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閑話 山崎と僕
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山崎は自称陰キャだ。あくまでも"自称"の話だが。僕から、というか僕含め周りの友人たちからの評価はそういうわけでもない。彼は意外にもコミュ強であるし、初対面の人とも平気な顔をして話しているのをみることがしばしばある。女子とも楽しそうに話しているし、いいなあと思ったことはある。数回しか喋っているのを見たことがないけれどタメ口で喋っている、なんてこともあるので、どこが陰キャだ、と僕含めの友人にツッコミを入れられている。彼が昔、
「めっちゃタメ口ってよりも、砕けた敬語のほうが好感度高いな~」
と言っていたのを覚えているが、僕が知る限りでは彼に砕けた敬語を使う人はいなかった気がする。それほど親しみやすい人間なのだ、彼は。
ちなみに、2,3回話しただけでタメ口を許されているクラスメイトには嫉妬しないでもない。僕は山崎と関わり始めてから一月ほどはずっと敬語だった。でも砕けた敬語のほうが好感度が高いという事実を知ったのはタメ口に変わった後だったので、もっと早く言ってくれたら…なんて内心では思っていたりもした。
山崎は容姿も整っている。校則はきちんと守るタイプのようなので髪色は黒だが、顔は刺さる人には刺さる、といった感じのイケメンである。派手というわけでもないが、笑った顔は一度見たら忘れられない。まるで花が咲くような笑顔で、すごく魅力的だ。着崩さずキッチリと着た制服も彼の魅力をより一層高めているように感じられる。身長も170センチを超えていて、なんでこいつがモテないんだろうというのが友人間での永遠の議題だ。僕が考えるに、彼には隠れファンが結構いるのだと思う、僕のような。一度沼にハマってしまったら人生をも捧げたいと思うくらいの魅力を持っている彼の虜になるのは仕方がない話である。山崎は頭もいいので、彼と付き合える女の子は羨ましいな、と思う。ハイスペック男子という奴だろうか。
対して僕の容姿だが、1年生の頃は”ザ・オタクくん”であった。髪の毛はだらしなく伸びていたし、メガネも掛けていたので、それはもう見苦しいものであったと感じている。最近になってようやく身だしなみに気を遣うようになってきて、友人から
「最近お前イケメンになったよな」
なんて言ってもらえたこともある。世辞なのか嫌味なのか判断しづらいがとりあえずそのままの意味で受け取って置こう、ありがとうありがとう。
だがどんなに顔面を良くしたって、どうにもならないところはある。それが身長だ。僕の身長は160センチ台前半なので、山崎とは約10センチの差がある。…まあ身長など気にする必要はない、ないんだ。キスしやすい身長差は10センチ、なんて聞いたこともあるし。
「めっちゃタメ口ってよりも、砕けた敬語のほうが好感度高いな~」
と言っていたのを覚えているが、僕が知る限りでは彼に砕けた敬語を使う人はいなかった気がする。それほど親しみやすい人間なのだ、彼は。
ちなみに、2,3回話しただけでタメ口を許されているクラスメイトには嫉妬しないでもない。僕は山崎と関わり始めてから一月ほどはずっと敬語だった。でも砕けた敬語のほうが好感度が高いという事実を知ったのはタメ口に変わった後だったので、もっと早く言ってくれたら…なんて内心では思っていたりもした。
山崎は容姿も整っている。校則はきちんと守るタイプのようなので髪色は黒だが、顔は刺さる人には刺さる、といった感じのイケメンである。派手というわけでもないが、笑った顔は一度見たら忘れられない。まるで花が咲くような笑顔で、すごく魅力的だ。着崩さずキッチリと着た制服も彼の魅力をより一層高めているように感じられる。身長も170センチを超えていて、なんでこいつがモテないんだろうというのが友人間での永遠の議題だ。僕が考えるに、彼には隠れファンが結構いるのだと思う、僕のような。一度沼にハマってしまったら人生をも捧げたいと思うくらいの魅力を持っている彼の虜になるのは仕方がない話である。山崎は頭もいいので、彼と付き合える女の子は羨ましいな、と思う。ハイスペック男子という奴だろうか。
対して僕の容姿だが、1年生の頃は”ザ・オタクくん”であった。髪の毛はだらしなく伸びていたし、メガネも掛けていたので、それはもう見苦しいものであったと感じている。最近になってようやく身だしなみに気を遣うようになってきて、友人から
「最近お前イケメンになったよな」
なんて言ってもらえたこともある。世辞なのか嫌味なのか判断しづらいがとりあえずそのままの意味で受け取って置こう、ありがとうありがとう。
だがどんなに顔面を良くしたって、どうにもならないところはある。それが身長だ。僕の身長は160センチ台前半なので、山崎とは約10センチの差がある。…まあ身長など気にする必要はない、ないんだ。キスしやすい身長差は10センチ、なんて聞いたこともあるし。
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