それもいつもの事だけど。
ジッと目を見ながら、ゆっくり舌を絡めるキスをする。目を瞑ると、乳首をギュッと抓られた。目を瞑るなという事だろう。
撫でるように脇腹、腰へと手を送り、下腹を一度軽く圧迫する。甘イキをして先走りが溢れた。啓吾はそれをローション代わりに、僕のおちんちんを扱く。
何度か寸止めをしてイイ具合に力が抜けると、アナルに指を挿し込んだ。スラッとした長い指で、意地悪く前立腺にコリコリと甘い刺激を与える。
僕が『イきたい』と強請ったら、2本の指で前立腺をグリッと潰された。その衝撃だけでイッてしまう僕の弱弱な前立腺····。
被されていたタオルを精液で汚してしまい、『ごめんね』と謝ると『なんで謝んの』と聞かれた。
「結人が気持ちくなってくれたら嬉しいんだけど。つか汚すために持ってきてんだからさ、いっぱい汚しゃいーじゃん」
そう言って、噴いて泣くまでシコシコされた。イッた直後に扱かれると腰が引ける。腰をヘコヘコしていると、前立腺を奥から掻き取ってしまうようにグリグリ潰された。
「ひにゃぁぁぁ! そぇらめっ! イ゙ッ··ぎゅぅぅ······」
「ゆーいと、声──」
「うるせぇな。朝っぱらから結人壊してんじゃねぇぞ」
寝ぼけた八千代が啓吾にキレかかる。声を抑えられず起こしてしまったらしい。りっくんと朔は、こんなに騒がしくてもぐっすりだけど。
八千代は、朔を乗り越えて僕の隣まで転がって来ると、おはようのキスをしてギュッと抱き締めてくれた。浴衣がはだけていて、無駄にえっちぃんだから。
目に毒だから、あまり見ないようにと抱き返す。そうしたら、啓吾がヤキモチを妬くんだよね。
案の定妬いた啓吾は、ひょいっと僕を持ち上げ四つ這いにすると、後ろからゆっくりおちんちんを挿れた。
「俺ん時は抱き返してくんなかったじゃんかぁ」
「らっ、て··啓吾····、抱き返す前にえっちぃ事始めたれしょぉ····」
「え、あ~、そうだっけ? ま、いいや。声もうちょい我慢してねぇ~。家じゃないかんね。外に聞こえちゃうよ」
そう言いながらも、遠慮なく腰を打ちつける啓吾。片脚を持って半回転させると、座って耳を弄っていた八千代に僕の頭を預けた。
正常位で、浴衣を羽織ってるだけの啓吾に犯される。えっちぃ啓吾を直視できず、僕は慌てて両手で目を塞ぐ。
とっくに声なんて我慢できなくなっていて、それでも必死に抑えるが小さな嬌声は止め処なく零れ続ける。八千代は、そんな僕を揶揄うように指先で乳首を弾いて遊ぶ。
それに対して啓吾は、珍しく奥に挿れ過ぎないよう加減しているみたいだ。苦しそうな表情で、僕の反応を見ながら深さを調節している。
流石の啓吾も、多少は遠慮をしていたらしい。けれど僕は、その努力を台無しにしてしまう。
「ふっ、ぅ····啓吾、奥に欲しい··。あのね、奥が寂しいの。結腸で、啓吾の精液飲ませてぇ」
僕は、啓吾に両手を伸ばした。昂った啓吾は抱き締めてくれず、差し出した僕の両手首を掴んで思い切り奥へ捩じ込んだ。気を利かした八千代が、手で口を塞いでくれていて助かった。
そして、僕の要望を聞き入れようと、奥をぐぽぐぽしてイク為のピストンが始まる。
おちんちんに掛けられたタオルが、いつの間にか潮でぐしょぐしょになっているじゃないか。それに気づいた啓吾は、お布団を汚してはいけないので、奥を貫いたまま僕を抱き上げて板間へ移動する。畳部屋と窓の間にある寛ぎスペースだ。
八千代がタオルを敷いてくれた藤の椅子に降ろされ、勢いよくおちんちんを引っこ抜かれた。どうせなら、抱き上げる前に抜いてくれれば、運ぶのも楽だっただろうに。
椅子の背もたれに手をつき、自ら啓吾にお尻を向けて誘う。奥まで一気にズパンッと突き挿れられ、僕は痙攣しながら潮を噴射した。
椅子の後ろからは、八千代が僕の頬を持ち上げるように包んでキスをしている。口を塞ぐ為なのだろうけれど、当然息もできない。
「場野、結人締まりすぎ。ちょい息させて」
