5 / 18
第四章:仮初めの居場所
しおりを挟む
アレクシスと名乗った男の言葉に、エリアスの全身が強張った。見られている。
この男には、自分が魔法を使ったことが分かっている。その事実が、彼を再び恐怖の底へと引きずり込んだ。冷たい汗が背中を流れ、心臓の鼓動が耳の奥で響く。
「……何を、おっしゃっているのか、分かりません」
震える声でそう答えるエリアスに、アレクシスは一歩近づいた。彼のαとしての強大な存在感が、狭い路地裏の空気を凍らせているかのようだった。
「ほう。ならば聞くが、お前は一体何者だ?
そのみすぼらしい見た目に反して、お前から発せられるのは極めて純粋で希少な魔力の気配だ。先ほどの少年の傷が癒えたのも偶然ではないだろう?」
アレクシスの銀灰色の瞳は、一切の感情を映さず、ただ静かにエリアスを射抜いている。
まるで、すべてを見透かしているかのような、鋭い洞察力。
――逃げられない。嘘も誤魔化しも、この男の前では通用しない。観念したエリアスは、固く唇を結んだまま、うつむいた。
沈黙は肯定と受け取ったのだろう。アレクシスは追及するでもなく、意外な提案を口にした。
「行くあてがないのだろう。俺の屋敷に来い」
「……え?」
思わず顔を上げたエリアスに、彼は淡々と続ける。
その声には、有無を言わさぬαの威圧感があった。
「お前のその力を、俺は高く評価している。悪いようにはしない。住む場所と食事を提供しよう。その代わり、俺のためにその力を使え」
それは、あまりにも一方的で、拒否権のない命令だった。しかし、今のエリアスにそれを断る力はない。
日々の食事にも事欠き、いつ路頭に迷ってもおかしくない状況だ。
この男の申し出は、危険な香りがする一方で、抗いがたい蜘蛛の糸のようにも思えた。
それに、彼の瞳の奥に、ジークフリートやオリヴァーのような、いやらしい欲望や嘲りの色は見えなかった。ただ、純粋な好奇心と、何かを見定めようとするかのような静かな光があるだけだ。冷たいが清廉でもある。
この人は、僕を利用しようとしているのかもしれない。
でも……少なくとも、嘘はついていないような気がする。
「……分かり、ました。
お世話になります」
エリアスが小さな声で答えると、アレクシスは満足そうにわずかに口角を上げた。
それは、獲物を手に入れた狩人の微笑みにも見えたが、同時に、どこか安堵したような表情でもあった。
彼に連れていかれた先は、リーゼンブルクの街の外れに建つ、壮麗ながらもどこか人の温もりが感じられない、広大な屋敷だった。
白い大理石の柱が立ち並び、美しい装飾が施されているにも関わらず、どこか寂しげな雰囲気を漂わせている。
ここが「氷血公爵」の仮の住まいだと知ったのは、屋敷に仕える執事に紹介されてからだ。
「公爵」。その言葉にエリアスは身を震わせた。故郷で父に捨てられた記憶が蘇る。しかし、もう後戻りはできない。
アレクシスは、エリアスの素性を深くは尋ねなかった。
彼が「エリア」という偽名を使い、過去を語りたがらないのを察すると、それ以上は何も聞かなかった。
その配慮に、エリアスは複雑な気持ちを抱いた。優しさなのか、それとも単に興味がないだけなのか。
ただ一つ、彼がエリアスに与えた仕事は、「この屋敷の庭を、お前の好きにしていい」というものだった。
公爵家の庭園は、広大ではあったものの、手入れが行き届いているとは言い難い状態だった。
かつては美しかったであろう花壇は雑草に覆われ、噴水は水を失い、木々の枝は伸び放題になっている。
まるで、この屋敷の主の心を映しているかのようだった。
エリアスは、その日から庭師として働き始めた。
最初は、屋敷の使用人たちから訝しげな視線を向けられた。どこから来たのかも分からない、汚れた身なりの青年。
