知らないとこで起きたと思ったら乙女ゲームの中でした?

紅麗愛

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本編

第2話

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私が目覚めた時が4歳の頃。
そして私は5歳になる
だが、みんな転生ものを見たりしたことある人なんかは知ってるであろう 
そう、デビュタントというものがある

「レイー、そろそろ出番よー」

「わかりました」

呼ばれてしまった…嫌だなぁ… 

「我がブランク家の次女、レイチェル・ブランクの誕生日を祝って頂き、誠にありがとうございます」

「ブランク家の次女、レイチェル・ブランクです。今夜は忙しい中来て頂きありがとうございます。皆様もお楽しみいただけるととても嬉しいです。」

さぁ、今から王家から順番に挨拶巡りだ…が、頑張るぞー…

「失礼、私はこの国の王、マーシェだ。先の挨拶はとてもよかったよ、レイチェル嬢」

あはは…王様~…まさかの王様からかぁ…
「お褒め頂きありがとうございます!国王様!」

「うむ!いい返事だ!そして我が息子の紹介を宜しいかな?」

「?はい」

「こちらへ来い、アシュレイ」

「はい、父上」
わぁ…王子様…ん?アシュレイ…?はっ!まさか攻略対象者のアシュレイ・マーク?!
「お初にお目にかかります。アシュレイ・マークです、レイチェル嬢」

…やっぱりこの人がルーチェお姉様の婚約者なのか…
「こちらこそお初にお目にかかります。ルーチェお姉様の婚約者様?」
「!知っていたのかい?」

えぇ、ゲームの知識でですけどね
「まぁ、差し当たりのないようには」
てか、そろそろ行ってくれないかなー?後ろつっかえてるんだよなぁ…
「まぁ、とりあえず後でお話いたしましょう」
「えぇ、そうしてくれると助かります」

その後何とか挨拶を終えてやっと休憩!
「レイチェル、あなた私の婚約者のこと知っていたの?」
「はい、ルーチェお姉様の事が大好きなので取られた気持ちですけど…」
「そ、そう…(やだ、レイチェル可愛いわ…)」 
「はい!」
あぁ、照れてるお姉様も可愛いわぁ…

「おや、こんな所にいたのかい?ルーチェ」
「あら、アシュレイ様こそ何故こんな場所にまで来られたのです?」
あ、あれー?お姉様とアシュレイって仲悪いの?
「あ、そうそう、改めて誕生日おめでとうレイチェル嬢」
あ、私ついでなのね
「はい、ありがとうございます。アシュレイ殿下」

ついアシュレイを睨んでしまう、お姉様を取りやがって…!
「あら、私の妹の誕生日をついでのようにおっしゃるなんて酷いですわね」

あれー?お姉様もしかしてもうこの時点で悪役だったりするの?
「おや?事実じゃないのかな?」 

…とりあえず避難しましょう
「あら?私の耳には事実と聞こえたのですが気のせいでしょうか?」
「気のせいじゃないと思うけどね?」

「お父様、ルーチェお姉様とアシュレイ殿下が喧嘩を…」
「いつもの事だからほっといていいよ」
「わ、わかりました」
ほんとにどうなるのかしら…? 
というかお姉様の婚約破棄をどうにかして辞めさせたいわ…
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