19 / 29
本編
19.変わった未来と動き出した運命
しおりを挟む
side.エリシュア
「っ」
紅茶をかけられた。相手を睨んでも、悪びれた様子はなく寧ろ紅茶で汚れた俺を嘲笑う。
「なんだよ、平民風情が貴族である俺に文句でもあるのか?あるのなら言ってみろよ、平民」
「・・・・みんじゃない」
「あ?」
「平民じゃないっ!お前と同じ子爵家だ」
そう言うと周りからどっと笑いが起こった。
「マジで言ってんの?お前のお母様は平民じゃないか。薄汚い血が流れているのに、俺たちと同じだと思ってんの?」
「さすがは平民、身の程というのを知らない」
「父様は貴族だ」
「お前、子爵の本当の子なのか?母上が言ってたぞ。お前の母上は夫がいる身で子爵と愛人関係にあったって。そんなふしだらな女の腹が宿した子なんて信用できないって」
「母様の悪口を言うなっ!」
だから嫌だったんだ。いくら招待状が来ているからってお茶会に行くなんて。
将来、子爵家当主として人脈作りは大事だと母様と父様に言われて仕方なく参加したけど碌な目に合わない。それに誰も俺の参加なんか望んでない。
もし、これで魔力がないとバレれば俺の立場は完全になくなる。
結局、お茶会は散々な結果に終わった。
***
「こんな不味いお茶が飲めるかよっ!俺に平民の血が混じっているからって馬鹿にしてるんだろ」
不愉快なお茶会は望まれた通りさっさと退出した。家に帰って侍女が淹れたお茶を飲むとなぜかとても不味く感じた。すると、それを飲んだ俺を見て侍女が笑ったように見えたのだ。
「きゃっ」
カップを侍女に投げつけると反動で中に入っていたものが溢れた。侍女の頬や手が赤くなり、軽い火傷をしたのが分かった。でも、申し訳ないなんて思わない。俺を平民だと馬鹿にした相手だからだ。
「エ、エリシュア様」
か弱いふりをして、怯えるその姿は見ているだけで苛立ちが増す。
「どこの家の出だ?」
「ミ、ミミック男爵家です」
「へぇ~、あんた男爵令嬢だったんだ」
俺は知ってる。か弱いふりをして誰よりも陰湿でその見た目とは裏腹に醜悪なのがお前たち貴族だ。令嬢は特にそれが顕著だ。
「だから俺よりも上だとでも思ってるのか?」
「うっ、い、いえ、そのようなことは」
俺が前髪を掴んで持ち上げているからかとても苦しそうにしている。でも、そんなの俺には関係ない。先に俺を馬鹿にしたのはこいつだ。たかが使用人で、ただの男爵令嬢が子爵令息であり主人である俺を馬鹿にしたのだ。なら、何をしても許されるよな。
出来が悪い使用人を躾け直すのは主人の役目だ。
「誰が口答えしていいって言った?お前、やっぱり俺を馬鹿にしてんだろ」
侍女の腹を蹴り飛ばした。すると、面白いぐらい侍女は後ろに吹っ飛んだ。しかも男爵令嬢が子爵令息の部屋でゲロを吐くなんて、あはっ。笑っちゃう。男爵令嬢なのに汚ねぇ女
「おい、主人の部屋を汚してんじゃねぇよ」
「も、申し訳、グェッ」
侍女の後頭部を踏みつけるとカエルが潰れたような声が出しながら顔をゲロまみれにした。本当に汚い女
どうして、こんなに汚い女に馬鹿にされないといけないんだ。
「ムカつく」
「ぐっ」
俺が足を上げると侍女は顔を上げようとしたので再度踏みつけた。
「ムカつく、ムカつく、ムカつく」
何度も侍女の頭を踏みつける。侍女が声を上げなくなっても構わず踏み続けた。
「本当にムカつく」
全然、腹の虫が治らない。どうすれば治るんだろう。
「どうして俺には魔力がないんだ?俺も貴族なのに」
魔力がないというだけで偽物だと言われているように感じる。
***
「やぁ、君がエリシュア・ローティスだね」
魔力がないと判明して二年、十五歳になった俺は貴族が通う学校に在籍していた。もちろん、魔力がないということを隠して。
魔石を使って誤魔化してはいるけど、魔石は希少だし高額だ。魔法を無駄遣いできないせいで成績で決まるクラス分けは底辺になってしまった。魔法さえ使えれば俺はもっと上にいけるのに。
二年経っても鬱屈した思いが消えることはなく、学校でも浮いた存在になっていた俺にある日、雲の上の存在であるはずの王太子殿下に声をかけられた。
「少し時間、いいかな?」
「はい」
雲の上の存在の人が一体なんの用なのか、警戒心が全くないわけではないけど子爵令息の俺が断れるはずもない。たとえ人目がないとはいえ。
殿下に連れて行かれたのは学校側が用意した王族専用の部屋だ。入れるのは殿下が許可した者のみだと聞いている。まさか俺がそんな部屋に入れる日が来るなんて。
「かけなさい」
「し、失礼します」
「実はね、君に協力して欲しいことがあるんだ」
「ただの子爵令息である俺に、殿下の期待に添えるような働きができるとは思いませんが」
今の言葉は不敬になってはいないだろうか?
