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「……ボス。帰っていいですか?」
帝都ガレリア・ノヴァ。
その中心にそびえ立つ皇帝宮殿の、あまりの巨大さと煌びやかさに、私は馬車を降りた瞬間から帰りたくなっていた。
「ダメだ。まだ玄関にも入っていないぞ」
アイザック公爵は、私の逃亡を阻止するように腰をガッチリとホールドしている。
「いいですか、ボス。私の『対人ストレス許容量』は、先日のパーティーで限界を迎えています。これ以上、貴族特有の『オホホ』という笑い声を聞くと、鼓膜がアレルギー反応を起こすかもしれません」
「大丈夫だ。帝都の貴族は『オホホ』とは笑わない」
「じゃあなんて笑うんです?」
「『フフン(鼻笑い)』だ」
「余計にタチが悪いじゃないですか」
私たちはレッドカーペットを歩き、大広間へと向かった。
今日の私は、公爵が用意した「帝都決戦用」のドレスを身に纏っている。
色は深いミッドナイトブルー。
露出は控えめだが、体のラインが美しく見えるカッティングで、さらに「地味」と言わせないための大粒サファイアのネックレスが首元で輝いている。
「……クリム。緊張しているのか?」
「緊張? まさか。武者震いです。このハイヒールで、誰の足を一番最初に踏み抜いてやろうかと考えていただけです」
「過激だな。……だが、安心してくれ。私が守る」
公爵は私の手を強く握った。
「君はただ、私の隣で堂々としていればいい。何か言われたら、いつもの調子で言い返してやってくれ。私が全責任を持つ」
「……その言葉、忘れちゃイヤですよ」
大広間の扉が開く。
「ガレリア公爵アイザック・ル・グラン閣下、ならびにクリム・ベルベット嬢のご到着!」
アナウンスと共に、数千の視線が突き刺さる。
王国のパーティーとは桁違いの規模だ。
そして、その視線に含まれる「品定め」の濃度も、桁違いに高い。
(……ふん。なるほどね)
私は扇子の隙間から、会場を観察した。
貴族たちの目は、明らかに私を「異物」として見ている。
「隣国の傷物令嬢」「公爵をたぶらかした魔女」……そんな心の声が聞こえてくるようだ。
私たちが会場を進むと、一人の女性が、取り巻きを引き連れて立ちはだかった。
「あら、アイザック様。お久しぶりですわ」
その女性は、金髪を縦ロールにし、これでもかというほど宝石をジャラジャラとつけた、歩く宝石箱のような令嬢だった。
香水の匂いがキツイ。レジナルド殿下と同じ系統の「自己主張の激しい」匂いだ。
アイザック公爵が、わずかに眉をひそめた。
「……これは、ヒルデガルド嬢。息災そうで何よりだ」
「ええ、元気ですわ! ……ところで」
ヒルデガルドと呼ばれた令嬢は、扇子で私を指した。
その仕草だけで、マナー講師なら失神するレベルの無作法だ。
「そちらの……地味な方はどなた? 新しいメイド?」
周囲の取り巻きが「クスクス」と笑う。
典型的なマウント攻撃だ。
私は心のなかでガッツポーズをした。
(来た! 分かりやすい悪役!)
私が口を開こうとすると、アイザック公爵が先に動いた。
「彼女はメイドではない。私の筆頭補佐官であり、最愛のパートナー、クリム・ベルベット嬢だ」
「まあ! 噂の『傷物令嬢』ですの?」
ヒルデガルド嬢は大げさに驚いてみせた。
「アイザック様、騙されていらっしゃいますわ! わたくし、聞きましたのよ? この女、元婚約者の王子様を牢獄にぶち込み、国を乗っ取ろうとした稀代の悪女だとか! そんな危険な女、すぐに捨ててしまいなさいな!」
会場が静まり返る。
公爵に対する、あからさまな進言(という名の余計なお世話)。
ヒルデガルド嬢は勝ち誇った顔で続ける。
「アイザック様には、もっと相応しい相手がいますわ。……例えば、このわたくしのように、家柄も良く、洗練された帝都の華が!」
彼女はバサッと扇子を開き、公爵にすり寄った。
「さあ、あんな薄汚れたドブネズミは放っておいて、わたくしと踊りましょう? 悪い夢から覚めさせて差し上げますわ」
私は冷めた目でその光景を見ていた。
ドブネズミ。
随分な言われようだ。
まあ、確かに彼女のギラギラしたドレスに比べれば、私は地味かもしれないが。
「……ボス。ドブネズミと言われました。衛生的に問題があるようなので、私は退室して消毒をしてきます」
私が帰ろうとすると、公爵が私の腰を抱き寄せた。
「待て。……消毒が必要なのは、彼女の口の方だ」
公爵の声は、北の吹雪のように冷たかった。
ヒルデガルド嬢がビクリと震える。
「ア、アイザック様……?」
「ヒルデガルド嬢。君は今、私のパートナーを愚弄したな?」
「ぐ、愚弄だなんて! 忠告ですわ! その女は貴方様に相応しくない……」
「相応しくない?」
公爵は鼻で笑った。
「君の目は節穴か? それとも、宝石の輝きで目が眩んでいるのか?」
「は、はい?」
「よく見ろ。彼女のドレスの着こなし、立ち振る舞い、そしてこの知性溢れる瞳を。……君のような、宝石で着飾っただけの『歩くマネキン』とは格が違う」
「マ、マネキン……!?」
公爵の毒舌エンジンがかかった。
私は(おっと、私の出番がない)と心の中で苦笑した。
「それに『洗練された帝都の華』と言ったか? 訂正しよう。君は華ではない。ただの『造花』だ。香水で塗り固められた、中身のない造花だ」
「ひ、ひどい……!」
「対して、クリムは本物だ。彼女は泥の中からでも咲き誇る、強く美しい野薔薇だ。……私が騙されている? 笑わせるな」
公爵は、ヒルデガルド嬢を見下ろし、断言した。
「私は彼女に心底惚れ込んでいるし、彼女以上の女性など、この世に存在しない。……君が百人束になっても、彼女の足の小指にも及ばないよ」
グサッ。
トドメの一撃。
ヒルデガルド嬢は顔を真っ赤にし、プルプルと震え……。
「う、うわぁぁぁん!! アイザック様のバカぁぁぁ!!」
泣きながら走り去っていった。
取り巻きたちも慌てて後を追う。
嵐が去った後、公爵は涼しい顔で私に向き直った。
「……すまない、クリム。私が処理してしまった。君の獲物を奪ってしまったかな?」
「ええ、少し残念です。私なら『その縦ロール、中にクロワッサンでも入っていますの?』くらいは言うつもりでしたのに」
「ははは! それは見たかった!」
公爵は楽しそうに笑うと、私の手を取った。
「さあ、行こう。……次は、本丸(ラスボス)への挨拶だ」
「本丸?」
「ああ。……皇帝陛下がお待ちだ」
公爵の視線の先。
玉座の間へと続く階段の上に、一人の老人が立っていた。
白髪に長い髭、そして鋭い眼光。
ガレリア帝国皇帝、その人だ。
彼はニヤリと笑い、手招きをした。
「……どうやら、私の毒舌(お守り)が本領を発揮するのは、あそこのようですね」
「頼むよ、クリム。陛下は私よりも遥かに『厄介な変人』だからな」
私たちは顔を見合わせ、覚悟を決めて階段を登った。
マウント合戦の次は、皇帝との面接試験。
私の胃に穴が開くのが先か、皇帝を論破するのが先か。
勝負の始まりだ。
帝都ガレリア・ノヴァ。
その中心にそびえ立つ皇帝宮殿の、あまりの巨大さと煌びやかさに、私は馬車を降りた瞬間から帰りたくなっていた。
「ダメだ。まだ玄関にも入っていないぞ」
アイザック公爵は、私の逃亡を阻止するように腰をガッチリとホールドしている。
「いいですか、ボス。私の『対人ストレス許容量』は、先日のパーティーで限界を迎えています。これ以上、貴族特有の『オホホ』という笑い声を聞くと、鼓膜がアレルギー反応を起こすかもしれません」
「大丈夫だ。帝都の貴族は『オホホ』とは笑わない」
「じゃあなんて笑うんです?」
「『フフン(鼻笑い)』だ」
「余計にタチが悪いじゃないですか」
私たちはレッドカーペットを歩き、大広間へと向かった。
今日の私は、公爵が用意した「帝都決戦用」のドレスを身に纏っている。
色は深いミッドナイトブルー。
露出は控えめだが、体のラインが美しく見えるカッティングで、さらに「地味」と言わせないための大粒サファイアのネックレスが首元で輝いている。
「……クリム。緊張しているのか?」
「緊張? まさか。武者震いです。このハイヒールで、誰の足を一番最初に踏み抜いてやろうかと考えていただけです」
「過激だな。……だが、安心してくれ。私が守る」
公爵は私の手を強く握った。
「君はただ、私の隣で堂々としていればいい。何か言われたら、いつもの調子で言い返してやってくれ。私が全責任を持つ」
「……その言葉、忘れちゃイヤですよ」
大広間の扉が開く。
「ガレリア公爵アイザック・ル・グラン閣下、ならびにクリム・ベルベット嬢のご到着!」
アナウンスと共に、数千の視線が突き刺さる。
王国のパーティーとは桁違いの規模だ。
そして、その視線に含まれる「品定め」の濃度も、桁違いに高い。
(……ふん。なるほどね)
私は扇子の隙間から、会場を観察した。
貴族たちの目は、明らかに私を「異物」として見ている。
「隣国の傷物令嬢」「公爵をたぶらかした魔女」……そんな心の声が聞こえてくるようだ。
私たちが会場を進むと、一人の女性が、取り巻きを引き連れて立ちはだかった。
「あら、アイザック様。お久しぶりですわ」
その女性は、金髪を縦ロールにし、これでもかというほど宝石をジャラジャラとつけた、歩く宝石箱のような令嬢だった。
香水の匂いがキツイ。レジナルド殿下と同じ系統の「自己主張の激しい」匂いだ。
アイザック公爵が、わずかに眉をひそめた。
「……これは、ヒルデガルド嬢。息災そうで何よりだ」
「ええ、元気ですわ! ……ところで」
ヒルデガルドと呼ばれた令嬢は、扇子で私を指した。
その仕草だけで、マナー講師なら失神するレベルの無作法だ。
「そちらの……地味な方はどなた? 新しいメイド?」
周囲の取り巻きが「クスクス」と笑う。
典型的なマウント攻撃だ。
私は心のなかでガッツポーズをした。
(来た! 分かりやすい悪役!)
私が口を開こうとすると、アイザック公爵が先に動いた。
「彼女はメイドではない。私の筆頭補佐官であり、最愛のパートナー、クリム・ベルベット嬢だ」
「まあ! 噂の『傷物令嬢』ですの?」
ヒルデガルド嬢は大げさに驚いてみせた。
「アイザック様、騙されていらっしゃいますわ! わたくし、聞きましたのよ? この女、元婚約者の王子様を牢獄にぶち込み、国を乗っ取ろうとした稀代の悪女だとか! そんな危険な女、すぐに捨ててしまいなさいな!」
会場が静まり返る。
公爵に対する、あからさまな進言(という名の余計なお世話)。
ヒルデガルド嬢は勝ち誇った顔で続ける。
「アイザック様には、もっと相応しい相手がいますわ。……例えば、このわたくしのように、家柄も良く、洗練された帝都の華が!」
彼女はバサッと扇子を開き、公爵にすり寄った。
「さあ、あんな薄汚れたドブネズミは放っておいて、わたくしと踊りましょう? 悪い夢から覚めさせて差し上げますわ」
私は冷めた目でその光景を見ていた。
ドブネズミ。
随分な言われようだ。
まあ、確かに彼女のギラギラしたドレスに比べれば、私は地味かもしれないが。
「……ボス。ドブネズミと言われました。衛生的に問題があるようなので、私は退室して消毒をしてきます」
私が帰ろうとすると、公爵が私の腰を抱き寄せた。
「待て。……消毒が必要なのは、彼女の口の方だ」
公爵の声は、北の吹雪のように冷たかった。
ヒルデガルド嬢がビクリと震える。
「ア、アイザック様……?」
「ヒルデガルド嬢。君は今、私のパートナーを愚弄したな?」
「ぐ、愚弄だなんて! 忠告ですわ! その女は貴方様に相応しくない……」
「相応しくない?」
公爵は鼻で笑った。
「君の目は節穴か? それとも、宝石の輝きで目が眩んでいるのか?」
「は、はい?」
「よく見ろ。彼女のドレスの着こなし、立ち振る舞い、そしてこの知性溢れる瞳を。……君のような、宝石で着飾っただけの『歩くマネキン』とは格が違う」
「マ、マネキン……!?」
公爵の毒舌エンジンがかかった。
私は(おっと、私の出番がない)と心の中で苦笑した。
「それに『洗練された帝都の華』と言ったか? 訂正しよう。君は華ではない。ただの『造花』だ。香水で塗り固められた、中身のない造花だ」
「ひ、ひどい……!」
「対して、クリムは本物だ。彼女は泥の中からでも咲き誇る、強く美しい野薔薇だ。……私が騙されている? 笑わせるな」
公爵は、ヒルデガルド嬢を見下ろし、断言した。
「私は彼女に心底惚れ込んでいるし、彼女以上の女性など、この世に存在しない。……君が百人束になっても、彼女の足の小指にも及ばないよ」
グサッ。
トドメの一撃。
ヒルデガルド嬢は顔を真っ赤にし、プルプルと震え……。
「う、うわぁぁぁん!! アイザック様のバカぁぁぁ!!」
泣きながら走り去っていった。
取り巻きたちも慌てて後を追う。
嵐が去った後、公爵は涼しい顔で私に向き直った。
「……すまない、クリム。私が処理してしまった。君の獲物を奪ってしまったかな?」
「ええ、少し残念です。私なら『その縦ロール、中にクロワッサンでも入っていますの?』くらいは言うつもりでしたのに」
「ははは! それは見たかった!」
公爵は楽しそうに笑うと、私の手を取った。
「さあ、行こう。……次は、本丸(ラスボス)への挨拶だ」
「本丸?」
「ああ。……皇帝陛下がお待ちだ」
公爵の視線の先。
玉座の間へと続く階段の上に、一人の老人が立っていた。
白髪に長い髭、そして鋭い眼光。
ガレリア帝国皇帝、その人だ。
彼はニヤリと笑い、手招きをした。
「……どうやら、私の毒舌(お守り)が本領を発揮するのは、あそこのようですね」
「頼むよ、クリム。陛下は私よりも遥かに『厄介な変人』だからな」
私たちは顔を見合わせ、覚悟を決めて階段を登った。
マウント合戦の次は、皇帝との面接試験。
私の胃に穴が開くのが先か、皇帝を論破するのが先か。
勝負の始まりだ。
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