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❤︎カウンセリング開始❤︎真柴みひろ
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「じゃあ、始めますか?」
青島さんは居間に戻ると、カウンセリングの準備を始めた。
窓とカーテンを閉め、照明は間接照明だけ。
青島さんはアロマランプを取り出した。男性が持っているなんて珍しい、と思ったけれど、クライアントを安心させるためには、香りも有効な手段の一つなんだろう。
「オレはどうしたらいい?」
「部屋で待ってるか?」
「どんくらいかかんの?」
「早ければ一時間、遅ければ三時間くらいはかかるかも」
「マジ?」
「真柴さんさえよければ、同席しても構わないけど」
青島さんがちらりと私を見た。
宇丈さんには、聞く権利があると思った。私のためにここまでお膳立てしてくれたんだから。
全てを知って欲しい気持ちと、知られたくない気持ちの両方がある…でも、心を決めて、頷いた。
「じゃあ、こちらへ」
青島さんがソファを示す。
「楽に腰掛けてください。背もたれに寄りかかって」
言われた通りに浅く腰掛け、背もたれに凭れる。
「宇丈はできるだけ音立てないようにな?」
「分かった」
宇丈さんは離れた所に座った。
「最初は、リラックスのために軽い瞑想に入っていただきます」
「はい」
「瞑想ってやったことあります?」
「いえ…」
「固くならなくて大丈夫ですよ?リラックスが出来ればいいんで」
「はい」
「目を開けると集中出来ないんで、アイマスクさせてください」
「はい」
青島さんの手が頭に触れ…そっとアイマスクをされた。光が遮られて…真っ暗だ。
「次は香りを選んでいただきます」
「はい」
「三種類、ブレンドを作ってきました。鼻の前に持っていきますから、好きな香りを教えてください」
「…はい」
柔らかくて良い香りがした。バラ、かしら…。次は薬のような香り。その次は白檀のような…。
「…最初のでお願いします」
「分かりました」
少しの間のあと、最初に嗅いだ柔らかな香りが鼻をくすぐった。アロマランプに垂らしてくれたのだろうか…居間全体に香りが広がった気がする。
「…では、ゆっくりと深呼吸して…」
青島さんの声が、耳のすぐ側で聞こえる。
「長くて深い呼吸を行っていきます…吸って…吐いて…吸って…吐いて…」
彼の声に誘われるように、私は深い呼吸を繰り返した…。
青島さんは居間に戻ると、カウンセリングの準備を始めた。
窓とカーテンを閉め、照明は間接照明だけ。
青島さんはアロマランプを取り出した。男性が持っているなんて珍しい、と思ったけれど、クライアントを安心させるためには、香りも有効な手段の一つなんだろう。
「オレはどうしたらいい?」
「部屋で待ってるか?」
「どんくらいかかんの?」
「早ければ一時間、遅ければ三時間くらいはかかるかも」
「マジ?」
「真柴さんさえよければ、同席しても構わないけど」
青島さんがちらりと私を見た。
宇丈さんには、聞く権利があると思った。私のためにここまでお膳立てしてくれたんだから。
全てを知って欲しい気持ちと、知られたくない気持ちの両方がある…でも、心を決めて、頷いた。
「じゃあ、こちらへ」
青島さんがソファを示す。
「楽に腰掛けてください。背もたれに寄りかかって」
言われた通りに浅く腰掛け、背もたれに凭れる。
「宇丈はできるだけ音立てないようにな?」
「分かった」
宇丈さんは離れた所に座った。
「最初は、リラックスのために軽い瞑想に入っていただきます」
「はい」
「瞑想ってやったことあります?」
「いえ…」
「固くならなくて大丈夫ですよ?リラックスが出来ればいいんで」
「はい」
「目を開けると集中出来ないんで、アイマスクさせてください」
「はい」
青島さんの手が頭に触れ…そっとアイマスクをされた。光が遮られて…真っ暗だ。
「次は香りを選んでいただきます」
「はい」
「三種類、ブレンドを作ってきました。鼻の前に持っていきますから、好きな香りを教えてください」
「…はい」
柔らかくて良い香りがした。バラ、かしら…。次は薬のような香り。その次は白檀のような…。
「…最初のでお願いします」
「分かりました」
少しの間のあと、最初に嗅いだ柔らかな香りが鼻をくすぐった。アロマランプに垂らしてくれたのだろうか…居間全体に香りが広がった気がする。
「…では、ゆっくりと深呼吸して…」
青島さんの声が、耳のすぐ側で聞こえる。
「長くて深い呼吸を行っていきます…吸って…吐いて…吸って…吐いて…」
彼の声に誘われるように、私は深い呼吸を繰り返した…。
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