それは禁忌の魔法。

結夢ちえり

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此処は何処。貴方は誰。

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(内容紹介を必ずお読み下さい。)


「いやああああぁぁぁっっ!」

長い長い、空間。風の強さで目も開けられない。

ていうか、こういう時って普通 落ちるんじゃないの?
私、ずっと上に飛ばされてるんだけど?!
などと言うどうでもいいことを考えながら、空間の終わりを待つ……う?!

な、何だ?やっぱこう言う時は落ちるんだね?
気づかない間に、飛ばされる方向が下に変わっていたようだ。
いつの間にか目も開けられるようになっていた。

って、そんな事言ってる場合じゃないから。
このままだと、下にある家らしき所にぶつかるぅぅ!!

…?ま、待って。すり抜けちゃった…? 

上を見上げると、無傷の天井。
ふと周りを見回すと
かっこいいおにーさん。
綺麗な鼻筋に、整った二重。

じゃなくて。
ここはどこですか?

「神崎星奈、お前、魔導士になれ」

「は?」

「聞いてるのか?神崎星奈。お前は、“あの方”の孫にあたる存在。魔導士になるのは当たり前だろ。」

いやいや何、誰?え、私さっきまで、学校で補習受けてたんですけど魔導士って何ですか?あの方って誰です。

「まぁ、お前が何処にいるのか見つからなかったから、強制的に連れて来たがな。とりあえず、行くぞ。」

「えっ、ちょっ、ちょっと待ってください!魔導士って?あの方って?!私は確かに神崎星奈って名前ですけど、そんなの全く知りません!」

「は?」

「何処なんですかここ!なんか、なんか、このバカでかい鍋とか、なんですか!おとぎの国?魔女の家?」

「何を言っているんだ。冗談も大概にしてくれ。」

おにーさんは、やれやれと言うように息を吐く。

「俺は王家第一部隊副隊長、ソラ・オルグレン。あの方が見つけ次第すぐ連れて来いと言っていたんだ。冗談聞いてる暇はない。」

「いやっ、ちょ…」

冗談とか一つも言ってないんですけどなんて言う間も無く、なんか木の枝出して呪文らしきものを唱えるソラさん。

「リルファ国城こくじょう、大聖堂へ!」

最後にそう唱えると、なんか私とソラさんは光に包まれて…気づくと広い、教会みたいなところに立ってました。

「星奈!!会いたかったぞぉ。」

後ろから大きな声。
振り返ると、車椅子らしきもの(妙にキラキラしてる)に乗ったおじいさんが。

「誰?」

ソラさんの方に振り向いて聞く。

「おい!お前、誰ってなんだよ!今すぐ国王様に謝れ!」

「えっ、も、申し訳ございません?」

反射的に謝ったものの、考えてみると…国王様ってつまりつまり、この国の

王様?!
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