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第51話 注目と嫉妬の嵐
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「え~っ!なんで広報部の上原さんと営業企画部の香村さんがいっしょに通勤してくるの?しかもイケメンだけど能面で近寄りがたい飛鷹さんともいっしょとか!」
通勤のためCREATEの自社ビル、1Fのエントランスに足を踏み入れた途端、それはもう注目の的。
女子社員たちの視線が一気に突き刺さって、嫉妬の嵐が襲ってきた。
上原さんと飛鷹さん、どっちもモデル級のイケメン。
誰にでもやさしくてノリもいいけど浮いた話がない上原さんと、不愛想で言葉もきつくて人を寄せつけない雰囲気の飛鷹さんはいつも注目されていたし、こうなるよね…。
2人とも恋人の話や浮いた噂がないうえ、上原さんにだけは気を許している感じの飛鷹さんを見てのBL妄想も激化。
周囲の盛り上がりが半端なかったところに私みたいなやつと3人で出勤するとかもう、噂の餌食でしかない。
飛鷹さんなんて広報部に移動してきてまだ3週間くらいだし、これ以上みんなからいろいろ妄想されるのは気の毒だからと家を出るときには私なりに気を遣って別行動を提案した。
会社が近くなったら私だけ別で出勤しますって伝えたのに…。
飛鷹さんは
「噂する人間なんて放っておけばいい」
なんて言うし
「きのう香村さんを襲おうとした川崎由衣さんのことだって心配だからね。別に2人だけで出勤したってわけでもないんだし、そんな噂にならないでしょ?」
上原さんにはそう言われたからいっしょに出勤したけど、やっぱりこれは間違いだった。
視線が痛い。
みんなの嫉妬も怖いくらい伝わってくる。
委縮して小さくなっていた沙那は飛鷹と目が合って、さらに嫌な予感がした。
そんな嫌な予感は大当たり。
周囲の視線から沙那を庇うようにかなり近づいて歩きはじめたことでエントランスはどえらい騒ぎとなった。
通勤のためCREATEの自社ビル、1Fのエントランスに足を踏み入れた途端、それはもう注目の的。
女子社員たちの視線が一気に突き刺さって、嫉妬の嵐が襲ってきた。
上原さんと飛鷹さん、どっちもモデル級のイケメン。
誰にでもやさしくてノリもいいけど浮いた話がない上原さんと、不愛想で言葉もきつくて人を寄せつけない雰囲気の飛鷹さんはいつも注目されていたし、こうなるよね…。
2人とも恋人の話や浮いた噂がないうえ、上原さんにだけは気を許している感じの飛鷹さんを見てのBL妄想も激化。
周囲の盛り上がりが半端なかったところに私みたいなやつと3人で出勤するとかもう、噂の餌食でしかない。
飛鷹さんなんて広報部に移動してきてまだ3週間くらいだし、これ以上みんなからいろいろ妄想されるのは気の毒だからと家を出るときには私なりに気を遣って別行動を提案した。
会社が近くなったら私だけ別で出勤しますって伝えたのに…。
飛鷹さんは
「噂する人間なんて放っておけばいい」
なんて言うし
「きのう香村さんを襲おうとした川崎由衣さんのことだって心配だからね。別に2人だけで出勤したってわけでもないんだし、そんな噂にならないでしょ?」
上原さんにはそう言われたからいっしょに出勤したけど、やっぱりこれは間違いだった。
視線が痛い。
みんなの嫉妬も怖いくらい伝わってくる。
委縮して小さくなっていた沙那は飛鷹と目が合って、さらに嫌な予感がした。
そんな嫌な予感は大当たり。
周囲の視線から沙那を庇うようにかなり近づいて歩きはじめたことでエントランスはどえらい騒ぎとなった。
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