公爵様がなぜこんな者を……という困惑の表情を隠そうともしない者もいた。
しかし、エリアスは黙々と仕事に打ち込んだ。
早朝から夕暮れまで、土にまみれながら庭と向き合った。手のひらに豆ができ、爪の間に土が入り込んでも、彼は止まらなかった。
彼が土に触れ、祈りを込めて「恵みの魔法」を注ぐと、庭は日に日に息を吹き返していった。
枯れかけていた薔薇は再び瑞々しい蕾をつけ、固かった土は柔らかくなり、忘れられていた色とりどりの宿根草が芽を吹いた。
噴水の周りには、青いデルフィニウムと白いカラーが美しく咲き誇る。
それは、エリアスにとって唯一、心安らげる時間だった。土と植物に触れている間だけは、辛い過去を忘れられた。魔法を使うたびに、自分の存在価値を少しだけ取り戻せるような気がした。
植物たちが彼の魔力に応えて美しく花開く様子は、彼の傷ついた心に、小さな希望の光を灯してくれた。
アレクシスは、そんな彼の様子を書斎の窓から静かに観察していた。
彼はエリアスに直接声をかけることは滅多になかったが、その視線は常に彼を追っていた。
時折、彼が魔法を使う瞬間の、穏やかで慈愛に満ちた表情を見つめては、何かを考え込むような表情を浮かべていた。
使用人たちも、次第にエリアスの仕事ぶりを認めるようになった。
庭園の変化は誰の目にも明らかで、彼への視線も疑念から敬意へと変わっていった。
ある日の午後、エリアスが薔薇のアーチの下で額の汗を拭っていると、不意に影が差した。
見上げると、アレクシスがそこに立っていた。逆光で表情は見えないが、その佇まいには、いつもの冷たさとは違う、何か柔らかなものが感じられた。
「……公爵様」
「見違えたな。まるで魔法のようだ」
彼の言葉に、エリアスはびくりと肩を揺らす。
しかし、その声に棘はない。むしろ、わずかな感嘆の色さえ含まれていた。
「お前の力は、やはり本物らしい」
「……お約束ですので」
エリアスが素っ気なく答えると、アレクシスはふと、満開の白い薔薇に手を伸ばした。
その花は、エリアスが特に心を込めて育てたもので、月の光のような清らかな輝きを放っていた。
「この屋敷の庭が、これほどまでに彩られたのは何年ぶりだろうか」
彼の横顔に、ほんの一瞬、哀しげな表情がよぎったのをエリアスは見逃さなかった。
いつも冷たく、完璧に見えるこのαも、何かを抱えているのかもしれない。そう思った瞬間、彼の中でアレクシスに対する警戒心が、ほんの少しだけ和らいだ。
「まだ、始めたばかりです。春になれば、もっとたくさんの花が咲きます」
気づけば、自然とそんな言葉が口をついていた。
それは、久しぶりに誰かと交わした会話だった。
アレクシスは少し驚いたようにエリアスに視線を戻すと、やがてその唇に、出会った時以来となる微かな笑みを浮かべた。
「……楽しみにしている」
その言葉は、エリアスの荒んだ心に、小さな温かい光を灯した。
ここは、偽りの名前と立場で得た、仮初めの居場所。
それでも、自分を必要としてくれる人がいる。
自分の力が、誰かの心を動かしている。
もしかしたら、この人は……。
そのささやかな事実が、エリアスにとって絶望の淵から這い上がるための、最初の小さな一歩となったのだった。
夕日が庭園を金色に染める中、二人は静かに花々を見つめていた。それは、互いの心の距離が、ほんの少しだけ縮まった瞬間でもあった。
この男には、自分が魔法を使ったことが分かっている。その事実が、彼を再び恐怖の底へと引きずり込んだ。冷たい汗が背中を流れ、心臓の鼓動が耳の奥で響く。
「……何を、おっしゃっているのか、分かりません」
震える声でそう答えるエリアスに、アレクシスは一歩近づいた。彼のαとしての強大な存在感が、狭い路地裏の空気を凍らせているかのようだった。
「ほう。ならば聞くが、お前は一体何者だ?
