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第1話 やさしかった母親の転落
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「えっろ…。梓(あずさ)さん、最高っすね…。めっちゃいい眺め。えろすぎ…」
まさか自宅アパートの玄関ドアを開けるなりこんな卑猥な会話が聞こえるなんて、つい最近までは想像したこともなかった。
でも、いまはこれが現実。
下手に巻き込まれないようそっと玄関ドアを閉めて溜め息をつく。
その薄い玄関ドアを隔てて聞こえてくるのは、やさしかった母親の喘ぎ声。
いつからだっけ?
どうしてこうなったのか、記憶を辿ってみてもはっきりとはわからない。
確か昔のママ友から連絡があって…?
久々に飲みに行ったらホストクラブだったとかいう話は1年とかくらい前に聞いたっけな。
そのときは
「なにそれ~!」
って笑って話した記憶がある。
店にいたホストが意外とイケメンだったとか?
もう、そんな話すら笑ってできなくなっちゃった。
口を開けば
「お金がない」
「バイトは?」
「私だってシングルでずっと我慢して働いてきたんだから、あんたも少しぐらいは家に入れてよ」
って、お金を渡しら一瞬で使う。
ホストにクスリ。
だから普通のバイトじゃ追いつかない?
普通、子どもにパパ活とか勧めるかな。
ほんと最低。
「…あ、里奈ちゃんだよね、待った?」
まさか自宅アパートの玄関ドアを開けるなりこんな卑猥な会話が聞こえるなんて、つい最近までは想像したこともなかった。
でも、いまはこれが現実。
下手に巻き込まれないようそっと玄関ドアを閉めて溜め息をつく。
その薄い玄関ドアを隔てて聞こえてくるのは、やさしかった母親の喘ぎ声。
いつからだっけ?
どうしてこうなったのか、記憶を辿ってみてもはっきりとはわからない。
確か昔のママ友から連絡があって…?
久々に飲みに行ったらホストクラブだったとかいう話は1年とかくらい前に聞いたっけな。
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「なにそれ~!」
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もう、そんな話すら笑ってできなくなっちゃった。
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「お金がない」
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