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第21話 スキル
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Side ルフラン
発掘のために掘り進められた洞窟をアリシアさんと進みます。
土壁に露出した光る岩石『ライト鉱石』のおかげで光源は確保できていますが、私のような縦横無尽に敵を攪乱しながら攻撃するファイターにとってこの狭い通路は何とも戦いにくい。
幸いなことに先ほどから現れる魔物はLvの低いグフゥのみなのでなんとかなっていますが、もしここで黒頭巾やパークのような強敵と戦うことになれば苦戦は免れないでしょう。
師匠? あれは考えるだけ無駄です。
「ルフラン、この先に魔物がいる。三体だ」
「わかりました」
アリシアさんの忠告通りに、物陰から三体分の黒い影が襲いかかってきました。
黒色の亜人種。
縦に長く、細長い手足、その全てが影のように真っ黒です。
ただその瞳だけは血のように赤く、猛るような怒りの光を閉じ込めています。
攻撃方法は爪や牙で切り裂くのみ、言ってしまえばそこまで強くありません。
話だけは散々聞いていましたが、これが人攫いの魔物、グフゥですか。
「どの世界線であろうとも誘拐は犯罪です」
振り下ろされた爪を足の組み換えのみで躱します。
「罪には罰が必要ですよね」
攻撃直後の硬直を狙って『ヴァルチカン・アッシュ』を装備した右拳をぶちかましました。
筋力補正+22のおニュー武器は見事な破壊力を実現してくれます。
グフゥのHPを余らず飲み込み、蒼いエフェクトと共に魔物の命を終焉へと導きました。
「悪しき魔物の魂よ。聖樹の下へ帰るといい」
振り向くと、桜色の髪をなびかせながら腰元にレイピアを収めるアリシアさんの姿。
周りには蒼い光の粒子が彼女のいる空間を彩るように散っています。
アリシアさんの姿を映えさせる特殊演出かと思いましたが、あれはただの魔物の消失エフェクトですね。
グフゥの襲撃を乗り切った私たちは近くに小屋があったので休憩を取ることにしました。
「しかし、アリシアさんのスキルは便利ですね」
彼女の持つスキル『気配察知』は、特定範囲内にいる魔物の存在を知ることができるというもの。
アリシアさんがいるだけで奇襲という概念は消え去ります。
魔物のレベルや種類まではわからないそうですが、それでも充分過ぎる性能ですよね。
「『気配察知』であれば発展スキルだ。条件を満たせば貴公でも習得できるぞ」
「発展スキルですか?」
何やら聞き慣れない単語が出てきましたよ。
不思議そうな顔をしていると、それを見たアリシアさんは何かを察した様子。
私の顔に手を伸ばして眼鏡を取り、そのまま自分へと装備しました。
いやいや、何を察したんですか?
「ふっ。では、貴公にスキルについて説明しようではないか」
「それはありがたいのですが、なぜ眼鏡を?」
「そのほうが教育者っぽいだろ」
ドヤ顔を見せるアリシアさんは形から入る人でした。
そんなお茶目な一面も彼女がやると様になるのだから困っちゃいます。
もしこれがベルカさんだったら首根っこを摘まんで魔物の群れにポイするところでしたね。
「スキルには三つの種類がある。『発展スキル』と『固有スキル』と『特殊スキル』だ。それぞれのスキルの特徴と効果について一つずつ説明する」
そうして始まったのは、『おしえて、アリシア先生!』のコーナーでした。
私は姿勢を正して、なんだかノリノリのな先生の解説に耳を傾けます。
「まず『発展スキル』というのはLvが10上がるたびに任意で習得できるスキルだ。正確に言うと、Lv10ごとに所有するスキルスロットが増える。スキルスロットとはそのままスキルが習得できる上限を示しており、自分の選んだスキルを設定することができるわけだな」
スキルスロットについては既存のゲーム知識で対応できそうですね。
というより、Lv10上がるたびに……ですか。
「私はLv15なのですが『発展スキル』をもう持っているということですか?」
「どうだろう。ステータス画面を見せてくれるか?」
言われた通り、私はウィンドウを操作してステータス画面を見せました。
名前やジョブ、レベルに各種ステータスと続いて、その次の項目にて。
【スキル『』】
という記載があることに今更ながら気付きました。
「見ての通り貴公はスキルスロットは所持しているがスキルをまだ習得していない状態だ」
「スキルはどうやって習得するんですか?」
「ステータス画面のスキルの欄をタップしてみろ」
言われた通りにすると、スキルの欄にずらっと複数のスキル名が表示されました。
「貴公が習得可能なスキルの候補だ。スキルの候補は貴公のこれまでの経験に由来する。例えば『気配察知』であるならば『魔物を死角から100回攻撃する』という条件を満たせば選択肢に現れる」
アリシアさんの説明を聞きながら、私は自分の選択肢を眺めます。
『瞬歩』『鉄拳』『苦労人』『恐怖耐性』『滑空攻撃』『属性補正』『ツッコミ』『信仰』
名前だけでわかるものもあれば、見当もつかないもの。
というより『苦労人』とか『ツッコミ』ってなんですか?
「スキルをタップすれば説明があるぞ」
言われて私は『ツッコミ』をタップしました。
【スキル『ツッコミ』:任意にハリセンを顕現することができる。レベルアップによりハリセンのグレードが上がる】
なんだよそれ、気になるじゃねぇかこのやろう。
ハリセンのグレードが上がる、の興味の引き方がやべぇですね。
いったいどうなるんでしょうか。
「ちなみに一度設定したスキルは変更不可能だから慎重にな」
くそう、ならば流石に『ツッコミ』を取得するわけにはいきませんね。
というより、このスキルの習得条件はなんだったのでしょうか。
多くの謎を残しながらも、とりあえずスキル習得は後回しにして説明の続きを聞くことにしました。
「次は『固有スキル』についてだな。これは特定のジョブにしか習得できないスキルだと思ってくれ。具体例を挙げると私の固有スキル『騎士の眼光』は騎士系統のジョブに就いていないと習得することができない。習得条件は『【聖樹騎士】Lv20』だ。ちなみに固有スキルは必ずしもレベルアップで覚えるわけではない」
つまり『ジョブの固有スキル』というわけですね。
よって私が所有できるのは『【魔法拳士の固有スキル』ということに。
師匠ならばなにか知っていそうですけど、あそこに戻るのはLv50になってからと約束してしまいましたからね。
いったい何を覚えるのかは、覚えてからのお楽しみということで。
「最後に『特殊スキル』だが……これは正直言ってよくわからん」
肩を竦めながらアリシアさんはぶっちゃけます。
「というと?」
「特殊スキルはその名の通り特殊な条件を満たしたときに習得できるスキルだ。何らかの行動であったり、何らかのクエストの達成であったりとその条件は様々だ。強いて言うのであれば、よくわからんうちに習得していたスキルといったとこだろう」
「ざっくりしてますね」
どうやら特殊スキルについては色々と解明されてないことが多いようですね。
リアルでの攻略サイトならもっと詳しいことが書かれているかもしれません。
今度戻ったら少しだけ調べてみましょうか。
授業を終えた私は迷いながらも、発展スキルで『鉄拳』を習得しました。
鉄拳は拳系の攻撃に筋力補正をつけるというもの。
私には必須スキルで間違いないでしょう。
その選択は正しかったと胸を張って言えます。
言える……はずなのですが……。
どうしても頭の片隅に『ツッコミ』の説明文がこびりついて離れません。
ちっくしょう。
ハリセンのグレードアップってなんだ!
発掘のために掘り進められた洞窟をアリシアさんと進みます。
土壁に露出した光る岩石『ライト鉱石』のおかげで光源は確保できていますが、私のような縦横無尽に敵を攪乱しながら攻撃するファイターにとってこの狭い通路は何とも戦いにくい。
幸いなことに先ほどから現れる魔物はLvの低いグフゥのみなのでなんとかなっていますが、もしここで黒頭巾やパークのような強敵と戦うことになれば苦戦は免れないでしょう。
師匠? あれは考えるだけ無駄です。
「ルフラン、この先に魔物がいる。三体だ」
「わかりました」
アリシアさんの忠告通りに、物陰から三体分の黒い影が襲いかかってきました。
黒色の亜人種。
縦に長く、細長い手足、その全てが影のように真っ黒です。
ただその瞳だけは血のように赤く、猛るような怒りの光を閉じ込めています。
攻撃方法は爪や牙で切り裂くのみ、言ってしまえばそこまで強くありません。
話だけは散々聞いていましたが、これが人攫いの魔物、グフゥですか。
「どの世界線であろうとも誘拐は犯罪です」
振り下ろされた爪を足の組み換えのみで躱します。
「罪には罰が必要ですよね」
攻撃直後の硬直を狙って『ヴァルチカン・アッシュ』を装備した右拳をぶちかましました。
筋力補正+22のおニュー武器は見事な破壊力を実現してくれます。
グフゥのHPを余らず飲み込み、蒼いエフェクトと共に魔物の命を終焉へと導きました。
「悪しき魔物の魂よ。聖樹の下へ帰るといい」
振り向くと、桜色の髪をなびかせながら腰元にレイピアを収めるアリシアさんの姿。
周りには蒼い光の粒子が彼女のいる空間を彩るように散っています。
アリシアさんの姿を映えさせる特殊演出かと思いましたが、あれはただの魔物の消失エフェクトですね。
グフゥの襲撃を乗り切った私たちは近くに小屋があったので休憩を取ることにしました。
「しかし、アリシアさんのスキルは便利ですね」
彼女の持つスキル『気配察知』は、特定範囲内にいる魔物の存在を知ることができるというもの。
アリシアさんがいるだけで奇襲という概念は消え去ります。
魔物のレベルや種類まではわからないそうですが、それでも充分過ぎる性能ですよね。
「『気配察知』であれば発展スキルだ。条件を満たせば貴公でも習得できるぞ」
「発展スキルですか?」
何やら聞き慣れない単語が出てきましたよ。
不思議そうな顔をしていると、それを見たアリシアさんは何かを察した様子。
私の顔に手を伸ばして眼鏡を取り、そのまま自分へと装備しました。
いやいや、何を察したんですか?
