婚約破棄されたばかりだし聖魔法使いでも聖女にはなりません!―いくら貴族の務めといえどまっぴらです‼私は好きなことして過ごします‼―

ふぃえま

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聖女候補、久しぶりにお茶会に出たら婚約と新作の催促がすごい。

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「あー、もうしばらくはお茶会しなくていいわ……疲れるなんてものじゃないわね」

午前中は自分の店の打ち合わせだけだし少し大きめのパーティーに顔を出しても余力は残ると考えた私が馬鹿でした。
お母様のご友人へのご挨拶だけでさっと済まそうと思ったのに、会う方会う方みなさんお買い上げいただいた商品の話や新作の催促がすごくてもうへろへろです。
足もパンパン、こんなに長くなるなら新作のフラットシューズにすれば良かった。
ああ、でもそれに気がつかれたらもっと遅くなったかしら。

「お嬢様、明日のご予定ですが贈り物ベースの販促および婚約をお申し出の方々との交流会が午前中に、午後は先日の商店の最終打ち合わせがございます」

あの、いえ、それでいいのだけど……逆よ逆!
一応メインは交流会……になるはずよ!

「貴族は昼まで寝ているものだからと午前中にしたけれど結局全員参加なのよね……もう気が遠くなるわ……」

少しでも人を少なくしてゆっくりしようと思ったのに、なぜか皆さんとても気合いの入ったお返事をいただきました。
いつもは昼より早く起きるのは体に悪いとか言っているくせに……。

「お召し物の選定はこちらで行ってしまいますがよろしいですか」
「ええ、明日は季節の花を髪に飾るわ」

むしろ今の頭ではそれしか考えられない。

「お履き物は今日の色違いのものになさいますか」
「いえ、新作のフラットシューズにしてちょうだい」
「かしこまりました。ごゆっくりおやすみください」

さぁ、明日は殿方には申し訳ないけれど交流会はそこそこに新作の販促をさせてもらいましょう。
フラットシューズに花の髪留め、新作ドレスはデザイン画とトルソーどちらで持っていくのかしら。
それからそれから……。

まだまだ考えたい事もあったけれど、体がベッドに沈むと共に私の意識は溶けていったのでした。
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