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第22話 みんなまとめて
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呼ばれて振り向くと、愛想笑い全開の生徒が立っていた。
「ん? あ、股間の奴じゃん」
「おいらの名前は股間じゃない! ハウルだ!」
声をかけてきたのは姫たちから「気持ち悪い」と叩かれたオオカミ獣人のハウルだった。
そんな名前だったなあ。
名前よりも股間の方が印象深いので仕方ない。
「何?」
「ウザ絡みしちゃったお詫びに、魔物を獲ってきたんすけどー……貰ってくれます?」
ハウルはそう言って、肩に担いでいたものを地面に下ろした。
「おおっ! 魚だ!」
まだ生きているようで、ピチピチと跳ねる姿に声を上げた。
大きさは1メートルで、イッカクみたいなツノがあるけど鮭に似ている。
「この魚の身って食べられる?」
「白身でうまいっすよ」
へー、白身なのか。
味も鮭と似ているのなら、おにぎりの具にいい。
「すごくいいのを貰ったよ! ありがとう!」
「へへっ、礼には及ばないっす」
「あ」
嬉しそうに人差し指で鼻をこするハウルの手が、ボロボロになっていることに気がついた。
指先はひどい赤切れになっているし、切り傷がいっぱいある。
まさか、この鮭モドキを手づかみで獲ったのか?
「手、痛そうだね」
「え? まあ、大丈夫ですけど、言われると痛くなってきたような……。獲物を持っていたから傷に染みるっす」
「治してあげるよ。『いたいのいたいの とんでいけ』」
両手を掴んでスキルを発動する。
いつも通りにぽわっと光ると、ハウルの手の傷が綺麗に治った。
「無茶しないようにね」
怪我しないようにと言っても、大人しくはしないだろう。
オレが治せないような大怪我さえしなければいい。
「おお……。確かに気持ちいし、別の意味でも股間にくるっす! うぐぁっ!」
「!?」
ハウルが視界から消えたと思ったら、またリッカ&スノウに蹴り飛ばされていた。
学習しないなあ。
「チハヤ先生……」
「うん?」
白衣をちょんと引っ張られて見ると、まだ話したことがない生徒たちがいた。
「あの、おれたちも怪我しちゃって……。治してくれますか?」
そう言って見せてくれた足には、20センチほどの切り傷がある。
血は止まっているが、真っ赤な傷口が痛そうだ……。
「もちろん!」
すぐに傷に手を近づけてスキルで治すと、スッと傷口は消えていった。
「わあ! ほんとに綺麗に治ったし、なんだかほわほわする……」
「お、俺も! 治して欲しいです!」
「わたしも!」
様子を見ていた生徒たちがワッと詰め寄ってきた。
頼って貰えて嬉しいが、囲まれてしまって身動きが取れない!
芸能人ってこんな感じなのか? なんて思っていたら、オレのボディーガードと化している二人が動いた。
「下がれ! 治すか治さないか、僕たちが選別する」
リッカが生徒たちを押し戻して威嚇している。
こらこら、助かるけど怯えている子もいるからやめなさい!
「四肢がなくなる以下の怪我に治療は必要ない。それをクリアしているなら前に出ろ」
スノウもリッカに続くが、それはハードルが高すぎるだろ!
「リッカもスノウも、手伝いをしてくれるなら怪我した子たちのために水とか持ってきてあげて。治療して欲しい子は全員治すから順番にきてね。座って待っててよ」
指示を出すと、みんなはそれに従ってくれた。
シュロ先生も生徒たちに話しかけて体の具合を聞いたり、協力してくれている。
本格的にオレの仕事が始まったと感じて気合を入れた。
「いたいのいたいの とんでいけ」
「わあ! 治った……ひなたぼっこしているみたいに気持ちいい……。チハヤ先生、ありがとう!」
「どういたしまして。はい、次の子ー……」
呼びかけながら、こっそり「ふう」と息を吐いた。
今はたて続けにスキルで生徒たちを治療しているが……。
まだ、7、8人しか治していないのに結構疲れたかも……!
連続で使うのは思った以上につらい。
一人一人にかけていくのが、とても効率が悪いように感じる。
それに、キオウ先生も生徒たちの確認にやって来たのだが……。
腕に切り傷があるのに、治させてくれそうにない。
バリーも擦り傷や打撲がある様子だが、オレを頼るつもりはなさそうだ。
ここにいる人を一気に治すことができたらたらいいのに。
そう思っていたら——。
『効率が悪いな』
「!?」
突然間近で誰かの声がしたような気がして驚いた。
「チハヤ?」
耳元で声がしたと思ったのだが、一番近くにいるのはリッカだから空耳だったようだ。
「大丈夫?」
「今、何か聞こえなかった?」
「聞こえないけど……。疲れた? 無理しないでよ」
「……気のせいか。ありがとう。大丈夫だから」
リッカに笑顔を向けて、治療を再開しようと思ったのだが——。
『塔の中で貴重な魔力を無駄遣いするなよ?』
……今度ははっきりと聞こえる。
でも、オレだけ聞こえているようで誰も反応していない。
『対象が多いなら魔法を【全体化】しろ。それくらいできるだろ? お前は勇者なんだから』
この声は……頭の中で響いているのか? 誰?
