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第1章
第17話
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「ノア寝ちゃったのね。可愛い寝顔ね。本当にこの子は可愛いわ」
「本当にそうだな。それにパパなんて呼ばれて嬉しかったよ」
「そうでしょ?きっとカイルが知ったらびっくりするわね。あの子が帰ってくるのが楽しみだわ」
僕はパパの腕の中でそのまま寝てしまった。朝、目が覚めるといつもと違う天井が見えてびっくりしているとママがきてくれた。
「おはようノア、起きたのね。よく眠れた?今日からはここでパパとママと一緒に寝ましょうね。じゃあみんなでご飯を食べましょう。今日も楽しい1日が始まるわよ」
「じゃあノア一緒に行こうか。パパが抱っこするから掴まっててね」
そう言ってパパに抱っこされて昨日と同じお部屋に行くとアリーちゃんとルトくんもいた。
『ノアおはよう』
2人から挨拶されて僕もおはようと言うと、2人ともノアは可愛いと言ってくれて嬉しかった。
「さて今日のご飯はなんだろうな?」
「今日は柔らかいパンとスープにしましたよ。それとフルーツとヨーグルトもあります」
リアムさんが教えてくれた。今日も僕を膝の上に乗せてパパは僕に食べさせようとするから断ると
「パパはノアに食べさせてあげたいんだよ。だめかな?」
そう言ってパパが悲しそうな顔をしたので、結局僕はパパに食べさせてもらってしまった。
そのあとは色んな道具やベッドもある広いお部屋に連れてってもらった。そこは僕が歩けるようになるためにリハビリするお部屋だと教えてくれた。
サイモン先生も来てくれて僕のリハビリが始まった。
1日2回、朝ごはんとお昼ごはんの間に1回、夕方くらいに1回することになった。
身体の痛みは少しずつよくなってきた。両手で棒に掴まるとなんとか立てるけど、足がなかなか出ない。寝たままの生活だったから仕方がないみたいだけど歩けるように少しずつ練習することになった。みんなが応援してくれてるし、カイルさんが帰ってくるまでに棒に掴まらなくても1人で立てるようになりたくて毎日頑張って練習した。僕が頑張ってる姿を見たらきっとカイルさんは喜んでくれる。そんな気がした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ほらそこ、腰が引けてる。ちゃんと組んで」
「そこも、ここはこうだろ」
「ほら、もっと気合い入れてけ」
指導する俺たちも熱がこもる。
「そろそろ皆さん休憩になさいませんか?」
ライナスの声でみんなで休憩をとることになった。
この短期間で若い騎士たちの訓練をするのは毎日大変だ。それでも俺たちの部隊で活躍したいと希望して入団テストを受けてくれたこの子たちを立派な騎士に育てないと今回の特別訓練の意味がなくなってしまう…とは思っているが正直な気持ちは……もう帰りたい。あと何日、あと何日と毎日帰る日を楽しみにしている。ノアはどうだろうか?体は少しは良くなっているのだろうか?あとどのくらいしたら歩けるようになるのか…
「おい、そろそろ休憩終わりだぞ。ぼーっとして…またお前はノアのことを考えてたのか?」
「まぁな。休憩中ぐらい好きなこと考えてもいいだろう。訓練は抜かりなくやってるぞ」
「それはそうだろ。お前は負けなしの団長なんだから、ほらみんなも待ってるから行くぞ」
カールの言葉に俺は気合を入れ直した。父上にも任務の報告をしなければならない。きっと笑顔で迎えてくれるノアを想像しながら…
俺が任務でいない間にノアがリアムに泣かされていた。リアムも俺の言いつけを守ろうとした結果だが…それでもノアが泣いてしまったことには変わりない。
それにしても俺たち獣族が優しいのは食べられるからと勘違いして悲しい思いをしていたこと、ノアを助けてくれたうさぎのムーンに会えて友達になったこと、頑張って立つ練習をしていたことも俺は何も知らなかった。ノアの側に居られなかったのは訓練とはいえ仕方がないが、それでも側に居て抱きしめてやりたかった。
そして何より驚いたことは父上と母上のことをパパ、ママと呼んでいるノアを見た時は衝撃的だった。しかも一緒に寝てたなんて…姉上たちもアリーちゃんにルトくんって呼ばせていた。俺のいない間にみんなでノアのことを考えてくれて仲良し家族になっててくれたことがすごく嬉しかった。
