野心家令嬢の幼馴染はオカン属性の過保護でした

やらぎはら響

文字の大きさ
22 / 31

22

しおりを挟む
 次の日が週末だったのは二人には幸いだった。
 リーゼロッテはクレメンスが朝一で調達してきた子供用の服に着替えて、彼が部屋に運んできた食事を取った。
 変わったところはないかと何度もクレメンスが体調チェックしてくるのが、正直鬱陶しかった。

「殿下がさっそく文献を図書室に運び込んでくれているそうだから、僕はそこに詰めるよ。リジーのことは親戚の子供を特例で預かることになったって寮母に言ってあるから、食事の時以外はなるべく部屋から出ないようにね」

 言われてリーゼロッテはこくりと頷いた。
 薄い水色のワンピースと編んだフィッシュボーンには若草色のリボン姿で、ぽややんとしてる王子だけど意外と行動は速いな、などと失礼なことが脳裏をかすめる。

「何かあったら手紙を飛ばして。誰が狙ってるかわからないからリジーだってバレないように、あと人が来ても扉を開かない」
「そんなに言わなくてもわかってるわよ」
「そう?ならいいけど。暇だからって寝てばかりじゃ駄目だよ、宿題をちゃんとやって」
「わかったわかった!」

 わざわざリーゼロッテの部屋から持ってきた宿題を指差す口うるささに、声を上げて幼馴染のセリフを遮る。
 そしてぐいぐいとクレメンスの体を押して、出ていくように促した。

「じゃあ本当に気を付けて、高い所の物には触らないようにね」
「子供じゃないんだからわかってるわよ。さっさと行く!」

 いい加減にしろとばかりに駄目押しすれば、しぶしぶといった表情でようやくクレメンスは部屋を後にした。

「まったく口うるさいんだから」

 ふんと仁王立ちで不満を言う。
 けれど我知らずその口元には笑みが浮かんでいた。

「さて、どうしようかな」

 ぐるりと部屋を見回しても部屋は整理整頓されていて、面白そうなものは何もない。
 面白い本でもあるかと思って本棚に近づいたが。

「げ……小難しそうなのばっかり」

 早々に断念した。
 結局、昨夜遅かったのもありベッドに潜り込む。
 そのままリーゼロッテは健やかに眠りについた。
 そして涎の垂れる感触で目を覚ますと、午後一時を過ぎていた。

「おっと寝すぎた」

 じゅるりと涎を拭いて起き上がり、空腹を覚えた。
 クレメンスが帰ってきた気配はない。
 昼寝に勤しんでいたのがバレたらうるさいだろうから、よかったと思う。

「何か食べに行くか」

 少し寝乱れた髪をささっと直してスカートの皺を伸ばし、リーゼロッテは食堂へと向かった。
 ほてほてと歩き食堂への道を曲がろうとしたところで。

「クレメンス様がね」

 幼馴染の名前が聞こえてリーゼロッテは立ち止まった。
 クレメンスの噂か何かだろうかと耳を傍立てると、きゃあきゃあと楽しそうな甲高い声が聞こえてきた。

「素敵よね、お顔も凄く綺麗で侯爵家の嫡男なんて、とても魅力的」
「王子付き魔法使いも約束されてるし、将来も安泰よね」

 驚いたことにクレメンスへの賛美だった。
 といっても家柄だとか将来だとか、上辺の魅力を聞いていると母親のような世話焼きな性格を教えてやりたいと思ってしまう。
 一気に面倒くさいとなるはずだ。

(まあステータスを重視するのはわかるのよね)

 自分もそうだしと思う。
 けれどクレメンスのそんな話を聞いていると、なんだか面白くない。
(本性も知らないで)
 教えてやろうかと一瞬思ったけれど、それも癪だとなんだか思いとどまった。
 よくわからない気持ちだ。
 そのまま素通りしようとしたら、でもと声が潜められた。

「あの方、表情が変わらないから怖いのよね」
「魔法の威力もちゃんと制御できているのかしら?以前お茶会で炎の魔法を暴走させたって聞いたわよ」
「やっぱり遠くから見る観賞用かしらね」

 散々な言い分に、何だか腹の奥がフツフツと熱くなる。
 一体誰がそんな話をしているのだろうとそっと曲がり角から身を乗り出すと、そこには上級生らしき少女が三人くすくすと笑いながら話していた。
 ローブを着ていないので普通科の生徒だろう。

「あら?」

 みんな綺麗に手入れされた髪と肌にもやりとしていると、一人の少女がリーゼロッテに気が付いた。
 それに反応して残りの二人もこちらを見やり目を丸くする。
 見つかったことにどうしたものかと、へらりと愛想笑いをとりあえず浮かべてみせた。

「こんなところに、どうして子供が?」

 一人が腰をかがめて問いかけてきたので、リーゼロッテはしどろもどろに。

「クレメンスお兄ちゃんの親戚で……」

 とりあえず無難に答えておいた。

「まあ!」
「クレメンス様の」

 途端に三人は色めき立った。
 先ほどの会話は聞かれていないと思っているらしい。

「いらっしゃい、お菓子をあげるわ」

 手招く少女に内心いらないんだけどと思いながらも、猫を被ってリーゼロッテは三人の輪に加わった。
 私は何々の子爵家よ、だとか伯爵家の次女よなどとお菓子を渡しながらも自分をアピールしてくる少女たちに、リーゼロッテは鼻白む。

