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第一部 地球編
21 怪人テュールと赤き魔法使い (レッドマジシャン目線)
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私は独房の前に立っていた
「どうかしたのか?」
独房の中から声がした
「よく気配を読み取ったわね。気配消してたつもりだったけど。テュール」
独房はマジックミラーになっており、外からは中の様子が見えるが、独房の中からは見えないようになっていた。だからテュールの前に立ってから、少し様子を見ようとじっとしてたが、数分で気付かれた。向こうからは見えないはずなのに、なぜか目が合っている
「その声はレッドマジシャンか?俺を殺しに来たのか?」
「いいえ。命を奪うような行為はしたくないわ。ただ聞きたいことがあっただけ」
「どうせ俺の能力が上手く制御できないとかだろ?」
図星だった。どのように能力をストックするのか。また、能力放出も加減が上手くできなかった
「どうして分かったの?」
「やはりそうか。俺もそうだったからな」
「能力を上手く溜められず、能力を出す量も、時々暴発するの。この前なんて、fという技を練習してたら、出しすぎて訓練場が壊れかけたわ。どうしたら上手くできるのか教えてほしいの」
「何で、自分の驚異になる奴に教えなければならないんだ?」
「教えてくれるんだったら、ここから出してあげる」
「それはお前の一存でだろ?それにこんな独房、出ようと思ったらいつだって、出られるんだぞ!」
「あなたは出れたとしても出ないでしょ。A.C.T の本部で暴れるなんて、自分が負けると知ってるから。それに自分より弱い人達には手を出したくないんでしょ?いや、そもそも興味が無いのね」
テュールは笑いだした
「お見事。心を見透かされてるみたいだ。いいだろう教えてやるよ。そして強くなったら、今度はタイマンで勝負しろ」
「もちろん!」
「では、そこに座れ。瞑想はするか?」
「時々」
「瞑想をして、まずは集中力を極限まで高める」
私は目を閉じた。数十分たっただろうか?テュールが口を急に開いた
「時間があれば瞑想をしてろ。ていうか、瞑想のために時間をつくれ。雑念を払い、無心になってやっとストックができるようになる。臍の下の丹田に力を入れながら、一滴の水が水面に落ちたときにできる波紋をイメージしろ。その波紋が徐々に広がってくイメージだ」
私は言われた通りにイメージをした。そしてまた時間が経ってから
「今日はこれくらいにして、もう帰れ。こんな場所にあまりいるのは良くない」
私は自分の部屋に帰ってからも、ずっと瞑想にしてた。ただ心を無心にするのは難しかった。心を空にしようとすると、ビジョンの光景がフラッシュバックしてしまっていた。それが起こって集中できてないことはテュールに数日後ばれた
「心が乱れてるぞ。初日より酷くなってる」
今度は私が心を見透かされてるみたいだった。テュールの言ったことは、自分でも気づいていた。そして焦り、人生で初めて前に進めないと悩んでいた。私は昔から何をやっても全てを完璧にできる人間だ。他と違うと物心ついてからすぐに知ることになった。幼い頃は、天才肌な子なのねと言われたが、大人達の反応は年齢とともに変わっていった。四人姉弟の一番上に産まれた私は、国際弁護士をしてた父に、私の才能を信じてもらえず、理解してくれなかった。そして父は長男である弟を可愛がった。他の親族はその事を知ってたが、何も言わなかった。このままでは自分が輝ける場所は存在しないと八歳の時に悟った。学校では授業がつまらなかったので、年相応ではない勉強をしていた。すると先生は授業をちゃんと受けなさいと叱った。あなたが私の才能についてこれてないだけでしょ。と思ったが、何も言わず諦めた。自分の才能が死んでいくと思ってた矢先にサンストーンとエイリアンの戦闘に巻き込まれた。あんな事故が起こって不謹慎と思うけど、少し嬉しかった。自分の才能を発揮でき、世界最高峰の人達と一緒に居れる。そして何より、上には上がいるんだと思い知れたから。そんな、人生で初めて充実した生活を送れてると思ってたら、あのビジョンを見てしまった。大好きな二人が目の前で死んでいるビジョンを。それ以来、最強になることを決めた。一番強ければ、得られるものも、失うものも自分で選ぶことができると思ったから。強くなったと実感しても、二人の事を考えると辛くなる
