28 / 120
第28話 血煙と狂乱のサーカス
しおりを挟む
「サーカスッ!? 僕、行ってみたい!!」
ピエロが発した『サーカス』という単語にディーノが凄まじい反応を見せる。
というのもサーカスとは外を自由に出る事が出来ないディーノが、本の知識のみで知っていた何時か行ってみたいと場所だったからだ。
「そう、サーカス!! 綱渡りにジャグリングに空中ブランコ、猛獣使いにナイフ投げなんてのも有るよ!! そして、、、ピエロも!」
ピエロは自分の鼻頭にくっ付いて切る赤い球を潰して、ピャーという音を鳴らした。
ディーノはその様子を見て大喜びし、手を叩いてピエロが見せるコミカルな表情に笑い転げ、奇妙な動きを真似する。
「サ~カスは見るだけじゃないよッ!! 最高にクールでサイケデリックなミュージックッ」
ピエロはこの世界の人間では知る人間がいない『ミ〇キーマウスマーチ』を口笛で奏で、ディーノはそのキャッチーな曲調に体を揺らしてリズムに乗る。
「そしてカラフルなキャンディ~、山盛りポップコーン、熱々ウインナー、サクサクで幾らでも食べられるポテトチップス、口の中でドロリと溶ける大粒なキャラメルも有るぞ~!!」
ピエロは懐の中から幾つかのキャンディーとキャラメルを取り出して握らせる。
ディーノは寂しい思いをしない様に大量のお菓子を与えられていて、棚や冷蔵庫一杯に詰まっているにも関わらず、どのお菓子も見たことが無い『ファンシードロップ』と書かれたラベルに包まれていた。
「食べても?」
「勿論!」
ディーノは行儀よく許可を取ってから大きな口でキャンディー二つとキャラメル一つを口の中に放り込んだ。
どれも味は普通のキャンディーとキャラメルだが中心に何かのパウダーが入っていて、其れを飲み込んだ瞬間心を幸福感が埋め尽くした。
そしてもっとキャンディーが欲しく成ってくる。
「ねえピエロさん!! お菓子もっと頂戴!! もっとッ、もっと一杯頂戴!!」
ディーノは再びそのお菓子を食べたくて仕方なく成り、ピエロの右手を掴みブンブン振り回しながら強請った。
「オ~ケ~、ボーイ。少々お待ちを、、、おっと! 此れは困った事になったぞー、私が今持っているキャンディーは今ので最後だった様だ」
ピエロはワザとらしく左右の内ポケットを確認し、その後古い喜劇映画のキャラクターの様に慌てる演技をしながら大げさにスーツ中のポケット全てを探って言った。
しかしそんな臭すぎる演技にも関わらず、ディーノは本気でショックを受ける。
「そんな~ッ!! 何処かに一個くらいに無いの? 本当に全部のポケット探した??」
「ごめんなー、、、でも、サーカスに行けばこのキャンディーも一杯あるよ!! それこそ口に頬張り過ぎて口が開かなくなる位にイ~パイッ!!」
「本当!?」
キャンディーが大量に食べられると分かってディーノは異常な興奮をみせる。
ディーノはお菓子は大好きだが、良く躾けられているので他人にお菓子をくれるように強請るなどという下品な行動はしたことが無い。
しかし今はキャンディーが手に入るのなら、他人から強奪しても構わない程の狂乱状態にあった。
「本当に本当、マジのマジ。楽しすぎてもうお家に帰りたいなんて思わなくなるよッ」
此処で作り物である筈のピエロマスクの口端が醜く上に吊り上がる。
陽気でポップで面白い顔をしていたピエロの顔は、気が付けば悪魔か何かが憑依しているかの様に邪悪な姿に変化してしまった。
その顔をみてディーノはベッドの上で後退り、少しピエロから距離を置く。
「ん? どうしたのキャンディーが欲しいんだろ??」
ピエロが顔を九十度曲げてディーノの顔を嘗め上げる様に見上げる。
その質問は凄まじい力でディーノの胸中で渦巻いている欲望を刺激し、『キャンディーを舐めたい』という欲望が爆発する。
「う、うん! キャンディーが、、、キャンディーが欲しいよ!!」
ディーノは何かは分からないが途轍もなく嫌な予感を感じ、心臓が凄まじい速度で脈打って『行ってはいけない!!』と泣き叫んだ。
しかし体が言うことを聞かず、どんどん前のめりになっていく。
「素直で良いね。素直に自分の感情に任せていれば良い、じゃないとボスの場所までは辿り付けないよ。じゃ、行こうか」
ピエロは異常に長い手をディーノの前に差し出す。
