60 / 105
お義母さんとデート
しおりを挟む
「室長、ホテルの件ですが、浅井部長のお母様からHOTE RESOTIA(ホテルリゾティア)の会場を押さえてくれたと話があったのですが…いかがでしょう?」
「え?どうして小沢に?しかもあのリゾティアって高級ホテルじゃないか。アクセスも抜群にいいし」
「じゃあ、それで進めてもいいですか?」
「でも、なんでわざわざ小沢に?部長のお母様って社長婦人だろ?」
「はい…」やばい…どうしよう。室長は僕と透さんのことは知らないんだった…困ったなぁ…と焦っていると。
「あぁ…昨日私が社長婦人に伝えたんですよ。日程も件も含め、そしたらご友人の旦那様がリゾティアの経営者だから予約しておくって言われたので、ホテルの担当が小沢くんだから、彼に連絡してあげてほしいって…私から室長に連絡差し上げてもよかったのですが…すみません」
「いやいや角谷さんが連絡してくださってたんですね。そりゃそうですよね。小沢と社長の繋がりだって…浅井部長は元上司だけど、部長と社長が親子だって、知らなかったよな?じゃあ会場はそれでいいな。あとは…ホテルとの打ち合わせ等はまた会議とかで担当決めの時に…小沢ありがとうな」
「いえ…失礼しました」
角谷さんが来てくれてよかった…とホッとして飲み物を取りに給湯室に行くと角谷さんがいた。
「角谷さん、先程は助かりました。すみません」
「いえいえ。そりゃまだ内緒ですからね。何かあったら教えてください。いつでもフォローするので」
「ありがとうございます」
角谷さんがいてくれなかったらバレちゃうのかな?そんな不安も少しあったが、いつもの業務に加え、これから忙しくなるんだと気を引き締めないと…
そんなことがあったが、いつの間にかお義母さんとのお出かけの日が近づいてきた。
「海斗、明日だろ?」
「はい。お義母さんからメッセージきて明日11時に迎えに来てって言ってました」
「わかった。…って迎え?」
「はい。透さんの車で行きたいからって、お義母さんの車、今車検中で代車は乗りづらいからって…」
「まぁいいか俺もお袋の車って居心地悪いしな。それより今日、どうだった?勉強難しいか?」
「何とか…今回は筆記だけじゃなくて面接もあるので、その対策も。でも透さん、パーティーの日は試験終わってるけど、まだ結果が出てないんですよね…」
「別に大丈夫だから。万が一落ちたとしてもそれで俺のパートナーになれないわけじゃないからな」
「そうですね。それにしても明日はどこに行くんでしょう?」
「俺にも見当もつかないな。きっと海斗を連れて行きたい場所があるんだろうから」
「はい楽しみです」
僕は少しドキドキしていた。お義母さんはどこに連れてってくれるんだろうか?そう思いながら、いつも通り透さんに抱きしめてもらいながら眠りについた。
翌朝、透さんの車で迎えに行くとお義母さんが待っていてくれた。
「待ってたわよ。早く行きましょ」
と後部座席に座ったので僕も隣に座った。なんとなく助手席は…と思ったら、お義母さんはいいのよ気を使わなくても…と笑ってくれた。
「…で?どこ行けばいい?」
「林さんのところまで」
「林さんって」
「海斗くんには着くまで内緒にしたいから、それ以上は内緒ね」
「わかったよ」
動き出すとお義母さんがお昼はどこに行こうか?稔さんのランチでもいいわね。やってるかしら?と電話をかけ始めた。
僕は、どこに行くのかわからないままドキドキしながら外の景色を眺めていた。
お義母さんは電話が終わったみたいで、2時間後に稔さんの所だからね。と言われたが、誰だろう?と思ったが、里中さんのところだと教えてくれた。
閑静な住宅街の1軒の駐車場に止まった。誰かの家だろうか…お義母さんに促されて降りたら、家の主人らしき方が玄関の前で待っていてくれた。スリーピースを身にまとった男性がいた。
「お久しぶりです里中さん。わざわざ来ていただいて」
「こちらこそ今日はお願いします」
「さぁどうぞ」
家に入って、奥に進むと「うわー」
所狭しとたくさんの生地が置いてあった。
「ここはテーラーといって、オーダーメイドのスーツを作ってくれるんだ、きっとお袋が海斗に作ってあげたいんだろう」
「せっかくのパーティーですもの、しかもお披露目でしょ。誠さんと私からの気持ちだから」
「ありがとうございます」
「誠さんもこの前オーダーしたのよね」
「先日はありがとうございました。そのときにお話は聞いてたのですが、やっぱり可愛らしい青年ですね」
「かわいいって…」
「海斗は可愛いよ。俺が惚れてるんだから」
「あらまあ。私も誠さん連れてくればよかった」
「お袋は何着るんだ?」
「私は着物よ。もう頼んでるから大丈夫。素敵なのよ」
「お義母さん楽しみにしてます」
「あら嬉しい。じゃあ海斗くんの番ね。どんなのがいいかしら?」
「そうですね、礼服がいいと思いますが、若いのでタキシードでいいかと思いますが…」
僕は生まれて初めてオーダーメイドのスーツを作ることになった。
「え?どうして小沢に?しかもあのリゾティアって高級ホテルじゃないか。アクセスも抜群にいいし」
「じゃあ、それで進めてもいいですか?」
「でも、なんでわざわざ小沢に?部長のお母様って社長婦人だろ?」
「はい…」やばい…どうしよう。室長は僕と透さんのことは知らないんだった…困ったなぁ…と焦っていると。
「あぁ…昨日私が社長婦人に伝えたんですよ。日程も件も含め、そしたらご友人の旦那様がリゾティアの経営者だから予約しておくって言われたので、ホテルの担当が小沢くんだから、彼に連絡してあげてほしいって…私から室長に連絡差し上げてもよかったのですが…すみません」
「いやいや角谷さんが連絡してくださってたんですね。そりゃそうですよね。小沢と社長の繋がりだって…浅井部長は元上司だけど、部長と社長が親子だって、知らなかったよな?じゃあ会場はそれでいいな。あとは…ホテルとの打ち合わせ等はまた会議とかで担当決めの時に…小沢ありがとうな」
「いえ…失礼しました」
角谷さんが来てくれてよかった…とホッとして飲み物を取りに給湯室に行くと角谷さんがいた。
「角谷さん、先程は助かりました。すみません」
「いえいえ。そりゃまだ内緒ですからね。何かあったら教えてください。いつでもフォローするので」
「ありがとうございます」
角谷さんがいてくれなかったらバレちゃうのかな?そんな不安も少しあったが、いつもの業務に加え、これから忙しくなるんだと気を引き締めないと…
そんなことがあったが、いつの間にかお義母さんとのお出かけの日が近づいてきた。
「海斗、明日だろ?」
「はい。お義母さんからメッセージきて明日11時に迎えに来てって言ってました」
「わかった。…って迎え?」
「はい。透さんの車で行きたいからって、お義母さんの車、今車検中で代車は乗りづらいからって…」
「まぁいいか俺もお袋の車って居心地悪いしな。それより今日、どうだった?勉強難しいか?」
「何とか…今回は筆記だけじゃなくて面接もあるので、その対策も。でも透さん、パーティーの日は試験終わってるけど、まだ結果が出てないんですよね…」
「別に大丈夫だから。万が一落ちたとしてもそれで俺のパートナーになれないわけじゃないからな」
「そうですね。それにしても明日はどこに行くんでしょう?」
「俺にも見当もつかないな。きっと海斗を連れて行きたい場所があるんだろうから」
「はい楽しみです」
僕は少しドキドキしていた。お義母さんはどこに連れてってくれるんだろうか?そう思いながら、いつも通り透さんに抱きしめてもらいながら眠りについた。
翌朝、透さんの車で迎えに行くとお義母さんが待っていてくれた。
「待ってたわよ。早く行きましょ」
と後部座席に座ったので僕も隣に座った。なんとなく助手席は…と思ったら、お義母さんはいいのよ気を使わなくても…と笑ってくれた。
「…で?どこ行けばいい?」
「林さんのところまで」
「林さんって」
「海斗くんには着くまで内緒にしたいから、それ以上は内緒ね」
「わかったよ」
動き出すとお義母さんがお昼はどこに行こうか?稔さんのランチでもいいわね。やってるかしら?と電話をかけ始めた。
僕は、どこに行くのかわからないままドキドキしながら外の景色を眺めていた。
お義母さんは電話が終わったみたいで、2時間後に稔さんの所だからね。と言われたが、誰だろう?と思ったが、里中さんのところだと教えてくれた。
閑静な住宅街の1軒の駐車場に止まった。誰かの家だろうか…お義母さんに促されて降りたら、家の主人らしき方が玄関の前で待っていてくれた。スリーピースを身にまとった男性がいた。
「お久しぶりです里中さん。わざわざ来ていただいて」
「こちらこそ今日はお願いします」
「さぁどうぞ」
家に入って、奥に進むと「うわー」
所狭しとたくさんの生地が置いてあった。
「ここはテーラーといって、オーダーメイドのスーツを作ってくれるんだ、きっとお袋が海斗に作ってあげたいんだろう」
「せっかくのパーティーですもの、しかもお披露目でしょ。誠さんと私からの気持ちだから」
「ありがとうございます」
「誠さんもこの前オーダーしたのよね」
「先日はありがとうございました。そのときにお話は聞いてたのですが、やっぱり可愛らしい青年ですね」
「かわいいって…」
「海斗は可愛いよ。俺が惚れてるんだから」
「あらまあ。私も誠さん連れてくればよかった」
「お袋は何着るんだ?」
「私は着物よ。もう頼んでるから大丈夫。素敵なのよ」
「お義母さん楽しみにしてます」
「あら嬉しい。じゃあ海斗くんの番ね。どんなのがいいかしら?」
「そうですね、礼服がいいと思いますが、若いのでタキシードでいいかと思いますが…」
僕は生まれて初めてオーダーメイドのスーツを作ることになった。
415
あなたにおすすめの小説
バツイチ上司が、地味な僕を特別扱いしてくる
衣草 薫
BL
理性的でクールなバツイチ上司・桐原恒一は、過去の失敗から、もう誰も必要としないと決めて生きてきた。
男が好きだという事実を隠し、「期待しなければ傷つかない」と思い込んできた部下・葉山直。
すれ違いと誤解の果てに、直が職場を去ろうとしたとき、恒一は初めて“追いかける”ことを選ぶ。
選ばれないと信じてきた直と、逃げないと決めた恒一。
二人の距離が近づくことで、直は「ここにいていい」と思える場所を見つけていく。
元ノンケ上司×自己肯定感低め部下の社会人BL。※ハッピーエンド保証。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
若頭の溺愛は、今日も平常運転です
なの
BL
『ヤクザの恋は重すぎて甘すぎる』続編!
過保護すぎる若頭・鷹臣との同棲生活にツッコミが追いつかない毎日を送る幼なじみの相良悠真。
ホットミルクに外出禁止、舎弟たちのニヤニヤ見守り付き(?)ラブコメ生活はいつだって騒がしく、でもどこかあったかい。
だけどそんな日常の中で、鷹臣の覚悟に触れ、悠真は気づく。
……俺も、ちゃんと応えたい。
笑って泣けて、めいっぱい甘い!
騒がしくて幸せすぎる、ヤクザとツッコミ男子の結婚一直線ラブストーリー!
※前作『ヤクザの恋は重すぎて甘すぎる』を読んでからの方が、より深く楽しめます。
借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます
なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。
そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。
「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」
脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……!
高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!?
借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。
冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!?
短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。
6回殺された第二王子がさらにループして報われるための話
さんかく
BL
何度も殺されては人生のやり直しをする第二王子がボロボロの状態で今までと大きく変わった7回目の人生を過ごす話
基本シリアス多めで第二王子(受け)が可哀想
からの周りに愛されまくってのハッピーエンド予定
(pixivにて同じ設定のちょっと違う話を公開中です「不憫受けがとことん愛される話」)
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
黒の執愛~黒い弁護士に気を付けろ~
ひなた翠
BL
小野寺真弥31歳。
転職して三か月。恋人と同じ職場で中途採用の新人枠で働くことに……。
朝から晩まで必死に働く自分と、真逆に事務所のトップ2として悠々自適に仕事をこなす恋人の小林豊28歳。
生活のリズムも合わず……年下ワンコ攻め小林に毎晩のように求められてーー。
どうしたらいいのかと迷走する真弥をよそに、熱すぎる想いをぶつけてくる小林を拒めなくて……。
忙しい大人の甘いオフィスラブ。
フジョッシーさんの、オフィスラブのコンテスト参加作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる