Love affair〜ラブ アフェア〜

橘 薫

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❤︎三人で…❤︎真柴みひろ

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 青島さんのカウンセリングが終わって一息つくと、自分がものすごく疲れていることを実感した。
 全身がだるくて目を開けていられないほどの眠気に襲われている…。

 それを表に出してはいけない。青島さんと宇丈さんをちゃんと…もてなさなければ。

 でも結局、私が疲れていることを宇丈さんに見破られる。
 食材を焼くのは二人に任せ、あらかたの準備が終わったら私は椅子に座って休んでいた。
 なんだろう…さっきまではとても疲れていて気がつかなかったけれども、今は…。

 感覚の全てが開いたような…そんな明晰さ。どんな小さな、ささいなことも見逃さないような繊細さ。素肌に髪の毛一本落ちてもわかるように、私の皮膚感覚がものすごく研ぎ澄まされているのがわかる。

 一緒にビールを頂きながら話をしていると、青島さんの人格がなんとなくわかる気がした。とても真面目で相手のことを思いやれる。そして…他人のために、どこまでも努力できる人。

 目の前で溺れている人がいたら、自分が泳げるかどうかも構わずに、がむしゃらに川に飛び込んでしまう…そんな感じの人なのだ。
 宇丈さんがこの人を心から信頼してる…その理由がわかる気がした。

 片付けはいいから早く休んで下さい、と言われて、甘えさせてもらうことにした。
 一階のお風呂に湯を張っている間、着替えや基礎化粧品を出す。たっぷりと張った熱い湯に浸かりながら…青島さんが説明してくれたことを、反芻した。

 祖母のこと。
 両親のこと。
 愛することと、愛されること。
 オセロの駒。
 ひっくり返す。
 好転反応…。

 どの内容も新鮮すぎて、なかなかすぐに理解すると事は出来なかった。
 それでも…心は要点を捉えたに違いない。気持ちはすっきりとしていた。

 青島さんが教えてくれた…視点によって良くも悪くもなると言うこと、見え方が変わる…ということ。正しいか、間違っているかではなく、その人がどう感じたかが大事、と言うこと。

 考えながらうつらうつらしてしまい…慌ててお風呂を出た。
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