腕は肘でまだ曲がっている状態で、その気に成ればディーノを無理矢理掴む事も可能な筈だがそれをしない。
まるで自分から手を取らせたいかの様に、、、
「うッ、、、うん」
ディーノの手は吸い寄せられる様にピエロの手に向かて伸び、そしてしっかりと握ってしまった。
ピエロもしっかりと握り返してくる。
その手は純白の手袋を付けているにも関わらず、まるで氷に覆われているのではと思ってしまう程冷たかった。
そして手袋の薄い布越しに感じる手の感触は、獣の様にゴツゴツしていてゾッする。
「さあ王子様、僕チンと一緒に夢の国へ行こうッ」
ピエロは何かが堪えきれずに零れた様に小さな笑いを語尾に含ませたが、理性と欲望の間で板挟みに成っているディーノがその事に気が付く事はない。
スローモーションの様にゆっくりと、感情の衝突による異常反応で細かい震えを発しながらベッドから降りようとする。
(キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しい、だッ、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、だめッ、キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、だめだッ、キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しい、、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しいッ、、、、、、)
ディーノは脳内をどんどん濁流の様に埋め尽くしていく欲望に必死に抵抗したが、体が動くのを止める事は出来ずベッドから足を出す。
そして飛び降りてベッドから降りた。
その瞬間、異常なほど冷えていた床の冷気が足に突き刺さる。
「ウッ、、、はぁッ、はあぁぁッ!! は、はぁ」
突然不意の場所から襲い掛かった強烈な刺激にディーノのマヒしかけいた脳が覚醒し、理性が欲望から体の主導権を奪い返す。
その一瞬だけ体が狂い息が詰まったが、その刺激によって脳内が完全に晴れる。
「ん? どうしたの?」
ピエロがディーノの異変を感じ取り、引っ張るように前を向いてた顔が異常な速度で回転して顔を覗き込む。
心なしか吊り上がっていたマスクの口端が若干下がっている様に感じた。
「いッ、行かないッ!! 行かないッ行かないよッ!! 僕は良いから、此処で寝てるからッ君一人で行ってきてよ!!」
ディーノは先程まで親友の様に心を許している存在であったピエロが、急におどろおどろしい存在に見え始めた。
言葉で表すことが不可能な、異様で異質な恐怖を感じたディーノは手を振り払ってベッドに戻ろうとする。
しかし凄まじい握力で握り込まれ、ピエロの手を振り払う事ができない。
「行かない? どうして?」
ピエロは落ち着いた小さな声で、しかし凄まじい怒気と殺意を込めた言葉を発する。
背筋がゾクゾクして全身の筋肉が萎縮し力が入らなくなるが、其れでも此処で拒絶しなくてはならないと確信していたディーノは無理矢理口を動かす。
「パパと、約束してるんだ、、、一人で家の外に出ないってッ!! だから行かないッ僕はこの家から一歩も出ない!!」
ディーノは小さな体に残っている全ての勇気を振り絞り、力強く顔を横に振った。
しかし其れでもピエロは一度掴んだ右腕を放そうとはしない。
「パパとの約束ぅ? 其れはパパに怒られるのが怖いから従ってるのかい?」
「違うッ、パパとの約束は、、、僕が約束を守りたいから従ってるんだ!」
ディーノは掴まれた腕を振りほどこうと振り回すが、ピエロは指が食い込む程の力を込めて握り込み皮膚の色が変色し始める。
もうこの頃になるとキャンディーへの誘惑は消え、感情は恐怖に埋まっていた。
ただひたすらに、ピエロマスクの下に顔を隠した感情の読めない理解不能な男の事が怖くて仕方が無かったのだ。
「パパとの約束を守りたい、、、じゃあ一緒に来れるよ。だって君のパパは今日この後すぐに殺されて、約束を守る相手はこの世界に存在しなくなるんだから」
無限のピエロ、チャムラップはそう嬉しそうに言うと、再びニンマリと破顔して悪意に満ち溢れた表情を形作ったのだった。
