28 / 28
28
しおりを挟む
結婚式から、五年が経過した。
クライシス公爵領は、今や王国一の発展を遂げていた。
物流網は「ミリュー式・最適化ルート」によって整備され、特産品の輸出額は五倍に。
かつて赤字だった鉱山は、魔導オートメーション化により昼夜を問わず稼働し、莫大な富を生み出している。
そして、その公爵邸の庭園――かつて雑草だらけのジャングルだった場所は、計算され尽くした美しい幾何学模様の庭園へと変貌していた。
その庭の一角で、私は腕組みをして、目の前の「小さな生き物」と対峙していた。
「……レオン。報告を求めます」
「はい、お母様」
私の前に直立不動で立っているのは、四歳になったばかりの息子、レオンだ。
銀色の髪と、少し生意気そうな青い瞳はラシード様そっくりだが、その理屈っぽい喋り方は完全に私譲りだ。
「なぜ、ピーマンを残したのですか? 栄養摂取効率の観点から、残飯(ロス)は許容できないと教えたはずですが」
「反論を許可願います」
レオンは小さな手を挙げた。
「ピーマンに含まれるビタミンCは、ブロッコリーで代替可能です。今日の昼食にはブロッコリースープが含まれていました。よって、苦味という精神的ストレス(コスト)を払ってまで、ピーマンを摂取する必要性は低いと判断しました」
「……ほう」
私は眉をひそめた。
生意気だ。
だが、論理は通っている。
「……よろしい。そのディベート能力(口答え)に免じて、今回の残飯は不問とします。ただし、夕食のデザート(報酬)はカットです」
「なっ……! 契約違反ですお母様! 交渉の余地を……!」
「ありません。決定事項です」
私が冷徹に告げると、レオンはガックリと項垂れた。
「……厳しいな、ミリュー」
背後から、クスクスという笑い声が聞こえた。
振り返ると、ラシード様が立っていた。
五年経ってもその美貌は衰えるどころか、渋みが増して破壊力が上がっている。
「ラシード様。甘やかしてはいけません。教育とは、将来への投資です。彼が次期公爵として『効率的』に生き抜くためのスキルセットを、今からインストールしているのです」
「四歳児にインストールするには、少し高度すぎないか?」
ラシード様は苦笑しながら、レオンを抱き上げた。
「パパぁ……お母様が鬼です。デザートの配給停止を解除してください」
「よしよし。パパの分を半分あげよう」
「ラシード様! それが『甘やかし』だと言っているのです!」
「いいじゃないか。……君に似て賢い子だ」
ラシード様は愛おしそうにレオンの頬にすり頬をした。
レオンも「パパ大好き(チョロい)」という顔で抱きついている。
まったく、この父子は。
「ところで、ミリュー。北から荷物が届いていたぞ」
「北? ああ……」
ラシード様が指差したのは、トマスが運んできた木箱だ。
中には、泥付きの立派なジャガイモがぎっしりと詰まっている。
送り主の名前は『修道士ジェラルド』。
「……またですか。豊作のようですね」
「手紙も入っていた。『今期の収穫量は前年比120%を達成。土壌改良の成果が出た。……借金完済まで、あと三千四百九十五年』だそうだ」
「順調ですね。彼、王太子より農夫の才能があったようです」
私は感心した。
ジェラルド元殿下は、あの後、極寒の地でジャガイモ作りに目覚め、今や「北の芋聖人」と呼ばれているらしい。
人間、適材適所とはよく言ったものだ。
「あ、奥様ぁ! おやつの時間ですよぉ!」
屋敷の方から、エプロン姿のメイドが走ってきた。
ピンク色の髪を束ね、手にはトレーを持っている。
リリナだ。
「リリナ。走らないで。紅茶がこぼれます」
「大丈夫ですってぇ! 私、もう『バランス感覚スキル』はカンストしましたから!」
リリナは器用にトレイを操りながら到着した。
彼女もまた、私のスパルタ教育……もとい、温かい指導の下、公爵家のメイド長補佐にまで出世していた。
ついでに、裏の仕事(情報収集)でも大活躍している。