オレに話しかけているのかと思ったけど……。
声から相手を大切に思っていることが伝わってくるから、きっと違う。
話し相手は……勇者? 京平?
それにしても……声に聞き覚えがある。
記憶を探っていると、あの悲しい声が蘇ってきた。
……そうか、あの白いおばけだ。
『複数の対象を狙うときは、まず、体に流れる魔力を蜘蛛の巣のように広げるんだ』
きっと、オレに教えているわけではない。
でも、声に従ってやってみたら、回復を全体化できるかも……?
そう思い、試してみることにした。
魔力なんてものが分からないから、オレの体に流れている『血』に意識を集中させる。
血を——オレの生命力を蜘蛛の巣のように広げる……。
……うん、何となくできた気がする。
『そして、対象が巣にかけ……魔法やスキルを発動。あとはひたすら魔力の消費に耐える。個別で実行するより魔力の節約になるから、気合で乗り切れ』
なるほど……?
近くに生徒たちの存在を感じる。
みんなを蜘蛛の巣にかけて捕らえるようにイメージし——。
オレの血、力、治したいという気持ちをぶつける……!
「『いたいのいたいの とんでいけ!』」
スキルを発動するといつもとは違い、一気に意識が飛ぶようなめまいがした。
やばい! ……と思ったが、『気合だ』という言葉が再び蘇ってきた。
そういうの、めちゃくちゃオレの得意なやつじゃん!!
意識を保つ! 絶対倒れない! 絶対治す!
負けず嫌い根性で培った気合で、なんとか乗り切ったら……。
今までは手がぽわっと光っていただけだったが、今回は周囲に強い光が広がった。
目を開けられないほど眩しくて……温かい。
「今の何!? ……あれ?」
光が治まると、生徒たちがざわつき始めた。
「足がすごく痛かったのに……痛くない……軽い……」
「怪我していたところが治った……」
「え!? 昔の傷も治ってるんだけど!?」
生徒たちの声を聞いたシュロ先生が、驚いた様子でそれを確認していく。
「こ、広域回復魔法……? チハヤ先生、その力って……!」
シュロ先生が聞いてきたが…急激に頭がぼーっとしてきて答えられない。
「…………」
「チハヤ!?」
「ごめん、すっごく……眠い……」
保健室のベッドで少し休もうと思ったのだが、眠すぎて歩けない。
倒れそうになった体をリッカが支えてくれたのが分かったが、「ありがとう」を言う気力もない。
オレを呼ぶリッカの声が遠くなっていくのを感じながら意識を手放した。おやすみなさい……。
「ん? あ、股間の奴じゃん」
「おいらの名前は股間じゃない! ハウルだ!」
声をかけてきたのは姫たちから「気持ち悪い」と叩かれたオオカミ獣人のハウルだった。
そんな名前だったなあ。
名前よりも股間の方が印象深いので仕方ない。
「何?」
「ウザ絡みしちゃったお詫びに、魔物を獲ってきたんすけどー……貰ってくれます?」
ハウルはそう言って、肩に担いでいたものを地面に下ろした。
「おおっ! 魚だ!」
まだ生きているようで、ピチピチと跳ねる姿に声を上げた。
大きさは1メートルで、イッカクみたいなツノがあるけど鮭に似ている。
「この魚の身って食べられる?」
「白身でうまいっすよ」
へー、白身なのか。
味も鮭と似ているのなら、おにぎりの具にいい。
「すごくいいのを貰ったよ! ありがとう!」
「へへっ、礼には及ばないっす」
「あ」
嬉しそうに人差し指で鼻をこするハウルの手が、ボロボロになっていることに気がついた。
指先はひどい赤切れになっているし、切り傷がいっぱいある。
まさか、この鮭モドキを手づかみで獲ったのか?
「手、痛そうだね」
「え? まあ、大丈夫ですけど、言われると痛くなってきたような……。獲物を持っていたから傷に染みるっす」
「治してあげるよ。『いたいのいたいの とんでいけ』」
両手を掴んでスキルを発動する。
いつも通りにぽわっと光ると、ハウルの手の傷が綺麗に治った。
「無茶しないようにね」
怪我しないようにと言っても、大人しくはしないだろう。
オレが治せないような大怪我さえしなければいい。
「おお……。確かに気持ちいし、別の意味でも股間にくるっす! うぐぁっ!」
「!?」
ハウルが視界から消えたと思ったら、またリッカ&スノウに蹴り飛ばされていた。
学習しないなあ。
「チハヤ先生……」
「うん?」
白衣をちょんと引っ張られて見ると、まだ話したことがない生徒たちがいた。
「あの、おれたちも怪我しちゃって……。治してくれますか?」
そう言って見せてくれた足には、20センチほどの切り傷がある。
血は止まっているが、真っ赤な傷口が痛そうだ……。
「もちろん!」
すぐに傷に手を近づけてスキルで治すと、スッと傷口は消えていった。
「わあ! ほんとに綺麗に治ったし、なんだかほわほわする……」
「お、俺も! 治して欲しいです!」
「わたしも!」
様子を見ていた生徒たちがワッと詰め寄ってきた。
頼って貰えて嬉しいが、囲まれてしまって身動きが取れない!
芸能人ってこんな感じなのか? なんて思っていたら、オレのボディーガードと化している二人が動いた。
「下がれ! 治すか治さないか、僕たちが選別する」
リッカが生徒たちを押し戻して威嚇している。
こらこら、助かるけど怯えている子もいるからやめなさい!
「四肢がなくなる以下の怪我に治療は必要ない。それをクリアしているなら前に出ろ」
スノウもリッカに続くが、それはハードルが高すぎるだろ!
「リッカもスノウも、手伝いをしてくれるなら怪我した子たちのために水とか持ってきてあげて。治療して欲しい子は全員治すから順番にきてね。座って待っててよ」
指示を出すと、みんなはそれに従ってくれた。
シュロ先生も生徒たちに話しかけて体の具合を聞いたり、協力してくれている。
本格的にオレの仕事が始まったと感じて気合を入れた。
「いたいのいたいの とんでいけ」
「わあ! 治った……ひなたぼっこしているみたいに気持ちいい……。チハヤ先生、ありがとう!」
「どういたしまして。はい、次の子ー……」
呼びかけながら、こっそり「ふう」と息を吐いた。
今はたて続けにスキルで生徒たちを治療しているが……。
まだ、7、8人しか治していないのに結構疲れたかも……!
連続で使うのは思った以上につらい。
一人一人にかけていくのが、とても効率が悪いように感じる。
それに、キオウ先生も生徒たちの確認にやって来たのだが……。
腕に切り傷があるのに、治させてくれそうにない。
バリーも擦り傷や打撲がある様子だが、オレを頼るつもりはなさそうだ。
ここにいる人を一気に治すことができたらたらいいのに。
そう思っていたら——。
『効率が悪いな』
「!?」
突然間近で誰かの声がしたような気がして驚いた。
「チハヤ?」
耳元で声がしたと思ったのだが、一番近くにいるのはリッカだから空耳だったようだ。
「大丈夫?」
「今、何か聞こえなかった?」
「聞こえないけど……。疲れた? 無理しないでよ」
「……気のせいか。ありがとう。大丈夫だから」
リッカに笑顔を向けて、治療を再開しようと思ったのだが——。
『塔の中で貴重な魔力を無駄遣いするなよ?』
……今度ははっきりと聞こえる。
でも、オレだけ聞こえているようで誰も反応していない。
『対象が多いなら魔法を【全体化】しろ。それくらいできるだろ? お前は勇者なんだから』
この声は……頭の中で響いているのか? 誰?
オレに話しかけているのかと思ったけど……。
声から相手を大切に思っていることが伝わってくるから、きっと違う。
話し相手は……勇者? 京平?
それにしても……声に聞き覚えがある。
記憶を探っていると、あの悲しい声が蘇ってきた。
……そうか、あの白いおばけだ。
『複数の対象を狙うときは、まず、体に流れる魔力を蜘蛛の巣のように広げるんだ』
きっと、オレに教えているわけではない。
でも、声に従ってやってみたら、回復を全体化できるかも……?
そう思い、試してみることにした。
魔力なんてものが分からないから、オレの体に流れている『血』に意識を集中させる。
血を——オレの生命力を蜘蛛の巣のように広げる……。
……うん、何となくできた気がする。
『そして、対象が巣にかけ……魔法やスキルを発動。あとはひたすら魔力の消費に耐える。個別で実行するより魔力の節約になるから、気合で乗り切れ』
なるほど……?
近くに生徒たちの存在を感じる。
みんなを蜘蛛の巣にかけて捕らえるようにイメージし——。
オレの血、力、治したいという気持ちをぶつける……!
「『いたいのいたいの とんでいけ!』」
スキルを発動するといつもとは違い、一気に意識が飛ぶようなめまいがした。
やばい! ……と思ったが、『気合だ』という言葉が再び蘇ってきた。
そういうの、めちゃくちゃオレの得意なやつじゃん!!
意識を保つ! 絶対倒れない! 絶対治す!
負けず嫌い根性で培った気合で、なんとか乗り切ったら……。
今までは手がぽわっと光っていただけだったが、今回は周囲に強い光が広がった。
目を開けられないほど眩しくて……温かい。
「今の何!? ……あれ?」
光が治まると、生徒たちがざわつき始めた。
「足がすごく痛かったのに……痛くない……軽い……」
「怪我していたところが治った……」
「え!? 昔の傷も治ってるんだけど!?」
生徒たちの声を聞いたシュロ先生が、驚いた様子でそれを確認していく。
「こ、広域回復魔法……? チハヤ先生、その力って……!」
シュロ先生が聞いてきたが…急激に頭がぼーっとしてきて答えられない。
「…………」
「チハヤ!?」
「ごめん、すっごく……眠い……」
保健室のベッドで少し休もうと思ったのだが、眠すぎて歩けない。
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