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第81話 警告
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「すごい、どうしよう…。なんか、いろんな人が関わってくる…」
思わずそう漏らした末明に
「激しく同意」
柚吏も同意。
「しかもキャラ濃いヤツばっか!十時爪子もいきなり末明の髪の毛を切断してくるとか、ヤバすぎるだろ。去っていくのが早すぎて文句も言えなかったけど。ごめん」
「全然。そんなこと気にしないで。任務中の忍者にとって、髪の毛ぐらいなんでもない」
「…髪は女の命なんじゃねぇの?」
かなり気にしている様子の柚吏に申し訳ない気持ちになる。
あれはただ単純に試されただけ。
そして、私の動きが遅かったから髪を切ってきた。
警告…。
ちゃんと訓練しておかないとやられちゃうって、そう注意しにきた感じだった。
「でもまぁ、なんだか自我の柚吏を封じ込める気もなさそうだったし…」
それに、私と柚吏にはくっついてほしいって言ってたし。
「…悪い人ではなさそうだよね?まぁ、言ってたことが嘘か本当かは謎だけど」
「でもまぁ嘘をつくならもうちょっと、印象がいい感じで登場するんじゃないか?」
「…確かに」
「それにしても次から次にいろんなヤツらが関わってくるから、頭がこんがらがってくるな。誰が味方で敵なのかも謎だし」
「そうだよね。影薄先生なんていままで、どんな雰囲気だったのか、どんな服装や髪型をしていたのか、男だったのか女だったのかさえ記憶から抜け落ちてしまうほど存在感なかったもんね」
「だな」
「それがいきなり“葉擦れの術”を応用したマスクをくれたり、自分も忍者だって暴露してくれたり。なんか変な感じ。いきなりこんなことになって正直、戸惑うよね」
「だよな。俺も戸惑ってる。自我を封じ込められることなんてずっと昔からのお約束だったし…、抵抗なんかしても無駄なんだろうなって気持ちもどこかにあったし。でも…」
チラっと末明を見た柚吏はそのまま言葉を詰まらせたあと、
「俺も…、皇帝に勧められたパルクールと護身術、やらなきゃだよなぁ…」
空を仰いでつぶやいた。
思わずそう漏らした末明に
「激しく同意」
柚吏も同意。
「しかもキャラ濃いヤツばっか!十時爪子もいきなり末明の髪の毛を切断してくるとか、ヤバすぎるだろ。去っていくのが早すぎて文句も言えなかったけど。ごめん」
「全然。そんなこと気にしないで。任務中の忍者にとって、髪の毛ぐらいなんでもない」
「…髪は女の命なんじゃねぇの?」
かなり気にしている様子の柚吏に申し訳ない気持ちになる。
あれはただ単純に試されただけ。
そして、私の動きが遅かったから髪を切ってきた。
警告…。
ちゃんと訓練しておかないとやられちゃうって、そう注意しにきた感じだった。
「でもまぁ、なんだか自我の柚吏を封じ込める気もなさそうだったし…」
それに、私と柚吏にはくっついてほしいって言ってたし。
「…悪い人ではなさそうだよね?まぁ、言ってたことが嘘か本当かは謎だけど」
「でもまぁ嘘をつくならもうちょっと、印象がいい感じで登場するんじゃないか?」
「…確かに」
「それにしても次から次にいろんなヤツらが関わってくるから、頭がこんがらがってくるな。誰が味方で敵なのかも謎だし」
「そうだよね。影薄先生なんていままで、どんな雰囲気だったのか、どんな服装や髪型をしていたのか、男だったのか女だったのかさえ記憶から抜け落ちてしまうほど存在感なかったもんね」
「だな」
「それがいきなり“葉擦れの術”を応用したマスクをくれたり、自分も忍者だって暴露してくれたり。なんか変な感じ。いきなりこんなことになって正直、戸惑うよね」
「だよな。俺も戸惑ってる。自我を封じ込められることなんてずっと昔からのお約束だったし…、抵抗なんかしても無駄なんだろうなって気持ちもどこかにあったし。でも…」
チラっと末明を見た柚吏はそのまま言葉を詰まらせたあと、
「俺も…、皇帝に勧められたパルクールと護身術、やらなきゃだよなぁ…」
空を仰いでつぶやいた。
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