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翌朝。
私は鏡の前で、三十分かけて作った「鉄壁の無表情」を確認してから執務室へ向かった。
昨日の夕暮れ時の失態(赤面&逃走)は、なかったことにする。
あれは幻覚だ。
疲労が見せた白昼夢だ。
私はときめいてなどいない。
断じていない。
「……おはようございます、ボス」
極力、事務的な声で扉を開ける。
すると、アイザック公爵は机の上で頬杖をつき、ニヤニヤと待ち構えていた。
「やあ、クリム。おはよう。昨日は随分と足が速かったな。短距離走の選手になれるんじゃないか?」
「……急な腹痛に襲われただけです。お気遣いどうも」
私は視線を合わせずに自分の席に座り、書類の山を引き寄せた。
「さあ、仕事です。今日の予定は……」
「顔がまだ赤いぞ?」
「赤くありません! チークを塗りすぎただけです!」
私が食い気味に否定すると、公爵は喉を鳴らして笑った。
「そうかそうか。まあ、無理をするな。私はいつでも、君の可愛い反応(リアクション)を歓迎するよ」
「……減給しますよ、その口」
私が万年筆を武器のように構えた、その時だ。
コンコン。
控えめなノックと共に、セバスチャンが入ってきた。
だが、その様子がおかしい。
彼は銀のお盆の上に一通の手紙を載せているのだが、その顔には分厚いマスク(布を何重にも巻いたもの)が装着され、手には革手袋、さらに手紙をトングのようなもので摘んでいる。
まるで、未知の病原菌か爆発物を扱っているような厳戒態勢だ。
「……どうしたの、爺や。新しい感染症対策?」
「い、いえ……クリム様、閣下。王国の……レジナルド殿下より、親展の書簡が届いたのですが……」
セバスチャンの言葉と同時に、強烈な臭いが鼻を突いた。
甘ったるい、安物の薔薇の香水の匂いだ。
しかも、原液をぶちまけたかのような濃度。
「うっ……!」
私は鼻をつまんだ。
「なにこれ! 生物兵器!?」
「殿下からの手紙には、これでもかと香水が振りかけられておりまして……。直に触ると数日は匂いが取れない『呪いのアイテム』と化しております」
「焼却炉へ直行させて!」
「一応、親展ですので……」
セバスチャンは申し訳なさそうに、お盆を私の机に置いた。
置かれた瞬間、執務室の空気がピンク色に淀んだ気がした。
アイザック公爵も顔をしかめている。
「……ひどいな。鼻が馬鹿になりそうだ。これが王国のトレンドなのか?」
「いいえ、殿下の『俺のフェロモン』です。公害レベルですが」
私はトングを受け取り、恐る恐る封筒をつまみ上げた。
封蝋には、無駄に豪華な王家の紋章と、なぜかハートマークが刻印されている。
「……開けたくない。中から『愛の言葉』という名の毒ガスが出てきそう」
「読んでみてくれ。どんな笑い話が書いてあるか興味がある」
公爵がハンカチで鼻を押さえながら催促する。
私は観念して、ペーパーナイフで封を切った。
中から出てきたのは、羊皮紙三枚にわたる長文だった。
しかも、文字が丸くて読みづらい。
私は読み上げを開始した。
感情を一切込めずに、お経を読むような棒読みで。
「『愛しのクリムへ。
君が突然姿を消してから、僕の心はぽっかりと穴が空いたようだ。
きっと君も、毎晩枕を濡らして泣いていることだろう』」
「……」
「『分かっている。君は自らの意思で去ったのではない。あの野蛮なアイザック公爵に、無理やり連れ去られたのだと』」
アイザック公爵が「ほう?」と眉を上げた。
「野蛮ときたか。随分な評価だ」
「続きがあります。『君のような地味で可愛げのない女を、物好きな公爵が欲しがるはずがないからね』」
「……訂正しよう。野蛮なのは彼の方だ」
公爵の声が少し低くなった。
私は構わず読み進める。
「『だが安心してくれ。僕は寛大だ。
もし君が今すぐ戻ってきて、床に額を擦り付けて謝罪し、モモの靴を舐めて許しを請うならば……
僕は君を許してあげよう』」
「……は?」
私の読み上げる声が止まった。
「『もちろん、婚約者に戻すことはできないが、僕の第二側室……いや、専属メイドとしてなら置いてやってもいい。
君には僕の世話をする権利を与えよう。
光栄に思うといい』」
「『追伸。
最近書類が見つからない。あの青いファイルはどこだ?