「どうして分かるの?」
「それは君も分かるんじゃないのか?」
テュールの言葉を聞いて、すぐに分かった。相手の呼吸音や独房に来たときの足音等から相手の事を読み取ってるんだ。私もよくやるから理解できた。けど平常の言動を心がけてたはずなのに
「私の行動から読み取ったの?」
「あぁ」
「よく聴こえたわね」
「能力を耳に集中させてた。能力を磨けば、こんな応用も出来るようになる。言った通りに瞑想したのか?」
「したわ。けど前に進めないの」
「何か心にノイズが入ってるのか?」
「えぇ。あなたは愛してる人はいる?」
「おらん」
「ごめんなさい。聞く人を間違えたわ。私にはいるんだけど、その人が死んだらどうする?」
「何も思わんな。そんな感情は必要ではない。弱いから死んでいくんだ。強いやつは死なん」
「あなた友達いる?」
「友達?何でそんなんが必要なんだ?人は群れるから、己の力が弱くなっていくんだ。・・・分かったぞ!お前は孤独になれ。孤独を知れ!そして己と向き合ってみろ」
アドバイスになってんのか、なってないのか、分からない答えが返ってきた。この人、サンストーンにすごく似てる。二人とも強さを求め、己と向き合ってる。ただサンストーンの方が人徳がある。あの人は、人が困ってれば、全力で助けてくれる人だ
「ありがとう。もういいわ」
そういって、任務に出ていった。テュールは力強い眼差しで、最後私の事を見てた
任務地に着いたとたんに本部に引き返すことになった。コンピューターからしか聞いてないが、テュールが脱走したらしかった。疑問に思ってしまった。私との会話はなんだったのだろうと。本部に戻ると、皆が私を白い目で見てることがすぐ分かった
「最後に会ってたのは、レッドマジシャンだと聞いたぞ」
「あいつが脱走させたんじゃないのか?」
私のことを見た兵士隊がそう言ってるのが、聞こえた。さらに戦士の数人からも
「あいつがスパイだったんじゃないのか?」
「あいつの芝居にみんな踊らされたな」
と痛い声が聞こえきた。孤独。人生で初めてそう感じる瞬間だった。尽くしてきた人達にそんな風に思われたのが、結構響いてた。私は弁明もせずに自分の部屋に帰った。そして瞑想を始め己と向き合ってみた。自分は相手に好かれるために、自分の性格や言動を相手好みに変えきた。相手を知り、状況を知る。そうすれば、何事も上手くいっていた。自分のそんな姑息な考えが恥ずかしいと思えてきた。堂々と生きてきたと言えるのだろうか?すると、ビジョンが見えなくなり、能力がストックされていくのを実感した。テュールの言ってたことは、正しかった。孤独を知り、己を知れば強くなれる
部屋で瞑想し始めてから、数時間たった。その間ほんの微量ではあるが、能力をストックできた。あの二人は任務に出ていたのか、誰も私の部屋を訪ねてくる人はいなかった。やっと誰か来たと思ったら、少し酷いことが起きた。部屋の扉を叩く声がして
「レッドマジシャン。私です。少しお話したいので、開けてくれませんか?」
マスターウェザーの声だった
「間に合ってるわ」
そう答えると、今度は荒々しく叩かれた
「開けろと俺が言ってんだ!開けろ!」
この人の人格はおかしい。落ち着いた女性と紳士が混ざったような時と、荒く自分が王であるかのような力強い男の二種類のパターンがある。だが、どちらのパターンも本人そのものの人格ではない気がした。私が無視すると、部屋の扉を破壊された。破壊されてすぐに、マスターウェザーが私のことを気絶させた
マスターウェザーに気絶されて、やっと目を覚ますと、兵士隊の班長と国連の人間が数人、そしてマスターウェザーが席に座っていた。そして私は拘束されていた。まるで犯罪者が裁判にかけられるみたいな光景だったが、実際にそうだった。国連の奴が
「レッドマジシャン。どうしてテュールを逃がした?」
「逃がしてないわ」
「嘘をつくな!どうして裏切った?」
「何の話?」
「おい」
そういうと、情報処理班のチョウがパソコンを操作し、映像が私の目の前で流れた
「テュールの独房の前の映像だ」
映像では、私が独房の前に座り瞑想をしてた。私はやがて独房の前から立ち去った
「これが何?」
「チョウ早送りしろ」
映像が早くなり、やがて元のスピードに戻ったと思ったら、独房の前に人が映った。久しぶりに驚くことが起こった。その人物が私だったから
「何これ」
「これはお前だろ!歩行認証、静脈認証、虹彩認証にかけたところお前だったぞ」
「違う!この時私は任務に・・・」
「本部を出る前に逃がしたな」
私は呆然としてしまった。頭が回らない。すると私のことを気絶させた張本人のマスターウェザーが、私の目の前に来た
「最新技術がお前だと判断したんです。言い逃れはできませんよ」
そう言った次の瞬間、マスターウェザーは声を出さないで口を動かした。何て言ってるの?疑問に思う暇があるなら早く考えなさい!自分で自問自答した。すぐに口の動きから推測できた。ディスガイズ。マスターウェザーはそう言った。CAのディスガイズは変身能力を持っている人で、どんな人間にも物にも化けることができる。マスターウェザーは最初から分かっていて、私をここに連れてきたんだ
「言ってることは理解できますよ。けどなぜ?」
他の人が聞いたらそのままの意味で捉えるが、マスターウェザーには違う意味で伝わるような言い方をした
「今それを尋問してるんですよ」
また口を動かした。君を助ける。それまで我慢しろ。そう言った
「どうかしたのか?」
独房の中から声がした
「よく気配を読み取ったわね。気配消してたつもりだったけど。テュール」
独房はマジックミラーになっており、外からは中の様子が見えるが、独房の中からは見えないようになっていた。だからテュールの前に立ってから、少し様子を見ようとじっとしてたが、数分で気付かれた。向こうからは見えないはずなのに、なぜか目が合っている
「その声はレッドマジシャンか?俺を殺しに来たのか?」
「いいえ。命を奪うような行為はしたくないわ。ただ聞きたいことがあっただけ」
「どうせ俺の能力が上手く制御できないとかだろ?」
図星だった。どのように能力をストックするのか。また、能力放出も加減が上手くできなかった
「どうして分かったの?」
「やはりそうか。俺もそうだったからな」
「能力を上手く溜められず、能力を出す量も、時々暴発するの。この前なんて、fという技を練習してたら、出しすぎて訓練場が壊れかけたわ。どうしたら上手くできるのか教えてほしいの」
「何で、自分の驚異になる奴に教えなければならないんだ?」
「教えてくれるんだったら、ここから出してあげる」
「それはお前の一存でだろ?それにこんな独房、出ようと思ったらいつだって、出られるんだぞ!」
「あなたは出れたとしても出ないでしょ。A.C.T の本部で暴れるなんて、自分が負けると知ってるから。それに自分より弱い人達には手を出したくないんでしょ?いや、そもそも興味が無いのね」
テュールは笑いだした
「お見事。心を見透かされてるみたいだ。いいだろう教えてやるよ。そして強くなったら、今度はタイマンで勝負しろ」
「もちろん!」
「では、そこに座れ。瞑想はするか?」
「時々」
「瞑想をして、まずは集中力を極限まで高める」
私は目を閉じた。数十分たっただろうか?テュールが口を急に開いた