「んはぁっ····はぁ··ん、あっ、あぁっ、やっ··啓吾、お潮、止まんにゃいぃ」
「ん、すげぇ可愛いよ。もっと噴かせたい」
そう言って、啓吾は前立腺を執拗に責める。お望み通り、枯れることなく潮が溢れ続ける。自力で止めることなどできない。
タオルが意味をなさず、椅子から垂れた潮で水溜まりができているらしい。びちゃびちゃと水音がするのは、きっとそれだろう。
奥をぐぽぐぽしながら、肩や項を噛む啓吾。耳元で聴こえる声が甘く湿っぽい。それを聴くだけで、奥をぎゅぅっと締めてしまう。
その所為でぐぽぐぽしにくいのか、奥を貫いたまま小刻みに突いて精液を注ぐ。再びキスで口を塞がれていた僕は、声で快感を逃がせないまま深い女の子イキをした。
ガクガク震える足で立たされ、窓に手をついて八千代のモノを受け入れる。眺望が良く、一面の雪景色を眺めながらのえっちだ。
それほど大きくない湖があるのだが、おそらく凍っているのだろう。大きな白い鳥が数羽立っている。湖畔は木々が雪で銀色に染まっていて、寒さと静けさが伝わってくる。動物さえ息を潜めているようだ。
二重になっている外側の窓は霜が降りている。僕が手をついている内側の窓は、室内よりは少し温度が低いけれど冷たくはない。
八千代が寒くないかと気遣ってくれる。大丈夫だと答えると、溜まっていた鬱憤を晴らすかのように勢い良く突き始めた。
窓ガラスが、八千代の突きに合わせてガタガタと揺れる。他の部屋に響いていないだろうか。
口は八千代が後ろから手で塞いでくれているから、ほんの小さな喘ぎ声しか漏らせない。だから、きっとそっちは大丈夫だろう。りっくんと朔が未だに起きないくらいなのだ。たぶん、外までは漏れていないはず。
もしも外に人が居たら見えてしまうのだろうか。3階だから、ハッキリは見えないのかな。
僕は、少し不安になり外の景色へ目をやる。誰も居ない。けれど、新雪を散らした足跡がある。さっき見た時はなかったのに。サァッと血の気が引く。
誰かが居たんだ。全然気がつかなかった。きっと、僕たちを見て立ち去ったのだろう。目が良すぎるのも困ったものだ。足跡が、こちらを向いているのまで見えてしまうのだから。
「八千代、ね、外····」
「あぁ、さっき誰か居たな。ジジィっぽかったけど、まぁ見えてねぇだろ」
本当かな。そうだといいんだけど。
「場野ぉ、そろそろ飯の時間」
「マジか。····はぁ、お前んナカから出んの嫌だわ」
なんて言って、大きな身体で後ろから優しく抱き締める。甘えたな八千代だ。そんな事、滅多に口には出さないのに珍しいな。
僕は、片手で力無く八千代の腕に手を添え握る。
「僕まれ寂しくなっちゃうれしょ····」
悠長に甘々している時間はない。だけど、この手を離してしまうのが、八千代が僕から出てしまうのが、無性に寂しくて堪らないんだ。
「八千代、僕のお腹、八千代れいっぱいにちて?」
我ながら、恥ずかしいくらいの猫撫で声でお願いしてしまった。八千代はそれに従ってラストスパートをかけ、奥を抜くと僕のお腹を満たしてくれる。
いつもそうなんだけど、ナカで脈打つおちんちんと、微かに聴こえる甘い声が、また僕をトロンと堕とす。朝ご飯どころじゃないや。
「風呂行ってる時間ないかんね。とりあえず拭くから、飯食ったらまた皆で風呂行こうな」
啓吾が八千代から僕を受け取ると、フラつくのを支えながらササッと処理をしてくれる。
「ん··ありがと。朝風呂、楽しみらねぇ。あ、僕、りっくんと朔起こしゅね」
「お、任せるわ。アイツら結人じゃねぇと起きねぇかんな」
「んふっ、困ったしゃんらもんねぇ」
なんて幸せな朝なのだろう。いつもと違う環境で、いつもより甘い時間を過ごしている。けれど、いつも通りの皆なのだ。
不思議な感覚に見舞われながら、僕は困ったさん2人を甘く起こす。これも、いつも通りだ。
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