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第四巻 Only
第12話「ケーキと雪」
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「そのカッコじゃ寝れねぇだろ。ちょっと待ってろ」
そう言って寝室へと姿を消すと、クローゼットの引き戸が開く音、ハンガーが擦れる音が聞こえてきた。
何かを探している気配。
私は突然の展開に頭の整理が追い付かず、ソファに座ったまま窓の外の雪をぼんやりと眺めていた。
しんしんと降る白い雪が、現実味をなくして、まるでドラマの中みたいだった。
「……はい、上はこれ。下は……これでいっか」
手渡されたのは、柔らかそうなスウェットのセットアップ。
生地の感じとサイズ感からして、間違いなくセナ君のもの。
「……ありがと」
受け取ると、今度は洗面所の方へ向かっていく。
「風呂、湧いてるから。先入ってきな」
「えっ、え?」
「タオルは中にあるやつ使って。化粧落とすやつも、たぶんある」
「あの……私……」
「あとで風邪ひいたとか言われんの、面倒くせぇから。行けって」
ぶっきらぼうな口調のなかに、優しさが混じってる。
押しつけじゃなくて、「その方がいいよ」って、そっと背中を押してくれるような。
「……あれ?」
湯船に浸かって、ふと我に返る。
促されるまま服を受け取り、お風呂に入って……
……え?私、もう泊まる前提みたいになってる……?
「……ちょっと、流されすぎじゃない……?」
ぽつりと呟いた声が、浴室にやけに響いた。
お風呂から上がって、髪をタオルでくるみながらリビングへ戻る。
ふわふわのスウェットは大きめで、袖が手の甲まで隠れてしまう。
ズボンも長くて、押さえないと引きずってしまうくらい。
でも、あったかくて、いい匂いがして……
ふわっと胸の奥がくすぐったくなる。
「あの……お風呂、ありがとう」
セナ君はソファにもたれ、テレビをぼんやりと眺めていた。
外は大雪。
部屋の中は間接照明の灯りだけ。
夜の静けさのなかで、彼の横顔がやけに映えて……
心臓が、跳ねるのがわかった。
なんで……さっきまで平気でケーキ食べれてたんだろう、私。
「ぷっ。ぶっかぶかだな」
「むー……仕方ないでしょ」
ソファに座ったまま手のひらを見つめる。
スウェットの中はぽかぽかしてて、身体の芯まであたたかい。
さっきまで降る雪に焦ってたのに……
促されるままお風呂に入って、さらっと着替えて、いまの私は、あたたかい部屋で、セナ君の服を着て、リラックスしてる。
しかも、今さりげなくドライヤーまでしてくれているんだけど……
……なにこれ。
え、私、ほんとに何してるの……?
そんなとき、背後から声がした。
「じゃ、オレも風呂入ってくるわ」
「……え?」
顔を上げたときには、セナ君はすでに洗面所へ向かっていた。
ラフな足取りのまま、すっとドアの向こうへ消えていく。
扉が閉まる音。
ポコポコと鳴る加湿器の音だけが、妙に耳に残った。
身体はぽかぽかしてるのに、胸の奥だけが、変な温度でざわざわしていて……
「……落ち着こ」
ソファの上には、さっきまで彼が座っていた、ぬくもりが残っていて。
余計、落ち着かなかった。
バスタオルで髪を拭きながら戻ってきたセナ君は、私の姿を見るなり、少し驚いた顔で言った。
「……あ、まだ起きてんのか」
そのまま、ソファに腰を下ろす。
「オレ、今日はここで寝るから。お前はベッド使えよ」
「え、でもそれは……」
「いーの。オレの家なんだから」
「……じゃあ、一緒に寝ればいいじゃん。ベッド、広いし」
「は?」
明らかに目が泳いだ。
「だって!明日もお仕事でしょ?ちゃんと休まないと……!」
言いながら、自分でも顔が熱くなっていくのがわかる。
セナ君は髪を拭く手を止めて、ジトッとした目でこっちを見つめてきた。
「……お前、もうちょっと自覚持て」
その小さな声が、やけに真っ直ぐで、思わず目を逸らしてしまう。
「じゃあさ……代わりにさ……」
思いついたように口を開く。
「ライブの円盤、観てもいい?スターライトパレードの」
「……は?」
一瞬、時が止まったような沈黙。
「え、あそこにあるの、そうだよね?」
「……マジで、今観る……?」
「観たいっ」
「マジかよ……」
セナ君は小声でぼやきつつも、しぶしぶプレイヤーを立ち上げてくれる。
やっぱり、なんだかんだ優しい。
ディスクが読み込まれ、画面にオープニングのロゴが映る。
歓声と照明の音がスピーカーから溢れて、静かな部屋が一気に“ライブ会場”に変わっていく。
ペンライトが無いのが残念っ……!
