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第17話 感じる身の危険
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「抜けている刑事が担当でよかったな。普通は音信不通になったあと連絡したかどうかだけでなく、相手の家に行ったかどうかも聞くと思うが…」
生活安全課の近くにあったロビーで待っていた飛鷹が呆れたように言い
「そんなことどうでもいいじゃん。うまく行方不明を受理してもらえたわけだし」
相師は満面の笑みを浮かべて沙那を出迎えた。
そして警察署からの帰り道、ATMに立ち寄った相師から手渡されたのが約束していた50万円。
「…え?こ、これを持ち歩くのは怖いんですけど…」
苦笑いした沙那に
「誰が持ち歩けと言った?いますぐ返済しないといけないところへ入金しろ」
強く飛鷹に促され全額入金するハメになった。
あぁ…、少しくらいは手元に置いておきたかったのに…。
悲しむ沙那の隣で
「ところで相師、こいつを匿う場所は確保してあるんだろうな?」
飛鷹が聞いた。
「…え?」
驚いたのは相師だけではない。
「えっと…、私を匿うって、どういうことですか?」
「3股をかけられていたとはいえ、あんたは行方不明になった白藤拓人と付き合っていたわけだし、行方不明届も出した。白藤拓人が自分の意思で行方を眩ませたなら話は別だが、今回は例の事件に巻き込まれて行方不明になった可能性が高い。匿ったほうが安全だろう?」
「いやでも飛鷹、そんなこと急に言われても…。一応そういうのも込みでの50万円かと思ってたから…」
「だったらこいつが支払いする前に言え」
「それを言うなら飛鷹だって!」
言い争う2人を見て沙那はゴクリと息を呑んだ。
例の事件って、なに…?
しかも匿うとか。
…私…
…なんだか、危ない話に巻き込まれていってる?!
身の危険を感じるんだけど…!
生活安全課の近くにあったロビーで待っていた飛鷹が呆れたように言い
「そんなことどうでもいいじゃん。うまく行方不明を受理してもらえたわけだし」
相師は満面の笑みを浮かべて沙那を出迎えた。
そして警察署からの帰り道、ATMに立ち寄った相師から手渡されたのが約束していた50万円。
「…え?こ、これを持ち歩くのは怖いんですけど…」
苦笑いした沙那に
「誰が持ち歩けと言った?いますぐ返済しないといけないところへ入金しろ」
強く飛鷹に促され全額入金するハメになった。
あぁ…、少しくらいは手元に置いておきたかったのに…。
悲しむ沙那の隣で
「ところで相師、こいつを匿う場所は確保してあるんだろうな?」
飛鷹が聞いた。
「…え?」
驚いたのは相師だけではない。
「えっと…、私を匿うって、どういうことですか?」
「3股をかけられていたとはいえ、あんたは行方不明になった白藤拓人と付き合っていたわけだし、行方不明届も出した。白藤拓人が自分の意思で行方を眩ませたなら話は別だが、今回は例の事件に巻き込まれて行方不明になった可能性が高い。匿ったほうが安全だろう?」
「いやでも飛鷹、そんなこと急に言われても…。一応そういうのも込みでの50万円かと思ってたから…」
「だったらこいつが支払いする前に言え」
「それを言うなら飛鷹だって!」
言い争う2人を見て沙那はゴクリと息を呑んだ。
例の事件って、なに…?
しかも匿うとか。
…私…
…なんだか、危ない話に巻き込まれていってる?!
身の危険を感じるんだけど…!
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