(なんか肉食系って感じ)

 そしてハッと気づく。
 もしや押せ押せのアピールをする自分は、ティモシーからこう見えているのではないかと。

(うーわー)

 なかなかにショックな事実だ。
 少女たちの自分アピールを右から左に流しながら、自己反省をしていると。

「クレメンス様と結婚できたらいいわよねえ」

 思わぬ言葉にリーゼロッテの意識は引き戻された。
 残りの二人もまだチャンスはあるんじゃない、だとか口にしている。
 さっきまで観賞用だとか怖いとか言っていなかったか。
 ツッコミたくて仕方がない。

「えっと……クレメンスお兄ちゃんには婚約者候補がいるけど……」

 おずおずと口にしたけれど、少女たちは顔を見合わせたあとにくすくすと笑いだした。
 その顔はどこか小馬鹿にしたような表情で、なんだか癇にさわる。

「ミンヘルト家の方でしょ」
「ジュリアさん」
「あの方は、ねえ?」

 何なんだろうと思っていると。

「あの方、自分で婚約者候補だとか筆頭だとか言ってるけれど、釣り書きを何度送っても断られてるのよ。諦め悪いわよね」
「クレメンス様はいつも下級生と一緒にいるのよね、なんていったかしら。幼馴染だっていう」

 幼馴染という単語に、ドキリとする。
 それはまさかというか、多分リーゼロッテの事だろう。

「名前は何だったかしら、パッとしない感じの子で」
「そうそう、そばかすがみっともない子」

 大きなお世話だとイラッとする。
 確かにそばかすがある中の下のパッとしない顔だけれど、こんな奴らに馬鹿にされるいわれは無い。

「そういえばジュリアさんて髪の毛がとても自慢なのよね」
「確かに美しいものね」
「お手入れ方法を教えてもらいたいわ」

 話題がズレてしまったのでリーゼロッテは、ここにはもう用はないなと結論づけた。

「私もう行くね」

 ふいと顔をそらすと。

「クレメンス様に私のこと伝えてね」
「お菓子をいつでもあげるわ」
「私のこともよ」

 口々に勝手な事を言う少女たちに背を向けると、リーゼロッテはお菓子をポケットに無造作にねじ込んだスカートを翻して、大股で食堂へと歩き出した。
 機嫌はハッキリいって急降下中だ。

「誰が伝えるもんですか、性格ブス!」

 プリプリと肩を怒らせていると。

「リジー」

 名前を呼ばれて顔を上げると、食事を乗せたトレーを持ったクレメンスが前方から歩いてきた。

「ちょうどよかった、お昼を持ってきたんだ。食堂に行ったらまだ来てないって言うから」

 部屋に行こうと言われてリーゼロッテはじっとクレメンスの顔を見上げた。

「そうなのよね」
「何が?」

 先ほどの少女たちの言葉を思い出す。
 彼女たちの言う通り、クレメンスはとてもいい高物件の人物だ。
 そんなことを考える前に友人として接してしまっていたから、あまり意識したことはないけれど。

「まあ私には関係ないけどね」
「リジーなんのこと?」

 リーゼロッテの脳内会議についていけないクレメンスが困惑しているのをちらりと見て、先ほどの少女たちを思い出す。
 三人が三人とも自信があり、肌も綺麗だった。

「そばかすなくなればいいのに……」

 ポツリと呟くと、クレメンスがことりと首を傾げた。

「リジーはそばかす嫌なの?」
「当たり前じゃない、汚くてみっともない」

 何を言わせるんだと当然のことを口にすると、クレメンスはとても無垢な表情でそうかなと口を開いた。

「星が散ってるみたいで素敵だと思うけどな」
「なっ」

 何をいきなり言ってるんだこの男は。
 ぱくぱくと口を開閉していると。

「僕は好きだよ」

 照れくさそうにクレメンスが呟いた。
 一気に顔が赤くなるのをリーゼロッテは止められなかった。
 小さい頃からのコンプレックスであるそばかすをそんな風に言われるなんて、夢にも思っていなかった。
 青天の霹靂だ。

「そ、そう」

 なんとかそれだけしぼり出す。
 バクバクと動く心臓に、恥ずかしい奴と内心憎まれ口を叩きながらも。

「ありがとう」

 そっけなく礼を言っておく。
 踊りだしそうなほど嬉しいなんて、クレメンスには気づかれたくなかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

転生賢妻は最高のスパダリ辺境伯の愛を独占し、やがて王国を救う〜現代知識で悪女と王都の陰謀を打ち砕く溺愛新婚記〜

紅葉山参
恋愛
ブラック企業から辺境伯夫人アナスタシアとして転生した私は、愛する完璧な夫マクナル様と溺愛の新婚生活を送っていた。私は前世の「合理的常識」と「科学知識」を駆使し、元公爵令嬢ローナのあらゆる悪意を打ち破り、彼女を辺境の落ちぶれた貴族の元へ追放した。 第一の試練を乗り越えた辺境伯領は、私の導入した投資戦略とシンプルな経営手法により、瞬く間に王国一の経済力を確立する。この成功は、王都の中央貴族、特に王弟公爵とその腹心である奸猾な財務大臣の強烈な嫉妬と警戒を引き寄せる。彼らは、辺境伯領の富を「危険な独立勢力」と見なし、マクナル様を王都へ召喚し、アナスタシアを孤立させる第二の試練を仕掛けてきた。 夫が不在となる中、アナスタシアは辺境領の全ての重責を一人で背負うことになる。王都からの横暴な監査団の干渉、領地の資源を狙う裏切り者、そして辺境ならではの飢饉と疫病の発生。アナスタシアは「現代のインフラ技術」と「危機管理広報」を駆使し、夫の留守を完璧に守り抜くだけでなく、王都の監査団を論破し、辺境領の半独立的な経済圏を確立する。 第三の試練として、隣国との緊張が高まり、王国全体が未曽有の財政危機に瀕する。マクナル様は王国の窮地を救うため王都へ戻るが、保守派の貴族に阻まれ無力化される。この時、アナスタシアは辺境伯夫人として王都へ乗り込むことを決意する。彼女は前世の「国家予算の再建理論」や「国際金融の知識」を武器に、王国の経済再建計画を提案する。 最終的に、アナスタシアとマクナル様は、王国の腐敗した権力構造と対峙し、愛と知恵、そして辺境の強大な経済力を背景に、全ての敵対勢力を打ち砕く。王国の危機を救った二人は、辺境伯としての地位を王国の基盤として確立し、二人の愛の結晶と共に、永遠に続く溺愛と繁栄の歴史を築き上げる。 予定です……

冷徹と噂の辺境伯令嬢ですが、幼なじみ騎士の溺愛が重すぎます

藤原遊
恋愛
冷徹と噂される辺境伯令嬢リシェル。 彼女の隣には、幼い頃から護衛として仕えてきた幼なじみの騎士カイがいた。 直系の“身代わり”として鍛えられたはずの彼は、誰よりも彼女を想い、ただ一途に追い続けてきた。 だが政略婚約、旧婚約者の再来、そして魔物の大規模侵攻――。 責務と愛情、嫉妬と罪悪感が交錯する中で、二人の絆は試される。 「縛られるんじゃない。俺が望んでここにいることを選んでいるんだ」 これは、冷徹と呼ばれた令嬢と、影と呼ばれた騎士が、互いを選び抜く物語。

やけに居心地がいいと思ったら、私のための愛の巣でした。~いつの間にか約束された精霊婚~

小桜
恋愛
ルディエル・アレンフォードは森に住む麗しの精霊守。 そんな彼が、いよいよ伴侶を迎えようと準備を始めているらしい。 幼馴染という関係に甘んじていたネネリア・ソルシェは、密かにショックを受けていた。 そろそろ彼との関係も終わらせなければならないけれど、ルディエルも精霊達もネネリアだけに優しくて――? 「大丈夫。ずっと居たいと思えるような場所にしてみせるから」 鈍感なネネリアと、一途で奥手なルディエル。 精霊に導かれた恋は、本人だけが気づかない。

異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。

和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……? しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし! 危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。 彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。 頼む騎士様、どうか私を保護してください! あれ、でもこの人なんか怖くない? 心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……? どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ! 人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける! ……うん、詰んだ。 ★「小説家になろう」先行投稿中です★

「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」

透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。 そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。 最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。 仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕! ---

枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉

狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。 「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。 フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。 対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。 「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」 聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。 「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」 そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。 イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。 ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼ そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ! イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。 しかし……。 「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」 そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

女嫌いな辺境伯と歴史狂いの子爵令嬢の、どうしようもなくマイペースな婚姻

野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
恋愛
「友好と借金の形に、辺境伯家に嫁いでくれ」  行き遅れの私・マリーリーフに、突然婚約話が持ち上がった。  相手は女嫌いに社交嫌いな若き辺境伯。子爵令嬢の私にはまたとない好条件ではあるけど、相手の人柄が心配……と普通は思うでしょう。  でも私はそんな事より、嫁げば他に時間を取られて大好きな歴史研究に没頭できない事の方が問題!  それでも互いの領地の友好と借金の形として仕方がなく嫁いだ先で、「家の事には何も手出し・口出しするな」と言われて……。  え、「何もしなくていい」?!  じゃあ私、今まで通り、歴史研究してていいの?!    こうして始まる結婚(ただの同居)生活が、普通なわけはなく……?  どうやらプライベートな時間はずっと剣を振っていたい旦那様と、ずっと歴史に浸っていたい私。  二人が歩み寄る日は、来るのか。  得意分野が文と武でかけ離れている二人だけど、マイペース過ぎるところは、どこか似ている?  意外とお似合いなのかもしれません。笑

処理中です...