「時間があれば瞑想をしてろ。ていうか、瞑想のために時間をつくれ。雑念を払い、無心になってやっとストックができるようになる。臍の下の丹田に力を入れながら、一滴の水が水面に落ちたときにできる波紋をイメージしろ。その波紋が徐々に広がってくイメージだ」
私は言われた通りにイメージをした。そしてまた時間が経ってから
「今日はこれくらいにして、もう帰れ。こんな場所にあまりいるのは良くない」
私は自分の部屋に帰ってからも、ずっと瞑想にしてた。ただ心を無心にするのは難しかった。心を空にしようとすると、ビジョンの光景がフラッシュバックしてしまっていた。それが起こって集中できてないことはテュールに数日後ばれた
「心が乱れてるぞ。初日より酷くなってる」
今度は私が心を見透かされてるみたいだった。テュールの言ったことは、自分でも気づいていた。そして焦り、人生で初めて前に進めないと悩んでいた。私は昔から何をやっても全てを完璧にできる人間だ。他と違うと物心ついてからすぐに知ることになった。幼い頃は、天才肌な子なのねと言われたが、大人達の反応は年齢とともに変わっていった。四人姉弟の一番上に産まれた私は、国際弁護士をしてた父に、私の才能を信じてもらえず、理解してくれなかった。そして父は長男である弟を可愛がった。他の親族はその事を知ってたが、何も言わなかった。このままでは自分が輝ける場所は存在しないと八歳の時に悟った。学校では授業がつまらなかったので、年相応ではない勉強をしていた。すると先生は授業をちゃんと受けなさいと叱った。あなたが私の才能についてこれてないだけでしょ。と思ったが、何も言わず諦めた。自分の才能が死んでいくと思ってた矢先にサンストーンとエイリアンの戦闘に巻き込まれた。あんな事故が起こって不謹慎と思うけど、少し嬉しかった。自分の才能を発揮でき、世界最高峰の人達と一緒に居れる。そして何より、上には上がいるんだと思い知れたから。そんな、人生で初めて充実した生活を送れてると思ってたら、あのビジョンを見てしまった。大好きな二人が目の前で死んでいるビジョンを。それ以来、最強になることを決めた。一番強ければ、得られるものも、失うものも自分で選ぶことができると思ったから。強くなったと実感しても、二人の事を考えると辛くなる
「どうして分かるの?」
「それは君も分かるんじゃないのか?」
テュールの言葉を聞いて、すぐに分かった。相手の呼吸音や独房に来たときの足音等から相手の事を読み取ってるんだ。私もよくやるから理解できた。けど平常の言動を心がけてたはずなのに
「私の行動から読み取ったの?」
「あぁ」
「よく聴こえたわね」
「能力を耳に集中させてた。能力を磨けば、こんな応用も出来るようになる。言った通りに瞑想したのか?」
「したわ。けど前に進めないの」
「何か心にノイズが入ってるのか?」
「えぇ。あなたは愛してる人はいる?」
「おらん」
「ごめんなさい。聞く人を間違えたわ。私にはいるんだけど、その人が死んだらどうする?」
「何も思わんな。そんな感情は必要ではない。弱いから死んでいくんだ。強いやつは死なん」
「あなた友達いる?」
「友達?何でそんなんが必要なんだ?人は群れるから、己の力が弱くなっていくんだ。・・・分かったぞ!お前は孤独になれ。孤独を知れ!そして己と向き合ってみろ」
アドバイスになってんのか、なってないのか、分からない答えが返ってきた。この人、サンストーンにすごく似てる。二人とも強さを求め、己と向き合ってる。ただサンストーンの方が人徳がある。あの人は、人が困ってれば、全力で助けてくれる人だ
「ありがとう。もういいわ」
そういって、任務に出ていった。テュールは力強い眼差しで、最後私の事を見てた
任務地に着いたとたんに本部に引き返すことになった。コンピューターからしか聞いてないが、テュールが脱走したらしかった。疑問に思ってしまった。私との会話はなんだったのだろうと。本部に戻ると、皆が私を白い目で見てることがすぐ分かった
「最後に会ってたのは、レッドマジシャンだと聞いたぞ」
「あいつが脱走させたんじゃないのか?」
私のことを見た兵士隊がそう言ってるのが、聞こえた。さらに戦士の数人からも
「あいつがスパイだったんじゃないのか?」
「あいつの芝居にみんな踊らされたな」
と痛い声が聞こえきた。孤独。人生で初めてそう感じる瞬間だった。尽くしてきた人達にそんな風に思われたのが、結構響いてた。私は弁明もせずに自分の部屋に帰った。そして瞑想を始め己と向き合ってみた。自分は相手に好かれるために、自分の性格や言動を相手好みに変えきた。相手を知り、状況を知る。そうすれば、何事も上手くいっていた。自分のそんな姑息な考えが恥ずかしいと思えてきた。堂々と生きてきたと言えるのだろうか?すると、ビジョンが見えなくなり、能力がストックされていくのを実感した。テュールの言ってたことは、正しかった。孤独を知り、己を知れば強くなれる
部屋で瞑想し始めてから、数時間たった。その間ほんの微量ではあるが、能力をストックできた。あの二人は任務に出ていたのか、誰も私の部屋を訪ねてくる人はいなかった。やっと誰か来たと思ったら、少し酷いことが起きた。部屋の扉を叩く声がして
「レッドマジシャン。私です。少しお話したいので、開けてくれませんか?」
マスターウェザーの声だった
「間に合ってるわ」
そう答えると、今度は荒々しく叩かれた
「開けろと俺が言ってんだ!開けろ!」
この人の人格はおかしい。落ち着いた女性と紳士が混ざったような時と、荒く自分が王であるかのような力強い男の二種類のパターンがある。だが、どちらのパターンも本人そのものの人格ではない気がした。私が無視すると、部屋の扉を破壊された。破壊されてすぐに、マスターウェザーが私のことを気絶させた
マスターウェザーに気絶されて、やっと目を覚ますと、兵士隊の班長と国連の人間が数人、そしてマスターウェザーが席に座っていた。そして私は拘束されていた。まるで犯罪者が裁判にかけられるみたいな光景だったが、実際にそうだった。国連の奴が
「レッドマジシャン。どうしてテュールを逃がした?」
「逃がしてないわ」
「嘘をつくな!どうして裏切った?」
「何の話?」
「おい」
そういうと、情報処理班のチョウがパソコンを操作し、映像が私の目の前で流れた
「テュールの独房の前の映像だ」
映像では、私が独房の前に座り瞑想をしてた。私はやがて独房の前から立ち去った
「これが何?」
「チョウ早送りしろ」
映像が早くなり、やがて元のスピードに戻ったと思ったら、独房の前に人が映った。久しぶりに驚くことが起こった。その人物が私だったから
「何これ」
「これはお前だろ!歩行認証、静脈認証、虹彩認証にかけたところお前だったぞ」
「違う!この時私は任務に・・・」
「本部を出る前に逃がしたな」
私は呆然としてしまった。頭が回らない。すると私のことを気絶させた張本人のマスターウェザーが、私の目の前に来た
「最新技術がお前だと判断したんです。言い逃れはできませんよ」
そう言った次の瞬間、マスターウェザーは声を出さないで口を動かした。何て言ってるの?疑問に思う暇があるなら早く考えなさい!自分で自問自答した。すぐに口の動きから推測できた。ディスガイズ。マスターウェザーはそう言った。CAのディスガイズは変身能力を持っている人で、どんな人間にも物にも化けることができる。マスターウェザーは最初から分かっていて、私をここに連れてきたんだ
「言ってることは理解できますよ。けどなぜ?」
他の人が聞いたらそのままの意味で捉えるが、マスターウェザーには違う意味で伝わるような言い方をした
「今それを尋問してるんですよ」
また口を動かした。君を助ける。それまで我慢しろ。そう言った
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