ピエロが発した『サーカス』という単語にディーノが凄まじい反応を見せる。
というのもサーカスとは外を自由に出る事が出来ないディーノが、本の知識のみで知っていた何時か行ってみたいと場所だったからだ。
「そう、サーカス!! 綱渡りにジャグリングに空中ブランコ、猛獣使いにナイフ投げなんてのも有るよ!! そして、、、ピエロも!」
ピエロは自分の鼻頭にくっ付いて切る赤い球を潰して、ピャーという音を鳴らした。
ディーノはその様子を見て大喜びし、手を叩いてピエロが見せるコミカルな表情に笑い転げ、奇妙な動きを真似する。
「サ~カスは見るだけじゃないよッ!! 最高にクールでサイケデリックなミュージックッ」
ピエロはこの世界の人間では知る人間がいない『ミ〇キーマウスマーチ』を口笛で奏で、ディーノはそのキャッチーな曲調に体を揺らしてリズムに乗る。
「そしてカラフルなキャンディ~、山盛りポップコーン、熱々ウインナー、サクサクで幾らでも食べられるポテトチップス、口の中でドロリと溶ける大粒なキャラメルも有るぞ~!!」
ピエロは懐の中から幾つかのキャンディーとキャラメルを取り出して握らせる。
ディーノは寂しい思いをしない様に大量のお菓子を与えられていて、棚や冷蔵庫一杯に詰まっているにも関わらず、どのお菓子も見たことが無い『ファンシードロップ』と書かれたラベルに包まれていた。
「食べても?」
「勿論!」
ディーノは行儀よく許可を取ってから大きな口でキャンディー二つとキャラメル一つを口の中に放り込んだ。
どれも味は普通のキャンディーとキャラメルだが中心に何かのパウダーが入っていて、其れを飲み込んだ瞬間心を幸福感が埋め尽くした。
そしてもっとキャンディーが欲しく成ってくる。
「ねえピエロさん!! お菓子もっと頂戴!! もっとッ、もっと一杯頂戴!!」
ディーノは再びそのお菓子を食べたくて仕方なく成り、ピエロの右手を掴みブンブン振り回しながら強請った。
「オ~ケ~、ボーイ。少々お待ちを、、、おっと! 此れは困った事になったぞー、私が今持っているキャンディーは今ので最後だった様だ」
ピエロはワザとらしく左右の内ポケットを確認し、その後古い喜劇映画のキャラクターの様に慌てる演技をしながら大げさにスーツ中のポケット全てを探って言った。
しかしそんな臭すぎる演技にも関わらず、ディーノは本気でショックを受ける。
「そんな~ッ!! 何処かに一個くらいに無いの? 本当に全部のポケット探した??」
「ごめんなー、、、でも、サーカスに行けばこのキャンディーも一杯あるよ!! それこそ口に頬張り過ぎて口が開かなくなる位にイ~パイッ!!」
「本当!?」
キャンディーが大量に食べられると分かってディーノは異常な興奮をみせる。
ディーノはお菓子は大好きだが、良く躾けられているので他人にお菓子をくれるように強請るなどという下品な行動はしたことが無い。
しかし今はキャンディーが手に入るのなら、他人から強奪しても構わない程の狂乱状態にあった。
「本当に本当、マジのマジ。楽しすぎてもうお家に帰りたいなんて思わなくなるよッ」
此処で作り物である筈のピエロマスクの口端が醜く上に吊り上がる。
陽気でポップで面白い顔をしていたピエロの顔は、気が付けば悪魔か何かが憑依しているかの様に邪悪な姿に変化してしまった。
その顔をみてディーノはベッドの上で後退り、少しピエロから距離を置く。
「ん? どうしたのキャンディーが欲しいんだろ??」
ピエロが顔を九十度曲げてディーノの顔を嘗め上げる様に見上げる。
その質問は凄まじい力でディーノの胸中で渦巻いている欲望を刺激し、『キャンディーを舐めたい』という欲望が爆発する。
「う、うん! キャンディーが、、、キャンディーが欲しいよ!!」
ディーノは何かは分からないが途轍もなく嫌な予感を感じ、心臓が凄まじい速度で脈打って『行ってはいけない!!』と泣き叫んだ。
しかし体が言うことを聞かず、どんどん前のめりになっていく。
「素直で良いね。素直に自分の感情に任せていれば良い、じゃないとボスの場所までは辿り付けないよ。じゃ、行こうか」
ピエロは異常に長い手をディーノの前に差し出す。
腕は肘でまだ曲がっている状態で、その気に成ればディーノを無理矢理掴む事も可能な筈だがそれをしない。
まるで自分から手を取らせたいかの様に、、、
