女王直属女体拷問吏

那羽都レン

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【序 章】女王直属女体拷問吏

第00話:誕生

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 女王直属拷問吏……それが俺の肩書きだ。
「女王直属」は分かる、「拷問吏」も物騒だが理解は出来る。しかし、これを繋げるとよく分からない肩書きになる。何故拷問吏が女王直属で存在するのか。
 なお、既にこの時点でよく分からない肩書きだが、正式には更にここに「女体」の文字が付く。そこまで付けて呼ぶのは上司である女王のみだが。

 女王直属女体拷問吏セオドール=アルシス、それが俺の今生の名だ。

 今生の、と付けたのは俺には前世の記憶があるためだ。
 地球という世界の日本と言う国で死に、気が付いたらこの世界で産まれていたのだ。
 転生なんて物語としては面白いと思っていたが、いざ自分の身になるとそれほどいいものじゃないということを実感した。
 何しろ常識や感覚と言うものが悉くズレているのだから、生活し難いことこの上ない。

 異世界に転生するような物語では特殊な能力を持っていることが多いため、俺もそれを期待して色々試してみた。
 その結果、俺には「相手の弱点が分かる」力が備わっていることが判明した。
 目を凝らして見ることで相手の弱点が光って見え、更にそこの耐久力が数値として表示されるのだ。

 この力があれば、ドラゴンでも一撃で倒せる!

 一時はそう奮起した俺だが、二秒で断念した。
 突けば一撃で倒せる弱点が見抜けたとしても、その弱点を突くほどの身体能力が俺には無かったのだ。
 宝の持ち腐れ、ここに極まれり。
 余談だが、この世界にはドラゴンのような生物は存在しない。

 それ以降、使い道がなく腐らせていた能力だが、ひょんなことから活用する場面があった。


 † † † † † † † †


 それは、現在の上司である女王陛下の閨に呼ばれた時のことだった。
 この国の女王陛下は若干十八歳の若年で先王夫妻を流行病で亡くして王位を継承した。その為もあって、早急に世継ぎを生むことを必要とし、上位貴族の子息を片っ端から閨に誘い子を為すという暴挙を重臣たちから課せられていた時期があったのだ。
 通常、王族の女性には貞淑さが求められる。それは、王の血統を間違いなく継いでいることを証明するためだ。
 しかし、女王であればその王が孕んだ子は間違いなく血統を継いでいるため、貞淑さなど考慮する必要はない。そんな強引な意見のもとで実行された無茶な行為は、彼女の心を酷く傷付けた。

 俺は伯爵家の次男であるためギリギリ上位貴族の範疇に含まれる程度であり、呼ばれた中では最後の方だった。
 緊張して寝室に赴いた俺を出迎えたのは、ベッドに腰掛けてこちらを無感情に眺める長い銀髪の美しいがまるで人形のような少女の姿だった。
 今生の年齢としては同い年だが、前世も含めれば娘のような年齢の少女だ。彼女が見せる心を閉ざした表情に俺はショックを受けて立ち竦んだ。そんな俺に、彼女は冷たい声で言い放った。

「どうした、さっさと私を抱いて精を吐き出さんか」

 後から考えれば、苛立ちを被害者とも言うべき当人にぶつけるなんてのは最低の行為だったと思う。しかし、感情が溢れて頭が真っ白になった俺は無意識のうちに能力を発動させると、彼女の身体で尤も光を放っている場所へと手を伸ばした。

「え……な、待て! 何処を触ろうとしている!?」

 俺の手が何処に向かって伸びているかを理解し、慌てて逃げようとする女王。しかし、そんなことを許す筈もなく、俺は左手で華奢な背中を押さえ込むと無防備になったその場所……肛門をショーツ越しに右手で弄る。
 この国において肛門性交は禁忌であり、獣姦罪で処刑されることすらある。何人もの男に抱かれた彼女も、こんなところを男に触られることなど初めてだろう。
 彼女の人形のような無表情は崩れ、焦りと羞恥に染まった。

「ひぅ!? や、やめろ! そこは不浄の……っ!」

 身を捩ってなんとか肛門を弄る手から逃れようとする女王だが、背中を押さえられているために尻を振る程度のことしか出来ない。
 その様がまるで逆に男を誘っているかのように見えて、俺は思わずクスッと笑ってしまった。
 俺の笑いが聞こえたのか、女王は自分の行為がどんな風に見えているかを悟ったらしく、尻を振るのをやめた。ベッドにうつ伏せの状態であるため彼女の顔は見えないが、耳まで真っ赤になっているのが見て取れた。

「──────ッ!!」

 ショーツの上から肛門のふちをカリカリと爪で掻くようにしてやると、彼女は顔をベッドに強く押し付けて悲鳴を噛み殺した。

「ゃっ!」

 人差し指の第一関節の半分ぐらいまで布地を巻き込むように差し込むと、我慢出来ずに思わず短い悲鳴を上げて顔を上げる。

「〜〜〜〜〜〜っ!?」

 そのまま指を左右に捻って滑らかなシルクを擦り付けてやると、イヤイヤをするように頭を振るのだった。

 そうやってしばらく遊んだ後に指を引きぬくと、女王はぐったりとベッドに倒れ込んだ。
 その隙に俺は、彼女のショーツのふちに指を掛けて引き下ろす。肛門を弄っていた時にも気付いていたが、ショーツのクロッチ部分は濡れそぼっており、引き下ろす際にも秘部から糸を引く有様だった。

「随分と感じておられたようですね」
「ッ! そんなわけがあるか! 貴様、いい加減に……あくぅ!?」

 揶揄するような俺の言葉に女王は顔を上げて反論するが、俺は彼女の秘部に右の小指を突き立てて黙らせる。濡れそぼったその部分は細い指を何の抵抗もなく飲み込んだ。とはいえ、俺はここを責めるために指を挿入したわけではない。十分に蜜が指に塗られたことを確認すると、引き抜いて先程まで弄っていた肛門へと押し当てる。

「や、やめ……っ!」

 俺の意図に気付いたのか静止しようとする女王だが、俺はその言葉を無視して小指を彼女の肛門に捻じ込んでいく。前の穴よりは狭く抵抗感があるが、それでも彼女自身の蜜液で滑りを良くした小指はすぐに根元まで収まった。

「か……は………」

 挿入する側はスムーズに入ったと感じていたが、挿れられる側は強い圧迫感を感じているらしく、苦しげな声を漏らしていた。
 俺は無理をさせないように指を動かすことはせず、彼女の穴がその太さに馴染むのをじっくりと待った。
 やがて彼女の呼吸が落ち着いてきたのを感じると、小指を左右に捻りながら抜いていく。

「ん〜〜〜〜〜っ!!」

 指が引き抜かれる感触で疑似的な排泄感を味わわされた女王は、声を上げるのを堪えるためにシーツを噛んで耐えていた。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 完全に抜きさられると、彼女は噛んでいたシーツを放して荒い息を吐いた。

「やれやれ、一番細い小指でそんな有様で大丈夫ですか?」
「ど、どういうことだ……?」
「どういうことも何も、これから薬指から親指まで順々に入れていくのですよ」
「な!? や、やめろ……もう十分であろう!?」
「何を仰る、夜はまだこれからですよ」

 そして、俺は薬指を彼女の秘部に挿入して蜜液をまぶすと、引き抜いて肛門に押し当てた。

 いつの間にか、彼女の境遇に対する怒りとかそう言った感情は忘れており、女体の敏感な反応を愉しむ感情に支配されていたことにその時の俺は気付いていなかった。


 † † † † † † † †


 小指から親指まで順繰りに挿入し大分拡張してきた肛門だが、それで終わりではない。
 終わったと思って油断した女王は、両手の小指を挿入されて驚愕の声を露わにしていたが、俺はそんなことには構わず更に薬指、中指、人差し指と二本ずつ指を挿入して肛門拡張を続けた。
 この時点で彼女の背を押さえる手は無くなっているのだが、女王はそのことには気付かず嬌声を上げながら尻穴責めを享受していた。
 二本の人差し指を挿入した状態から左右の指を両側に引っ張り、彼女の肛門をぐいっと押し広げ中を覗き込んだ。

「ふむ、奥まで良く見えますね」
「み、見るなぁ……っ!」

 元より真っ赤だった顔を更に赤くして抗議する女王。既に青息吐息と言った様相だが、それが苦痛から来るものではないことは滝のように蜜液を垂れ流している彼女の秘部が物語っていた。
 そのことを指摘してやると、彼女はしばし目を泳がせるとふぃっと逸らした。彼女自身、自分が快楽を感じていることはしっかりと自覚しているのだろう。
 能力を発動させると、眩く光る彼女の肛門の横に八という数字が浮かび上がって見える。最初に見た時は確か九十台だったので大分数字が低くなっている。俺のこの力は弱点とその耐久力を見ることが出来る筈だが、この場合の数字が何を意味しているのか。
 推測は既に出来ているため、検証のために俺は挿入したままの二本の人差し指で彼女の肛門をぐりぐりと揉み込みながら押し広げる。

「や、あぅん!? あああぁぁぁ……」

 すると、見る見るうちに数字は下がっていき二まで減ってしまった。俺はトドメを刺すべく、彼女の肛門に口を近付けると少し強めに息を吹き込んだ。

「フッ!」
「ひぃ!? くうううぅぅぅぅーーーーっ!!!」

 数字がゼロになった瞬間、女王は甲高い声を上げながらその身をビクッと痙攣させる。彼女が快楽の絶頂に達したことはその様子から明らかだった。
 やはりこの数値は性的な耐久力を示しており、ゼロ=絶頂なのだろう。
 今は一度達したせいか、数字は二十三まで戻っている。

「尻穴だけで絶頂に達するとは、変態ですね」
「ぜ、絶頂? い、今のが……?
 いや、莫迦なことを言うな、こんな禁忌の場所を弄られて絶頂などするわけがなかろう!」

 どうやら彼女の様子を見る限りでは、絶頂と言う言葉を知ってはいても実際に達するのは初めてのようだ。
 これまで男達に抱かれた時は、心を殺していたため快楽を感じることもなかったのだろう。
 しかし、彼女は強情にも自分が達したことを認めない構えのようだ。

「そうですか、それならこちらにも考えがあります」
「え?」

 検証という意味では一回では確実ではないだろう。
 彼女が達したと認めるまで、何回掛かるか愉しみだ。


 † † † † † † † †


「ま、待て! 分かった、認める! 達した、達したからもうやめてくれ!?」

 強情な女王はその後もなかなか自身が達していることを認めなかったが、三回達する頃には根負けしたのか半泣きで自身の絶頂を認めた。
 が、キリが悪いので五回目まで達して貰うことにして、俺は肛門マッサージを継続した。

「き、貴様!? あひ……や、約束が違う!?」
「絶頂に達したことを認めたら止めるなんて言ってませんよ?」
「なぁ!? うぁぁ、だ、駄目だ……ま、また! あああああああーーーー!!!」

 そんなやり取りをしていると、五度数字がゼロになり彼女は激しく痙攣した。何度も絶頂に達したせいで、彼女の肛門は酷く敏感になってしまっているようだ。
 指を引き抜くと、彼女は身体を支えることも出来ずにベッドへと崩れ落ちた。
 荒い息を吐く上の口と同調するかのように、戻らなくなってぽっかり口を開けた肛門が開いたり閉じたりを繰り返す。
 その淫靡な姿に、俺は既に限界まで硬くなったものを取り出すと、彼女の後ろから伸し掛かった。

「いきますよ、覚悟は良いですか?」
「良いわけ……無かろう……貴様……終わったら覚えとれよ」

 亀頭を肛門に宛がいながら問い掛けるとそんな言葉が返ってきたが、その様子から既に挿入されることは覚悟しているようだった。
 ならば遠慮なくと思い、俺はそのまま腰に体重を掛けていく。

「ぐうううぅぅぅ………っ!」

 流石に指よりも遥かに太いせいで苦しそうな様子を見せるが、雁の部分が通るとニュポンッと音を立てて奥まで一気に挿ってしまった。

「ぎっ!?」

 女王を苦しませることが目的ではないので、俺は彼女が慣れるまでそのままの状態で待った。凄まじい締め付けにこちらも少し慣れさせないとあっと言う間に果ててしまいそうだったと言うのもあるが。
 彼女の息が整ったところを見計らって、俺は抽挿を開始した。
 ギチギチに絞め付けてくる肛内の肉を掻き分けるように抜き差しするが、正直締め付けが強過ぎて快楽よりも痛みを感じる。

「痛いので、もう少し緩めて貰えませんか?」
「無理を……言うな……勝手に締まって……しまうのだ」

 仕方なく俺は亀頭部分だけを残して男根を引き抜き、彼女の秘部から垂れ流されている蜜液を掬い取ってまぶした。再び挿入すると、蜜液が潤滑油となり大分スムーズに抽挿出来るようになった。時間を掛けて念入りにほぐしていたおかげもあるのだろう。

「あっ……く……ひぃ……うううぅぅ…………」

 息苦しそうだった女王も大分ラクになったのか、声は切れ切れながら快楽を感じる余裕が出てきたようだ。本来性感帯ではない肛内ではあるが、禁忌の場所を侵される背徳感はそれを補って余りあるらしく、肛門の横に浮かぶ数字がまたゼロに向かって少しずつだが減り始めた。
 俺は最早遠慮は要らないと判断し、更に抜き差しのスピードを上げた。

「ま、待て……激しい! 激し過ぎる! あああ!?」

 制止しようとする女王だが、その声には苦痛の色はなく、数字も見る見るうちに減っていった。
 それに、彼女は気付いていないようだが俺の動きに合わせるように腰が振られており、既に彼女が快楽の虜となっていることは一目瞭然だった。

「あああ、もう……だめぇ……達して、達してしまう!」
「こちらも……出しますよ!」

 言葉による答えはなかったが精を受け入れるために高く掲げられた彼女の腰に、俺は最も奥深くまで突き刺さるように腰を叩き付けると、最奥で精を放った。

「ああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!」

 甲高い嬌声を上げると一瞬硬直しビクンビクンと痙攣したかと思うと、彼女はそのまま崩れ落ちた。どうやら失神してしまったらしい。俺も大分体力を消耗したせいか、そのままベッドに身体を投げ出して息を整えた。

 精を放って冷静になった頭で、何てことをしてしまったんだと今更ながらに危機感を覚えたが、疲労から来る眠気がそれに勝り、俺の意識は薄れていった。


 † † † † † † † †


 翌朝、目が醒めた俺を待っていたのは、顔を真っ赤にしながら憤る女王のビンタだった。
 それだけのことをした自覚はあるので、ビンタについては甘んじて受けた。仕出かしたことからすれば不敬罪で処刑されてもおかしくないのだが、戦々恐々とする俺に彼女が言い渡したのは処刑宣告ではなく直属の女体拷問吏となることの宣告だった。
 何だその役職は? と疑問は尽きなかったが、断ったら処刑されそうだったので黙って引き受ける以外には道はなかった。

 それ以来、俺は定期的に彼女から命を受けて、女性に対して性的な拷問を行うことを主とした任務に就いている。
 対象となるのは、敵国のスパイや国内の不穏分子が主だ。
 これまで全く役に立たなかった能力が活かせると言う意味では天職なのかも知れないが、どう考えても誇らしげに名乗れる職業ではないのが悩みの種だ。



 なお、余談だがあの夜以降女王は無分別な子作りについて拒否することを重臣達に言い渡し、誰彼構わず抱かれるということはやめた。
 それを聞いた時、何故嬉しく思ってしまったか理由は俺自身にも分からない。
 ただ、女体拷問吏としての俺の色責めを一番受けているのは上司である女王本人の肛門であるとだけ言っておく。
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