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第30話 オマエは俺の所有物
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言われるがまま上着のボタンを外すと、きのう怜央につけられた痕が体中に残っていることをあらためて思い知らされた。
キスマークなんてそんな可愛らしいものじゃない。
まるで、痣。
赤や紫の痕は痛々しくて見るのも嫌になる。
そんな痕をじっくりと眺めながら
「いいね。俺の所有物って感じ」
ニヤニヤと怜央が嘲笑う。
意地悪な態度も馬鹿にするような言葉も脳ミソが勝手に変換していく。
ヤキモチを妬かせたから。
きっとそう。
ただ怒っているだけ。
だからこんな意地悪になってしまうんだと自分を納得させてしまう。
「俺だってこんなことはしたくないんだけど仕方ないよな?稲穂がイラつかせるから」
俯き気味の稲穂の顔をグッと下から覗き込んで怜央が吐き捨てるように言う。
「…ごめん」
思うように声が出ない。
だけどこれもぜんぶ私のせい。
「稲穂はさぁ、俺の所有物みたいなもんなんだから、ちゃあんとおとなしくしてなきゃダメでしょ?」
怜央の言葉に頷いて
「ごめんなさい…」
気持ちを込めて謝れば大丈夫。
「いいね、その表情。涙、こぼれちゃうよ?」
ぺろりと稲穂の目を舐めながら稲穂の頭をやさしく撫でる怜央。
そんな怜央が無性にやさしく感じてしまう。
心の中がふわっとあたたかい気持ちになったとき
「ほら、さっさとブラとれよ。お詫びにご奉仕しないとだろ?」
冷たい声が稲穂の耳に飛んできた。
キスマークなんてそんな可愛らしいものじゃない。
まるで、痣。
赤や紫の痕は痛々しくて見るのも嫌になる。
そんな痕をじっくりと眺めながら
「いいね。俺の所有物って感じ」
ニヤニヤと怜央が嘲笑う。
意地悪な態度も馬鹿にするような言葉も脳ミソが勝手に変換していく。
ヤキモチを妬かせたから。
きっとそう。
ただ怒っているだけ。
だからこんな意地悪になってしまうんだと自分を納得させてしまう。
「俺だってこんなことはしたくないんだけど仕方ないよな?稲穂がイラつかせるから」
俯き気味の稲穂の顔をグッと下から覗き込んで怜央が吐き捨てるように言う。
「…ごめん」
思うように声が出ない。
だけどこれもぜんぶ私のせい。
「稲穂はさぁ、俺の所有物みたいなもんなんだから、ちゃあんとおとなしくしてなきゃダメでしょ?」
怜央の言葉に頷いて
「ごめんなさい…」
気持ちを込めて謝れば大丈夫。
「いいね、その表情。涙、こぼれちゃうよ?」
ぺろりと稲穂の目を舐めながら稲穂の頭をやさしく撫でる怜央。
そんな怜央が無性にやさしく感じてしまう。
心の中がふわっとあたたかい気持ちになったとき
「ほら、さっさとブラとれよ。お詫びにご奉仕しないとだろ?」
冷たい声が稲穂の耳に飛んできた。
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