あと、お茶が不味い。早く帰ってきて淹れろ』」
以上。
私は手紙を机に置いた。
静寂が流れた。
「……クリム」
公爵が、真顔で尋ねた。
「彼は、頭を打ったのか?」
「いいえ、生まれた時からデフォルト(初期設定)です」
「そうか。……すごいな。ここまで都合の良い解釈ができるとは、ある意味才能だ。小説家になれるかもしれない」
「ジャンルは『ホラー』か『不条理ギャグ』に限られますが」
私は手紙をトングでつまみ上げた。
怒りは湧いてこない。
あるのは、底知れぬ呆れと、脱力感だけだ。
「『許してあげよう』ですって。どの口が言うのかしら。こっちは慰謝料も請求せずに手切れ金代わりに労働力を提供してあげたというのに」
「どうする? 返事を書くか?」
「紙とインクの無駄です」
私は立ち上がり、暖炉へと歩み寄った。
「セバスチャン、着火剤はある?」
「はい、こちらに。最強の油をご用意しております」
私は暖炉に手紙を放り込み、その上から油をドバドバとかけた。
そして、マッチを擦る。
「さようなら、殿下。その汚染された思考回路ごと、灰になりなさい」
ポイッ。
ボッ!!!!
手紙は爆発的な勢いで燃え上がった。
香水のアルコール成分が強かったのか、青白い炎を上げて瞬時に炭化していく。
「ああ、よく燃える。唯一の評価点は燃焼効率の良さね」
私は炎を見つめながら、清々しい気分で呟いた。
嫌な匂いも、煙突から空の彼方へ消えていく。
「……未練は、ないか?」
背後から、公爵の声がした。
振り返ると、彼は少し不安そうな、探るような目で私を見ていた。
「『戻れば許す』と言っているぞ。メイドとしてだが」
「ボス」
私は呆れて腰に手を当てた。
「貴方は、最高級のステーキを食べた後に、『泥団子をあげるから戻っておいで』と言われて戻りますか?」
「……泥団子?」
「ええ。栄養価ゼロ、味は最悪、おまけにお腹を壊す泥団子です。対して、こちらの職場は……」
私は公爵を指差した。
「給料は三倍、福利厚生は充実、上司は(性格に難ありですが)話が通じるイケメン。……比較するまでもありません」
「……性格に難ありは余計だが、イケメンという評価は受け取っておこう」
公爵は、ほっとしたように笑った。
その笑顔を見て、私もつられて笑ってしまった。
「それに、私にはもう新しい目標がありますから」
「目標?」
「ええ。この国の無駄な銅像を一掃し、道路を整備し、貴方の偏食を治し、まともな報告書を書ける文官を育成することです。……泥団子を捏ねている暇はありません」
「ははは! それは壮大な計画だ。私の偏食まで管理されるのか」
「当然です。昨日の夕食、ピーマンを残しましたね? 補佐官の目は節穴ではありませんよ」
「うっ……見られていたか」
私たちは顔を見合わせて笑い合った。
昨日の気まずさは、もうどこにもない。
レジナルド殿下の不快な手紙は、結果として私たちの結束(と私のツッコミ魂)を強固にする燃料にしかならなかったようだ。
「さて、仕事に戻りましょう。灰の掃除はお願いしますね、爺や」
「はっ! 聖なる炎で浄化しておきます!」
私が席に戻ろうとした、その時。
バタン!!
執務室の扉が、ノックもなしに勢いよく開かれた。
「か、閣下!! 大変です!!」
飛び込んできたのは、城門の警備隊長だ。
彼は息を切らし、顔面蒼白になっている。
「どうした、騒々しい」
「しょ、正門に……!!」
警備隊長は、信じられないものを見たという顔で叫んだ。
「王国のレジナルド王子と名乗る人物が……『クリムを返せ! 突入する!』と騒いでおります!!」
「……は?」
私と公爵の声が重なった。
「手紙が届いた直後に本人登場? どんなホラー映画ですか」
「どうやら、手紙は前触れだったようだな。……しかし、国境を越える手続きはどうした?」
「それが……『僕は王子だぞ! 顔パスだ!』と言って強行突破してきたそうで……現在、我が軍の衛兵に取り押さえられていますが、『無礼者!』と暴れて手がつけられません!」
私は天を仰いだ。
来るなら来るで、せめてアポを取ってほしい。
いや、来ないでほしい。
「……クリム。どうする?」
公爵が私を見た。
その目は、「面倒だが、少し面白がっている」色をしていた。
私は深いため息をつき、それからニヤリと笑った。
「そうですね。……せっかく『泥団子』が自ら転がってきたのです。完膚なきまでに叩き潰して、二度とこの国に足を踏み入れないよう、トラウマを植え付けて差し上げましょう」
「同感だ。我が国の平和を乱す害虫には、相応の殺虫剤が必要だな」
公爵が立ち上がり、私に手を差し出した。
「行こうか、クリム。迎撃戦(パーティー)の始まりだ」
「はい、ボス。……胃薬の準備を」
私たちは戦場(正門)へと向かった。
そこには、想像を絶するカオスが待っているとも知らずに。
私は鏡の前で、三十分かけて作った「鉄壁の無表情」を確認してから執務室へ向かった。
昨日の夕暮れ時の失態(赤面&逃走)は、なかったことにする。
あれは幻覚だ。
疲労が見せた白昼夢だ。
私はときめいてなどいない。
断じていない。
「……おはようございます、ボス」
極力、事務的な声で扉を開ける。
すると、アイザック公爵は机の上で頬杖をつき、ニヤニヤと待ち構えていた。
「やあ、クリム。おはよう。昨日は随分と足が速かったな。短距離走の選手になれるんじゃないか?」
「……急な腹痛に襲われただけです。お気遣いどうも」
私は視線を合わせずに自分の席に座り、書類の山を引き寄せた。
「さあ、仕事です。今日の予定は……」
「顔がまだ赤いぞ?」
「赤くありません! チークを塗りすぎただけです!」
私が食い気味に否定すると、公爵は喉を鳴らして笑った。
「そうかそうか。まあ、無理をするな。私はいつでも、君の可愛い反応(リアクション)を歓迎するよ」
「……減給しますよ、その口」
私が万年筆を武器のように構えた、その時だ。
コンコン。
控えめなノックと共に、セバスチャンが入ってきた。
だが、その様子がおかしい。
彼は銀のお盆の上に一通の手紙を載せているのだが、その顔には分厚いマスク(布を何重にも巻いたもの)が装着され、手には革手袋、さらに手紙をトングのようなもので摘んでいる。
まるで、未知の病原菌か爆発物を扱っているような厳戒態勢だ。
「……どうしたの、爺や。新しい感染症対策?」
「い、いえ……クリム様、閣下。王国の……レジナルド殿下より、親展の書簡が届いたのですが……」
セバスチャンの言葉と同時に、強烈な臭いが鼻を突いた。
甘ったるい、安物の薔薇の香水の匂いだ。
しかも、原液をぶちまけたかのような濃度。
「うっ……!」
私は鼻をつまんだ。
「なにこれ! 生物兵器!?」
「殿下からの手紙には、これでもかと香水が振りかけられておりまして……。直に触ると数日は匂いが取れない『呪いのアイテム』と化しております」
「焼却炉へ直行させて!」
「一応、親展ですので……」
セバスチャンは申し訳なさそうに、お盆を私の机に置いた。
置かれた瞬間、執務室の空気がピンク色に淀んだ気がした。
アイザック公爵も顔をしかめている。
「……ひどいな。鼻が馬鹿になりそうだ。これが王国のトレンドなのか?」
「いいえ、殿下の『俺のフェロモン』です。公害レベルですが」
私はトングを受け取り、恐る恐る封筒をつまみ上げた。
封蝋には、無駄に豪華な王家の紋章と、なぜかハートマークが刻印されている。
「……開けたくない。中から『愛の言葉』という名の毒ガスが出てきそう」
「読んでみてくれ。どんな笑い話が書いてあるか興味がある」
公爵がハンカチで鼻を押さえながら催促する。
私は観念して、ペーパーナイフで封を切った。
中から出てきたのは、羊皮紙三枚にわたる長文だった。
しかも、文字が丸くて読みづらい。
私は読み上げを開始した。
感情を一切込めずに、お経を読むような棒読みで。
「『愛しのクリムへ。
君が突然姿を消してから、僕の心はぽっかりと穴が空いたようだ。
きっと君も、毎晩枕を濡らして泣いていることだろう』」
「……」
「『分かっている。君は自らの意思で去ったのではない。あの野蛮なアイザック公爵に、無理やり連れ去られたのだと』」
アイザック公爵が「ほう?」と眉を上げた。
「野蛮ときたか。随分な評価だ」
「続きがあります。『君のような地味で可愛げのない女を、物好きな公爵が欲しがるはずがないからね』」
「……訂正しよう。野蛮なのは彼の方だ」
公爵の声が少し低くなった。
私は構わず読み進める。
「『だが安心してくれ。僕は寛大だ。
もし君が今すぐ戻ってきて、床に額を擦り付けて謝罪し、モモの靴を舐めて許しを請うならば……
僕は君を許してあげよう』」
「……は?」
私の読み上げる声が止まった。
「『もちろん、婚約者に戻すことはできないが、僕の第二側室……いや、専属メイドとしてなら置いてやってもいい。
君には僕の世話をする権利を与えよう。
光栄に思うといい』」
「『追伸。
最近書類が見つからない。あの青いファイルはどこだ?
あと、お茶が不味い。早く帰ってきて淹れろ』」
以上。
私は手紙を机に置いた。
静寂が流れた。
「……クリム」
公爵が、真顔で尋ねた。
「彼は、頭を打ったのか?」
「いいえ、生まれた時からデフォルト(初期設定)です」
「そうか。……すごいな。ここまで都合の良い解釈ができるとは、ある意味才能だ。小説家になれるかもしれない」
「ジャンルは『ホラー』か『不条理ギャグ』に限られますが」
私は手紙をトングでつまみ上げた。
怒りは湧いてこない。
あるのは、底知れぬ呆れと、脱力感だけだ。
「『許してあげよう』ですって。どの口が言うのかしら。こっちは慰謝料も請求せずに手切れ金代わりに労働力を提供してあげたというのに」
「どうする? 返事を書くか?」
「紙とインクの無駄です」
私は立ち上がり、暖炉へと歩み寄った。
「セバスチャン、着火剤はある?」
「はい、こちらに。最強の油をご用意しております」
私は暖炉に手紙を放り込み、その上から油をドバドバとかけた。
そして、マッチを擦る。
「さようなら、殿下。その汚染された思考回路ごと、灰になりなさい」
ポイッ。
ボッ!!!!
手紙は爆発的な勢いで燃え上がった。
香水のアルコール成分が強かったのか、青白い炎を上げて瞬時に炭化していく。
「ああ、よく燃える。唯一の評価点は燃焼効率の良さね」
私は炎を見つめながら、清々しい気分で呟いた。
嫌な匂いも、煙突から空の彼方へ消えていく。
「……未練は、ないか?」
背後から、公爵の声がした。
振り返ると、彼は少し不安そうな、探るような目で私を見ていた。
「『戻れば許す』と言っているぞ。メイドとしてだが」
「ボス」
私は呆れて腰に手を当てた。
「貴方は、最高級のステーキを食べた後に、『泥団子をあげるから戻っておいで』と言われて戻りますか?」
「……泥団子?」
「ええ。栄養価ゼロ、味は最悪、おまけにお腹を壊す泥団子です。対して、こちらの職場は……」
私は公爵を指差した。
「給料は三倍、福利厚生は充実、上司は(性格に難ありですが)話が通じるイケメン。……比較するまでもありません」
「……性格に難ありは余計だが、イケメンという評価は受け取っておこう」
公爵は、ほっとしたように笑った。
その笑顔を見て、私もつられて笑ってしまった。
「それに、私にはもう新しい目標がありますから」
「目標?」
「ええ。この国の無駄な銅像を一掃し、道路を整備し、貴方の偏食を治し、まともな報告書を書ける文官を育成することです。……泥団子を捏ねている暇はありません」
「ははは! それは壮大な計画だ。私の偏食まで管理されるのか」
「当然です。昨日の夕食、ピーマンを残しましたね? 補佐官の目は節穴ではありませんよ」
「うっ……見られていたか」
私たちは顔を見合わせて笑い合った。
昨日の気まずさは、もうどこにもない。
レジナルド殿下の不快な手紙は、結果として私たちの結束(と私のツッコミ魂)を強固にする燃料にしかならなかったようだ。
「さて、仕事に戻りましょう。灰の掃除はお願いしますね、爺や」
「はっ! 聖なる炎で浄化しておきます!」
私が席に戻ろうとした、その時。
バタン!!
執務室の扉が、ノックもなしに勢いよく開かれた。
「か、閣下!! 大変です!!」
飛び込んできたのは、城門の警備隊長だ。
彼は息を切らし、顔面蒼白になっている。
「どうした、騒々しい」
「しょ、正門に……!!」
警備隊長は、信じられないものを見たという顔で叫んだ。
「王国のレジナルド王子と名乗る人物が……『クリムを返せ! 突入する!』と騒いでおります!!」
「……は?」
私と公爵の声が重なった。
「手紙が届いた直後に本人登場? どんなホラー映画ですか」
「どうやら、手紙は前触れだったようだな。……しかし、国境を越える手続きはどうした?」
「それが……『僕は王子だぞ! 顔パスだ!』と言って強行突破してきたそうで……現在、我が軍の衛兵に取り押さえられていますが、『無礼者!』と暴れて手がつけられません!」
私は天を仰いだ。
来るなら来るで、せめてアポを取ってほしい。
いや、来ないでほしい。
「……クリム。どうする?」
公爵が私を見た。
その目は、「面倒だが、少し面白がっている」色をしていた。
私は深いため息をつき、それからニヤリと笑った。
「そうですね。……せっかく『泥団子』が自ら転がってきたのです。完膚なきまでに叩き潰して、二度とこの国に足を踏み入れないよう、トラウマを植え付けて差し上げましょう」
「同感だ。我が国の平和を乱す害虫には、相応の殺虫剤が必要だな」
公爵が立ち上がり、私に手を差し出した。
「行こうか、クリム。迎撃戦(パーティー)の始まりだ」
「はい、ボス。……胃薬の準備を」
私たちは戦場(正門)へと向かった。
そこには、想像を絶するカオスが待っているとも知らずに。
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