130 / 160
第二部 エリミア編
70 立てこもり
しおりを挟む
ガルクはフェーナとの話を切り上げて、フェルムス本部に戻ってきた
「おぉ!ガルク。事件だぞ!」
ドードルと廊下で会った
「何があった?」
「通り魔殺人」
「犯人はもう、割れてんだろ?捕まえにいくだけなら、僕はパスだ」
「職務放棄とは、さすがだな!」
「お前が言うなよ。それより、隊長どこだ?」
「現場」
「よし!すぐに、犯人捕らえに行くぞ!」
「ガルク。大丈夫か?」
ガルクはドードルに笑って、通り魔殺人の犯人を捕まえに現場に向かった
フェルムス隊員の何人かが、アイリンを中心に集まってる
「ガルク。ドードル。来たか!」
「父さん。わざわざ呼び出すなんて、暇じゃないんだけど」
「隊長。犯人、まだ捕らえてないんですか?」
アイリンはある建物を指差した
「人質立てこもり」
「だからか・・・。父さんの能力でどうにかすれば?」
「相手の能力の影響で憑依できなかった」
その時、フィオルがアクトを連れてやって来た。アクトはガルクを見るなり、フィオルから離れガルクの肩に乗った
「フィオル。遅いぞ!」
「すいません」
「人質は、何人?」
「調べたところ、三人だ。問題は、立てこもり犯が二人いるということだ」
「突入して、一人仕留めても。もう一人が、人質を殺すかもしれない。ということですね」
「犯人の一人は、私の能力でどうにかできるが、もう一人は憑依できないからな・・・。それに、憑依できる方の能力は地雷設置だ。下手に踏み込んでも、フェルムスのシステムでも奴の地雷は分からないからな。吹き飛ばされる可能性もある」
「あー。帰りたい!」
「人質無視して、突入しましょう!」
「人質優先だろ!」
フェルムス隊員には、まとまりがない
「だいだい捕まるのに、何で犯罪をするんだ?理解できない」
「捕まらなかったら、犯罪したいみたいな言い方だな。ドードル」
フェルムス内でも、イライラが積もる中、アイリンはガルクの肩を叩いた
「ガルク。ちょっといいか?」
アイリンとガルクは、フェルムス隊員達がいるところから、少し離れた位置で話をした
「ガルク。君の能力でどうにかできるか?」
「え?犯人殺すかもしれませんよ?」
「今回は殺しを許可する」
「もしかしたら、人質にまで手を出すかも・・・」
「そうなれば、私が君に憑依して止める」
アイリンはガルクを真剣に見た
「やります」
「だったら、私が地雷の奴を憑依する。合図したら、突っ込め」
「けど、負の感情はそんなに集まらないので、そこまで強くなれないかも。フィオルの方が安心では?」
「負の溜まり場はあるだろ?」
アイリンは、隊長が消え今にも殺し合いが起こりそうな、凶暴なフェルムス隊員達を指差した
「なるほど」
「おぉ!ガルク。事件だぞ!」
ドードルと廊下で会った
「何があった?」
「通り魔殺人」
「犯人はもう、割れてんだろ?捕まえにいくだけなら、僕はパスだ」
「職務放棄とは、さすがだな!」
「お前が言うなよ。それより、隊長どこだ?」
「現場」
「よし!すぐに、犯人捕らえに行くぞ!」
「ガルク。大丈夫か?」
ガルクはドードルに笑って、通り魔殺人の犯人を捕まえに現場に向かった
フェルムス隊員の何人かが、アイリンを中心に集まってる
「ガルク。ドードル。来たか!」
「父さん。わざわざ呼び出すなんて、暇じゃないんだけど」
「隊長。犯人、まだ捕らえてないんですか?」
アイリンはある建物を指差した
「人質立てこもり」
「だからか・・・。父さんの能力でどうにかすれば?」
「相手の能力の影響で憑依できなかった」
その時、フィオルがアクトを連れてやって来た。アクトはガルクを見るなり、フィオルから離れガルクの肩に乗った
「フィオル。遅いぞ!」
「すいません」
「人質は、何人?」
「調べたところ、三人だ。問題は、立てこもり犯が二人いるということだ」
「突入して、一人仕留めても。もう一人が、人質を殺すかもしれない。ということですね」
「犯人の一人は、私の能力でどうにかできるが、もう一人は憑依できないからな・・・。それに、憑依できる方の能力は地雷設置だ。下手に踏み込んでも、フェルムスのシステムでも奴の地雷は分からないからな。吹き飛ばされる可能性もある」
「あー。帰りたい!」
「人質無視して、突入しましょう!」
「人質優先だろ!」
フェルムス隊員には、まとまりがない
「だいだい捕まるのに、何で犯罪をするんだ?理解できない」
「捕まらなかったら、犯罪したいみたいな言い方だな。ドードル」
フェルムス内でも、イライラが積もる中、アイリンはガルクの肩を叩いた
「ガルク。ちょっといいか?」
アイリンとガルクは、フェルムス隊員達がいるところから、少し離れた位置で話をした
「ガルク。君の能力でどうにかできるか?」
「え?犯人殺すかもしれませんよ?」
「今回は殺しを許可する」
「もしかしたら、人質にまで手を出すかも・・・」
「そうなれば、私が君に憑依して止める」
アイリンはガルクを真剣に見た
「やります」
「だったら、私が地雷の奴を憑依する。合図したら、突っ込め」
「けど、負の感情はそんなに集まらないので、そこまで強くなれないかも。フィオルの方が安心では?」
「負の溜まり場はあるだろ?」
アイリンは、隊長が消え今にも殺し合いが起こりそうな、凶暴なフェルムス隊員達を指差した
「なるほど」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
34
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる