30 / 74
27話 仕返 2/2
「え! サイワが口から血を流しているわ!!」
「どうなっているんだ! あのモヤシも何かした様子はねェぞ!」
「おいおい、サイワしっかりしろ! 二日酔いか?」
「酒を飲みすぎて、胃袋が裂けただけだろ! お前の筋肉魂見せてくれ!!」
観客達は、見当違いな考察を続ける。
当然ながら、胃袋に穴が開いたわけではなく、筋肉如きで解決できるわけもなく。
「ぐッ、ガハッ!!」
眼球から、鼻から、耳から、口から。
顔中の穴という穴から、血を流すサイワ。
「き、貴様……何をした!!」
「ただ応えるのも、つまらないだろ? だから……質問をしよう」
「ふざけるな! さっさと……ぐはッ!!」
「この世で一番強力な猛毒は、何だと思う?」
腕を組み、質問を投げる。
今の俺はきっと、良い表情をしているだろう。
「クソ……それに答えれば……これをやめてくれるのか!?」
「相手に状況の改善を懇願するだなんて、情けないな。だが、いいぞ。その毒を消してやる」
「わ、わかった……。考える……」
「早くしたほうが良いぞ? 頭がボーッとしてきただろ? 後数分で、あの世逝きだからな」
「うるさい! ちょっとは……ぐふッ! わ、わかった! ボツリヌス菌だ!!」
「お前、案外頭良いんだな。そんなの知っているだなんて」
「どうだ、正解だろ!!」
「残念、外れだ」
「な、なら! ノロウィルス! サリン! テトロドトキシン!!」
「全部違う」
「クソッ! さっさと……グフッ!! ガハッ!!」
サイワの顔色が、どんどん青ざめていく。
このまま衰弱していく姿を見るのもいいが……。
「このまま勝っても、映えないな」
サイワにかけてあった“毒”を、解毒してやる。
「ぐ、ハァハァ……どういうつもりだ?」
「このままお前を倒しても、つまらないからな」
「……せっかくだ、正解を教えろ」
「答えは『酸素』だ。人間というのは不思議な生き物でな、酸素がなければ生きていられないのに、酸素が多すぎたり少なすぎたりすると、すぐに死んでしまうんだ」
「……酸素を操っただと? そんな魔術、聞いたことがないぞ!!」
「簡単なことだ。『風属性』の魔術さえ扱えれば、誰でもできる」
イリカの取り巻きやムカつく同級生から数々の魔術を奪盗い、いくつかの風属性魔術を手に入れた。
そして、風属性魔術を得た刹那、脳内に前世の記憶が流れた。
それは風属性魔術を応用して、酸素を操っている様子。
前世を思い出した俺は、【魔術スキル:酸素操作】を得たというわけだ。
「風も所詮は空気にすぎない。ならば、空気に含まれる成分を操れても、何らおかしくはないだろう?」
「だが、それは……賢者もできないほどの緻密なコントロールが必要なはずだろ!!」
「数千年も生きていれば、緻密なコントロールなど容易いことだ」
「訳わからんことを言うな!!」
サイワは魔術を展開しようとしてくる。
つまらない男だ。
「奪盗術」
【汎用スキル:棍棒術を習得しました】
【特殊スキル:太陽閃光を習得しました】
【魔術スキル:中級の岩槍を習得しました】
【魔術スキル:上級の鉄壁を習得しました】
「な、何……!? 何故、魔術がでない!!」
「俺が奪ったからな」
「何を言っている! 論理的に話せ!!」
「お前、見た目とは違って、相当頭良いだろう」
魔術陣を展開する。
先ほど、サイワから奪った魔術を。
「でも、頭が固い。ハゲだからか?」
「ハゲは関係ねェ!!」
「ともかく、頭は良いがバカだな」
──《中級の岩槍》発動。
「ぐ、ぐぁあああああ!!」
岩槍が飛んでいき、サイワを突き刺す。
腹部が完全に貫通しているが、サイワは倒れない。
筋肉で痛覚を遮断しているのだろう。
マッスルコントロールという奴だ。
「痛みはないだろうが、そのままでは出血多量で死ぬぞ。降参したらどうだ?」
「ふざけるな!! 何故オレの魔術を使える!! クソッ!!」
サイワは再度、魔術を発動させようとする。
だが、不発。
「何故だ!! 《中級の岩槍》!! 《中級の岩槍》!!」
「無駄なことだ」
「クソッ!! どうなっている!!」
「棍棒を使うのはどうだ?」
「そうか! ……って、助言したこと後悔するなよ!」
サイワは棍棒を持ち、俺に襲いかかろうとするが……。
「う、うぁあああああ!! お、重い!!」
棍棒を持ち上げることができずに、棍棒の下敷きになった。
「え、ウソ! サイワ!! その筋肉は見せかけなの!?」
「なんだよ、棍棒くらい持ち上げて見せろ!!」
「お前、偽筋か?」
「偽りの筋肉で、俺たちを騙していたのか!!」
「見損なったぞ、ペテン師野郎!!」
観客のブーイング。
だが、棍棒の下敷きとなったサイワには聞こえていない。
「う、動けん!! どうなっている! 棍棒が重すぎる!!」
「お前の才能は、俺が奪ったからな」
「何を言っている! 意味がわからん!!」
「自分の理解の範疇を超えると、思考を停止する。知識はあるが知能はないな」
「適当なことを抜かすな!! オレは賢い! イリカにはない頭脳を持って、アイツを補ってきた! それなのに……お前が!!」
「はいはい、そうだな」
サイワを押しつぶす棍棒を持ち上げる。
「お、おい!! どうなっているんだ!!」
「あの華奢な身体に、あの棍棒を持ち上げる筋肉があっただと!!」
「ふぉっふぉふぉ、ワシは最初から見抜いて追ったよ」
「長老!!」
「あれは姿無き筋肉じゃ」
「ま、まさか……彼にも筋肉の遺伝子が流れているのか!!」
そんな物、流れていない。
観客達は、適当なことを言わないで欲しい。
「な、なんだ……? 助けたつもりか? それに……お前の華奢な肉体のどこに、棍棒を持ち上げる膂力がある!?」
「お前、ミミズは好きか?」
「嫌いに決まっているだろ! テメェにミミズを食わせたのは、人間がミミズを食えばどうなるか知りたかったからだ!!」
「そうか。クズ野郎め」
棍棒を振り翳す。
「ま、待て! その棍棒は10トンある! オレの筋肉があっても耐えられる自信はねェ!!」
「ミミズの気持ちを知るチャンスをやるよ」
グチャっという音と共に、サイワは地面に深く突き刺さった。
トンカチに叩かれた釘のように、直立で深々と。
「地面に刺さって、ミミズのことを一層知れただろ。感謝しろ」
棍棒を放り投げ、俺はコロッセオを後にした。
「素晴らしい決闘! 見たことのない魔術の攻防! 勝者は!! アルカ選手だァアアアアアアア!!」
「スゴかったぜ!! アルカ!!」
「俺、見直したぜ!! 筋肉じゃどうにもならないこともあるんだな!!」
「ナッシングマッスルでも、勝てるんだな!!」
「ナイスファイト!!」
「見えないが、筋肉を感じたぞ!!」
観客の謎の筋肉コール。
こいつら、何故そこまで筋肉推しなんだ?
それに……こいつらも手の平クルクルかよ。
「なんか、釈然としないな」
モヤッとした気持ちが、俺の心に渦巻いた。
「どうなっているんだ! あのモヤシも何かした様子はねェぞ!」
「おいおい、サイワしっかりしろ! 二日酔いか?」
「酒を飲みすぎて、胃袋が裂けただけだろ! お前の筋肉魂見せてくれ!!」
観客達は、見当違いな考察を続ける。
当然ながら、胃袋に穴が開いたわけではなく、筋肉如きで解決できるわけもなく。
「ぐッ、ガハッ!!」
眼球から、鼻から、耳から、口から。
顔中の穴という穴から、血を流すサイワ。
「き、貴様……何をした!!」
「ただ応えるのも、つまらないだろ? だから……質問をしよう」
「ふざけるな! さっさと……ぐはッ!!」
「この世で一番強力な猛毒は、何だと思う?」
腕を組み、質問を投げる。
今の俺はきっと、良い表情をしているだろう。
「クソ……それに答えれば……これをやめてくれるのか!?」
「相手に状況の改善を懇願するだなんて、情けないな。だが、いいぞ。その毒を消してやる」
「わ、わかった……。考える……」
「早くしたほうが良いぞ? 頭がボーッとしてきただろ? 後数分で、あの世逝きだからな」
「うるさい! ちょっとは……ぐふッ! わ、わかった! ボツリヌス菌だ!!」
「お前、案外頭良いんだな。そんなの知っているだなんて」
「どうだ、正解だろ!!」
「残念、外れだ」
「な、なら! ノロウィルス! サリン! テトロドトキシン!!」
「全部違う」
「クソッ! さっさと……グフッ!! ガハッ!!」
サイワの顔色が、どんどん青ざめていく。
このまま衰弱していく姿を見るのもいいが……。
「このまま勝っても、映えないな」
サイワにかけてあった“毒”を、解毒してやる。
「ぐ、ハァハァ……どういうつもりだ?」
「このままお前を倒しても、つまらないからな」
「……せっかくだ、正解を教えろ」
「答えは『酸素』だ。人間というのは不思議な生き物でな、酸素がなければ生きていられないのに、酸素が多すぎたり少なすぎたりすると、すぐに死んでしまうんだ」
「……酸素を操っただと? そんな魔術、聞いたことがないぞ!!」
「簡単なことだ。『風属性』の魔術さえ扱えれば、誰でもできる」
