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第一章 新月
第二夜「三日月 出会い・戸惑い・芽生え」④
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その灼熱の熱は、指先から腕へ、胸の奥へと愛おしい痛みとなって伝わっていく。
空気が、甘く、焦げるような匂いを帯びた。
言いながら、先端の薄皮を優しく撫で、脈打つ根元を握り締め、 時には焦らすように擦り、ピンポイントに刺激を与える。
「それとも、ここで止める?」
名前なんて知らなくても、ここまで来たら最後までするつもり。
でも、やはり名前も知らない相手に身体まで明け渡すのは、少しだけ抵抗がある。
翔太相手にはこんな自分から求め、支配するような挑発する行為、絶対にしなかった。
彼の要望に応えるよう、ひたすら従順に、都合の良い女として抱かれるだけだった。
そう思うと、彼が私を『見た目だけ』と言うのも当然かもしれない。
「……ル……」
「る?」
「……ルキアス……っ」
屈辱と、切実な欲望が交じり合った苦悶の表情を浮かべながら、懇願するように自分の名を名乗る様子を見て、
今まで感じたことのない、高揚感と、この男を完全に支配したという勝利の優越感が湧き起こるのを感じた。
手の動きを早くし、耳元に顔を寄せ、熱い息を吹きかけながら、 彼の名を愛おしく、背徳的に囁くように呼んだ。
「ルキアス」
一際大きく脈打つルキアスの雄の先から、熱い白濁した愛液が掌いっぱいに広がる。
「っぐ!……はっ!!……はっ!……はっ!くそっ……」
呆然とするルキアスを見下ろしながら、手のひらのソレを、
躊躇なく、優雅な仕草で、舌を這わせて舐めて見せる。
以前は本当に苦手で、自分から口にするなんて考えられなかった。
けれど、今はなぜか不思議と嫌じゃなくて、彼の全てを味わい、
飲み込むように、残さず舐めとった。
「いっぱい出たね。ほら、こんなに熱い」
その熱が、彼そのものみたいで、思わず愛おしさに胸が詰まった。
口内に広がるルキアスの熱と香りを、彼に見せつけるように、もう一度、べっと口の中を見せた後、ゆっくりと味わう。
その様子を見て、ルキアスが屈辱と興奮でより一層強く膨らむ様子が見て取れ、思わず恍惚とした笑みを溢してしまう。
「こんなにすぐ……本当に、可愛い」
そう囁きながら、自らファスナーを下ろし、レースのスカートを脱ぎ捨て、続けて、シャツのボタンに手をかけ、ひとつひとつ、焦らすように外していく。
ルキアスの視線が、一挙手一投足、その肌の露わになる瞬間すべてに、貪るような熱い視線を釘付けにしている。
その視線を感じながら、服を一枚、また一枚と脱いでいく。
「これからすることは、きっともっと気持ち良いよ」
ブラを外し、最後にショーツに手をかける。
脱いだ瞬間、ルキアスの手どころか、誰も触れていないのに、
既に自分の身体がこの行為を待ち望んでいたとわかるくらい、
内側から熱く、ねっとりと濡れているのがわかった。
緊張で強張ったルキアスの両手を取った。彼の表情はどこか硬く、
指先だけが微かに震えている。
「……怖いの?」
問いかけると、ルキアスはその金色の瞳わずかに逸らした。
「怖くはない。ただ……どう触れればいいのか、知らないだけだ」
ルキアスの指先は驚くほど冷たい。
でも、その奥、瞳の奥には、制御不能な熱が潜んでいるのを感じる。
「ね、こうやって、優しく……」
彼の手を導き、自分の頬に添えさせる。
冷たい指先が肌に触れた瞬間、ルキアスの呼吸が乱れ、息を呑む、
愛の始まりの音が聞こえた。
空気が、甘く、焦げるような匂いを帯びた。
言いながら、先端の薄皮を優しく撫で、脈打つ根元を握り締め、 時には焦らすように擦り、ピンポイントに刺激を与える。
「それとも、ここで止める?」
名前なんて知らなくても、ここまで来たら最後までするつもり。
でも、やはり名前も知らない相手に身体まで明け渡すのは、少しだけ抵抗がある。
翔太相手にはこんな自分から求め、支配するような挑発する行為、絶対にしなかった。
彼の要望に応えるよう、ひたすら従順に、都合の良い女として抱かれるだけだった。
そう思うと、彼が私を『見た目だけ』と言うのも当然かもしれない。
「……ル……」
「る?」
「……ルキアス……っ」
屈辱と、切実な欲望が交じり合った苦悶の表情を浮かべながら、懇願するように自分の名を名乗る様子を見て、
今まで感じたことのない、高揚感と、この男を完全に支配したという勝利の優越感が湧き起こるのを感じた。
手の動きを早くし、耳元に顔を寄せ、熱い息を吹きかけながら、 彼の名を愛おしく、背徳的に囁くように呼んだ。
「ルキアス」
一際大きく脈打つルキアスの雄の先から、熱い白濁した愛液が掌いっぱいに広がる。
「っぐ!……はっ!!……はっ!……はっ!くそっ……」
呆然とするルキアスを見下ろしながら、手のひらのソレを、
躊躇なく、優雅な仕草で、舌を這わせて舐めて見せる。
以前は本当に苦手で、自分から口にするなんて考えられなかった。
けれど、今はなぜか不思議と嫌じゃなくて、彼の全てを味わい、
飲み込むように、残さず舐めとった。
「いっぱい出たね。ほら、こんなに熱い」
その熱が、彼そのものみたいで、思わず愛おしさに胸が詰まった。
口内に広がるルキアスの熱と香りを、彼に見せつけるように、もう一度、べっと口の中を見せた後、ゆっくりと味わう。
その様子を見て、ルキアスが屈辱と興奮でより一層強く膨らむ様子が見て取れ、思わず恍惚とした笑みを溢してしまう。
「こんなにすぐ……本当に、可愛い」
そう囁きながら、自らファスナーを下ろし、レースのスカートを脱ぎ捨て、続けて、シャツのボタンに手をかけ、ひとつひとつ、焦らすように外していく。
ルキアスの視線が、一挙手一投足、その肌の露わになる瞬間すべてに、貪るような熱い視線を釘付けにしている。
その視線を感じながら、服を一枚、また一枚と脱いでいく。
「これからすることは、きっともっと気持ち良いよ」
ブラを外し、最後にショーツに手をかける。
脱いだ瞬間、ルキアスの手どころか、誰も触れていないのに、
既に自分の身体がこの行為を待ち望んでいたとわかるくらい、
内側から熱く、ねっとりと濡れているのがわかった。
緊張で強張ったルキアスの両手を取った。彼の表情はどこか硬く、
指先だけが微かに震えている。
「……怖いの?」
問いかけると、ルキアスはその金色の瞳わずかに逸らした。
「怖くはない。ただ……どう触れればいいのか、知らないだけだ」
ルキアスの指先は驚くほど冷たい。
でも、その奥、瞳の奥には、制御不能な熱が潜んでいるのを感じる。
「ね、こうやって、優しく……」
彼の手を導き、自分の頬に添えさせる。
冷たい指先が肌に触れた瞬間、ルキアスの呼吸が乱れ、息を呑む、
愛の始まりの音が聞こえた。
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