「うわぁ……これ……!」
「最初のライブのやつな。懐かし……」
セナ君がぽつりとつぶやいた。
その声が、どこか遠くを見ているようで……
胸が、すこしだけきゅっとなった。
私にとってはみんなに夢を見せてもらったステージ。
でも、彼にとっては、そこに至るまでのたくさんの努力や悔しさや、誰にも見せない涙も詰まってるんだろうな。
……そう思うと、目の前の映像が、なんだか少し眩しく見えた。
一方で、あったかいスウェットと、ほんのり残るお風呂の余韻、そして安心感みたいなものが混ざり合って……
私のまぶたは、だんだんと重くなっていった。
気づけば、画面の中ではセナ君がパフォーマンスをしていて……
その隣には、ほんもののセナ君がいて……
私は、そっとその肩に頭を預けていた。
「……おい、寝んなよ」
耳元で囁かれた声が、くすぐったい。
でも、それに返事をする間もなく……
私の意識は、静かに落ちていった。
「……マジで寝たし」
ぼんやりとした意識の奥、隣から聞こえてきたセナ君の声。
たしかに聞こえた気がしたけど、体がぽかぽかしていて、目を開けようとは思えなかった。
「まったく……ほんっと、ガード甘すぎ」
そして、ふわりと身体が浮く感覚。
……あれ……ここ、地面じゃない……
ゆっくりと揺れるような感覚。
胸の近くから伝わってくる、ドクンドクンというリズム。
それに重なるような、規則的な足音。
「……あれ……ふわふわしてる……?」
気づけば、ふんわりとした柔らかい感触に包まれていて……
そっと、ベッドの上に降ろされた。
その瞬間、腕の中の温もりが離れようとしたのがわかった。
「……やだ……」
自分でも驚くほど、弱々しくて、素直すぎる声が漏れた。
「……離さないで……」
その一言で、セナ君の動きがぴたりと止まる。
……あれ……私……いま、声に出してた……?
「そういうの……マジで、わかってやってんの?」
「あ……あの……」
さっきまで微睡んでいたのが嘘みたいに、一気に目が覚めた。
「わかってやってんの?……って聞ーてんだけど」
低くて、喉の奥で震えるような声。
空気が、一瞬で変わるのがわかった。
触れているところだけ、じんわりと熱を帯びていく。
セナ君の瞳が、じっと私を見つめていた。
何かをこらえるように。抑えるように。
その目は、怒ってるようにも見えて、でも、どこか……苦しそうだった。
私は、何も言い返せなかった。
ただ、目を逸らせなくて、呼吸すら忘れそうで……
セナ君の手が、そっと私の頬に触れた。
その瞬間、心臓がひときわ大きく跳ねた。
でも、その手がゆっくりと髪に滑り込んできて……
柔らかく、でも確かな熱を帯びた指先が、耳の後ろをなぞる。
もう片方の手は、私の指を絡めたまま、離さなかった。
「……こんな顔、オレにしか見せんなよ」
低く、かすれた声。
そしてそのまま髪を撫でながら……
彼の唇が、そっとおでこに降りてきた。
あたたかくて、やさしいキス。
それが終わると、すぐに頬に。
片方だけじゃなく、反対の頬にも。
吐息の混じったキスが、そっと置かれていく。
心臓の音が、もう聞こえてしまうんじゃないかと思うくらい、早くなる。
「……っ」
息を呑んだ私の首筋に、すっと彼の指が触れた。
そして……髪をかき上げられた瞬間、耳たぶに、柔らかな唇が触れる。
「……ピアス、似合ってんじゃん」
ひとこと囁いて、もう一度、ピアスのすぐ近くにキスが落とされた。
肌がひりつくように熱くて、思わず肩が震える。
「セナ……君……」
声にならない声が漏れた。
彼の手が、そっと私の背に回り、抱きしめるように強くなる。
でも……それ以上は来なかった。
どこかで、セナ君が深く息を吸ったのがわかった。
「……やっべ。オレ、今ならなんでもできるわ」
苦笑まじりの、少しだけ困ったような声。
私は、なにも言えないまま……
何度キスをされたかもわからなくなって、ただ、彼の腕の中で、心臓の音を重ねていた。
外は雪なのに……この部屋だけ、とても熱く感じた。
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そう言って寝室へと姿を消すと、クローゼットの引き戸が開く音、ハンガーが擦れる音が聞こえてきた。
何かを探している気配。
私は突然の展開に頭の整理が追い付かず、ソファに座ったまま窓の外の雪をぼんやりと眺めていた。
しんしんと降る白い雪が、現実味をなくして、まるでドラマの中みたいだった。
「……はい、上はこれ。下は……これでいっか」
手渡されたのは、柔らかそうなスウェットのセットアップ。
生地の感じとサイズ感からして、間違いなくセナ君のもの。
「……ありがと」
受け取ると、今度は洗面所の方へ向かっていく。
「風呂、湧いてるから。先入ってきな」
「えっ、え?」
「タオルは中にあるやつ使って。化粧落とすやつも、たぶんある」
「あの……私……」
「あとで風邪ひいたとか言われんの、面倒くせぇから。行けって」
ぶっきらぼうな口調のなかに、優しさが混じってる。
押しつけじゃなくて、「その方がいいよ」って、そっと背中を押してくれるような。
「……あれ?」
湯船に浸かって、ふと我に返る。
促されるまま服を受け取り、お風呂に入って……
……え?私、もう泊まる前提みたいになってる……?
「……ちょっと、流されすぎじゃない……?」
ぽつりと呟いた声が、浴室にやけに響いた。
お風呂から上がって、髪をタオルでくるみながらリビングへ戻る。
ふわふわのスウェットは大きめで、袖が手の甲まで隠れてしまう。
ズボンも長くて、押さえないと引きずってしまうくらい。
でも、あったかくて、いい匂いがして……
ふわっと胸の奥がくすぐったくなる。
「あの……お風呂、ありがとう」
セナ君はソファにもたれ、テレビをぼんやりと眺めていた。
外は大雪。
部屋の中は間接照明の灯りだけ。
夜の静けさのなかで、彼の横顔がやけに映えて……
心臓が、跳ねるのがわかった。
なんで……さっきまで平気でケーキ食べれてたんだろう、私。
「ぷっ。ぶっかぶかだな」
「むー……仕方ないでしょ」
ソファに座ったまま手のひらを見つめる。
スウェットの中はぽかぽかしてて、身体の芯まであたたかい。
さっきまで降る雪に焦ってたのに……
促されるままお風呂に入って、さらっと着替えて、いまの私は、あたたかい部屋で、セナ君の服を着て、リラックスしてる。
しかも、今さりげなくドライヤーまでしてくれているんだけど……
……なにこれ。
え、私、ほんとに何してるの……?
そんなとき、背後から声がした。
「じゃ、オレも風呂入ってくるわ」
「……え?」
顔を上げたときには、セナ君はすでに洗面所へ向かっていた。
ラフな足取りのまま、すっとドアの向こうへ消えていく。
扉が閉まる音。
ポコポコと鳴る加湿器の音だけが、妙に耳に残った。
身体はぽかぽかしてるのに、胸の奥だけが、変な温度でざわざわしていて……
「……落ち着こ」
ソファの上には、さっきまで彼が座っていた、ぬくもりが残っていて。
余計、落ち着かなかった。
バスタオルで髪を拭きながら戻ってきたセナ君は、私の姿を見るなり、少し驚いた顔で言った。
「……あ、まだ起きてんのか」
そのまま、ソファに腰を下ろす。
「オレ、今日はここで寝るから。お前はベッド使えよ」
「え、でもそれは……」
「いーの。オレの家なんだから」
「……じゃあ、一緒に寝ればいいじゃん。ベッド、広いし」
「は?」
明らかに目が泳いだ。
「だって!明日もお仕事でしょ?ちゃんと休まないと……!」
言いながら、自分でも顔が熱くなっていくのがわかる。
セナ君は髪を拭く手を止めて、ジトッとした目でこっちを見つめてきた。
「……お前、もうちょっと自覚持て」
その小さな声が、やけに真っ直ぐで、思わず目を逸らしてしまう。
「じゃあさ……代わりにさ……」
思いついたように口を開く。
「ライブの円盤、観てもいい?スターライトパレードの」
「……は?」
一瞬、時が止まったような沈黙。
「え、あそこにあるの、そうだよね?」
「……マジで、今観る……?」
「観たいっ」
「マジかよ……」
セナ君は小声でぼやきつつも、しぶしぶプレイヤーを立ち上げてくれる。
やっぱり、なんだかんだ優しい。
ディスクが読み込まれ、画面にオープニングのロゴが映る。
歓声と照明の音がスピーカーから溢れて、静かな部屋が一気に“ライブ会場”に変わっていく。
ペンライトが無いのが残念っ……!