イリカの取り巻きやムカつく同級生から数々の魔術を奪盗い、いくつかの風属性魔術を手に入れた。
そして、風属性魔術を得た刹那、脳内に前世の記憶が流れた。
それは風属性魔術を応用して、酸素を操っている様子。
前世を思い出した俺は、【魔術スキル:酸素操作】を得たというわけだ。
「風も所詮は空気にすぎない。ならば、空気に含まれる成分を操れても、何らおかしくはないだろう?」
「だが、それは……賢者もできないほどの緻密なコントロールが必要なはずだろ!!」
「数千年も生きていれば、緻密なコントロールなど容易いことだ」
「訳わからんことを言うな!!」
サイワは魔術を展開しようとしてくる。
つまらない男だ。
「奪盗術」
【汎用スキル:棍棒術を習得しました】
【特殊スキル:太陽閃光を習得しました】
【魔術スキル:中級の岩槍を習得しました】
【魔術スキル:上級の鉄壁を習得しました】
「な、何……!? 何故、魔術がでない!!」
「俺が奪ったからな」
「何を言っている! 論理的に話せ!!」
「お前、見た目とは違って、相当頭良いだろう」
魔術陣を展開する。
先ほど、サイワから奪った魔術を。
「でも、頭が固い。ハゲだからか?」
「ハゲは関係ねェ!!」
「ともかく、頭は良いがバカだな」
──《中級の岩槍》発動。
「ぐ、ぐぁあああああ!!」
岩槍が飛んでいき、サイワを突き刺す。
腹部が完全に貫通しているが、サイワは倒れない。
筋肉で痛覚を遮断しているのだろう。
マッスルコントロールという奴だ。
「痛みはないだろうが、そのままでは出血多量で死ぬぞ。降参したらどうだ?」
「ふざけるな!! 何故オレの魔術を使える!! クソッ!!」
サイワは再度、魔術を発動させようとする。
だが、不発。
「何故だ!! 《中級の岩槍》!! 《中級の岩槍》!!」
「無駄なことだ」
「クソッ!! どうなっている!!」
「棍棒を使うのはどうだ?」
「そうか! ……って、助言したこと後悔するなよ!」
サイワは棍棒を持ち、俺に襲いかかろうとするが……。
「う、うぁあああああ!! お、重い!!」
棍棒を持ち上げることができずに、棍棒の下敷きになった。
「え、ウソ! サイワ!! その筋肉は見せかけなの!?」
「なんだよ、棍棒くらい持ち上げて見せろ!!」
「お前、偽筋か?」
「偽りの筋肉で、俺たちを騙していたのか!!」
「見損なったぞ、ペテン師野郎!!」
観客のブーイング。
だが、棍棒の下敷きとなったサイワには聞こえていない。
「う、動けん!! どうなっている! 棍棒が重すぎる!!」
「お前の才能は、俺が奪ったからな」
「何を言っている! 意味がわからん!!」
「自分の理解の範疇を超えると、思考を停止する。知識はあるが知能はないな」
「適当なことを抜かすな!! オレは賢い! イリカにはない頭脳を持って、アイツを補ってきた! それなのに……お前が!!」
「はいはい、そうだな」
サイワを押しつぶす棍棒を持ち上げる。
「お、おい!! どうなっているんだ!!」
「あの華奢な身体に、あの棍棒を持ち上げる筋肉があっただと!!」
「ふぉっふぉふぉ、ワシは最初から見抜いて追ったよ」
「長老!!」
「あれは姿無き筋肉じゃ」
「ま、まさか……彼にも筋肉の遺伝子が流れているのか!!」
そんな物、流れていない。
観客達は、適当なことを言わないで欲しい。
「な、なんだ……? 助けたつもりか? それに……お前の華奢な肉体のどこに、棍棒を持ち上げる膂力がある!?」
「お前、ミミズは好きか?」
「嫌いに決まっているだろ! テメェにミミズを食わせたのは、人間がミミズを食えばどうなるか知りたかったからだ!!」
「そうか。クズ野郎め」
棍棒を振り翳す。
「ま、待て! その棍棒は10トンある! オレの筋肉があっても耐えられる自信はねェ!!」
「ミミズの気持ちを知るチャンスをやるよ」
グチャっという音と共に、サイワは地面に深く突き刺さった。
トンカチに叩かれた釘のように、直立で深々と。
「地面に刺さって、ミミズのことを一層知れただろ。感謝しろ」
棍棒を放り投げ、俺はコロッセオを後にした。
「素晴らしい決闘! 見たことのない魔術の攻防! 勝者は!! アルカ選手だァアアアアアアア!!」
「スゴかったぜ!! アルカ!!」
「俺、見直したぜ!! 筋肉じゃどうにもならないこともあるんだな!!」
「ナッシングマッスルでも、勝てるんだな!!」
「ナイスファイト!!」
「見えないが、筋肉を感じたぞ!!」
観客の謎の筋肉コール。
こいつら、何故そこまで筋肉推しなんだ?
それに……こいつらも手の平クルクルかよ。
「なんか、釈然としないな」
モヤッとした気持ちが、俺の心に渦巻いた。
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
パワハラ騎士団長に追放されたけど、君らが最強だったのは僕が全ステータスを10倍にしてたからだよ。外れスキル《バフ・マスター》で世界最強
こはるんるん
ファンタジー
「アベル、貴様のような軟弱者は、我が栄光の騎士団には不要。追放処分とする!」
騎士団長バランに呼び出された僕――アベルはクビを宣言された。
この世界では8歳になると、女神から特別な能力であるスキルを与えられる。
ボクのスキルは【バフ・マスター】という、他人のステータスを数%アップする力だった。
これを授かった時、外れスキルだと、みんなからバカにされた。
だけど、スキルは使い続けることで、スキルLvが上昇し、強力になっていく。
僕は自分を信じて、8年間、毎日スキルを使い続けた。
「……本当によろしいのですか? 僕のスキルは、バフ(強化)の対象人数3000人に増えただけでなく、効果も全ステータス10倍アップに進化しています。これが無くなってしまえば、大きな戦力ダウンに……」
「アッハッハッハッハッハッハ! 見苦しい言い訳だ! 全ステータス10倍アップだと? バカバカしい。そんな嘘八百を並べ立ててまで、この俺の最強騎士団に残りたいのか!?」
そうして追放された僕であったが――
自分にバフを重ねがけした場合、能力値が100倍にアップすることに気づいた。
その力で、敵国の刺客に襲われた王女様を助けて、新設された魔法騎士団の団長に任命される。
一方で、僕のバフを失ったバラン団長の最強騎士団には暗雲がたれこめていた。
「騎士団が最強だったのは、アベル様のお力があったればこそです!」
これは外れスキル持ちとバカにされ続けた少年が、その力で成り上がって王女に溺愛され、国の英雄となる物語。
最強付与術師の成長革命 追放元パーティから魔力回収して自由に暮らします。え、勇者降ろされた? 知らんがな
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
旧題:最強付与術師の成長革命~レベルの無い世界で俺だけレベルアップ!あ、追放元パーティーから魔力回収しますね?え?勇者降ろされた?知らんがな
・成長チート特盛の追放ざまぁファンタジー!
【ファンタジー小説大賞の投票お待ちしております!】
付与術のアレンはある日「お前だけ成長が遅い」と追放されてしまう。
だが、仲間たちが成長していたのは、ほかならぬアレンのおかげだったことに、まだ誰も気づいていない。
なんとアレンの付与術は世界で唯一の《永久持続バフ》だったのだ!
《永久持続バフ》によってステータス強化付与がスタックすることに気づいたアレンは、それを利用して無限の魔力を手に入れる。
そして莫大な魔力を利用して、付与術を研究したアレンは【レベル付与】の能力に目覚める!
ステータス無限付与とレベルシステムによる最強チートの組み合わせで、アレンは無制限に強くなり、規格外の存在に成り上がる!
一方でアレンを追放したナメップは、大事な勇者就任式典でへまをして、王様に大恥をかかせてしまう大失態!
彼はアレンの能力を無能だと決めつけ、なにも努力しないで戦いを舐めきっていた。
アレンの努力が報われる一方で、ナメップはそのツケを払わされるはめになる。
アレンを追放したことによってすべてを失った元パーティは、次第に空中分解していくことになる。
カクヨムにも掲載
なろう
日間2位
月間6位
なろうブクマ6500
カクヨム3000
★最強付与術師の成長革命~レベルの概念が無い世界で俺だけレベルが上がります。知らずに永久バフ掛けてたけど、魔力が必要になったので追放した元パーティーから回収しますね。えっ?勇者降ろされた?知らんがな…
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜
ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」
「街の井戸も空っぽです!」
無能な王太子による身勝手な婚約破棄。
そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを!
ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。
追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!?
優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。
一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。
「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——!
今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける!
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。