双蛇皇子との30日間の溺愛蜜月婚

婚約者の浮気現場に遭遇し、心が崩れた夜。
満月を見上げた瞬間、世界が反転した。
目を覚ますと、知らない天蓋のベッドの上にいた。

「触るな……君が……神子が現れたせいだ……!」

帰る術もわからないまま、私は塔に幽閉される。
そこで出会ったのは、夜と昼で人格が入れ替わる双子の皇子——
ルキアスとノアール。
一つの身体に、二つの魂を宿す皇子。

触れれば触れるほど、二人の境界は曖昧になり、愛も嫉妬も独占も、区別がつかなくなる。

「入れ替わった直後は……どちらとの行為だったのか、判別もつかないほどに」

その言葉を聞いた瞬間、逃げ道は消えた。
昼と夜、入れ替わるたびに同じ腕に抱かれ、違う声で名前を呼ばれる。
罪悪感と幸福が、ゆっくり溶けていく。

次の満月までの30日間——。
この恋は終わりが決まっている。

それでも、求めずにはいられなかった。
愛してはいけない相手を、どうしようもなく愛してしまった。

最後の日。
星を映したような満月の下で、私はどちらの名を呼んで泣けばいいのだろう。

——これは、二人の皇子に愛され、愛してしまった私の
罪深く、甘く、取り返しのつかない30日間の記録。


※本作は「小説家になろう」「アルファポリス」にて同時掲載しております。
※ エブリスタのコンテストに合わせて【改稿版】を公開しました。
過激な表現は抑えつつ、甘さと関係性をより濃くなるよう調整しています。
もしよろしければ、こちらも読んでいただけたら嬉しいです。
https://estar.jp/novels/26505209

表紙イラストは、琳華さんに描いていただきました。

※イラストは描き下ろし作品です。無断転載・無断使用・AI学習等は一切禁止しております。
©︎双蛇皇子 / 木風 琳華
24h.ポイント 42pt
1,063
小説 17,716 位 / 218,464件 恋愛 8,204 位 / 64,108件

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