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❤︎出会い❤︎真柴みひろ
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次にお茶のお稽古に行ったのは、弘田さんと会った2週間後だった。
お稽古が終わって、一緒に習っている友人達と駅前で別れた時、後ろから車のクラクションが聞こえた。
振り向くと、弘田さんが車の中から手を振っていた。
辺りに目を配り、知っている人の姿がないことを確認してから、車に寄っていった。
「送りますよ」
彼はそう言って、助手席のドアを開けた。
「弘田さん…困ります…」
知り合ったばかりの方に送ってもらうなんて…。
「たまたま真柴さんの姿をお見かけしただけですから」
そう言う彼は、なんの下心もなさそうで。ここでお断りするのも心証を悪くするかもしれない…そう思って、助手席に座った。
豪徳寺から家までは、車なら大体30分。この前のように、世間話や仕事の話を聞いていれば、時間はすぐに過ぎるはず…。
車が走り出してしばらくは世間話をした。
ふと会話が途切れた時に、「先日の件、御主人に話してくださいましたか?」と聞かれた。
一瞬、沈黙した。主人には何も話していなかった。
でもそんなことをお首にも出さずに、完璧な笑顔で「話したんですけど…また改めて、と言われてしまいました」と返した。
「そうですか、それは残念です」
その後、弘田さんは何も話さず…私も、運転の邪魔をしないように黙っていた。スキを見せないように、しっかり気を張って。
マンションの外来者用駐車場に車を止めてもらった。
弘田さんは車を降りて助手席側に周り、ドアを開けてくれた。
こういうところも紳士的なのね…と思いつつ、「ありがとうございました」と、降りようとしたら…車の中に、押し込まれた。
一瞬、何が起きたのかわからず…はっと気がついた時にはのしかかられていた。
「何をっ…」
両手で弘田さんの体を押してもビクともせず。抑え込まれ、体の自由を奪われた。
恐怖に体が竦んだ…そのときに、そっと優しく、彼の唇が私の唇に触れた。
「んっ…」
丁寧で優しいキス…無理やりなのに、どうして…?
最初はなんとか抵抗しようとしたけれども、彼のキスが余りにも優しくて、柔らかくて…甘くて。蕩けるキスに、身も心も奪われた…。
彼は体を離すと、「…連絡、待ってます」と言った。その言葉に我に返り、思わず彼の頬を平手打ちした。
「最低っ…」
小さな声でそう言うと、逃げるように駐車場を後にした。
お稽古が終わって、一緒に習っている友人達と駅前で別れた時、後ろから車のクラクションが聞こえた。
振り向くと、弘田さんが車の中から手を振っていた。
辺りに目を配り、知っている人の姿がないことを確認してから、車に寄っていった。
「送りますよ」
彼はそう言って、助手席のドアを開けた。
「弘田さん…困ります…」
知り合ったばかりの方に送ってもらうなんて…。
「たまたま真柴さんの姿をお見かけしただけですから」
そう言う彼は、なんの下心もなさそうで。ここでお断りするのも心証を悪くするかもしれない…そう思って、助手席に座った。
豪徳寺から家までは、車なら大体30分。この前のように、世間話や仕事の話を聞いていれば、時間はすぐに過ぎるはず…。
車が走り出してしばらくは世間話をした。
ふと会話が途切れた時に、「先日の件、御主人に話してくださいましたか?」と聞かれた。
一瞬、沈黙した。主人には何も話していなかった。
でもそんなことをお首にも出さずに、完璧な笑顔で「話したんですけど…また改めて、と言われてしまいました」と返した。
「そうですか、それは残念です」
その後、弘田さんは何も話さず…私も、運転の邪魔をしないように黙っていた。スキを見せないように、しっかり気を張って。
マンションの外来者用駐車場に車を止めてもらった。
弘田さんは車を降りて助手席側に周り、ドアを開けてくれた。
こういうところも紳士的なのね…と思いつつ、「ありがとうございました」と、降りようとしたら…車の中に、押し込まれた。
一瞬、何が起きたのかわからず…はっと気がついた時にはのしかかられていた。
「何をっ…」
両手で弘田さんの体を押してもビクともせず。抑え込まれ、体の自由を奪われた。
恐怖に体が竦んだ…そのときに、そっと優しく、彼の唇が私の唇に触れた。
「んっ…」
丁寧で優しいキス…無理やりなのに、どうして…?
最初はなんとか抵抗しようとしたけれども、彼のキスが余りにも優しくて、柔らかくて…甘くて。蕩けるキスに、身も心も奪われた…。
彼は体を離すと、「…連絡、待ってます」と言った。その言葉に我に返り、思わず彼の頬を平手打ちした。
「最低っ…」
小さな声でそう言うと、逃げるように駐車場を後にした。
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