「今日のジャガイモ、どうしますぅ? ポタージュ? それともコロッケ?」
「フライドポテトにして。レオンの好物だから」
「りょうかーい! ……あ、トマスさん! サボってないで手伝ってくださいよぉ!」
リリナは逞しくなり、今やトマスすら顎で使うようになっている。
彼女もまた、ここで「生きがい」を見つけたようだ。
◇
夕暮れ時。
レオンが遊び疲れて眠った後、私とラシード様はバルコニーに出て、並んで座っていた。
眼下には、灯りのともり始めた領地の街並みが広がっている。
「……平和だな」
ラシード様がワイングラスを傾けながら呟く。
「ええ。犯罪発生率は過去最低、税収は過去最高。……完璧な状態(ステータス)です」
「ミリュー」
ラシード様が私の肩に手を回し、引き寄せた。
「君は……幸せか?」
唐突な問いに、私は瞬きをした。
「幸せ、ですか?」
私は手元のグラスを見つめた。
かつて、私は「自由なスローライフ」を夢見ていた。
誰にも縛られず、責任も負わず、ただ寝て過ごす日々を。
でも、今はどうだ。
公爵夫人としての責務、領地経営、育児、そして夫の管理。
毎日がタスクの山だ。
忙しいし、気も休まらないし、睡眠時間は……まあ、確保しているけれど。
「……非効率ですね」
私は呟いた。
「ん?」
「結婚も、育児も、誰かと生きることも。……一人でいるより、ずっと手間がかかるし、コストもかかるし、予測不能なトラブルばかりです」
私はラシード様を見上げた。
「でも」
彼が不安そうな顔をする前に、私は言葉を続けた。
「その『手間』によって得られる対価(リターン)が……私の計算を遥かに超えているんです」
私は彼の胸に頭を預けた。
「貴方が笑うと、疲れが吹き飛びます。レオンが成長すると、どんな投資よりもワクワクします。……この感情的利益(エモーショナル・プロフィット)は、数値化できません」
私は目を閉じて、彼の体温を感じた。
「結論として……今の私は、世界で一番『高利回り』な人生を送っています。……つまり、最高に幸せです」
「……そうか」
ラシード様の腕に力がこもる。
「私もだ。……君が隣にいてくれるだけで、私の人生は黒字だ。これ以上の富はいらない」
「あら、それは困ります。レオンの養育費と、老後の資金、それに別荘の購入計画もありますから、まだまだ稼いでいただかないと」
「ふっ……厳しいな、私の奥さんは」
ラシード様は楽しそうに笑い、私の唇にキスをした。
長く、甘い、とろけるような口づけ。
何度重ねても、私の心拍数は跳ね上がる。
「……愛しているよ、ミリュー」
「はい。私もです、ラシード様」
夜空には満天の星。
私の「悪役令嬢」としての人生は、婚約破棄から始まり、数々の効率化(バトル)を経て、この穏やかな場所に辿り着いた。
これは、とある合理主義者の令嬢が、計算外の愛に振り回されながらも、誰よりも効率的に、そして誰よりも貪欲に幸せを掴み取った物語。
私のスローライフ計画は失敗したけれど。
この忙しくて愛おしい毎日は、決して悪くない。
「さて、ラシード様。明日のスケジュール確認ですが……」
「……今夜くらい、仕事の話は抜きにしないか?」
「駄目です。効率的な朝を迎えるためには、夜の準備が不可欠です」
「……やれやれ」
ラシード様は呆れながらも、幸せそうに私をお姫様抱っこした。
「なら、ベッドの中で聞こう。……長い夜になりそうだからな」
「……ふふっ。望むところです」
私たちは笑い合い、温かい光の漏れる部屋へと戻っていった。
悪役令嬢ミリューの「効率的な幸せ」は、これからもずっと、この場所で続いていくのだ。
クライシス公爵領は、今や王国一の発展を遂げていた。
物流網は「ミリュー式・最適化ルート」によって整備され、特産品の輸出額は五倍に。
かつて赤字だった鉱山は、魔導オートメーション化により昼夜を問わず稼働し、莫大な富を生み出している。
そして、その公爵邸の庭園――かつて雑草だらけのジャングルだった場所は、計算され尽くした美しい幾何学模様の庭園へと変貌していた。
その庭の一角で、私は腕組みをして、目の前の「小さな生き物」と対峙していた。
「……レオン。報告を求めます」
「はい、お母様」
私の前に直立不動で立っているのは、四歳になったばかりの息子、レオンだ。
銀色の髪と、少し生意気そうな青い瞳はラシード様そっくりだが、その理屈っぽい喋り方は完全に私譲りだ。
「なぜ、ピーマンを残したのですか? 栄養摂取効率の観点から、残飯(ロス)は許容できないと教えたはずですが」
「反論を許可願います」
レオンは小さな手を挙げた。
「ピーマンに含まれるビタミンCは、ブロッコリーで代替可能です。今日の昼食にはブロッコリースープが含まれていました。よって、苦味という精神的ストレス(コスト)を払ってまで、ピーマンを摂取する必要性は低いと判断しました」
「……ほう」
私は眉をひそめた。
生意気だ。
だが、論理は通っている。
「……よろしい。そのディベート能力(口答え)に免じて、今回の残飯は不問とします。ただし、夕食のデザート(報酬)はカットです」
「なっ……! 契約違反ですお母様! 交渉の余地を……!」
「ありません。決定事項です」
私が冷徹に告げると、レオンはガックリと項垂れた。
「……厳しいな、ミリュー」
背後から、クスクスという笑い声が聞こえた。
振り返ると、ラシード様が立っていた。
五年経ってもその美貌は衰えるどころか、渋みが増して破壊力が上がっている。
「ラシード様。甘やかしてはいけません。教育とは、将来への投資です。彼が次期公爵として『効率的』に生き抜くためのスキルセットを、今からインストールしているのです」
「四歳児にインストールするには、少し高度すぎないか?」
ラシード様は苦笑しながら、レオンを抱き上げた。
「パパぁ……お母様が鬼です。デザートの配給停止を解除してください」
「よしよし。パパの分を半分あげよう」
「ラシード様! それが『甘やかし』だと言っているのです!」
「いいじゃないか。……君に似て賢い子だ」
ラシード様は愛おしそうにレオンの頬にすり頬をした。
レオンも「パパ大好き(チョロい)」という顔で抱きついている。
まったく、この父子は。
「ところで、ミリュー。北から荷物が届いていたぞ」
「北? ああ……」
ラシード様が指差したのは、トマスが運んできた木箱だ。
中には、泥付きの立派なジャガイモがぎっしりと詰まっている。
送り主の名前は『修道士ジェラルド』。
「……またですか。豊作のようですね」
「手紙も入っていた。『今期の収穫量は前年比120%を達成。土壌改良の成果が出た。……借金完済まで、あと三千四百九十五年』だそうだ」
「順調ですね。彼、王太子より農夫の才能があったようです」
私は感心した。
ジェラルド元殿下は、あの後、極寒の地でジャガイモ作りに目覚め、今や「北の芋聖人」と呼ばれているらしい。
人間、適材適所とはよく言ったものだ。
「あ、奥様ぁ! おやつの時間ですよぉ!」
屋敷の方から、エプロン姿のメイドが走ってきた。
ピンク色の髪を束ね、手にはトレーを持っている。
リリナだ。
「リリナ。走らないで。紅茶がこぼれます」
「大丈夫ですってぇ! 私、もう『バランス感覚スキル』はカンストしましたから!」
リリナは器用にトレイを操りながら到着した。
彼女もまた、私のスパルタ教育……もとい、温かい指導の下、公爵家のメイド長補佐にまで出世していた。
ついでに、裏の仕事(情報収集)でも大活躍している。
「今日のジャガイモ、どうしますぅ? ポタージュ? それともコロッケ?」
「フライドポテトにして。レオンの好物だから」
「りょうかーい! ……あ、トマスさん! サボってないで手伝ってくださいよぉ!」
リリナは逞しくなり、今やトマスすら顎で使うようになっている。
彼女もまた、ここで「生きがい」を見つけたようだ。
◇
夕暮れ時。
レオンが遊び疲れて眠った後、私とラシード様はバルコニーに出て、並んで座っていた。
眼下には、灯りのともり始めた領地の街並みが広がっている。
「……平和だな」
ラシード様がワイングラスを傾けながら呟く。
「ええ。犯罪発生率は過去最低、税収は過去最高。……完璧な状態(ステータス)です」
「ミリュー」
ラシード様が私の肩に手を回し、引き寄せた。
「君は……幸せか?」
唐突な問いに、私は瞬きをした。
「幸せ、ですか?」
私は手元のグラスを見つめた。
かつて、私は「自由なスローライフ」を夢見ていた。
誰にも縛られず、責任も負わず、ただ寝て過ごす日々を。
でも、今はどうだ。
公爵夫人としての責務、領地経営、育児、そして夫の管理。
毎日がタスクの山だ。
忙しいし、気も休まらないし、睡眠時間は……まあ、確保しているけれど。
「……非効率ですね」
私は呟いた。
「ん?」
「結婚も、育児も、誰かと生きることも。……一人でいるより、ずっと手間がかかるし、コストもかかるし、予測不能なトラブルばかりです」
私はラシード様を見上げた。
「でも」
彼が不安そうな顔をする前に、私は言葉を続けた。
「その『手間』によって得られる対価(リターン)が……私の計算を遥かに超えているんです」
私は彼の胸に頭を預けた。
「貴方が笑うと、疲れが吹き飛びます。レオンが成長すると、どんな投資よりもワクワクします。……この感情的利益(エモーショナル・プロフィット)は、数値化できません」
私は目を閉じて、彼の体温を感じた。
「結論として……今の私は、世界で一番『高利回り』な人生を送っています。……つまり、最高に幸せです」
「……そうか」
ラシード様の腕に力がこもる。
「私もだ。……君が隣にいてくれるだけで、私の人生は黒字だ。これ以上の富はいらない」
「あら、それは困ります。レオンの養育費と、老後の資金、それに別荘の購入計画もありますから、まだまだ稼いでいただかないと」
「ふっ……厳しいな、私の奥さんは」
ラシード様は楽しそうに笑い、私の唇にキスをした。
長く、甘い、とろけるような口づけ。
何度重ねても、私の心拍数は跳ね上がる。
「……愛しているよ、ミリュー」
「はい。私もです、ラシード様」
夜空には満天の星。
私の「悪役令嬢」としての人生は、婚約破棄から始まり、数々の効率化(バトル)を経て、この穏やかな場所に辿り着いた。
これは、とある合理主義者の令嬢が、計算外の愛に振り回されながらも、誰よりも効率的に、そして誰よりも貪欲に幸せを掴み取った物語。
私のスローライフ計画は失敗したけれど。
この忙しくて愛おしい毎日は、決して悪くない。
「さて、ラシード様。明日のスケジュール確認ですが……」
「……今夜くらい、仕事の話は抜きにしないか?」
「駄目です。効率的な朝を迎えるためには、夜の準備が不可欠です」
「……やれやれ」
ラシード様は呆れながらも、幸せそうに私をお姫様抱っこした。
「なら、ベッドの中で聞こう。……長い夜になりそうだからな」
「……ふふっ。望むところです」
私たちは笑い合い、温かい光の漏れる部屋へと戻っていった。
悪役令嬢ミリューの「効率的な幸せ」は、これからもずっと、この場所で続いていくのだ。
36
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
「美しい女性(ヒト)、貴女は一体、誰なのですか?」・・・って、オメエの嫁だよ
猫枕
恋愛
家の事情で12才でウェスペル家に嫁いだイリス。
当時20才だった旦那ラドヤードは子供のイリスをまったく相手にせず、田舎の領地に閉じ込めてしまった。
それから4年、イリスの実家ルーチェンス家はウェスペル家への借金を返済し、負い目のなくなったイリスは婚姻の無効を訴える準備を着々と整えていた。
そんなある日、領地に視察にやってきた形だけの夫ラドヤードとばったり出くわしてしまう。
美しく成長した妻を目にしたラドヤードは一目でイリスに恋をする。
「美しいひとよ、貴女は一体誰なのですか?」
『・・・・オメエの嫁だよ』
執着されたらかなわんと、逃げるイリスの運命は?
前世の記憶しかない元侯爵令嬢は、訳あり大公殿下のお気に入り。(注:期間限定)
miy
恋愛
(※長編なため、少しネタバレを含みます)
ある日目覚めたら、そこは見たことも聞いたこともない…異国でした。
ここは、どうやら転生後の人生。
私は大貴族の令嬢レティシア17歳…らしいのですが…全く記憶にございません。
有り難いことに言葉は理解できるし、読み書きも問題なし。
でも、見知らぬ世界で貴族生活?いやいや…私は平凡な日本人のようですよ?…無理です。
“前世の記憶”として目覚めた私は、現世の“レティシアの身体”で…静かな庶民生活を始める。
そんな私の前に、一人の貴族男性が現れた。
ちょっと?訳ありな彼が、私を…自分の『唯一の女性』であると誤解してしまったことから、庶民生活が一変してしまう。
高い身分の彼に関わってしまった私は、元いた国を飛び出して魔法の国で暮らすことになるのです。
大公殿下、大魔術師、聖女や神獣…等など…いろんな人との出会いを経て『レティシア』が自分らしく生きていく。
という、少々…長いお話です。
鈍感なレティシアが、大公殿下からの熱い眼差しに気付くのはいつなのでしょうか…?
※安定のご都合主義、独自の世界観です。お許し下さい。
※ストーリーの進度は遅めかと思われます。
※現在、不定期にて公開中です。よろしくお願い致します。
公開予定日を最新話に記載しておりますが、長期休載の場合はこちらでもお知らせをさせて頂きます。
※ド素人の書いた3作目です。まだまだ優しい目で見て頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
※初公開から2年が過ぎました。少しでも良い作品に、読みやすく…と、時間があれば順次手直し(改稿)をしていく予定でおります。(現在、146話辺りまで手直し作業中)
※章の区切りを変更致しました。(9/22更新)
十年間虐げられたお針子令嬢、冷徹侯爵に狂おしいほど愛される。
er
恋愛
十年前に両親を亡くしたセレスティーナは、後見人の叔父に財産を奪われ、物置部屋で使用人同然の扱いを受けていた。義妹ミレイユのために毎日ドレスを縫わされる日々——でも彼女には『星霜の記憶』という、物の過去と未来を視る特別な力があった。隠されていた舞踏会の招待状を見つけて決死の潜入を果たすと、冷徹で美しいヴィルフォール侯爵と運命の再会! 義妹のドレスが破れて大恥、叔父も悪事を暴かれて追放されるはめに。失われた伝説の刺繍技術を復活させたセレスティーナは宮廷筆頭職人に抜擢され、「ずっと君を探していた」と侯爵に溺愛される——
投資の天才”を名乗る臣民たちよ。 その全財産、確かに受け取った。 我が民のために活かそう』 〜虚飾を砕く女王の経済鉄槌〜
しおしお
恋愛
バブルに沸くアルビオン王国。
「エルドラド株」を持たぬ者は時代遅れ――
そう嘲笑いながら、実体のない海外権益へ全財産を注ぎ込む貴族たち。
自らを“投資の天才”と称し、増税に苦しむ民を見下す日々。
若き女王リリアーナは、その狂騒を静かに見つめていた。
やがて始まる王室監査。
暴かれる虚偽契約。
崩れ落ちる担保。
連鎖する破綻。
昨日まで「時代の勝者」を気取っていた特権階級は、一夜にして無一文へ。
泣きつく彼らに、女王はただ微笑む。
――“皆様の尊いご投資、確かに受け取りましたわ”
没収された富は国庫へ。
再配分された資源は民へ。
虚飾を砕き、制度を再設計し、王国を立て直す。
これは復讐譚ではない。
清算と再建の物語。
泡沫の王国に、女王の鉄槌が下される。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる