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第7話 不愛想な能面
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いろいろと話しているうちに第4倉庫の前まで到着。
それはびっくりするぐらいあっという間の出来事だった。
しゃべり足りないと思ってしまうほど話しやすかったなぁ…。
同じ会社の男性でここまで話せる人がいたなんてちょっと驚きかも。
「香村さん、すごく話しやすくてびっくり。なんかすごく楽しかった」
微笑みながら相師が第4倉庫のドアノブに手をかけようとしたとき
「なんだ?そのニヤついた締まりのない顔は」
第4倉庫の扉が開くとともに不愛想な男がひとり。
少し前に広報部へと異動してきた飛鷹伊織が入口を塞ぐ格好になっていた2人に
「…俺、出たいんだけど」
不機嫌そうな顔で言う。
「はぁあああ、相変わらず愛想も悪いし態度も悪いし…」
溜め息をついた相師が
「社会人失格」
言った言葉に
「社会人失格」
飛鷹の言葉が重なった。
「お、おお…。わかっているならもう少しどうにかならないか?その能面…」
苦笑いする相師に
「だから言っただろう?俺は人が嫌いなんだ。愛想笑いをするくらいなら元の部署へ戻る」
表情をまったく変えずに答えた飛鷹は
「そこを通りたいんだが…。なにか用か?」
怪訝そうに聞く。
「ははは。ごめんね香村さん。こいつ、ほんと愛想悪くて…。…で、何だっけ?企画書を持って来てくれたんだったよね?」
相師は申し訳なさそうに沙那に声をかけて企画書を受け取ると飛鷹に渡す。
「こんなヤツに企画書を手渡しして目の前でチェックされるのは嫌だよねぇ?メールでやり取りをすればいいのに…」
重い溜め息をついた相師を見て沙那は納得した。
由衣が苦手だって言ってた理由、わかってきたかも。
それはびっくりするぐらいあっという間の出来事だった。
しゃべり足りないと思ってしまうほど話しやすかったなぁ…。
同じ会社の男性でここまで話せる人がいたなんてちょっと驚きかも。
「香村さん、すごく話しやすくてびっくり。なんかすごく楽しかった」
微笑みながら相師が第4倉庫のドアノブに手をかけようとしたとき
「なんだ?そのニヤついた締まりのない顔は」
第4倉庫の扉が開くとともに不愛想な男がひとり。
少し前に広報部へと異動してきた飛鷹伊織が入口を塞ぐ格好になっていた2人に
「…俺、出たいんだけど」
不機嫌そうな顔で言う。
「はぁあああ、相変わらず愛想も悪いし態度も悪いし…」
溜め息をついた相師が
「社会人失格」
言った言葉に
「社会人失格」
飛鷹の言葉が重なった。
「お、おお…。わかっているならもう少しどうにかならないか?その能面…」
苦笑いする相師に
「だから言っただろう?俺は人が嫌いなんだ。愛想笑いをするくらいなら元の部署へ戻る」
表情をまったく変えずに答えた飛鷹は
「そこを通りたいんだが…。なにか用か?」
怪訝そうに聞く。
「ははは。ごめんね香村さん。こいつ、ほんと愛想悪くて…。…で、何だっけ?企画書を持って来てくれたんだったよね?」
相師は申し訳なさそうに沙那に声をかけて企画書を受け取ると飛鷹に渡す。
「こんなヤツに企画書を手渡しして目の前でチェックされるのは嫌だよねぇ?メールでやり取りをすればいいのに…」
重い溜め息をついた相師を見て沙那は納得した。
由衣が苦手だって言ってた理由、わかってきたかも。
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