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17章 北の遺跡
⑥
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扉を抜けた先には、遺跡の雰囲気とは一変した、静寂と光に満ちた空間が広がっていた。天井も壁も輝く結晶で覆われ、その中心には古びた石碑が鎮座していた。
「……ここは、なんだろう?」
アリアが剣を握りしめながら周囲を見渡す。剣の青白い光が、石碑を優しく照らしていた。
「石碑がこの空間の核だろう。そこに、この剣に関する真実が記されているかもしれない。」
イアンが冷静に杖を構えながら近づく。
「……読める?」
アリアが尋ねると、イアンは石碑に刻まれた古代魔族の文字をゆっくりと読み始めた。
「『選ばれし刃、それは魔力を断つ者。だが、その力は、かつて魔族が創りし禁忌の技術により生み出された。』」
イアンの声が静かに響く。アリアは驚いた顔で彼を見た。
「魔族の技術……?でも、この剣って魔族を倒すためのものじゃないの?」
イアンは少し考え込むように目を細めた。
「どうやら、この剣には裏の目的があったらしい。」
さらに読み進める。
「『魔力を断つ力、それは魔族の命を支える核すらも断つ。だが、これを制御できる者は、人間と魔族の血を引く者のみ――』」
イアンはそこで言葉を切り、硬い表情でアリアに視線を向けた。
「……俺が、その“制御できる者”に該当するかもしれない。」
「イアンが……?」
アリアが驚いた表情でイアンを見つめると、イアンは少し視線を逸らした。
「俺の中に流れる魔族の血が、この剣と共鳴している。おそらく、それが原因だ。」
「でも、それなら……イアンがこの剣を使ったほうがいいんじゃない?」
「違う。この剣が選んだのは君だ。俺が関わるのは、剣を覚醒させるための補助に過ぎない。」
イアンは冷静にそう答えたが、その声には微かに動揺が混じっていた。
イアンがさらに読み進める。
「『剣の力が覚醒する時、選ばれし者はその代償として己の力を削がれる――だが、剣が持つ真の力は、その持ち主の絆と覚悟により、封印された運命を解き放つ。』」
「代償……?」
アリアはその言葉に息を呑んだ。
「力を削がれるって、どういうこと……?」
イアンは黙ったまま考え込む。
「それが何を意味するのかは分からない。だが、剣の力を完全に発揮するには、君の覚悟が試されるということだ。」
静寂の中で、アリアは剣を握りしめ、強い目でイアンを見つめた。
「……分かった。どんな代償があっても、この剣と一緒に戦い抜く。だって、この剣は私が守りたいものを守るために選んでくれたんだから。」
その決意に、イアンはわずかに目を細め、短く頷いた。
「なら、俺も君を支えるだけだ。」
アリアはその言葉に少しだけ微笑み、剣を掲げた。その剣がさらに強い光を放ち、次の道を照らし出す。
剣が照らした先には、新たな扉が現れた。その先に待つのは、黒幕が潜む最後の拠点であることを二人は感じ取っていた。
「行こう、イアン。この先に進んで、全部終わらせよう。」
「分かった。だが、君が代償を払うその時が来たら、俺がそれを支える。」
二人は決意を胸に、次なる冒険の一歩を踏み出した。
「……ここは、なんだろう?」
アリアが剣を握りしめながら周囲を見渡す。剣の青白い光が、石碑を優しく照らしていた。
「石碑がこの空間の核だろう。そこに、この剣に関する真実が記されているかもしれない。」
イアンが冷静に杖を構えながら近づく。
「……読める?」
アリアが尋ねると、イアンは石碑に刻まれた古代魔族の文字をゆっくりと読み始めた。
「『選ばれし刃、それは魔力を断つ者。だが、その力は、かつて魔族が創りし禁忌の技術により生み出された。』」
イアンの声が静かに響く。アリアは驚いた顔で彼を見た。
「魔族の技術……?でも、この剣って魔族を倒すためのものじゃないの?」
イアンは少し考え込むように目を細めた。
「どうやら、この剣には裏の目的があったらしい。」
さらに読み進める。
「『魔力を断つ力、それは魔族の命を支える核すらも断つ。だが、これを制御できる者は、人間と魔族の血を引く者のみ――』」
イアンはそこで言葉を切り、硬い表情でアリアに視線を向けた。
「……俺が、その“制御できる者”に該当するかもしれない。」
「イアンが……?」
アリアが驚いた表情でイアンを見つめると、イアンは少し視線を逸らした。
「俺の中に流れる魔族の血が、この剣と共鳴している。おそらく、それが原因だ。」
「でも、それなら……イアンがこの剣を使ったほうがいいんじゃない?」
「違う。この剣が選んだのは君だ。俺が関わるのは、剣を覚醒させるための補助に過ぎない。」
イアンは冷静にそう答えたが、その声には微かに動揺が混じっていた。
イアンがさらに読み進める。
「『剣の力が覚醒する時、選ばれし者はその代償として己の力を削がれる――だが、剣が持つ真の力は、その持ち主の絆と覚悟により、封印された運命を解き放つ。』」
「代償……?」
アリアはその言葉に息を呑んだ。
「力を削がれるって、どういうこと……?」
イアンは黙ったまま考え込む。
「それが何を意味するのかは分からない。だが、剣の力を完全に発揮するには、君の覚悟が試されるということだ。」
静寂の中で、アリアは剣を握りしめ、強い目でイアンを見つめた。
「……分かった。どんな代償があっても、この剣と一緒に戦い抜く。だって、この剣は私が守りたいものを守るために選んでくれたんだから。」
その決意に、イアンはわずかに目を細め、短く頷いた。
「なら、俺も君を支えるだけだ。」
アリアはその言葉に少しだけ微笑み、剣を掲げた。その剣がさらに強い光を放ち、次の道を照らし出す。
剣が照らした先には、新たな扉が現れた。その先に待つのは、黒幕が潜む最後の拠点であることを二人は感じ取っていた。
「行こう、イアン。この先に進んで、全部終わらせよう。」
「分かった。だが、君が代償を払うその時が来たら、俺がそれを支える。」
二人は決意を胸に、次なる冒険の一歩を踏み出した。
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