「うわぁ……これ……!」
「最初のライブのやつな。懐かし……」
セナ君がぽつりとつぶやいた。
その声が、どこか遠くを見ているようで……
胸が、すこしだけきゅっとなった。
私にとってはみんなに夢を見せてもらったステージ。
でも、彼にとっては、そこに至るまでのたくさんの努力や悔しさや、誰にも見せない涙も詰まってるんだろうな。
……そう思うと、目の前の映像が、なんだか少し眩しく見えた。
一方で、あったかいスウェットと、ほんのり残るお風呂の余韻、そして安心感みたいなものが混ざり合って……
私のまぶたは、だんだんと重くなっていった。
気づけば、画面の中ではセナ君がパフォーマンスをしていて……
その隣には、ほんもののセナ君がいて……
私は、そっとその肩に頭を預けていた。
「……おい、寝んなよ」
耳元で囁かれた声が、くすぐったい。
でも、それに返事をする間もなく……
私の意識は、静かに落ちていった。
「……マジで寝たし」
ぼんやりとした意識の奥、隣から聞こえてきたセナ君の声。
たしかに聞こえた気がしたけど、体がぽかぽかしていて、目を開けようとは思えなかった。
「まったく……ほんっと、ガード甘すぎ」
そして、ふわりと身体が浮く感覚。
……あれ……ここ、地面じゃない……
ゆっくりと揺れるような感覚。
胸の近くから伝わってくる、ドクンドクンというリズム。
それに重なるような、規則的な足音。
「……あれ……ふわふわしてる……?」
気づけば、ふんわりとした柔らかい感触に包まれていて……
そっと、ベッドの上に降ろされた。
その瞬間、腕の中の温もりが離れようとしたのがわかった。
「……やだ……」
自分でも驚くほど、弱々しくて、素直すぎる声が漏れた。
「……離さないで……」
その一言で、セナ君の動きがぴたりと止まる。
……あれ……私……いま、声に出してた……?
「そういうの……マジで、わかってやってんの?」
「あ……あの……」
さっきまで微睡んでいたのが嘘みたいに、一気に目が覚めた。
「わかってやってんの?……って聞ーてんだけど」
低くて、喉の奥で震えるような声。
空気が、一瞬で変わるのがわかった。
触れているところだけ、じんわりと熱を帯びていく。
セナ君の瞳が、じっと私を見つめていた。
何かをこらえるように。抑えるように。
その目は、怒ってるようにも見えて、でも、どこか……苦しそうだった。
私は、何も言い返せなかった。
ただ、目を逸らせなくて、呼吸すら忘れそうで……
セナ君の手が、そっと私の頬に触れた。
その瞬間、心臓がひときわ大きく跳ねた。
でも、その手がゆっくりと髪に滑り込んできて……
柔らかく、でも確かな熱を帯びた指先が、耳の後ろをなぞる。
もう片方の手は、私の指を絡めたまま、離さなかった。
「……こんな顔、オレにしか見せんなよ」
低く、かすれた声。
そしてそのまま髪を撫でながら……
彼の唇が、そっとおでこに降りてきた。
あたたかくて、やさしいキス。
それが終わると、すぐに頬に。
片方だけじゃなく、反対の頬にも。
吐息の混じったキスが、そっと置かれていく。
心臓の音が、もう聞こえてしまうんじゃないかと思うくらい、早くなる。
「……っ」
息を呑んだ私の首筋に、すっと彼の指が触れた。
そして……髪をかき上げられた瞬間、耳たぶに、柔らかな唇が触れる。
「……ピアス、似合ってんじゃん」
ひとこと囁いて、もう一度、ピアスのすぐ近くにキスが落とされた。
肌がひりつくように熱くて、思わず肩が震える。
「セナ……君……」
声にならない声が漏れた。
彼の手が、そっと私の背に回り、抱きしめるように強くなる。
でも……それ以上は来なかった。
どこかで、セナ君が深く息を吸ったのがわかった。
「……やっべ。オレ、今ならなんでもできるわ」
苦笑まじりの、少しだけ困ったような声。
私は、なにも言えないまま……
何度キスをされたかもわからなくなって、ただ、彼の腕の中で、心臓の音を重ねていた。
外は雪なのに……この部屋だけ、とても熱く感じた。
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