「ふっ。では、貴公にスキルについて説明しようではないか」
「それはありがたいのですが、なぜ眼鏡を?」
「そのほうが教育者っぽいだろ」
ドヤ顔を見せるアリシアさんは形から入る人でした。
そんなお茶目な一面も彼女がやると様になるのだから困っちゃいます。
もしこれがベルカさんだったら首根っこを摘まんで魔物の群れにポイするところでしたね。
「スキルには三つの種類がある。『発展スキル』と『固有スキル』と『特殊スキル』だ。それぞれのスキルの特徴と効果について一つずつ説明する」
そうして始まったのは、『おしえて、アリシア先生!』のコーナーでした。
私は姿勢を正して、なんだかノリノリのな先生の解説に耳を傾けます。
「まず『発展スキル』というのはLvが10上がるたびに任意で習得できるスキルだ。正確に言うと、Lv10ごとに所有するスキルスロットが増える。スキルスロットとはそのままスキルが習得できる上限を示しており、自分の選んだスキルを設定することができるわけだな」
スキルスロットについては既存のゲーム知識で対応できそうですね。
というより、Lv10上がるたびに……ですか。
「私はLv15なのですが『発展スキル』をもう持っているということですか?」
「どうだろう。ステータス画面を見せてくれるか?」
言われた通り、私はウィンドウを操作してステータス画面を見せました。
名前やジョブ、レベルに各種ステータスと続いて、その次の項目にて。
【スキル『』】
という記載があることに今更ながら気付きました。
「見ての通り貴公はスキルスロットは所持しているがスキルをまだ習得していない状態だ」
「スキルはどうやって習得するんですか?」
「ステータス画面のスキルの欄をタップしてみろ」
言われた通りにすると、スキルの欄にずらっと複数のスキル名が表示されました。
「貴公が習得可能なスキルの候補だ。スキルの候補は貴公のこれまでの経験に由来する。例えば『気配察知』であるならば『魔物を死角から100回攻撃する』という条件を満たせば選択肢に現れる」
アリシアさんの説明を聞きながら、私は自分の選択肢を眺めます。
『瞬歩』『鉄拳』『苦労人』『恐怖耐性』『滑空攻撃』『属性補正』『ツッコミ』『信仰』
名前だけでわかるものもあれば、見当もつかないもの。
というより『苦労人』とか『ツッコミ』ってなんですか?
「スキルをタップすれば説明があるぞ」
言われて私は『ツッコミ』をタップしました。
【スキル『ツッコミ』:任意にハリセンを顕現することができる。レベルアップによりハリセンのグレードが上がる】
なんだよそれ、気になるじゃねぇかこのやろう。
ハリセンのグレードが上がる、の興味の引き方がやべぇですね。
いったいどうなるんでしょうか。
「ちなみに一度設定したスキルは変更不可能だから慎重にな」
くそう、ならば流石に『ツッコミ』を取得するわけにはいきませんね。
というより、このスキルの習得条件はなんだったのでしょうか。
多くの謎を残しながらも、とりあえずスキル習得は後回しにして説明の続きを聞くことにしました。
「次は『固有スキル』についてだな。これは特定のジョブにしか習得できないスキルだと思ってくれ。具体例を挙げると私の固有スキル『騎士の眼光』は騎士系統のジョブに就いていないと習得することができない。習得条件は『【聖樹騎士】Lv20』だ。ちなみに固有スキルは必ずしもレベルアップで覚えるわけではない」
つまり『ジョブの固有スキル』というわけですね。
よって私が所有できるのは『【魔法拳士の固有スキル』ということに。
師匠ならばなにか知っていそうですけど、あそこに戻るのはLv50になってからと約束してしまいましたからね。
いったい何を覚えるのかは、覚えてからのお楽しみということで。
「最後に『特殊スキル』だが……これは正直言ってよくわからん」
肩を竦めながらアリシアさんはぶっちゃけます。
「というと?」
「特殊スキルはその名の通り特殊な条件を満たしたときに習得できるスキルだ。何らかの行動であったり、何らかのクエストの達成であったりとその条件は様々だ。強いて言うのであれば、よくわからんうちに習得していたスキルといったとこだろう」
「ざっくりしてますね」
どうやら特殊スキルについては色々と解明されてないことが多いようですね。
リアルでの攻略サイトならもっと詳しいことが書かれているかもしれません。
今度戻ったら少しだけ調べてみましょうか。
授業を終えた私は迷いながらも、発展スキルで『鉄拳』を習得しました。
鉄拳は拳系の攻撃に筋力補正をつけるというもの。
私には必須スキルで間違いないでしょう。
その選択は正しかったと胸を張って言えます。
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