そのみすぼらしい見た目に反して、お前から発せられるのは極めて純粋で希少な魔力の気配だ。先ほどの少年の傷が癒えたのも偶然ではないだろう?」
アレクシスの銀灰色の瞳は、一切の感情を映さず、ただ静かにエリアスを射抜いている。
まるで、すべてを見透かしているかのような、鋭い洞察力。
――逃げられない。嘘も誤魔化しも、この男の前では通用しない。観念したエリアスは、固く唇を結んだまま、うつむいた。
沈黙は肯定と受け取ったのだろう。アレクシスは追及するでもなく、意外な提案を口にした。
「行くあてがないのだろう。俺の屋敷に来い」
「……え?」
思わず顔を上げたエリアスに、彼は淡々と続ける。
その声には、有無を言わさぬαの威圧感があった。
「お前のその力を、俺は高く評価している。悪いようにはしない。住む場所と食事を提供しよう。その代わり、俺のためにその力を使え」
それは、あまりにも一方的で、拒否権のない命令だった。しかし、今のエリアスにそれを断る力はない。
日々の食事にも事欠き、いつ路頭に迷ってもおかしくない状況だ。
この男の申し出は、危険な香りがする一方で、抗いがたい蜘蛛の糸のようにも思えた。
それに、彼の瞳の奥に、ジークフリートやオリヴァーのような、いやらしい欲望や嘲りの色は見えなかった。ただ、純粋な好奇心と、何かを見定めようとするかのような静かな光があるだけだ。冷たいが清廉でもある。
この人は、僕を利用しようとしているのかもしれない。
でも……少なくとも、嘘はついていないような気がする。
「……分かり、ました。
お世話になります」
エリアスが小さな声で答えると、アレクシスは満足そうにわずかに口角を上げた。
それは、獲物を手に入れた狩人の微笑みにも見えたが、同時に、どこか安堵したような表情でもあった。
彼に連れていかれた先は、リーゼンブルクの街の外れに建つ、壮麗ながらもどこか人の温もりが感じられない、広大な屋敷だった。
白い大理石の柱が立ち並び、美しい装飾が施されているにも関わらず、どこか寂しげな雰囲気を漂わせている。
ここが「氷血公爵」の仮の住まいだと知ったのは、屋敷に仕える執事に紹介されてからだ。
「公爵」。その言葉にエリアスは身を震わせた。故郷で父に捨てられた記憶が蘇る。しかし、もう後戻りはできない。
アレクシスは、エリアスの素性を深くは尋ねなかった。
彼が「エリア」という偽名を使い、過去を語りたがらないのを察すると、それ以上は何も聞かなかった。
その配慮に、エリアスは複雑な気持ちを抱いた。優しさなのか、それとも単に興味がないだけなのか。
ただ一つ、彼がエリアスに与えた仕事は、「この屋敷の庭を、お前の好きにしていい」というものだった。
公爵家の庭園は、広大ではあったものの、手入れが行き届いているとは言い難い状態だった。
かつては美しかったであろう花壇は雑草に覆われ、噴水は水を失い、木々の枝は伸び放題になっている。
まるで、この屋敷の主の心を映しているかのようだった。
エリアスは、その日から庭師として働き始めた。
最初は、屋敷の使用人たちから訝しげな視線を向けられた。どこから来たのかも分からない、汚れた身なりの青年。
公爵様がなぜこんな者を……という困惑の表情を隠そうともしない者もいた。
しかし、エリアスは黙々と仕事に打ち込んだ。
早朝から夕暮れまで、土にまみれながら庭と向き合った。手のひらに豆ができ、爪の間に土が入り込んでも、彼は止まらなかった。
彼が土に触れ、祈りを込めて「恵みの魔法」を注ぐと、庭は日に日に息を吹き返していった。
枯れかけていた薔薇は再び瑞々しい蕾をつけ、固かった土は柔らかくなり、忘れられていた色とりどりの宿根草が芽を吹いた。
噴水の周りには、青いデルフィニウムと白いカラーが美しく咲き誇る。
それは、エリアスにとって唯一、心安らげる時間だった。土と植物に触れている間だけは、辛い過去を忘れられた。魔法を使うたびに、自分の存在価値を少しだけ取り戻せるような気がした。
植物たちが彼の魔力に応えて美しく花開く様子は、彼の傷ついた心に、小さな希望の光を灯してくれた。
アレクシスは、そんな彼の様子を書斎の窓から静かに観察していた。
彼はエリアスに直接声をかけることは滅多になかったが、その視線は常に彼を追っていた。
時折、彼が魔法を使う瞬間の、穏やかで慈愛に満ちた表情を見つめては、何かを考え込むような表情を浮かべていた。
使用人たちも、次第にエリアスの仕事ぶりを認めるようになった。
庭園の変化は誰の目にも明らかで、彼への視線も疑念から敬意へと変わっていった。
ある日の午後、エリアスが薔薇のアーチの下で額の汗を拭っていると、不意に影が差した。
見上げると、アレクシスがそこに立っていた。逆光で表情は見えないが、その佇まいには、いつもの冷たさとは違う、何か柔らかなものが感じられた。
「……公爵様」
「見違えたな。まるで魔法のようだ」
彼の言葉に、エリアスはびくりと肩を揺らす。
しかし、その声に棘はない。むしろ、わずかな感嘆の色さえ含まれていた。
「お前の力は、やはり本物らしい」
「……お約束ですので」
エリアスが素っ気なく答えると、アレクシスはふと、満開の白い薔薇に手を伸ばした。
その花は、エリアスが特に心を込めて育てたもので、月の光のような清らかな輝きを放っていた。
「この屋敷の庭が、これほどまでに彩られたのは何年ぶりだろうか」
彼の横顔に、ほんの一瞬、哀しげな表情がよぎったのをエリアスは見逃さなかった。
いつも冷たく、完璧に見えるこのαも、何かを抱えているのかもしれない。そう思った瞬間、彼の中でアレクシスに対する警戒心が、ほんの少しだけ和らいだ。
「まだ、始めたばかりです。春になれば、もっとたくさんの花が咲きます」
気づけば、自然とそんな言葉が口をついていた。
それは、久しぶりに誰かと交わした会話だった。
アレクシスは少し驚いたようにエリアスに視線を戻すと、やがてその唇に、出会った時以来となる微かな笑みを浮かべた。
「……楽しみにしている」
その言葉は、エリアスの荒んだ心に、小さな温かい光を灯した。
ここは、偽りの名前と立場で得た、仮初めの居場所。
それでも、自分を必要としてくれる人がいる。
自分の力が、誰かの心を動かしている。
もしかしたら、この人は……。
そのささやかな事実が、エリアスにとって絶望の淵から這い上がるための、最初の小さな一歩となったのだった。
夕日が庭園を金色に染める中、二人は静かに花々を見つめていた。それは、互いの心の距離が、ほんの少しだけ縮まった瞬間でもあった。
348
あなたにおすすめの小説
魔王を倒した勇者の凱旋に、親友の俺だけが行かなかった理由
スノウマン(ユッキー)
BL
スラム育ちの少年二人は、15歳になり神の祝福でスキルを得た事で道をたがえる。彼らはやがて青年となり、片方は魔王討伐に旅立つ勇者として華々しい活躍をし、もう片方はただ彼の帰還を待つ相変わらずスラム暮らしの存在となる。
これは何も持たない青年がただ勇者の帰りを待つ日常を描いた作品です。
無自覚両片想いの勇者×親友。
読了後、もう一度だけ読み直して頂けると何か見える世界が変わるかもしれません。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
いい加減観念して結婚してください
彩根梨愛
BL
平凡なオメガが成り行きで決まった婚約解消予定のアルファに結婚を迫られる話
元々ショートショートでしたが、続編を書きましたので短編になりました。
2025/05/05時点でBL18位ありがとうございます。
作者自身驚いていますが、お楽しみ頂き光栄です。
オメガはオメガらしく生きろなんて耐えられない
子犬一 はぁて
BL
「オメガはオメガらしく生きろ」
家を追われオメガ寮で育ったΩは、見合いの席で名家の年上αに身請けされる。
無骨だが優しく、Ωとしてではなく一人の人間として扱ってくれる彼に初めて恋をした。
しかし幸せな日々は突然終わり、二人は別れることになる。
5年後、雪の夜。彼と再会する。
「もう離さない」
再び抱きしめられたら、僕はもうこの人の傍にいることが自分の幸せなんだと気づいた。
彼は温かい手のひらを持つ人だった。
身分差×年上アルファ×溺愛再会BL短編。
過労死転生した悪役令息Ωは、冷徹な隣国皇帝陛下の運命の番でした~婚約破棄と断罪からのざまぁ、そして始まる激甘な溺愛生活~
水凪しおん
BL
過労死した平凡な会社員が目を覚ますと、そこは愛読していたBL小説の世界。よりにもよって、義理の家族に虐げられ、最後は婚約者に断罪される「悪役令息」リオンに転生してしまった!
「出来損ないのΩ」と罵られ、食事もろくに与えられない絶望的な日々。破滅フラグしかない運命に抗うため、前世の知識を頼りに生き延びる決意をするリオン。
そんな彼の前に現れたのは、隣国から訪れた「冷徹皇帝」カイゼル。誰もが恐れる圧倒的カリスマを持つ彼に、なぜかリオンは助けられてしまう。カイゼルに触れられた瞬間、走る甘い痺れ。それは、αとΩを引き合わせる「運命の番」の兆しだった。
「お前がいいんだ、リオン」――まっすぐな求婚、惜しみない溺愛。
孤独だった悪役令息が、運命の番である皇帝に見出され、破滅の運命を覆していく。巧妙な罠、仕組まれた断罪劇、そして華麗なるざまぁ。絶望の淵から始まる、極上の逆転シンデレラストーリー!
新年に余り物でおせちを作ったら、冷酷と噂の騎士団長様に「運命の番」だと求婚されました
水凪しおん
BL
料理人だった俺が転生したのは、男性オメガというだけで家族に虐げられる不遇の青年カイ。
新年くらいはと前世の記憶を頼りに作ったのは、この世界にはない『おせち料理』だった。
それを偶然口にしたのは、氷のように冷酷と噂される最強の騎士団長リアム。
「お前は俺の運命の番だ」
彼の屋敷に保護され、俺の作る料理が彼の心を溶かしていく。
不器用で、だけどまっすぐな愛情を注いでくれる彼と、美味しい料理で紡ぐ、甘くて温かい異世界スローライフ。
『2度目の世界で、あなたと……』 ― 魔法と番が支配する世界で、二度目の人生を ―
なの
BL
Ωとして生まれたリオナは、政略結婚の駒として生き、信じていた結婚相手に裏切られ、孤独の中で命を落とした。
――はずだった。
目を覚ますと、そこは同じ世界、同じ屋敷、同じ朝。
時間だけが巻き戻り、前世の記憶を持つのは自分だけ。
愛を知らないまま死んだ。今度こそ、本物の愛を知り、自ら選び取る人生を生きる。
これは、愛を知らず道具として生きてきたΩが、初めて出会った温もりに触れ、自らの意思で愛を選び直す物語。
「愛を知らず道具として生きてきたΩが転生を機に、
年上αの騎士と本物の愛を掴みます。
全6話+番外編完結済み!サクサク読めます。
悪役令息(Ω)に転生した俺、破滅回避のためΩ隠してαを装ってたら、冷徹α第一王子に婚約者にされて溺愛されてます!?
水凪しおん
BL
前世の記憶を持つ俺、リオネルは、BL小説の悪役令息に転生していた。
断罪される運命を回避するため、本来希少なΩである性を隠し、出来損ないのαとして目立たず生きてきた。
しかし、突然、原作のヒーローである冷徹な第一王子アシュレイの婚約者にされてしまう。
これは破滅フラグに違いないと絶望する俺だが、アシュレイの態度は原作とどこか違っていて……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる