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コンビ結成
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ゴール:邪魔するよ。
宿屋の主人:あ、旦那、お泊りですか?
宿屋の主人:どうです? この娘、お安く、お付けしますよ?
ゴール:あぁ? こんなチビのやせっぽち、ビースが来ても、食いも犯しもしねーんじゃねーか?
宿屋の主人:はは、実は、まだ、こいつ、客が付いたことがなくて……。
ゴール:ほぅ? じゃあ、いっそ、俺が身受けしてやろうか?
宿屋の主人:本当ですかい? おいくらで?
ゴール:ジュースの空き瓶3本。
宿屋の主人:……はは、旦那、ご冗談ですよね?
ゴール:あーーーーーーーーっ! なんか、わけわんないものが空を飛んでいるっ!
宿屋の主人:へ?
ゴール:ガシッ!
宿屋の主人:あ! あいつ! ガキ、担いで、逃げやがった! 待てーーーーーーーーっ!
ト書き:間
ゴール:まいたようだな。
スタート:……ジュースの空き瓶3本。
ゴール:あ?
スタート:私の価値はジュースの空き瓶3本なの?
ゴール:いや、そう考えるな。こう考えろ。おまえの価値は、俺の全財産に等しい。
スタート:はぁっ? あんた、全財産がジュースの空き瓶3本なの? そんなんで、私のこと、さらったの? え? 私のこと、どうやって、養うの?
ゴール:え? 俺、おまえのこと、養うの?
スタート:養いなさいよっ! さらった以上は、養いなさいよっ!
ゴール:あー、はいはい、分かりました。じゃあ、おまえ、名前は?
スタート:スタート。
ゴール:スタートか。じゃあ、おまえ、今日から、「碧眼のスタート」な。
スタート:え?
ゴール:いや、おまえ、碧い目がきれいだから。
スタート:目がきれいなんて、初めて言われた。私、こんなに、チビでやせっぽちなのに。
ゴール:チビでやせっぽちは、目の色に関係ないだろう?
スタート:「チビでやせっぽち」は、否定しないんですね?
ゴール:あんまり、俺に、そういうの期待しない方がいいぞ。
スタート:それで、「碧眼のスタート」って、なんですか?
ゴール:ああ、なんか、俺、「隻腕のゴール」って、呼ばれてるらしいから、釣り合いというか、並びを考えて、つけてみた。
スタート:はぁ、「ありがとうございます」と言うべきなんでしょうか?
ゴール:とりあえず、「どういたしまして」と言っておこう。
ト書き:間
ゴール:あ~、肉、食いてぇなぁ。
スタート:え? どうしたんですか? 賞金首のビラを見て、そんなことを言って? まさか、賞金首を捕まえて食べるんですか?
ゴール:おまえ、怖いこと言うね? 違うよ? 賞金首を捕まえた賞金で肉を食うんだよ?
スタート:はぁ、でも、それって、危なくないですか?
ゴール:危ないから、金になるんでしょうが。
スタート:なるほど。
ト書き:間
賞金首のボス:よーし、ゴール! この女の命が惜しかったら、おとなしくしろ!
ゴール:スタート、自分でなんとかしてみろ。
賞金首のボス:え? ゴールさん? 今、なんと、おっしゃいました?
ゴール:スタート、自分でなんとかしてみろ。できないのなら、この場は助けてやるが、おまえとは、この町で、さよならだ。
スタート:それは、嫌です。あなたと一緒に居たいので、自分でなんとかします。
賞金首のボス:このガキ、何言って……。
賞金首のボス:げぇっ! このガキ! 関節がありえねぇ方向に曲がって……。ぐぇっ!
ゴール:おー! 脱出しながら、武器をうばって、首をかいたか! よーし! 合格だ!
賞金首の手下:ボ、ボスーーーーーーーーっ!
ゴール:じゃあ、雑魚は全員、任せろ!
賞金首の手下:雑魚だと? 俺たちだって、かなりの額の賞金首……。
ゴール:おまえらの賞金額、全部、合わせても、俺様の足元にも及ばねぇだろーがっ! だから、雑魚で充分よっ!
賞金首の手下:てめぇ!
ゴール:スタート、来い!
スタート:はいっ!
ゴール:しっかり、つかまってろよ!
ゴール:青天の霹靂と突風の回転! この地に竜巻を起こせ! 超特大希望!
賞金首の手下:ぎゃあああああああああああっ!
賞金首の手下:うわぁぁぁぁぁぁぁ!
ト書き:間
スタート:ゴールさん?
ゴール:なんでしょう?
スタート:あなたが、手下たちの死体を判別不能にしたから、ボスの分の賞金しか、もらえなかったじゃないですか。
ゴール:ボスの分だけで、結構な額じゃねーか。
スタート:全員分あれば、一生、遊んで暮らせたのに。
ゴール:いーじゃねーか。
スタート:ボス、倒したの、私ですけど?
ゴール:スタートぱいせん、ゴチになります。
スタート:「ぱいせん」とか、「ゴチ」とかは、別にいいんですけど。
ゴール:にっく、肉ぅ~!
スタート:でも、竜巻を耐えたのは、どんな魔法なんですか?
ゴール:あ? ただ、我慢しただけだけど?
スタート:はい?
ゴール:だからぁ、根性でめっちゃ我慢した。
スタート:え? 魔法とかじゃ?
ゴール:違うよぉ!
スタート:……あの、今後、お金の管理は、私がします。
ゴール:え? なんで、そうなる?
スタート:するんですっ!
ゴール:……はい、ぱいせん、よろしくお願いします。
ナレーション:二人の黄金伝説は、まだ、産声をあげたばかりなのであった。
宿屋の主人:あ、旦那、お泊りですか?
宿屋の主人:どうです? この娘、お安く、お付けしますよ?
ゴール:あぁ? こんなチビのやせっぽち、ビースが来ても、食いも犯しもしねーんじゃねーか?
宿屋の主人:はは、実は、まだ、こいつ、客が付いたことがなくて……。
ゴール:ほぅ? じゃあ、いっそ、俺が身受けしてやろうか?
宿屋の主人:本当ですかい? おいくらで?
ゴール:ジュースの空き瓶3本。
宿屋の主人:……はは、旦那、ご冗談ですよね?
ゴール:あーーーーーーーーっ! なんか、わけわんないものが空を飛んでいるっ!
宿屋の主人:へ?
ゴール:ガシッ!
宿屋の主人:あ! あいつ! ガキ、担いで、逃げやがった! 待てーーーーーーーーっ!
ト書き:間
ゴール:まいたようだな。
スタート:……ジュースの空き瓶3本。
ゴール:あ?
スタート:私の価値はジュースの空き瓶3本なの?
ゴール:いや、そう考えるな。こう考えろ。おまえの価値は、俺の全財産に等しい。
スタート:はぁっ? あんた、全財産がジュースの空き瓶3本なの? そんなんで、私のこと、さらったの? え? 私のこと、どうやって、養うの?
ゴール:え? 俺、おまえのこと、養うの?
スタート:養いなさいよっ! さらった以上は、養いなさいよっ!
ゴール:あー、はいはい、分かりました。じゃあ、おまえ、名前は?
スタート:スタート。
ゴール:スタートか。じゃあ、おまえ、今日から、「碧眼のスタート」な。
スタート:え?
ゴール:いや、おまえ、碧い目がきれいだから。
スタート:目がきれいなんて、初めて言われた。私、こんなに、チビでやせっぽちなのに。
ゴール:チビでやせっぽちは、目の色に関係ないだろう?
スタート:「チビでやせっぽち」は、否定しないんですね?
ゴール:あんまり、俺に、そういうの期待しない方がいいぞ。
スタート:それで、「碧眼のスタート」って、なんですか?
ゴール:ああ、なんか、俺、「隻腕のゴール」って、呼ばれてるらしいから、釣り合いというか、並びを考えて、つけてみた。
スタート:はぁ、「ありがとうございます」と言うべきなんでしょうか?
ゴール:とりあえず、「どういたしまして」と言っておこう。
ト書き:間
ゴール:あ~、肉、食いてぇなぁ。
スタート:え? どうしたんですか? 賞金首のビラを見て、そんなことを言って? まさか、賞金首を捕まえて食べるんですか?
ゴール:おまえ、怖いこと言うね? 違うよ? 賞金首を捕まえた賞金で肉を食うんだよ?
スタート:はぁ、でも、それって、危なくないですか?
ゴール:危ないから、金になるんでしょうが。
スタート:なるほど。
ト書き:間
賞金首のボス:よーし、ゴール! この女の命が惜しかったら、おとなしくしろ!
ゴール:スタート、自分でなんとかしてみろ。
賞金首のボス:え? ゴールさん? 今、なんと、おっしゃいました?
ゴール:スタート、自分でなんとかしてみろ。できないのなら、この場は助けてやるが、おまえとは、この町で、さよならだ。
スタート:それは、嫌です。あなたと一緒に居たいので、自分でなんとかします。
賞金首のボス:このガキ、何言って……。
賞金首のボス:げぇっ! このガキ! 関節がありえねぇ方向に曲がって……。ぐぇっ!
ゴール:おー! 脱出しながら、武器をうばって、首をかいたか! よーし! 合格だ!
賞金首の手下:ボ、ボスーーーーーーーーっ!
ゴール:じゃあ、雑魚は全員、任せろ!
賞金首の手下:雑魚だと? 俺たちだって、かなりの額の賞金首……。
ゴール:おまえらの賞金額、全部、合わせても、俺様の足元にも及ばねぇだろーがっ! だから、雑魚で充分よっ!
賞金首の手下:てめぇ!
ゴール:スタート、来い!
スタート:はいっ!
ゴール:しっかり、つかまってろよ!
ゴール:青天の霹靂と突風の回転! この地に竜巻を起こせ! 超特大希望!
賞金首の手下:ぎゃあああああああああああっ!
賞金首の手下:うわぁぁぁぁぁぁぁ!
ト書き:間
スタート:ゴールさん?
ゴール:なんでしょう?
スタート:あなたが、手下たちの死体を判別不能にしたから、ボスの分の賞金しか、もらえなかったじゃないですか。
ゴール:ボスの分だけで、結構な額じゃねーか。
スタート:全員分あれば、一生、遊んで暮らせたのに。
ゴール:いーじゃねーか。
スタート:ボス、倒したの、私ですけど?
ゴール:スタートぱいせん、ゴチになります。
スタート:「ぱいせん」とか、「ゴチ」とかは、別にいいんですけど。
ゴール:にっく、肉ぅ~!
スタート:でも、竜巻を耐えたのは、どんな魔法なんですか?
ゴール:あ? ただ、我慢しただけだけど?
スタート:はい?
ゴール:だからぁ、根性でめっちゃ我慢した。
スタート:え? 魔法とかじゃ?
ゴール:違うよぉ!
スタート:……あの、今後、お金の管理は、私がします。
ゴール:え? なんで、そうなる?
スタート:するんですっ!
ゴール:……はい、ぱいせん、よろしくお願いします。
ナレーション:二人の黄金伝説は、まだ、産声をあげたばかりなのであった。
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