「本当にそうだな。それにパパなんて呼ばれて嬉しかったよ」
「そうでしょ?きっとカイルが知ったらびっくりするわね。あの子が帰ってくるのが楽しみだわ」
僕はパパの腕の中でそのまま寝てしまった。朝、目が覚めるといつもと違う天井が見えてびっくりしているとママがきてくれた。
「おはようノア、起きたのね。よく眠れた?今日からはここでパパとママと一緒に寝ましょうね。じゃあみんなでご飯を食べましょう。今日も楽しい1日が始まるわよ」
「じゃあノア一緒に行こうか。パパが抱っこするから掴まっててね」
そう言ってパパに抱っこされて昨日と同じお部屋に行くとアリーちゃんとルトくんもいた。
『ノアおはよう』
2人から挨拶されて僕もおはようと言うと、2人ともノアは可愛いと言ってくれて嬉しかった。
「さて今日のご飯はなんだろうな?」
「今日は柔らかいパンとスープにしましたよ。それとフルーツとヨーグルトもあります」
リアムさんが教えてくれた。今日も僕を膝の上に乗せてパパは僕に食べさせようとするから断ると
「パパはノアに食べさせてあげたいんだよ。だめかな?」
そう言ってパパが悲しそうな顔をしたので、結局僕はパパに食べさせてもらってしまった。
そのあとは色んな道具やベッドもある広いお部屋に連れてってもらった。そこは僕が歩けるようになるためにリハビリするお部屋だと教えてくれた。
サイモン先生も来てくれて僕のリハビリが始まった。
1日2回、朝ごはんとお昼ごはんの間に1回、夕方くらいに1回することになった。
身体の痛みは少しずつよくなってきた。両手で棒に掴まるとなんとか立てるけど、足がなかなか出ない。寝たままの生活だったから仕方がないみたいだけど歩けるように少しずつ練習することになった。みんなが応援してくれてるし、カイルさんが帰ってくるまでに棒に掴まらなくても1人で立てるようになりたくて毎日頑張って練習した。僕が頑張ってる姿を見たらきっとカイルさんは喜んでくれる。そんな気がした。
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「ほらそこ、腰が引けてる。ちゃんと組んで」
「そこも、ここはこうだろ」
「ほら、もっと気合い入れてけ」
指導する俺たちも熱がこもる。
「そろそろ皆さん休憩になさいませんか?」
ライナスの声でみんなで休憩をとることになった。
この短期間で若い騎士たちの訓練をするのは毎日大変だ。それでも俺たちの部隊で活躍したいと希望して入団テストを受けてくれたこの子たちを立派な騎士に育てないと今回の特別訓練の意味がなくなってしまう…とは思っているが正直な気持ちは……もう帰りたい。あと何日、あと何日と毎日帰る日を楽しみにしている。ノアはどうだろうか?体は少しは良くなっているのだろうか?あとどのくらいしたら歩けるようになるのか…
「おい、そろそろ休憩終わりだぞ。ぼーっとして…またお前はノアのことを考えてたのか?」
「まぁな。休憩中ぐらい好きなこと考えてもいいだろう。訓練は抜かりなくやってるぞ」
「それはそうだろ。お前は負けなしの団長なんだから、ほらみんなも待ってるから行くぞ」
カールの言葉に俺は気合を入れ直した。父上にも任務の報告をしなければならない。きっと笑顔で迎えてくれるノアを想像しながら…
俺が任務でいない間にノアがリアムに泣かされていた。リアムも俺の言いつけを守ろうとした結果だが…それでもノアが泣いてしまったことには変わりない。
それにしても俺たち獣族が優しいのは食べられるからと勘違いして悲しい思いをしていたこと、ノアを助けてくれたうさぎのムーンに会えて友達になったこと、頑張って立つ練習をしていたことも俺は何も知らなかった。ノアの側に居られなかったのは訓練とはいえ仕方がないが、それでも側に居て抱きしめてやりたかった。
そして何より驚いたことは父上と母上のことをパパ、ママと呼んでいるノアを見た時は衝撃的だった。しかも一緒に寝てたなんて…姉上たちもアリーちゃんにルトくんって呼ばせていた。俺のいない間にみんなでノアのことを考えてくれて仲良し家族になっててくれたことがすごく嬉しかった。
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