「うッ、、、うん」
ディーノの手は吸い寄せられる様にピエロの手に向かて伸び、そしてしっかりと握ってしまった。
ピエロもしっかりと握り返してくる。
その手は純白の手袋を付けているにも関わらず、まるで氷に覆われているのではと思ってしまう程冷たかった。
そして手袋の薄い布越しに感じる手の感触は、獣の様にゴツゴツしていてゾッする。
「さあ王子様、僕チンと一緒に夢の国へ行こうッ」
ピエロは何かが堪えきれずに零れた様に小さな笑いを語尾に含ませたが、理性と欲望の間で板挟みに成っているディーノがその事に気が付く事はない。
スローモーションの様にゆっくりと、感情の衝突による異常反応で細かい震えを発しながらベッドから降りようとする。
(キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しい、だッ、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、だめッ、キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、だめだッ、キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しい、、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しい、キャラメルが欲しい、キャンディーが欲しいッ、、、、、、)
ディーノは脳内をどんどん濁流の様に埋め尽くしていく欲望に必死に抵抗したが、体が動くのを止める事は出来ずベッドから足を出す。
そして飛び降りてベッドから降りた。
その瞬間、異常なほど冷えていた床の冷気が足に突き刺さる。
「ウッ、、、はぁッ、はあぁぁッ!! は、はぁ」
突然不意の場所から襲い掛かった強烈な刺激にディーノのマヒしかけいた脳が覚醒し、理性が欲望から体の主導権を奪い返す。
その一瞬だけ体が狂い息が詰まったが、その刺激によって脳内が完全に晴れる。
「ん? どうしたの?」
ピエロがディーノの異変を感じ取り、引っ張るように前を向いてた顔が異常な速度で回転して顔を覗き込む。
心なしか吊り上がっていたマスクの口端が若干下がっている様に感じた。
「いッ、行かないッ!! 行かないッ行かないよッ!! 僕は良いから、此処で寝てるからッ君一人で行ってきてよ!!」
ディーノは先程まで親友の様に心を許している存在であったピエロが、急におどろおどろしい存在に見え始めた。
言葉で表すことが不可能な、異様で異質な恐怖を感じたディーノは手を振り払ってベッドに戻ろうとする。
しかし凄まじい握力で握り込まれ、ピエロの手を振り払う事ができない。
「行かない? どうして?」
ピエロは落ち着いた小さな声で、しかし凄まじい怒気と殺意を込めた言葉を発する。
背筋がゾクゾクして全身の筋肉が萎縮し力が入らなくなるが、其れでも此処で拒絶しなくてはならないと確信していたディーノは無理矢理口を動かす。
「パパと、約束してるんだ、、、一人で家の外に出ないってッ!! だから行かないッ僕はこの家から一歩も出ない!!」
ディーノは小さな体に残っている全ての勇気を振り絞り、力強く顔を横に振った。
しかし其れでもピエロは一度掴んだ右腕を放そうとはしない。
「パパとの約束ぅ? 其れはパパに怒られるのが怖いから従ってるのかい?」
「違うッ、パパとの約束は、、、僕が約束を守りたいから従ってるんだ!」
ディーノは掴まれた腕を振りほどこうと振り回すが、ピエロは指が食い込む程の力を込めて握り込み皮膚の色が変色し始める。
もうこの頃になるとキャンディーへの誘惑は消え、感情は恐怖に埋まっていた。
ただひたすらに、ピエロマスクの下に顔を隠した感情の読めない理解不能な男の事が怖くて仕方が無かったのだ。
「パパとの約束を守りたい、、、じゃあ一緒に来れるよ。だって君のパパは今日この後すぐに殺されて、約束を守る相手はこの世界に存在しなくなるんだから」
無限のピエロ、チャムラップはそう嬉しそうに言うと、再びニンマリと破顔して悪意に満ち溢れた表情を形作ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる