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番外編 もう一人のヒロイン
13
セラフィーナが「魔族の呪いです!」と胸を張ったあと、俺は長く息を吐いた。
「……なんだ、呪いなら簡単だ」
「え?」
驚いて目を丸くするセラフィーナに、俺は肩を竦めて続ける。
「防ぐのは俺がやる。いや……キミでも、できるはずだ」
「わ、私でも?」
俺は頷いた。
「俺の血統魔法は“癒し”と“浄化”。母から受け継いだ力で、元々はベルベット伯爵家の血統魔法だ」
「……」
「前に見せてくれただろ。バケツの水を“汚いもの”として浄化して吹き飛ばしたって。キミも癒しと浄化の力を持ってる」
セラフィーナは一瞬ぽかんとした顔をして、それから俯いた。
「……それが……」
両手でカップをきゅっと握りしめ、小さく声を漏らす。
「何度か……うっかり装って、やってみたんです。でも……消えなかったんです。アメリア様にかかってる“なにか”は」
カップの縁を見つめるその瞳は、いつもの明るさの奥に影を落としていた。
俺は思わず目を細める。
(……やっぱり、こいつ、本当に“見えてる”んだ)
「……なんだ、呪いなら簡単だ」
「え?」
驚いて目を丸くするセラフィーナに、俺は肩を竦めて続ける。
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俺は頷いた。
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「……」
「前に見せてくれただろ。バケツの水を“汚いもの”として浄化して吹き飛ばしたって。キミも癒しと浄化の力を持ってる」
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「……それが……」
両手でカップをきゅっと握りしめ、小さく声を漏らす。
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