女王直属女体拷問吏

那羽都レン

文字の大きさ
4 / 32
【第1章】亡国王女の陰核

第03話:筆責め

しおりを挟む
 棚から取り出した物をアリアーヌに見せながら、俺は彼女の股間の前へと移動する。

「そ、それで何をする気ですか?」

 怯えたように問い掛けてくるアリアーヌに、俺は手にした物を振りながら答えた。

「先程言った通りだ。お前の雌ちんぽを掃除してやる」

 俺が手に持っているのは一本の筆だ。
 別に特別なものではなく、一般的に絵を描く時に使用されるものだ。木製の軸の先に四センチメートル程の穂が付いており、先は細い。毛質は柔らかく、これで突かれたとしても痛みを感じることはないだろう。

 俺は左手でアリアーヌの陰核包皮を割り開くようにして押さえ、右手に持った筆で彼女の陰核の右側を縦になぞった。

「あひっ!?」

 突然の刺激にアリアーヌが奇声を上げ、その身をビクッと竦ませる。しかし、腰と太腿でがっちりと固定されているため、陰核を襲う刺激から逃れることは出来ない。

「な、何をしているのですか!?」
「見ての通り、掃き掃除だ。王女と言えど、城の中を侍女達が掃除しているところくらいは見たことがあるだろう?
 それと何も変わらん」

 陰核と包皮の隙間に溜まっていた恥垢を筆でこそげ落とすのだ。
 俺は続けて陰核の下側を左から右へと筆を走らせる。

「──────っ!!」

 今度は来ることが分かっていたせいか、声を上げることを何とか堪えたようだ。
 続けて陰核の左側を下から上へとなぞり上げる。

「〜〜〜〜〜〜っ!!」

 目をギュッと閉じて顔を真っ赤にして必死に堪えるアリアーヌ。性知識はそこまで豊富ではなさそうだが、どうやらこれがはしたないことだと言うことは理解しているらしい。
 俺は筆による責めを一旦止めて、彼女の様子を見る。
 続けて襲ってきた刺激が途絶えたことに、恐る恐る様子をみるように目を開けるアリアーヌ。その瞬間、俺は彼女の陰核の上側をなぞった。

「ひぁぁぁっ!?」

 油断していたところに与えられた刺激に、アリアーヌは悲鳴を上げた。
 更に俺は陰核の上の包皮が折り重なっている部分に筆を突くように差し込み、クルクルと回した。

「くううぅぅぅっ!?」

 しばらくそうやって責めた後、筆を止めて改めて彼女の陰核を観察する。
 溜まっていた恥垢は大分掃き清められ、その姿を消している。しかし、まだ一部にはしぶとく残っているようだ。
 俺は陰核の上側から追加で周回するように筆を動かした。一周して上に戻ってきたら逆回りで、それを何度か繰り返す。

「ああああぁぁぁっ!!」

 しばらく動かしてから筆を引くと、アリアーヌはガクッと強張っていたその身を弛緩させた。一連の掃除で恥垢は全て掃き除けられたようだ。峻烈な感覚に晒され続けたアリアーヌはぐったりして、その小振りな胸を上下させながら荒い息を吐いている。

「恥垢は大分落とせたぞ」
「そ、それなら早く、この椅子から降ろして下さい!
 恥ずかしいんです!」
「何を言っている? これからが本番だぞ」
「え?」

 今はまだ陰核と包皮の隙間を責めただけで、陰核自体には直接触れてはいない。包皮の内側も敏感な部分ではあるが、神経の集中している陰核自体と比べれば数段劣るだろう。
 それはつまり、先程までの数倍の刺激がこれから彼女を襲うということでもあるが。

 俺は先程クリクリと筆を回して苛めた陰核上部の包皮の重なり合う場所へ再び筆を突き立てる。

「んっ!?」

 軽く声を上げるアリアーヌだが、すぐに先程の責めを思い出したのか身を固くして刺激に備える。
 しかし俺は彼女の予想に反して、その場で筆を回すのではなく──


 ──スッと一センチメートル程下へと引き下ろした。
 当然その軌道上には彼女の最大の弱点である陰核がある。
 先程までの掃除で刺激されてしこり始めていた陰核は、上を通過する数百本の毛の暴虐に晒されることになる。

「!?!?!?」

 あまりに突然で、そしてあまりに強烈な刺激にアリアーヌは目を白黒させて声を上げることも出来ずにいた。
 どうやら、いきなり過ぎてその刺激が快感であることを受け入れられなかったらしい。
 仕方なく俺は、筆を今度は逆に上に滑らせる。

「くううぅぅーーっ!?」

 遅れながらようやく刺激に意識が追い付いたのか、アリアーヌは悲壮な声を上げた。
 俺はその反応に満足し、筆に上下運動を繰り返しさせることにした。

「ああ、ひぅ、やめ、だめ、そこはだめですぅ!」

 筆が上下に行き来する度に、断続的に嬌声が上がる。柔らかい筆だから苦痛は全くなく、純然たる快楽が彼女を襲っているのだ。それは彼女の股間の横に表示された数字からも見て取れた。一撫でごとにみるみるうちに数字が減ってきて、ゼロに近付いていく。このまま数往復させれば呆気なく絶頂に達するだろう。

「さて、どんな感じだ? 感想を言え」
「な、何かが来そうです……」
「それだけでは分からん、もう少し具体的に言え」
「こ、腰の奥から何かが、何かが来るんです!? 何か、その、弾けそうな……」
「それは絶頂の兆候だ。
 お前は雌ちんぽを弄られて快楽の絶頂に達しようとしているのだ」
「ぜ、絶頂?」
「そうだ、達する時は『雌ちんぽで果てます!』と叫べ」
「そ、そんなこと言わなくてはいけないのですか?」
「無論だ。きちんと言うまでは、来そうで来ない生殺しを味わってもらうぞ」

 俺のこの力の一番有効な使い方は、焦らし責めだ。絶頂に達しそうになっているかどうかを数値で確実に判別出来る為、余程加減を間違えなければ幾らでもイキそうでイケない生き地獄を味わわせることができる。
 アリアーヌは素直に叫ぶつもりがなさそうなので、三から五くらいまで減ったタイミングで筆を止め、絶頂には至らせないようにする。

「あぁ、そんな……」

 絶頂寸前で止まる刺激に切なそうな声を上げるアリアーヌ。腰を浮かせて筆に押し付けようとするが、ガチガチに拘束されているためそれも不可能だ。

「さぁ、先程の口上を垂れるまではずっとそのままだぞ」
「うぅ……め、雌ちんぽで……は、果てます」

 五分程の焦らしによって早くも心が折れたのか、アリアーヌは耳を澄ませてようやく聞こえるような小声でそう告げた。
 無論、その程度では達しさせてはやらない。

「聞こえん」
「め、雌ちんぽで果てます」

 先程よりは大きいが、それでも普通程度の声量だ。

「叫べ、と言った筈だぞ」
「うぅ……」

 どうも彼女は口上の内容が淫らな台詞であるからではなく、大声で叫ぶということに抵抗があるようだ。しかし、そのまま焦らし責めを続けてやると、すぐに屈したのか大きく息を吸い込んで、叫んだ。


「雌ちんぽで果てます!!」


 声量に満足した俺は、筆を上下に激しく動かした。

「よし、では宣言通り果てるがいい」
「あぁ! ダメ! ……もうダメ、果てる、果てちゃう……!
 あああああぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!」

 激しい筆の動きにトドメを刺されたアリアーヌは嬌声を上げると硬直し、腰をビクンビクンと痙攣させた。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 ガクッと弛緩して荒い息を吐く元王女だが、これで終わりではない。

「ひぃん!?」

 アリアーヌが奇声を上げた。俺が再び筆を動かして絶頂に達して更に敏感になった陰核を甚振ったからだ。

「ど、どうして……終わったんじゃ……」
「一回果てたら終わりなどと誰が言った?
 まだまだ、癖になるまで果ててもらうぞ。
 それと、口上を忘れるなよ」
「そ、そんな!?」

 真っ青になるアリアーヌを無視して、俺は再び筆の動きに集中した。



 結局その後、アリアーヌは五回ほど「雌ちんぽで果てます!」と叫ぶことになった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

処理中です...