殿下は終始笑顔で何を考えているのかよく分からない。
「君にしかできないことだよ」
そう言って殿下は誰もいない部屋で話しなんて聞いている人がいるわけでもないのに、それでも聞かれないように声を顰めて言った。
「魔力が欲しくないかい?」
「っ」
その質問はおかしい。それは俺が魔力がない前提じゃないとされないものだ。どうして知っている?知っているのは殿下だけか?もしそうじゃなかったら、もし他の貴族連中にバレれば俺はまた馬鹿にされるのか?
どうして俺ばかりこんな惨めな思いをしなくてはいけないんだ。
「大丈夫だよ。知っているは俺だけだ」
「っ、どうして殿下は?」
「適した人材がないかを調べた結果だよ。それで、魔力が欲しくはないかい?」
「手に入れられるのなら欲しいです」
そうすれば俺ば完璧な貴族になれる。もう平民だと馬鹿にされることはない。
俺の答えを聞いた殿下は笑みを深めた。
「では、今日からよろしくね、エリシュア」
これが地獄の始まりだった。
「っ」
紅茶をかけられた。相手を睨んでも、悪びれた様子はなく寧ろ紅茶で汚れた俺を嘲笑う。
「なんだよ、平民風情が貴族である俺に文句でもあるのか?あるのなら言ってみろよ、平民」
「・・・・みんじゃない」
「あ?」
「平民じゃないっ!お前と同じ子爵家だ」
そう言うと周りからどっと笑いが起こった。
「マジで言ってんの?お前のお母様は平民じゃないか。薄汚い血が流れているのに、俺たちと同じだと思ってんの?」
「さすがは平民、身の程というのを知らない」
「父様は貴族だ」
「お前、子爵の本当の子なのか?母上が言ってたぞ。お前の母上は夫がいる身で子爵と愛人関係にあったって。そんなふしだらな女の腹が宿した子なんて信用できないって」
「母様の悪口を言うなっ!」
だから嫌だったんだ。いくら招待状が来ているからってお茶会に行くなんて。
将来、子爵家当主として人脈作りは大事だと母様と父様に言われて仕方なく参加したけど碌な目に合わない。それに誰も俺の参加なんか望んでない。
もし、これで魔力がないとバレれば俺の立場は完全になくなる。
結局、お茶会は散々な結果に終わった。
***
「こんな不味いお茶が飲めるかよっ!俺に平民の血が混じっているからって馬鹿にしてるんだろ」
不愉快なお茶会は望まれた通りさっさと退出した。家に帰って侍女が淹れたお茶を飲むとなぜかとても不味く感じた。すると、それを飲んだ俺を見て侍女が笑ったように見えたのだ。
「きゃっ」
カップを侍女に投げつけると反動で中に入っていたものが溢れた。侍女の頬や手が赤くなり、軽い火傷をしたのが分かった。でも、申し訳ないなんて思わない。俺を平民だと馬鹿にした相手だからだ。
「エ、エリシュア様」
か弱いふりをして、怯えるその姿は見ているだけで苛立ちが増す。
「どこの家の出だ?」
「ミ、ミミック男爵家です」
「へぇ~、あんた男爵令嬢だったんだ」
俺は知ってる。か弱いふりをして誰よりも陰湿でその見た目とは裏腹に醜悪なのがお前たち貴族だ。令嬢は特にそれが顕著だ。
「だから俺よりも上だとでも思ってるのか?」
「うっ、い、いえ、そのようなことは」
俺が前髪を掴んで持ち上げているからかとても苦しそうにしている。でも、そんなの俺には関係ない。先に俺を馬鹿にしたのはこいつだ。たかが使用人で、ただの男爵令嬢が子爵令息であり主人である俺を馬鹿にしたのだ。なら、何をしても許されるよな。
出来が悪い使用人を躾け直すのは主人の役目だ。
「誰が口答えしていいって言った?お前、やっぱり俺を馬鹿にしてんだろ」
侍女の腹を蹴り飛ばした。すると、面白いぐらい侍女は後ろに吹っ飛んだ。しかも男爵令嬢が子爵令息の部屋でゲロを吐くなんて、あはっ。笑っちゃう。男爵令嬢なのに汚ねぇ女
「おい、主人の部屋を汚してんじゃねぇよ」
「も、申し訳、グェッ」
侍女の後頭部を踏みつけるとカエルが潰れたような声が出しながら顔をゲロまみれにした。本当に汚い女
どうして、こんなに汚い女に馬鹿にされないといけないんだ。
「ムカつく」
「ぐっ」
俺が足を上げると侍女は顔を上げようとしたので再度踏みつけた。
「ムカつく、ムカつく、ムカつく」
何度も侍女の頭を踏みつける。侍女が声を上げなくなっても構わず踏み続けた。
「本当にムカつく」
全然、腹の虫が治らない。どうすれば治るんだろう。
「どうして俺には魔力がないんだ?俺も貴族なのに」
魔力がないというだけで偽物だと言われているように感じる。
***
「やぁ、君がエリシュア・ローティスだね」
魔力がないと判明して二年、十五歳になった俺は貴族が通う学校に在籍していた。もちろん、魔力がないということを隠して。
魔石を使って誤魔化してはいるけど、魔石は希少だし高額だ。魔法を無駄遣いできないせいで成績で決まるクラス分けは底辺になってしまった。魔法さえ使えれば俺はもっと上にいけるのに。
二年経っても鬱屈した思いが消えることはなく、学校でも浮いた存在になっていた俺にある日、雲の上の存在であるはずの王太子殿下に声をかけられた。
「少し時間、いいかな?」
「はい」
雲の上の存在の人が一体なんの用なのか、警戒心が全くないわけではないけど子爵令息の俺が断れるはずもない。たとえ人目がないとはいえ。
殿下に連れて行かれたのは学校側が用意した王族専用の部屋だ。入れるのは殿下が許可した者のみだと聞いている。まさか俺がそんな部屋に入れる日が来るなんて。
「かけなさい」
「し、失礼します」
「実はね、君に協力して欲しいことがあるんだ」
「ただの子爵令息である俺に、殿下の期待に添えるような働きができるとは思いませんが」
今の言葉は不敬になってはいないだろうか?
殿下は終始笑顔で何を考えているのかよく分からない。
「君にしかできないことだよ」
そう言って殿下は誰もいない部屋で話しなんて聞いている人がいるわけでもないのに、それでも聞かれないように声を顰めて言った。
「魔力が欲しくないかい?」
「っ」
その質問はおかしい。それは俺が魔力がない前提じゃないとされないものだ。どうして知っている?知っているのは殿下だけか?もしそうじゃなかったら、もし他の貴族連中にバレれば俺はまた馬鹿にされるのか?
どうして俺ばかりこんな惨めな思いをしなくてはいけないんだ。
「大丈夫だよ。知っているは俺だけだ」
「っ、どうして殿下は?」
「適した人材がないかを調べた結果だよ。それで、魔力が欲しくはないかい?」
「手に入れられるのなら欲しいです」
そうすれば俺ば完璧な貴族になれる。もう平民だと馬鹿にされることはない。
俺の答えを聞いた殿下は笑みを深めた。
「では、今日からよろしくね、エリシュア」
これが地獄の始まりだった。
191
あなたにおすすめの小説
【完結】これをもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
何もしない公爵夫人ですが、なぜか屋敷がうまく回っています
鷹 綾
恋愛
辺境公爵カーネル・クリスの妻となったフィレ・バーナード。
けれど彼女は、屋敷を仕切ることも、改革を行うことも、声高に意見を述べることもしなかった。
指示を出さない。
判断を奪わない。
必要以上に関わらない。
「何もしない夫人」として、ただ静かにそこにいるだけ。
それなのに――
いつの間にか屋敷は落ち着き、
使用人たちは迷わなくなり、
人は出入りし、戻り、また進んでいくようになる。
誰かに依存しない。
誰かを支配しない。
それでも確かに“安心できる場所”は、彼女の周りに残っていた。
必要とされなくてもいい。
役に立たなくてもいい。
それでも、ここにいていい。
これは、
「何もしない」ことで壊れなかった関係と、
「奪わない」ことで続いていった日常を描く、
静かでやさしい結婚生活の物語。
婚約者を奪った妹と縁を切り、辺境領を継いだら勇者一行がついてきました
藤原遊
ファンタジー
婚約発表の場で、妹に婚約者を奪われた。
家族にも教会にも見放され、聖女である私・エリシアは “不要” と切り捨てられる。
その“褒賞”として押しつけられたのは――
魔物と瘴気に覆われた、滅びかけの辺境領だった。
けれど私は、絶望しなかった。
むしろ、生まれて初めて「自由」になれたのだ。
そして、予想外の出来事が起きる。
――かつて共に魔王を倒した“勇者一行”が、次々と押しかけてきた。
「君をひとりで行かせるわけがない」
そう言って微笑む勇者レオン。
村を守るため剣を抜く騎士。
魔導具を抱えて駆けつける天才魔法使い。
物陰から見守る斥候は、相変わらず不器用で優しい。
彼らと力を合わせ、私は土地を浄化し、村を癒し、辺境の地に息を吹き返す。
気づけば、魔物巣窟は制圧され、泉は澄み渡り、鉱山もダンジョンも豊かに開き――
いつの間にか領地は、“どの国よりも最強の地”になっていた。
もう、誰にも振り回されない。
ここが私の新しい居場所。
そして、隣には――かつての仲間たちがいる。
捨てられた聖女が、仲間と共に辺境を立て直す。
これは、そんな私の第二の人生の物語。
学園では婚約者に冷遇されていますが、有能なので全く気になりません。〜学園でお山の大将されてても、王宮では私の方が有能ですから〜
織り子
恋愛
王都カラディナにある国立魔術学園では、満十六歳の生徒たちの社交界デビューを兼ねた盛大なパーティーが開かれていた。
侯爵令嬢タレイア・オルトランは、婚約者である第二王子アスラン・オグセリアの迎えを待つも、結局ひとりで会場へ向かうことになる。
学園では身分の差がないとはいえ、アスランが公然とタレイアを侮辱し続けてきたことで、彼女は生徒たちから冷笑と蔑視の的となっていた。しかしタレイアは、王城で政務を担ってきた聡明さと矜持を失わず、毅然と振る舞う。
婚約破棄されたその後は、何も起きない日々でした
ふわふわ
恋愛
婚約破棄――
それは、多くの令嬢にとって人生を揺るがす一大事件。
けれど彼女は、泣き叫ぶことも、復讐に走ることもなかった。
「……では、私は日常に戻ります」
派手なざまぁも、劇的な逆転劇もない。
彼女が選んだのは、線を引き、基準を守り、同じ判断を繰り返すこと。
王宮では改革が進み、領地では生活が整えられていく。
誰かが声高に称えられることもなく、
誰かが悪役として裁かれることもない。
それでも――
混乱は起きず、争いは減り、
人々は「明日も今日と同じである」ことを疑わなくなっていく。
選ばない勇気。
変えない決断。
名を残さず、英雄にならない覚悟。
これは、
婚約破棄をきっかけに
静かに日常を守り続けた一人の令嬢と、
その周囲が“当たり前”を取り戻していく物語。
派手ではない。
けれど、確かに強い。
――それでも、日常は続く。
わたくしは何も存じません
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
『今回』は大切にする? そもそも『前回』を存じませんので結構です!
冤罪による凄惨な死を与えられた、アードラー王国の公爵令嬢ガブリエルは、死の間際に女神に祈った。願いを聞き届けた女神アルティナは、世界にやり直しを命じる。
目覚めた人々は、過去の過ちを悔いて言動を改めた。異世界から来た聖女への盲信を捨て、王族に疑いの目を向ける。取り繕おうとする彼らの足元が崩れる中、ガブリエルだけが『前回』を覚えていなかった。
守ろうとする周囲、取り込もうと画策する王家。ロイスナー公爵家は独立を選び、記憶を持たない娘の幸せを模索する。
ハッピーエンド確定(ロイスナー公爵家側)
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2025/12/29……小柄になろう、[四半期]ヒューマンドラマ〔文芸〕 1位
2025/10/17……小説家になろう、日間ハイファンタジー連載 3位
2025/10/17……エブリスタ、トレンド#ファンタジー 1位
2025/10/17……アルファポリス、HOT女性向け 12位
2025/10/16……連載開始
聖女を追い出しても平気だと思っていた国の末路
藤原遊
ファンタジー
聖女が国を去った日、神官長は分かっていた。
この国は、彼女を軽く扱いすぎたのだと。
「聖女がいなくても平気だ」
そう言い切った王子と人々は、
彼女が“何もしていない”まま国が崩れていく現実を、
やがて思い知ることになる。
――これは、聖女を追い出した国の末路を、
静かに見届けた者の記録。
【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/06/22……完結
2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位
2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位
2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる