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10話 魔王、帝国に向かう
しおりを挟むガルドは東大陸の沿岸にいた。
海魔族の民に伝言を頼み、
海魔族の族長と、この岸壁で会うこと
となっていた。
ゲランを従え、海魔族の族長に敵意が無い事を
示すため、二人だけで来ていた。
「ゲラン、船の用意はどうだ?」
「はっ、兵6万は一気に運べます」
「そうか、ならいい。折り返せばよい」
「海魔族は了承するでしょうか?」
「なぁに、向うが欲しがるものを与えれば
いいだろう」
しばらくすると、沖合が大きく波立ち始めた。
まるで津波のような波が岸壁に押し寄せてくる。
十数体の海魔族の兵とみられる者が、岸壁を
取り囲んだ。
やがて、海面が山のごとく膨らみ、そこに
族長が現れた。
「ワシに用とは、主らか」
族長はギロッとガルドを一瞥し、声を上げた。
「用があるのは、私だ。ガルドという。
魔界の王となるものだ。
海魔族の族長と見受けるが間違いないか?」
「いかにも、ワシが海魔族族長のジウバだ
・・ほう、貴様が魔王とな?」
「まだ、完全ではないがな・・」
ガルドはニヤっと笑った。
「で、このワシに何の用だ?」
「この海域を通してもらいたい。
ファデラ王国の北岸までだ」
「勝手に通ればよかろう、何故ワシに許可
を求める?」
「通るのは我が軍だ」
「ほぉ。穏やかではないな」
「海魔族と遣り合おうとは思っておらん。
ただ兵を移動したいだけだ」
「その言葉を信じろと申すのか?」
「あぁ、そなたが陸地に興味がないように、私も
海域には興味は無い」
「うむ。話し次第では聞いてやらんこともない。
ただし、一度だけだ。二度は認めん」
ゲランは小声でガルドに囁いた。
「ガルド様、一度だけでは6万しか運べません」
「うむ。しかし無傷で運べるのだ。残りの兵は
陸からの侵攻に向かわせれば良い」
「御意」
ガルドはジウバに向き直り言った。
「それでいい。そちらの条件を聞こう。
金銀財宝なんでも言うがいい」
ガルドは帝国を手に入れた際、王宮にある莫大な
財宝も手中に収めたのだった。
「ふん。我らに金銀など不要だ。
1000樽の酒を用意しろ。良い酒しか受け付けん」
「容易いこと。すぐに用意しよう」
そしてガルドは、或るモノを取り出した。
「そして、これは今日の挨拶代わりだ」
ガルドが手にしていたのは、黒曜石で作られた
美しいハルバードだった。
「おぉ!!そ・・それは!」
「そうだ。海魔族に伝わる失われた秘宝、
ブラッシュハルバードだ。
盗まれたようだな。
帝国の宝物庫に保管されておったわ」
「た・・確かに。以前より探し求めていたものだ」
ジウバは、驚き、それを受け取った。
「これで文句はあるまい。酒はすぐに用意する
明日、我が軍6万を進軍させる」
「よかろう。通るが良い」
やがて、ジウバは海中へと消えていった。
「ゲラン、すぐに酒を用意しろ。
そして、4万の兵は、陸路でファデラ王国に
向かわせろ」
「御意」
そしてゲランは尋ねた。
「ガルド様、あのような宝物が帝国に
あったのですか?」
「ふっ、いや、あれは、この世界に来たとき、
オレが調査がてらに盗ませたモノだ。
こんな時に役に立つとはな。フッフッフフ」
ゲランは、ホッホホと笑い
「さすがでございます。ガルド様」
と呟いた。
ーーーーーノリッチ公国国境辺りーーーーーーー
リベラとザリアスは、ノリッチ公国の
東部に現れた。
まさしく、激戦中の真っただ中に身を置いた。
「おぉおお!久々の戦場だぁ!腕が鳴るわぃ!」
ザリアスは大声で言うと、体を伸ばした。
「ザリアス、調子に乗るんじゃないわよ?
私達はシュベル様の露払いなんですから」
リベラはザリアスを諫めた。
「わ・・わかっておるわ。
取りあえず、自分は正面から行く。
リベラは後ろから魔人どもを削って
いってくれ」
「承知しました。
でも、こうやってみると10万の魔人軍って
壮観ねぇ。まとまりが無いけど」
リベラがふぅっと息をついた。
「そうだなぁ、陣形もクソもあったもんじゃない
それぞれ好き勝手に戦ってるようだな」
「あなたの元部下が指揮を執っているん
でしょう?」
「まぁ、抜けていった奴らは大群を率いた事が
ないからなぁ」
「じゃ、サクサクっと片づけましょうか」
「お・・おい。一人で行くのか?こっちの軍勢を
いくらか連れていかなくてもいいのか?」
「いらないわよぉ。私だって軍の指揮なんか
取れないわぁ。一人で十分よ」
リベラはそういうと、宙に上がり戦闘地域の
向こう側へと飛んで行った。
「そ・・そうか。じゃ、自分も行くか!」
ザリアスは後ろに率いる2万の軍勢を大隊に分け
陣形を作り前にすすんだ。
「なりたての魔人なんざ、屁でもないわ!
総員、攻撃開始ーーーッ!!!」
真の魔王軍が戦闘に入った。
「ふぅ、ここらあたりかしら?一番後ろは・・」
リベラは戦闘地域の背後に降り立った。
「あらまぁ、前が詰まっているのかしら?
戦ってないわねぇ」
そこには多数の魔人兵がいたが、前軍が進んで
いないのか、戦いの場に辿り着いていなかった。
「まぁ、こっちのほうが敵だけだから気を使わなくて
いいわねぇ。うふっ」
リベラはゆっくりと、魔人軍の方へ向かって
歩いていった。
敵側はリベラの存在すら気づかないでいた。
「あらまぁ・・美しい私が来てあげているのに
無視するなんて・・失礼しちゃうわぁ・・」
するとリベラは大きく息を吸い込み、とてつもない
大きな声で叫んだ。
「スゥゥゥゥゥゥッ!みなさーーん!!
こっちに注目ぅぅうーーーーッ!!!!」
リベラの大声に気づき、数千の魔人軍が、
リベラに気づいた。
「ガルゥル・・・」
「あらぁ、理性が飛んでいらっしゃるのねぇ・・」
「こんにちわ♡
これから私が皆さんのお相手をして
差し上げるわぁ。感謝しなさぁい!」
魔人軍は敵と認識したのか、一斉に襲い
掛かってきた。
「うふふ・・ガツガツする殿方は嫌われましてよぉ?」
リベラの様相が変化しだした。
体は数倍の大きさとなり、悪魔の形相へと
変わっていった。
「グォッホホッホ!!焦らずとも、お前ら片っ端から
ぶっ殺してくれるわぁーーっ!!」
強大な火炎が、敵集団の真ん中へ落ちた。
ズズズズズッドーーーン!!!
数えきれないほどの魔人が吹き飛んだ。
「出でよ!!イフリート! バハムート!!」
リベラは召喚獣を呼び出した。
リベラを中心とし、左右に分かれ、ことごとく魔人を
蹴散らして行った。
前に逃げようとしても、前線が進まないため
数千の魔人はリベラの餌食となっていくのであった。
ーーーー西のゴルガ大陸 ダークエルフの村ーーー
レイグリッドはニコレを連れ、クロと共に
ダークエルフの村に降り立った。
ニコレは様相の変わった村に当初は戸惑いを見せて
いたものの、知った顔を見つけると、村の中へと
走っていった。
「帰ったよーー!!」
「おぉ!ニコレ様、よくご無事で!!
おーーい!!みんなぁ!ニコレ様だ!!」
村人は集落にいる人々に声を掛けた。
そして、再びニコレを見た
「お・・お一人でございますか?パメラ様は?」
「え?お姉ちゃん、いないの?・・・」
「はい・・・貴女様を探すため村を出たのです」
「えーーーっ?・・お・・お父さんは?」
「は・・はい、すぐに族長をお呼びいたします!」
村人は慌てて、村の奥へと走っていった。
「どうされました?ニコレ殿」
レイグリッドが後ろから辿り着いた。
ニコレの様子が気になった。
「お姉ちゃんが・・私を探しに出て行ったって・・」
ニコレは気落ちしたように言った。
「あぁーー・・これは申し訳ないことを・・」
レイグリッドが、焦った。
ニコレが帰りたがらない事をいいことに、4年も
居させた責任を感じた。
(やはりシュベル様が仰ってたように、すぐに
帰すべきだった。失態だ。
あの方はこういう事はいつも正しい判断をなさる。
あれで女好きでなければ・・・)
やがて、奥から族長であるダークエルフが
やってきた。
「おぉぉぉおっ!ニコレ!!元気だったか!!
帰りを待ち望んでおった!!」
「・・早く帰らなくて・・ごめんなさい」
「ヨイヨイ・・無事が一番の土産だ!!
で、そちらの方々は・・?」
「えとね、レイグリッドとクロ!」
「申し遅れました。私、魔王様にお仕えしている
レイグリッドと申します。
この度、我が主の命により、お嬢様をお連れした
次第でございます」
「おぉ!貴方が魔界の。リベラ様よりニコレの状況は
逐一聞かせて頂いておりました。
ニコレが帰ってくるときには魔界での記憶を
消すということでしたので・・ニコレが
帰ってきても、すぐに村に馴染めるよう
村の者には黙っておりました」
「いえ、長きにわたりお預かりさせて頂き・・
我らもニコレ殿には助けて頂くことが
多々ございましたもので・・
もっと早くお返しすべきだったと、
反省しております。申し訳ございません」
レイグリッドが頭を下げ、族長に謝罪した。
「いえいえ、無事なのは聞いておりましたから。
リベラ様も、ニコレがなかなか帰りたがらない
と嘆いておられましたから・・事情は存じて
おります」
「いや、しかし・・先ほどニコレ殿に伺った
所によるとお姉さまがニコレ殿を
探しに出ていったと・・」
「はい。私が魔獣との闘いで大けがを負いまして
ニコレをリベラ様にお預けしたため、治癒もなく
伏せっておりましたところ、パメラは事情を話す前に
ニコレを探しに出て行ってしまったのです」
「本当に申し訳ない。謝罪の言葉もありません」
「まぁ、パメラはあれで立派な女戦士ですから
滅多な事は無いと思っております。
そのうち帰って参るでしょう」
「お言葉、痛み入ります」
レイグリッドは、申し訳なく思った。
パメラを探すのを手伝いたいが、もうこの世界にいる
時間は限られていた。忸怩たる思いだった。
「ところで、わざわざニコレのために、ご足労を?」
族長が尋ねた。
レイグリッドは迷惑をかけた上に、さらにシュベル
からの依頼を話すのを躊躇したが、気を取り直し
話すこととした。
「実は族長どの・・」
「マルセルとお呼びください。ご遠慮なく」
「ハッ。マルセル殿、実は折り入って
ご相談がございます」
マルセルはニコッと笑った
「では、場所を移しましょうか・・」
レイグリッドらは、マルセル促され
族長の家へと向かった。
ーーーーー帝国領国境ーーーーーーー
シュベル一行は瞬間移動で、帝国領国境に降り立った
「ヨースケ様、ここは・・ノリッチ公国・・ですか?」
リリアが聞いてた様相が違うと思い尋ねた。
「いや違う。ここが帝国領だ。ノリッチには魔王は
いないよ。帝国王都の王宮にいるはずだ」
「え?帝国国王はどうしたのだ?」
パメラが驚き聞いてきた。
「たぶん・・魔王に殺されているだろうな・・」
「え?そうなのですか?・・あ・・だからノリッチに
魔王軍が・・」
リリアは理解したようだった。
「そうだ。恐らく、帝国国王は魔王を利用しようと
したんだろう。世界征服のために。
で、兵を集めるだけ集めた処で用済みに
なったんだろう」
シュベルは、自分の考えを確認するかのように
リリアとパメラに話した。
「ヨースケ殿、貴公はなぜそこまで知っておる?」
パメラがシビアな事を聞いた来た。
(す・・鋭いな・・発言には気をつけよ・・)
シュベルは思った。
「い・・いや、オレも妹分を全殺しに近い状態まで
やられたからね。仇を取るのに、相手はよく
調べないとな・・」
辛うじて、それらしい答えを出した。
「ほうっ!ヨースケ殿の情報網はスゴイな!」
パメラは単純に感心した。
「ここからは、魔王軍はそれほど多くない。
まずは帝都まで急ごう」
シュベルは、馬車を操るアカに声を掛けた。
「アカ、道はわかるか?」
「はい、ここらも飛んだことがありますゆえ!」
(バッ・・バカッ!!そんなこと言うんじゃない!!)
シュベルは焦った。
「飛んだ??」
リリアが不思議そうな顔をした
「い・・・いやぁ、あのト・・トンだことも
あるもんだなぁーーっと、
なんてこったーー・・みたいなー
ア・・・アハハッハ!!」
すぐさまシュベルはアカの横にいき、小声で
アカに言った。
「バカッ!オメー、バレるじゃねーかよ!!
今後、飛んだとか竜とかいうなよ!!」
「しょ・・・承知いたしました」
アカもヤベーと思ったらしい。
しばらく行くと、峡谷に入った。
アカは、ん?と何かを感じ、馬車を止めた。
「シュ・・・いや、ヨースケ様、この先、何か
魔獣がいる気配がいたします」
「多そうか?」
「2体・・いや3体、大きいですな」
アカは確かめるように呟いた。
「リリア、パメラ、何かいるようだ。念のため
戦う準備をしてくれ。オレとアカは降りて
ちょっと見てくる」
「わ・・我も・・」
パメラが身を乗り出した。
「いや、見てくるだけだ。パメラはここでリリアを
守ってくれ」
「承知した」
シュベルとアカは馬車を降り、気配のする方向へと
歩いていった。
峡谷の影から覗いてみると、巨人族のサイプロクスが
3体、ノシ歩いていた。
魔力の影響で、魔獣と化していた。
「アチャー・・こりゃ、魔人兵を防衛に置いて
おかなくとも大丈夫なはずだわ。
倒さないと通れねぇな」
「どうします?今、やってしまいますか?」
「うーん。。あんまりデカい魔法を使うと、
ヤバいしな。
リリア達に追及されたら答えに困る。
地道にコツコツ倒すか」
アカとシュベルが相談していると、いつの間にか
後ろにリリアとパメラが来ていた。
「倒そうか。リリア」
「はい」
パメラとリリアが言った。
シュベルはビクッとして振り返った。
「おおお・・・おいおい、相手は巨人3体だぞ?
しかも魔獣化している。ここはオレたちに
任せて・・」
「いや、この間、我らはヨースケ殿の力を見せて
貰った。今度は仲間として、我らの力を見て
貰いたい」
リリアとパメラは攻撃態勢に入った。
もう、止めても無駄なようだった。
「いいかアカ、ヤバそうになったらすぐ行くぞ」
シュベルは小声でアカに囁いた。
「承知いたしました」
パメラがリリアを見て言った。
「リリア、いいか?」
「はい!」
パメラは弓を弾き、3体のいる上空へと
矢を放った。
矢は上空で、3つに分かれ、強烈な炎を放ち
サイクロプスの脳天へと突き刺さった。
「今だ!!!」パメラが叫んだ。
瞬時にリリアが飛び出した。
目にも止まらぬ速さだった。
「は・・・早ぇーーーー・・・」
シュベルは驚いた。リリアの姿は目で捉える
事が出来ず、剣の閃光が、1体のサイクロプスを
無数に包んだ。
ズズズ・・・ズシーーーン!!
1体のサイクロプスが切り刻まれて倒れた。
そして次のサイクロプスが、足を止めたリリアに
襲いかかった。
「アッ・・・危ないっ!!!」
シュベルが助けに行こうとした瞬間
パメラは右手でシュベルの動きを制した。
「大丈夫だ。まぁ見とけばいい」
パメラの口調は冷静だった。
次の瞬間、襲い掛かったサイクロプスの脳天から
股の間まで閃光が走る。
リリアの姿は相変わらず見えない。
ズズ・・・ズシーーーン!!ドーーンッドン!!!
2体目のサイクロプスも、倒れた。
そして、横にいるパメラが弓を弾いていた。
そして、3体目のサイクロプスめがけ、矢を放った。
放たれた矢は、徐々に巨大化し、一本の樹木のような
太さになった。
ズゥゥゥーーーンッ!!
ドドドドーーーーンッ!!!!
矢はサイクロプスの一つ目に的中した。
そのまま頭は吹っ飛び、胴体だけが、大地に
沈んでいった。
シュベルとアカは茫然としていた。
「つ・・・強い・・・」
アカが我を忘れ、呟いた。
「す・・・・・スゲェーー・・」
シュベルも呟いた。
今まで、魔王討伐にきた勇者達とは、
全くの別格だった。
シュベルが魔王として戦っても苦戦する
と思われる強さだった。
これなら集団の敵には手こずるだろうが、
単一の敵なら負けはないだろう。
それぐらいの強さだった。
彼女たちが魔法士を切望していた気持ちが
シュベルには、わかった。
魔法士の広域魔法が必要だったのだ。
そうすれば、集団の敵でも対応できる。
雑魚は任せて、ボス敵だけ殺ればいいのだ。
(スゴイ、ただのカワイコちゃんじゃなかった。
オレはリリアを舐めてた。パメラも。)
リリアが戻ってきた。
「あ・・・・あのぉ・・いかがでしたでしょうか?
ご・・合格でしょうか?」
モジモジと顔を赤らめて尋ねてきた
(カ・・・可愛ェーーーーーーッ!!!!
も・・もう、キュン死に!つか、それ反則!!)
シュベルは完全にハナの下が伸びていた。
「シュ・・ヨースケ様・・」
アカがシュベルに耳打ちし、注意を促した。
「あ・・?あ・・あぁ!!!
スゴイよぉーっ!ビックリした!!いいっ!
素晴らしい!!最高っ!!」
「あ・・・ありがとうございます。
まだまだヨースケ様の足元に及ばないかも
知れませんが、改めてよろしくお願いします」
リリアはぺこりと頭を下げた。
(うんうんうんうん!!!!
いくらでもお願いされちゃうよぉーっ!!)
「い・・いやぁ、こちらこそ。流石、勇者だよ
一緒にパーティを組めて光栄だよ」
シュベルは辛うじて対面を取り繕った。
そしてパメラに向き直り言った。
「パメラもスゲーな!あんな弓の使い手は、なかなか
いないよ!」
「い・・いやぁ・・そ・・それほどでも・・ない」
パメラも顔を赤らめてモジモジとした。
(おいおいおい・・パメラまでそのパターンかよっ!
しかもオッパイでけーし、
巨乳でモジモジされちゃうと、
おおおじさん、た・・堪らんよぉーーっ!?)
「シュベル様ッ!!!」
アカが今度はシュベルの名前で小声で二人に
聞こえないように、シュベルを注意した。
「あ・・・・ああぁ、ははは。とと・・とにかく
先へ進もうか・・はははは」
4人は馬車に乗り込み、帝国王都を目指した。
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